稲葉 浩幸(イナバ ヒロユキ)
経営学部 商学科 | 教授/短期大学部長 |
Last Updated :2024/09/14
■教員コメント
コメント
わが国の保険業について歴史的な観点から研究しています。特に、明治・大正期におけるわが国保険業の文化的側面についてです。
■研究者基本情報
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研究キーワード
- 保険論 Insurance
現在の研究分野(キーワード)
わが国の保険業について歴史的な観点から研究しています。特に、明治・大正期におけるわが国保険業の文化的側面についてです。
■経歴
学歴
■研究活動情報
論文
- 『朧月夜』と保険稲葉浩幸商経学叢 69 3 1 - 23 近畿大学商経学会 2023年03月1867年に福沢諭吉が『西洋旅案内』の中で近代的保険業をわが国に紹介してから,明治期の保険業の発展とともに,小説の題材として保険を上手く採り入れた作品が生み出されるようになった。1889年1月に連載が開始された須藤南翠の「朧月夜」は,わが国の保険業がいまだ黎明期の時代に保険をテーマに書かれた創作小説であり,読者を飽きさせない驚くべき展開と,伏線を張り巡らしたストーリーで読者の人気を博し,その単行本は版を重ねて出版され話題となった。 本稿では,わが国初の保険を題材にした小説,須藤南翠の『朧月夜』を読み解きながら,そこに描かれた生命保険と損害保険をめぐる保険犯罪について,当時の保険業界の状況と照らし合わせながら,その内容について考察を行うことを目的とする。
- 明治期の演劇に描かれた保険稲葉浩幸商経学叢 68 2 1 - 19 2021年12月
- 「時事漫画」と保険稲葉浩幸生駒経済論叢 18 2 51 - 68 2020年11月
- ファイアマークと東洋火災稲葉 浩幸商経学叢 65 3 1 - 13 2019年03月
- オーストラリアにおける金融・保険リテラシー教育-ジュニアハイスクールの数学での事例研究を中心にして-稲葉 浩幸商経学叢 64 3 1 - 19 2018年03月
- 町並みとファイアマーク―近江八幡と川越―稲葉 浩幸商経学叢 64 2 99 - 112 2017年12月
- 稲葉 浩幸商経学叢 169 169 19 - 34 近畿大学商経学会 2013年12月
MISC
- 稲葉 浩幸; 浦上 拓也 損害保険研究 75 (3) 217 -238 2013年11月
- 稲葉 浩幸; 浦上 拓也 損害保険研究 74 (2) 105 -128 2012年08月
- 稲葉 浩幸 明大商学論叢 94 (2・3) 51 -61 2012年03月
- 稲葉 浩幸 商経学叢 57 (1) 15 -30 2010年07月
- 稲葉 浩幸 大阪商業大学商業史博物館紀要 (10) 61 -73 2009年08月
- 稲葉 浩幸 商経学叢 55 (1) 321 -327 2008年07月
- 生命保険から読む小説「保険娘」稲葉 浩幸 生命保険論集 (158) 143 -156 2007年05月
- わが国生命保険業の黎明期と小説稲葉 浩幸 生駒経済論叢 4 (2) 123 -134 2006年12月
- 京町家とファイアマーク稲葉 浩幸 経営学部80周年記念論文集 267 -276 2006年03月
- アクティビティと保険教育稲葉 浩幸 商経学叢 51 (2) 1 -19 2005年12月
- わが国保険会社におけるファイアマークの特徴稲葉 浩幸 商経学叢 50 (2) 1 -17 2003年12月
- わが国保険会社におけるファイアマークの特徴商経学叢 50 (2) 149 -165 2003年
- 高等学校における保険教育の現状と課題保険学雑誌 577, 40-58 2002年
- 稲葉 浩幸 商経学叢 46 (3) 515 -529 2000年03月
- 火災保険料率カルテルに関する一考察-『東京朝日新聞』に掲載された批判記事をもとに-商経学叢 47 (2) 19 -36 2000年
- 国定国語教科書と保険商経学叢 46 (3) 139 -153 2000年
- わが国保険会社のファイア・マーク商経学叢 45 (2) 179 -194 1998年
- 稲葉 浩幸 保険学雑誌 562 (562) 20 -42 1998年
書籍等出版物
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会:科学研究費助成事業研究期間 : 2014年04月 -2017年03月代表者 : 稲葉 浩幸; サール デービッド; アロセナ パブロ; 安酸 建二; 浦上 拓也; 上小城 伸幸; 中岡 孝剛本研究の目的は、人口減少化社会を迎えた日本における被規制企業のコストマネジメントに関する実証研究を行うことであった。この目的を達成するために、英国、スペイン、およびオーストラリアの現地調査を行った。また、米国とインドネシアから研究者を招聘し、勉強会を開催した。 これらの調査結果をもとに、まず日本の水道事業のデータを使用した市町村合併が技術効率性に与えた影響に関する実証分析を行い、推計の結果、合併の効果の存在を明らかにした。次に、日本の損害保険業における範囲の経済性に関する実証分析を行い、推計の結果、範囲の経済性が存在し、特に労働節約的な技術進歩ならびに物件費利用的な技術進歩が確認された。
- 保険とリスクマネジメントに関する研究
- Study of Insurance and Risk Management