KINDAI UNIVERSITY


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宮下 知幸ミヤシタ トモユキ

プロフィール

所属部署名生物理工学部 遺伝子工学科 / 生物理工学研究科
職名教授
学位医学博士
専門分子生物学
ジャンル環境/生物・動植物
コメンテータガイドhttp://www.kindai.ac.jp/meikan/889-miyashita-tomoyuki.html
ホームページURLhttp://www.kindai.ac.jp
メールアドレス
Last Updated :2017/09/17

コミュニケーション情報 byコメンテータガイド

コメント

    真珠貝貝殻や真珠形成を制御する遺伝子の単離とタンパク質の精製を行い、機能解析で硬組織形成機構を解明する。さらに生物の硬組織を模倣した無機-有機からなる新規材料の作出を目標とする。

学歴・経歴

学歴

  •  - 1982年, 大阪大学, 医学研究科, 分子生物学
  •  - 1976年, 名古屋市立大学, 薬学部, 製薬

経歴

  •   1983年,  - 1994年, 大阪大学微生物病研究所 助手
  •   1986年,  - 1988年, 米国国立衛生研究所 博士研究員
  •   1994年,  - 2001年, 近畿大学生物理工学部遺伝子工学科 助教授
  •   2001年, -  近畿大学生物理工学部遺伝子工学科教授

研究活動情報

研究分野

  • 生物科学, 分子生物学

研究キーワード

  • 分子生物学

論文

  • Gene cloning and biochemical characterization of the BMP-2 of Pinctada fucata, 宮下 知幸, Biosci Biotechnol Biochem, 72, 37, 47,   2008年01月
    概要:骨形成因子群(BMPs)はトランスフォーミング増殖因子タイプベータ(TGF-beta)のサブファミリーである。 中でも、BMP-2は脊椎動物の骨牙細胞の分化誘導ばかりでなく、形態形成も制御している。アコヤ貝のBMP-2の発生および硬組織形成における機能を解明するためにBMP-2の遺伝子のcDNAとゲノム遺伝子のクローニングを行なった。 解明された遺伝子は447個のアミノ酸より構成され、ゲノム構造は3つのエキソンより構成されることが解った。 また、C末端の149個のアミノ酸配列はヒトの配列と86%、カキの配列と66%の相同性を有していた。5`のプロモーター領域には推定上のGliおよびレチノイン酸応答配列が存在した。アコヤ貝のBMP-2は外套膜の真珠層形成に関与する上皮細胞で顕著に発現しており、このことはBMP-2がアコヤ貝の真珠層形成に重要な役割を果たしていることを示唆する(英文)。
  • プリズミン:アコヤ貝の綾柱層の形成に関与する新規タンパク質ファミリー, 髙木 良介, 宮下 知幸, ZOOLOGICAL SCIENCE, 27, 5, 416, 426,   2010年05月, 査読有り
  • 異常真珠の青いシミの原因はチロシナーゼである, 宮下 知幸, 高木良介, Journal of Molluscan Studies, 77, 3, 1, 3,   2011年06月, 査読有り
    概要:アコヤ貝が生産する養殖真珠にはシミのない真珠(正常真珠)と黒青色の真珠(異常真珠)がある。この違いは外套膜断片で覆った核の挿入後に、外套膜に傷害があるため、遊走した赤血球から分泌された生体防御因子の存在によるものと考えられている。 今回その物質を同定するために、正常真珠と異常真珠の真珠層から、様々な方法でタンパク質を抽出し、両者の違いを解析した。  その結果、異常真珠のEDTA不可溶性分画から尿素で抽出した分画に特異的且つ多量に、大きさ48 kDaのタンパク質が存在することが解った。 さらに、このタンパク質の酵素活性を詳細に検討した結果、ポリフェノールオキシダーゼに属するチロシナーゼであった。チロシナーゼの機能の一つは合成するメラニンによる感染からの生体防御であり、これが黒青色の原因である。
  • アコヤ貝炭酸脱水酵素ナクレイン遺伝子の5`調節領域のクローニングと同定および遺伝子の発現, 宮下 知幸、高見晶子、高木良介, Biochem Genet, 50, 673, 683,   2012年09月, 査読有り
  • アコヤ貝骨形成因子2の遺伝子の研究:動物界における構造的類似性と骨細胞誘導能の機能的保存性, 高見晶子、加藤寛隆、高木良介、宮下 知幸, 2013, 9 pages,   2013年05月, 査読有り
  • 貝殻タンパク質の多様性:アコヤ貝ゲノムに於ける解析, 30, 10, 801, 816,   2013年10月, 査読有り
  • アコヤ貝新規アルファ型チロシナーゼ遺伝子のクローニング:遺伝子の発現解析とタンパク質の性質, 高木 良介、宮下 知幸, Enzyme Research, 2014, 9 pages,   2014年04月, 査読有り
  • カルサイトの水和構造に対する添加物効果の原子間力顕微鏡による観察, 荒木 優希、塚本 勝男、高木良介、宮下 知幸、大藪 範昭、小林 圭、山田 啓文, Crystal Growth & Design, 14, 6254, 6260,   2014年10月, 査読有り
  • アコヤ貝の稜柱層と真珠層の硬組織形成には同一の炭酸脱水酵素が関与する, 宮下、高木、宮本、松代, The Velige, 45, 250, 255,   2002年06月, 査読有り
  • 二枚貝と巻貝におけるナクレインの構造の相同性, 宮本、矢野、宮下 , J. Mollus. Stud, 69, 87, 89,   2002年04月, 査読有り
  • アコヤ貝の真珠真珠層における新規のマトリックスタンパク質パーリンの遺伝子のクローニングと同定, 宮下、高木、奥島、中野、宮本、西川、松代, Mar Biotechnol, 2, 409, 418,   2000年03月, 査読有り
  • アコヤ貝の真珠真珠層に存在する炭酸脱水酵素, 宮本、宮下、奥島、中野、森田、松代, 93, 9657, 9660,   1996年09月, 査読有り
  • ラットタイプIIコラーゲン遺伝子の第一イントロンに存在するエンハンサーの活性に必要とされる最小領域は link protein 遺伝子の調節領域と共通のモの第一イントロンに存在するエンハンサーの活性に必要とされる最小領域には link protein 遺伝子の調節領域と共通のモチイーフが存在する, P.H. Krebsbach、永田、S.M. Bernier、畑野、宮下、C.S. Rhodes、山田, 271, 4298, 4303,   1996年02月, 査読有り
  • ラットタイプIIコラーゲンのエンハンサーは相乗的にSp1と他の転写因子を介してプモーター領域と相互作用する, P. Savagner、P.H. Krebsbach、畑野、宮下、 J. Lieban 、山田, 10, 501, 510,   1995年06月, 査読有り
  • F9細胞をヒストン脱アセチル化酵素阻害剤であるトリコスタチンAで処理によりF9細胞の分化マーカー遺伝子の一つであるendoA遺伝子が発現する, 宮下、山本、西宗、野崎、森田、松代、, FEBS Letters, 353, 225, 229,   1994年06月, 査読有り
  • F9細胞の分化に伴って発現するサイトケラチンendoA遺伝子の分化依存的DNase I高感受性領域の同定, 宮下、山本、竹本、野崎、松代、, 1 25, 151, 158,   1993年03月, 査読有り
  • 軟骨組織のタンパク質と発現, 山田、W. Horto、宮下、P. Savagner、J. Hassell、 K. Doege, J Craniofac Genet Dev Biol., 11, 350, 358,   1991年12月, 査読有り
  • バクテリオファージφ80の抗転写終結複合体:N遺伝子産物は大腸菌がコードする大きさ15 kDaのタンパク質二量体と相互作用して抗転写終結活性を示す, 兼本、宮下、松代, 168, 972, 978,   1990年12月, 査読有り
  • ラットタイプIIコラーゲン遺伝子の二つのサイレンサーによる組織特異的発現調節, P. Savagne、宮下、 山田, 265, 6669, 6674,   1990年10月, 査読有り
  • ラットタイプIIコラーゲン遺伝子のn vitro 及び遺伝子導入マウスにおける発現調節, 山田、宮下、P. Savagner、W. Horton、 KS. Brown、 J. Abramczuk、 HX. Xie、 河野、 M. Bolander、 L. Bruggeman , 580, 81, 87,   1990年02月, 査読有り
  • ラットタイプIIコラーゲン遺伝子の軟骨細胞特異的発現調節を行う第一イントロンにおけるエンハンサーの同定, W. Horton、宮下、河野、J. R. Hassel、山田, 84, 8864, 8868,   1987年11月, 査読有り
  • 大腸菌トリプトファン合成酵素aサブユニットの49番目のアミノ酸であるグルタミン酸は本酵素の活性に必須である, 油谷、小笠原、辻田、兼本、松本、田中、宮下、松代、杉野、 E. W. Miles, 262, 13429, 13433,   1987年10月, 査読有り
  • バクテリオファージφ80がコードするN遺伝子産物の精製と同定, 兼本、宮下、松代, Mol Gen Genet, 205, 523, 529,   1986年05月, 査読有り
  • 大腸菌トリプトファンオペロンの転写におけるnusA と nusB遺伝子産物の関与, 黒木、石井、加納、宮下、西、今本, Mol Gen Gene, 185, 369, 371,   1982年04月, 査読有り
  • In vivo におけるシュパーコイル DNAと転写との関係, 加納、宮下、中村、黒木、永田、今本, Gene, 13, 173, 184,   1981年03月, 査読有り
  • Dテトロースの代謝研究鶏肝臓におけるDエリスリトール酸化還元酵素の結晶化と性質, 上原、萬年、細美、宮下, J. Biochem , 87, 47, 55,   1980年05月, 査読有り
  • バチルス属のホスホリパーゼCの研究, 池澤、田口、宮下、大藪, 450, 154, 164,   1976年04月, 査読有り

書籍等出版物

  • 真珠 [バイオミネラリゼーションとそれに倣う新機能材料の創製(監修;加藤隆史)], 宮下 知幸, 共著, シーエムシー出版,   2007年01月
    概要:無脊椎動物における代表的な硬組織である真珠貝真珠層とその相同物質である真珠形成の分子機構について、現在までの知見をまとめいる。形成に関与する遺伝子とその機能について言及し、形成機構を概説している。

講演・口頭発表等

  • Pearlin機能領域のリン酸化修飾がアラレ石特異的相互作用に関与する, 高木良介,宮下知幸, 第 19 回マリンバイオテクノロジー学会,   2017年06月03日
  • 真珠層形成の分子生物学, 宮下 知幸, 日本農芸化学会シンポジウム,   2004年03月, 日本農芸化学会シンポジウム
    概要:多くの生物種に存在する硬組織は生物の持つナノテクノロジーにより合成された極めて精巧なナノ複合材料で、骨や歯、無脊椎動物の外骨格などがある。主成分はカルシウムの燐酸あるいは炭酸塩であるが、少量のタンパク質を含むことで様々な形態を持ち、硬く曲げに対して強いという優れた特性がある。例えば、ウニのトゲは方解石の結晶中に有機質が混入しているために折れにくく、貝殻は天然の炭酸カルシウム結晶にはない硬度と強度を持つ。このバイオミネラリゼーションと呼ばれる硬組織形成反応は遺伝子の支配下にあり、常温・常圧下で行われる。この反応が解明され、制御できれば、生物を模倣した無機・有機からなる環境調和型の複合材料やインプラントの開発も夢ではない。 硬組織中、我々の生活に密接に関連し、装飾品として親しまれているものに真珠貝が作り出す真珠がある。真珠はアラレ石結晶の炭酸カルシウムとタンパク質から構成され、生物が作り出す
  • シルクフィブロインを基盤としたin vitro平板状アラレ石結晶形成, 宮下 知幸, マリンバイオテクノロジー学会大会,   2004年06月, マリンバイオテクノロジー学会大会
    概要:アコヤ貝の硬組織である真珠層は、95%の炭酸カルシウムのアラレ石結晶と外套膜より分泌される約5%の有機質から構成される。炭酸カルシウム結晶はシルクフィブロイン様繊維性タンパク質を基盤としてその表面に展開する酸性タンパク質上で生じると考えられ、表面がタンパク質でコーティングされた平板状結晶が形成される。真珠層不溶性分画より分離したタンパク質であるパーリンを用い、シルクフィブロインを基盤としたin vitroにおける平板上アラレ石結晶形成を試みたところ、シルクフィブロインにパーリンを含む場合には、平板、楕円あるいは円状の結晶が析出した。そして、この結晶はシルクフィブロイン上に接着していた。シルクフィブロインにパーリンを含まない場合は、球状のアラレ石結晶が析出した。このことから、パーリンは繊維性タンパク質に固定された状態では平板状アラレ石結晶析出を誘導する重要な因子であると考えられる。
  • アコヤ貝の硬組織形成を制御する炭酸脱水酵素ナクレインの分子進化とレトロポゾン, 宮下 知幸, マリンバイオテクノロジー学会大会,   2004年06月, マリンバイオテクノロジー学会大会
    概要:炭酸脱水酵素は生物界に広く分布し、二酸化炭素と炭酸水素イオンの交換反応を触媒することで細胞の生命維持に必須の役割を果たしている。アコヤ貝の硬組織に存在する酵素として発見されたナクレインは、炭酸カルシウムと有機質から構成される硬組織形成に必要な重炭酸イオンを供給するとともに、構造タンパク質として硬組織形成に関与している。ナクレインは2型の炭酸脱水酵素に分類されるが他の2型の炭酸脱水酵素よりも大きく、触媒領域の後にカルシウム結合部位と予想されるGly-Xaa-Asnを基本とした繰り返し配列が挿入された構造になっている。このような構造はいままで報告されている炭酸脱水酵素にはないため、この構造の進化の機構を解析した。その結果、ナクレインは、他の遺伝子に存在する繰り返し領域のエキソンがレトロポゾンとともに転写され、炭酸脱水酵素のイントロンに挿入されるというエキソンシャッフリングで生じたものと考えられる。
  • アコヤ貝稜柱層の結晶成長因子プリズミン, 髙木 良介, 宮下 知幸, 第8回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2005年05月, 第8回マリンバイオテクノロジー学会大会
    概要:アコヤ貝の貝殻は主に稜柱層と真珠層の2層から構成される硬組織であり、どちらも炭酸カルシウムを主成分とし、少量の有機物質を含んでいる。しかし、結晶構造は前者が方解石(三方晶系)であるのに対し、後者はアラレ石構造(斜方晶系)である。そして、貝殻に含まれる少量のタンパク質が、これらの結晶多形を制御し、結晶を成長させると考えられる。昨年度の本学会において、アコヤ貝真珠層のEDTA不溶性分画に含まれるタンパク質複合体は、平板状アラレ石結晶を成長させる機能があると報告した。そこで、本研究では稜柱層における、結晶成長に関与するタンパク質の同定を試みた。 稜柱層のEDTA不溶性分画を尿素で高温下の条件で抽出して得られたタンパク質をプリズミンと名付け、In Vitroでの結晶形成実験を行うと同時にその機能を解析した。 その結果、プリズミンは方解石の表面に結晶を成長させた。
  • アコヤ貝の炭酸脱水酵素ナクレイン遺伝子の第4イントロンに存在するレトロトランスポゾン様配列PFRP-1ファミリー, 髙木 良介, 宮下 知幸, 第28回日本分子生物学会年会,   2005年12月, 第28回日本分子生物学会年会
  • アコヤ貝稜柱層結晶成長因子プリズミンの同定と生化学的性質, 髙木 良介, 宮下 知幸, 第9回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2006年05月, 第9回マリンバイオテクノロジー学会大会
    概要:稜柱層のEDTA不溶性分画を尿素で高温下の条件で抽出して得られたタンパク質をプリズミンと名付け、このタンパク質を用いてIn vitroでの結晶形成実験を行うと同時にその機能を解析した。稜柱層のEDTA不溶性分画から抽出したタンパク質は大きさが約48kDaであり、これをプリズミンと名付けた。プリズミンを用いてIn vitroでの結晶形成実験を行ったところ、方解石の表面に結晶を成長させた。このことから、プリズミンは方解石を成長させる機能を持つと推察される。
  • アコヤ貝真珠層特異的タンパク質パーリンのアラレ石結晶形成阻害作用, 髙木 良介, 宮下 知幸, 社団法人日本動物学会第77回大会,   2006年09月, 社団法人日本動物学会第77回大会
    概要:真珠貝における硬組織は炭酸カルシウムの方解石結晶を主成分とする稜柱層とアラレ石結晶を主成分とする真珠層より形成され、両層とも外套膜から分泌された数パーセントの有機質を含んでいる。有機質のEDTA不溶性分画をEDTA-尿素で、高温下抽出して得られた大きさ約16 kDaのタンパク質パーリンの機能解析をin vitro結晶形成系において行った。パーリンはアラレ石結晶の析出を特異的に阻害することが解った。パーリンは真珠層形成を抑制的に制御しているものと推測される。
  • Pearlin: A negative regulator of aragonite crystallization in the nacreous layer formation of Pinctada fucata, 髙木 良介, 宮下 知幸, 7th ASIA PACIFIC MARINE BIOTECHNOLOGY CONFERENCE,   2006年11月, 7th ASIA PACIFIC MARINE BIOTECHNOLOGY CONFERENCE
    概要:Pearlin is a representative of the EDTA-insoluble proteins and the nacreous layer-specific protein. Effects of pearlin on calcium carbonate crystallization were examined in vitro. The rate of calcium carbonate precipitation was examined by recording the decrease in pH of NaHCO3 solution when CaCl2 solution containing pearlin was added in the presence or absence of magnesium ion. As for the inhibitory effect of calcium carbonate precipitation, it was more remarkable in the presence of magnesium ion. Experiments of inhibition of calcium carbonate crystallization were performed using supersaturated solution of Ca(HCO3)2 in the presence or absence of magnesium ion. Pearlin strongly inhibited the aragonite crystallization of CaCO3, but not calcite crystallization. These results suggest that pearlin regulates negatively the crystal growth of the aragonite calcium carbonate in the processes of nacreous layer formation of Pinctada fucata.
  • アコヤ貝稜柱層結晶成長因子プリズミンn方解石特異的結晶成長作用と稜柱層特異的局在, 髙木 良介, 宮下 知幸, 第10回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2007年05月, 第10回マリンバイオテクノロジー学会大会
  • アコヤ貝骨形成因子2の大腸菌での発現とマウス多能性幹細胞に対する分化誘導能, 髙木 良介, 加藤 寛隆, 芝田 正智, 宮下 知幸, 日本動物学会 第77回大会,   2007年09月, 日本動物学会 第77回大会
  • アコヤ貝組み換え体骨形成因子2(BMP-2)の脊椎動物多様性幹細胞に対する分化誘導能, 髙木 良介, 加藤 寛隆, 芝田 正智, 宮下 知幸, 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会 合同大会,   2007年12月, 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会 合同大会
  • アコヤ貝BMP-2によるマウス多能性幹細胞C3H10T1/2の骨牙細胞への分化誘導, 宮下 知幸, 高見 晶子, 天保幸子, 高木良介, マリンバイオテクノロジー学会,   2008年, マリンバイオテクノロジー学会
    概要:目的 アコヤ貝骨形成因子2(BMP-2)の成熟領域が脊椎動物の同因子同様、脊椎動物の幹細胞に作用し、骨芽細胞への分化誘導能があることを示す。 方法 アコヤ貝骨形成因子2(BMP-2)の成熟領域をコードするcDNAを発現ベクターpGEX4T-2にクローニングし、大腸菌で発現させ、成熟領域を精製した。このタンパク質と対照としてヒトBMP-2の機能部位に相当する合成ポリペプチドを培養マウス多能性幹細胞C3H10T1/2に作用させ、分化マーカー遺伝子の発現とVon Kossa染色によるカルシウムの沈着を解析した。 結果 C3H10T1/2の形態変化とアルカリ性フォスファターゼの顕著な発現増加およびカルシウムの沈積が観察された。 考察 無脊椎動物であるアコヤ貝骨形成因子2は脊椎動物の幹細胞に対し、骨芽細胞への分化誘導能があることが解った。この結果と、アコヤ貝骨形成因子2は外套膜上皮細胞で顕著に発現していることから、生物の骨格形成機構において脊椎動物と無脊椎動物は
  • 真珠真珠層の生体防御タンパク質と“真珠のしみ”, 宮下 知幸, マリンバイオテクノロジー学会,   2008年05月, マリンバイオテクノロジー学会
    概要:目的 真珠を人為的に形成させる場合に行われる挿核手術時あるいは他の原因で外套膜移植片に大きな損傷が生じた場合、移植片上皮細胞より有機質を分泌することが知られている。この物質は生体防御のために分泌されると考えられているタンパク質であるが、本体については殆ど未知である。このタンパク質は真珠が形成されるときに真珠真珠層自体に取り込まれ、真珠に青黒いシミを生じさせることが知られている。この生体防御タンパク質の同定を試みた。   方法 真珠をシミのないグループとシミのあるグループに分別した。両グループの真珠層の粉末からEDTA可溶性のタンパク質を、また、EDTA不溶性分画からは尿素あるいはEDTA―尿素でタンパク質を抽出し、電気泳動的に比較した。さらに、シミのあるグループに特異的に存在するタンパク質について 酵素活性をザイモグラフィーで解析した。また、大腸菌の増殖に対する抑制効果を検討した。 結果 尿素でEDTA
  • cDNA Cloning and Identification of a Calcite Calcium Carbonate-specific Nucleation and Growth Factor from the Prismatic Layer of Pinctada fucata, 髙木 良介, 伊集院 兼宣, 本庄 啓, 宮下 知幸, The 10th International Symposium on Biomineralization,   2008年08月, The 10th International Symposium on Biomineralization
  • アコヤ貝稜柱層特異的タンパク質プリズミンのリン酸化修飾と方解石結晶成長に与える影響, 髙木 良介, 土橋 直行, 宮下 知幸, 第12回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2009年05月, 第12回マリンバイオテクノロジー学会大会
  • C3H10T1/2を用いたアコヤ貝骨形成因子2(BMP-2)の機能部位の同定, 宮下 知幸, 高見晶子, 天保幸子, 高木良介, 日本農芸化学会,   2010年03月, 日本農芸化学会
    概要:骨形成因子(Bone morphogenetic proteins)はTGF -βスーパーファミリーに属し、細胞増殖、形態形成の調節、細胞の分化などで大切な役割を果たしている。BMPは一般に異所性部位での骨形成の誘導能を持つ。アコヤ貝BMP-2のC末端側アミノ酸配列はヒトBMP-2と66%の相同性を示すことから、脊椎動物において骨形成を誘導するBMP-2と同じ機能を持っていると思われる。    今回、ヒトの成熟型機能部位に相当する合成ポリペプチドを対照に、アコヤ貝の成熟型機能部位に相当する合成ポリペプチドのマウス間葉系幹細胞C3H10T1/2に対する分化誘導能を検討した。その結果、アコヤ貝の合成ポリペプチドにより細胞の形態変化、アルカリフォスファターゼの発現上昇と von Kossa 染色によるカルシウムの沈着を示す着色がヒトの合成ポリペプチドと同様に見られた。したがって、この合成ポリペプチドは脊椎動物の幹細胞に作用し、骨芽細胞への分化誘導能があることを示唆しており、アコヤ貝BMP-2の機能
  • The tyrosine phosphorylation is indispensable to the calcite growth activity of prismin, 高木 良介、宮下 知幸, 9th International Marine Biotechnology Conference,   2010年10月10日
  • プリズミンの方解石結晶成長に関与する2次構造領域とリン酸化修飾部位の決定, 髙木 良介, 宮下 知幸, 第13回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2011年05月, 第14回マリンバイオテクノロジー学会大会
  • アコヤ貝外套膜から単離したデンチン様遺伝子N151の解析, 宮下 知幸, 河上和紀, 野田勇人, 高木良介, 第13回マリンハ?イオテクノロシ?ー学会大会,   2011年05月29日, 第14回マリンハ?イオテクノロシ?ー学会大会
    概要:アコヤ貝外套膜から単離されたN151 遺伝子は999個のアミノ酸から構成され、脊椎動物の骨や歯のリン酸カルシウム結晶を成長させるデンチン同様に糖鎖およびリン酸化修飾部位を多数持つことが予想される。配列の中にはデンチンに見られるSDSSSSDSSDDが多数繰り返して存在する。また、この繰り返し配列を含むポリペプチドNTRKEESSDSSSSDSSDDEDDKSAを合成し、炭酸カルシウム結晶成長に与える影響を観察した結果、方解石結晶を成長させた。
  • アコヤ貝炭酸脱水酵素ナクレインの遺伝子:ゲノム構造と機能ドメインおよび進化, 高木 良介、宮下 知幸, 国際真珠シンポジウム,   2011年10月05日, 招待有り
  • アコヤ貝のプロテオグリカン様遺伝子の単離と特徴, 高木 良介、宮下 知幸,   2012年10月13日
  • アコヤ貝のチロシナーゼ様遺伝子の解析, 高木良介、宮下 知幸, 15回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2013年06月01日
  • アコヤ貝骨形成因子2はマウス幹細胞C3H10T1/2の骨細胞への分化を誘導する, 高木 良介、宮下 知幸, 第10回マリンバイオテクノロジー学会,   2013年11月11日
  • アコヤ貝真珠層形成に関与するα-Subclass Tyrosinase PfTyの構造と遺伝子の発現, 高木 良介、宮下 知幸, 16回マリンバイオテクノロジー学会大会,   2014年04月31日
    概要:【目的】これまでに、アコヤ貝外套膜のcDNAライブラリーからチロシナーゼ様遺伝子PfTy[Gen Bank Accession No. AB 353113]を単離しており、2013年度の本学会において、大腸菌抽出液をベースとしたin vitro転写翻訳kitを用いてこのタンパク質を合成して酵素活性を調べ、この組換えタンパク質がチロシナーゼの酵素活性をもつことを報告した。銅含有タンパク質ファミリーに属するチロシナーゼは生物界に幅広く分布し、色素の形成、自然免疫などに関与することが知られており、貝殻におけるチロシナーゼの機能の1つとして、基質タンパク質間のチロシン残基どうしを結合して不溶化し、貝殻の硬化に関与することが報告されている[J.Gordon et al.(1980)]。また、近年、機能部位である銅結合領域のアミノ酸配列や分子構造からα型、β型、γ型の新たな系統学的な3つの分類が報告されている[F.Aguilera et al.(2013)]。本研究では、PfTyの機能領域や分子構造を系統学的に解析することでPfTyの分子進化的な考察を行い、さらに、PfTyの組織特異的発現を解析することで貝殻形成におけるPfTyの役割について推察する。 【方法】PfTyの2つの銅結合領域CuA、CuBについて様々な生物種のチロシナーゼとアラインメント(http://www.bioinfomatics.org/sms/multi_align.html)を行い、さらに、CuBについてMAFFTプログラム(http://www.ebi.ac.uk/Tools/services/web_mafft/toolform.ebi)を用いた系統樹作成による系統学的な解析を行った。また、アコヤ貝の外套膜縁部、外套縁膜部、足、鰓、内臓、貝柱からそれぞれtotal RNAを抽出し、RT-PCR法を用いてPfTyの組織特異的発現を調べた。 【結果・考察】アラインメントと系統学的解析の結果、PfTyは、アコヤ貝、クロチョウガイ、イカのチロシナーゼと同じα型のチロシナーゼに分類された。α型の系統群はγ型と同じnodeを持ち、β型は別の系統群に属すると推測された。これはAguileraらの分類と類似した結果であった。さらに、銅結合領域だけでなくチロシナーゼの分子構造全体でも同様の系統樹が予測された。そして、PfTyは、外套縁膜部、足、鰓、内臓、貝柱で発現しており、真珠層
  • 固液界面の原子レベルその場観察によるカルサイトの水和構造に対する添加物効果の解明, 荒木 優希、塚本 勝男、木村 勇気、宮下 知幸、大藪 範昭、小林 圭、山田 啓文, 日本地球惑星科学連合2014年大会,   2014年05月01日
  • Casein kinase Ⅱによるスレオニン64のリン酸化は パーリンの炭酸カルシウム多形特異的結晶形成抑制を制御する, 高木 良介、宮下 知幸, 17回マリンバイオテクノロジー学会,   2015年05月30日

MISC

  • パーリンのリン酸化修飾の検出と修飾部位の予測, 髙木 良介, 宮下 知幸, 近畿大学生物理工学部 紀要, 25, 17, 24,   2010年
  • 化学的反応によるパーリンにおける糖鎖の検出, 髙木 良介, 大和川 裕太, 宮下 知幸, 近畿大学生物理工学部 紀要, 20, 21, 27,   2007年
  • アコヤ貝骨形成因子2の大腸菌における発現・精製とコドン使用頻度の比較, 宮下 知幸, 加藤 弘隆, 高木 良介, 近畿大学生物理工学部紀要, 18, 1, 7,   2006年09月
  • コラーゲン遺伝子の発現調節機構, 細胞工学, 8,263-270,   1989年
  • アコヤ貝稜中層の可溶性マトリックスタンパク質における炭酸脱水酵素活性(共著), 近畿大学生物理工学部紀要, 1, 1, 1, 6,   1998年
  • 真珠層形成に関与するPearlin遺伝子の大腸菌における発現, 近畿大学生物理工研究所紀要, 4, 15, 21,   1999年
  • 真珠層形成の分子機構(共著), 近畿大学生物理工学研究所紀要, 5, 1-8,   2000年
  • Molecular Cloning of the Antisecretory Factor-like Gene of Pinctadu fucata , Mem. School. B. O. S. T. Kinki University, 11, 48, 53,   2002年
  • 無脊椎動物におけるバイオミネラル形成のタンパク質による制御と機能性材料への応用, 近畿大学生物理工学部紀要, 10:1-11,   2005年
  • Inhibitory Effects of Carbonic Anhydrase Nacrein on Calcium Carbonate Crystallization., Mem. School. B. O.S.T. Kinki University, 14:11-16,   2004年
  • Evolution of hard-tissue mineralization: comparison of the inner skeletal system and the outer shell system., J Bone Miner Metab, 22:163-169,   2004年
  • 酪酸ナトルウム添加で誘導されたマウス組織プラスミノーゲン活性化因子の生産、精製及び同定, 市川、宮下、西宗、松代, Biken Journal, 27, 143, 151,   1984年03月
  • 大腸菌のnusAあるいはnusB変異体およびnusAnusB二重変異体のin vivoにおけるmRNA合成への機能的関与, 宮下、加納、石井、今本, Biken Journal, 25, 121, 130,   1982年06月

競争的資金

  • 遺伝子の発現調節とクロマチン構造に関する研究
  • 生物的鉱物化の分子機構