安孫子 勇一(アビコ ユウイチ)
経済学部 総合経済政策学科 | 教授 |
Last Updated :2024/09/14
■教員コメント
コメント
日本銀行で金融調査・産業調査に約20年携わった経験を活かし、金融論を研究しています。地域金融や金融政策が専門ですが、日本の実体経済についても統計データに基づき幅広く分析しています。
報道関連出演・掲載一覧
<報道関連出演・掲載一覧>
●2023/9/5
読売新聞
コロナ助成金の不正受給件数の多さについて
●2020/8/18
読売新聞
信用金庫が地域産業育成への関与を強めていることについて
●2020/4/23
読売新聞
関西地方銀行の改革について
●2020/4/15
読売新聞
コロナウイルス休業要請対象事業者への補償について
●2019/12/14
毎日新聞
「県政治意識調査」について
●2019/12/9
朝日新聞
「県政治意識調査」について
●2019/12/6
日本経済新聞
「紀陽銀がITコンサル」について
●2019/12/3
日本経済新聞
「ITコンサル 攻める紀陽銀」について
●2017/9/27
産経新聞
地銀の統合について
●2017/3/21
産経新聞
関西3地銀統合について
●2017/3/4
読売新聞
地銀再編について
●2015/12/19
奈良テレビ「奈良!そこが知りたい」
統計活用の重要性について。
●2015/11/11
産経新聞 夕刊
不正融資について。
■研究者基本情報
J-Global ID
研究キーワード
- 金融政策 国際金融 地域金融 Monetary Policy International Finance Regional Finance
現在の研究分野(キーワード)
日本銀行で金融調査・産業調査に約20年携わった経験を活かし、金融論を研究しています。地域金融や金融政策が専門ですが、日本の実体経済についても統計データに基づき幅広く分析しています。
■経歴
経歴
■研究活動情報
論文
- 企業側データからみた中小企業の借入金利の特徴点安孫子 勇一金融構造研究会 金融構造研究 33 33 - 45 2011年05月 [招待有り]
- 企業規模別の借入金利の特徴点―企業側データからみた計量分析―安孫子 勇一九州大学経済学会 経済学研究 76 5 79 - 104 2010年02月 [査読有り]
- 近年のマネーサプライ伸び悩みの背景 ― パネル・データを用いた都道府県別預金の実証分析安孫子 勇一生駒経済論叢 4 2 1 - 29 近畿大学経済学会 2006年12月
- 「地方銀行の再建成功事例と現代的解釈 ― 戦後の北部九州の1銀行の事例」(吉岡孝昭氏と共著)『大阪大学経済学』 53巻第3号265~290頁 2003年
- 「パネル・データを用いた地域貸出と地域経済活動に関する実証分析」(吉岡孝昭氏と共著)『大阪大学経済学』 第53巻第2号53~70頁 2003年
- 「経済指標等が金融市場に及ぼすインパクト」『証券アナリストジャーナル』、証券アナリスト協会 1999年2月号69~86頁 1999年 [査読有り]
- 「金融機関の不良債権問題に関する一考察 ― 現在の開示状況と『早期是正措置』導入の意義」郵政省郵政研究所『郵政研究所月報』 No.109(1997年10月号)21~45頁 1997年
MISC
- 由里宗之著「日米地域銀行の存続と再編 ―なぜ日本の地域銀行は減っていくのか」安孫子 勇一 金融経済研究 (42) 87 -90 2019年08月 [招待有り]
- シンポジウム(日本インターンシップ学会第16回大会)「大阪・兵庫・和歌山での地域連携の実例」安孫子; 勇一; 編集 インターンシップ研究年報 (19) 35 -51 2016年11月 [招待有り]
- 基調報告(日本インターンシップ学会第16回大会)安孫子; 勇一; 編集 インターンシップ研究年報 (19) 15 -34 2016年11月 [招待有り]
- 「リレバン」とは何だったのか安孫子 勇一 月刊 金融ジャーナル 2016年6月号 20 -23 2016年06月 [招待有り]
- 経営分析シリーズ25 京都銀行と滋賀銀行 下 滋賀銀行安孫子 勇一 月刊金融ジャーナル 2007年2月号 33 -38 2007年02月 [招待有り]
- 経営分析シリーズ25 京都銀行と滋賀銀行 上 京都銀行安孫子 勇一 月刊 金融ジャーナル 2007年1月号 39 -44 2007年01月 [招待有り]
- 「大学院におけるインターンシップ ― 大阪大学(経済学研究科)での実践事例 ― 」日本インターンシップ学会『インターンシップ研究年報』 第8号31~40頁 2005年
書籍等出版物
- 「知っておきたい金融論 ― バブル後日本の金融の大きな変化」(第二刷<一部改訂>)安孫子 勇一 晃洋書房 2011年04月
- 筒井義郎・植村修一編「リレーションシップバンキングと地域金融」 第6章(161~191頁), 沖縄県の相対的な高金利 ― 全国との比較による計量分析安孫子 勇一 (担当:共著範囲:)日本経済新聞出版社 2007年05月企業のデータを使って、他県と比較して沖縄県の貸出金利が高いことを明らかにし、その原因を探った。信用リスクや資金需要といった企業の個別事情を考慮してもこの差を説明できないことから、地域別に貸出市場が分断され、県毎の金融環境が金利に影響したと解釈される。具体的な環境要因としては、県別の所在銀行数や都銀の県内貸出シェアなどが影響を与えている。また、沖縄県の銀行が信用リスクに関してより強く反応している様子も窺える。
- 「知っておきたい金融論 ― バブル後日本の金融の大きな変化」安孫子 勇一 (担当:単著範囲:)晃洋書房 2006年07月
- 「経済活動と貸出行動」堀江康熙編著『地域金融と企業の再生』第4章、中央経済社 2005年
- 「金融システム改革が我が国金融・資本市場に与える影響に関する調査研究」郵政省郵政研究所編著『郵政研究所10周年記念論文集』 第三経営経済研究部の章 1998年
講演・口頭発表等
- 統計重視の行政運営へ ― 奈良県統計分析専門員としての経験から [招待講演]安孫子 勇一平成30年度第2回鳥取県地域分析セミナー 2018年11月
- 大学生向け金融リテラシー教育の重要性 ― 日本の長期停滞の背景と1つの対応策― [招待講演]安孫子 勇一日本FP学会パーソナルファイナンス研究会 2018年10月
- 地域別に貸出金利は異なるか -企業データからみた分析- [通常講演]安孫子 勇一大銀協フォーラム 2008年02月 大阪銀行協会 大銀協フォーラム
貸出市場の概念整理を行った後、借り手企業のデータを用いることの優位性と制約を説明した。次いで、公刊されている沖縄論文の概要を説明した。さらに、同様の手法を全国6地域に適用した分析結果を説明した。①貸出金利が関東に比べて近畿、中部で有意に低い一方、北海道・東北、九州・沖縄で有意に高い。貸出市場の分断が改めて確認できた。②自己資本比率の2次の項が有意にマイナスであり、貸出金利と自己資本比率が逆U字型となっている。なお、金利がピークとなる自己資本比率は地域や時期によって異なる。③土地の保有が有意に金利を下げるが、下げ幅が低下していること、等が指摘できる。 - 日本の決済システムと決済リスク [通常講演]安孫子 勇一神戸大学金融研究会 2004年12月 神戸大学 神戸大学金融研究会
- 大学院におけるインターンシップ [通常講演]安孫子 勇一日本インターンシップ学会 第5回大会 2004年06月 名古屋大学 日本インターンシップ学会 第5回大会
大阪大学大学院経済学研究科で2年間インターンシップを担当した経験を紹介したもの。