KINDAI UNIVERSITY


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藤野 貴之フジノ タカユキ

プロフィール

所属部署名工学部 電子情報工学科 / システム工学研究科
職名准教授
学位博士(工学)
専門情報ネットワーク
ジャンル科学・技術/情報技術
コメンテータガイドhttp://www.kindai.ac.jp/meikan/457-fujino-takayuki.html
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Last Updated :2017/11/21

コミュニケーション情報 byコメンテータガイド

コメント

    コンピュータネットワーク上の分散処理について研究しています。最近はドメイン名システムセキュリティ拡張(DNSSEC)やP2P技術の応用に取り組んでいます。

学歴・経歴

経歴

  •   1994年04月,  - 1995年09月, 東京理科大学(技術職員)
  •   1995年10月,  - 2000年03月, 学術情報センター(助手)
  •   2000年04月,  - 2007年03月, 国立情報学研究所(助手)
  •   2007年04月,  - 2012年03月, 近畿大学(講師)
  •   2012年04月,  - 現在, 近畿大学(准教授)

研究活動情報

研究分野

  • 情報学, 計算機システム・ネットワーク
  • 電気電子工学, 通信・ネットワーク工学

研究キーワード

  • コンテンツ指向ネットワーク, ドメイン名システム, セキュリティ, サーバ分散, サービス品質, オーバーレイ・ネットワーク, 次世代インターネット

論文

  • A Therapeutic Exercise Game System with a “Tailor-made Video-game Image” That Accommodates Anyone Irrespective of Athletic Ability, K. Tanaka and T. Fujino, Journal of Technologies and Human Usability, 10, 2, 17, 24,   2015年09月, 査読有り
  • A therapeutic exercise game system with a “tailor-made video-game image”that accommodates anyone irrespective of athletic ability, K. Tanaka and T. Fujino, Proc. of XIII International Conference on Game and Amusement Exhibition, 205, 208,   2015年01月, 査読有り
  • Multiplayer Game System for Therapeutic Exercise in Which Players with Different Athletic Abilities Can Participate on an Even Competitive Footing, K. Tanaka and T. Fujino, International Journal of Medical, Health, Biomedical, Bioengineering and Pharmaceutical Engineering, 9, 1, 1, 4,   2015年01月, 査読有り
  • A therapeutic exercise game system for differently abled persons with a "tailor-made video-game image", K. Tanaka,T. Fujino,T. Kataoka, Proceedings of the 10th International Conference on Technology, knowledge and Society,   2014年02月, 査読有り
  • A therapeutic exercise game system with a “tailor-made video-game image”that accommodates anyone irrespective of athletic ability, Kazumoto Tanaka, Takayuki Kataoka , and Takayuki Fujino, Proceedings of the 24th Information Technology & Teacher Education, 1203, 1208,   2013年03月, 査読有り
  • A Method for Reducing Perimeter Transitions in Beacon-Less Geographic Routing for Wireless Sensor Networks, Takayuki Fujino and Hiromi Nishijima, IEICE Transactions on Communications, E95-B, 1, 283, 288,   2012年01月, 査読有り
  • Design and Implementation of a Simple Home Nursing Care Support System Using Domain Name System, Hidenobu Watanabe and Takayuki Fujino, Proceedings of the 2009 IEEE International Conference on Networking, Sensing and Control (ICNSC2009), 468, 473,   2009年03月, 査読有り
  • Field Test of GMPLS All-Optical Path Rerouting, Shinya Tanaka, Shoichiro Asano, Takayuki Fujino, Hirokazu Ishimatsu, Takeshi Hashimoto, Atsuo Inomata, Toshikatsu Kanda, Mikio Yagi, Shiro Ryu, IEEE Photonics Technology Letters, 17, 3, 723, 725,   2005年03月, 査読有り
  • 時間スケールを考慮した長期依存性トラヒックの性能解析, 計宇生、藤野貴之、阿部俊二、松方純、浅野正一郎, 情報処理学会論文誌, 45, 5, 1399, 1408,   2004年05月, 査読有り
  • Field test of GMPLS all-optcal path rerouting, Shoichiro Asano, Takayuki Fujino, Shinya Tanaka, Hirokazu Ishimatsu, Takeshi Hashimoto, Atsuo Inomata, Toshikatsu Kanda, Mikio Yagi, Toshihito Nishii, Nubuyuki Yoshii, Akira Sasaki, Konosuke Fukuda, Teruko Fujii, Takeshi Taito, Eiichi Horiuchi, Satoshi Tamura, Motofmi Tanabe, Post Deadline Papers PDP2, OFC2004, Los Angels, USA,   2004年02月, 査読有り
  • 学術情報ネットワークにおける長期依存性トラヒック解析とキュー長テール分布近似法, 阿部俊二、藤野貴之、計宇生、松方純、浅野正一郎, 電子情報通信学会論文誌, J86-B, 12, 2487, 2500,   2003年12月, 査読有り
  • On the impact of time scales on tail behavior of long-range dependent internet traffic, Yusheng Ji, Takayuki Fujino, Shunjji Abe, Jun Matsukata, and Shoichiro Asano, Proceedings of the 11th IEEE International Conference on Networks, 13, 18,   2003年, 査読有り
  • 学術ネットワークにおける自己相関トラヒックの解析, 阿部俊二、藤野貴之、計宇生、松方純、淺野正一郎, Proceedings of the Internet Conference 2011 (IC2011), 151, 158,   2001年11月, 査読有り
  • A Search Space Pruning Method for Test Pattern Generation Using Search State Dominance, Takayuki Fujino and Hideo Fujiwara, Journal of Circuits, Systems and Computers, 3, 4, 859, 875,   1994年04月, 査読有り
  • 探索状態被覆性に基づく探索空間削減の一手法, 藤野貴之、藤原秀雄, 電子情報通信学会論文誌, J76-D-1, 5, 218, 227,   1993年05月, 査読有り
  • An Efficient Test Generation Algorithm Based on Search State Dominance, Takayuki Fujino and Hideo Fujiwara, Proceedings of the Twenty-Second International Symposium on Fault Tolerant Computing (FTCS-22), 246, 253,   1992年09月, 査読有り
  • 論理回路のテスト生成のための 3 値ニューラルネットワークモデル, 藤野貴之、藤原秀雄, 情報処理学会論文誌, 33, 4, 570, 579,   1992年04月, 査読有り

講演・口頭発表等

  • キャッシュサーバ間の連携に基づくDNSSEC名前解決時間短縮方式, 福岡 修一,藤野 貴之, 電子情報通信学会2015年総合大会学生ポスターセッション予稿集, p.105,   2015年03月
  • 名前解決時間短縮を目的としたDNSSECキャッシュに対するWebキャッシュ戦略適用の可能性, 福田修太,藤野貴之, 電子情報通信学会2014年総合大会学生ポスターセッション予稿集, p.74,   2014年03月
  • 可変制御サイクルを使用したマイクログリッド内の電力制御の効率化, 吉田 竜二, 藤野 貴之, 電子情報通信学会2013年総合大会学生ポスターセッション予稿集 p.25,   2013年03月, 電子情報通信学会2013年総合大会学生ポスターセッション予稿集 p.25
  • DNSSECキャッシュサーバにおけるキャッシュヒット率とパフォーマンスの解析, 福田 修太, 藤野 貴之, 電子情報通信学会2013年総合大会,   2013年, 電子情報通信学会2013年総合大会
  • P2Pストリーミングにおける視聴品質の分散型取得方式, 山崎 崇央, 藤野 貴之, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション予稿集, pp.85,   2012年03月, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション予稿集, pp.85
  • P2Pストリーミングにおける地域タグ導入に関する検討, 田口 智裕, 藤野 貴之, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション予稿集, pp.86,   2012年03月, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション予稿集, pp.86
  • P2Pストリーミングにおけるフリーライディングトラフィック問題の改善法, 谷口 愼吾, 藤野 貴之, 平成23年度電気・情報関連学会中国支部連合大会講演論文集, pp.127-128,   2011年11月
  • P2Pストリーミングにおける視聴品質の取得および視聴品質を反映した課金システムの提案と実装, 山崎 崇央, 藤野 貴之, 平成23年度電気・情報関連学会中国支部連合大会講演論文集, pp.129-130,   2011年11月
  • P2P技術を使用したDNSSEC 名前解決補助の一検討, 幸地 真, 藤野 貴之, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション, ISS-P-321,   2011年03月, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション, ISS-P-321
  • P2P ストリーミングにおける視聴品質の取得および視聴品質を反映した課金方式に関する一検討, 山崎 崇央, 藤野 貴之, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション, ISS-P-322,   2011年03月, 電子情報通信学会総合大会学生ポスターセッション, ISS-P-322
  • P2P技術を応用したWebコンテンツ改変監視システムの研究, 池田佑友,藤野 貴之, 平成22年度電気・情報関連学会中国支部連合大会,   2010年10月, 平成22年度電気・情報関連学会中国支部連合大会
  • 安全性と局所性を考慮したP2Pストリーミング方式の検討, 新谷真史, 藤野 貴之, 電子情報通信学会総合大会,   2009年03月, 電子情報通信学会総合大会
  • DNSを応用した簡易健康管理システム構築に関する一検討, 渡邊英伸, 藤野貴之, 第8回IEEE広島支部学生シンポジウム論文集, pp.202-205,   2006年11月
  • グループ認証を使用した電子商取引システムにおける情報流通範囲管理システム構築に関する一考察, 岩波孝比古, 藤野貴之, 坂本昭彦, 平成18年度電気・情報関連学会中国支部連合大会講演論文集, p.546,   2006年10月
  • Dynamic optical link preemption based on GMPLS traffic engineering, 藤野 貴之, Shoichiro ASANO, Shinya Tanaka Hirokazu Ishimatsu Takeshi Hashimoto Shuichi Satomi Mikio Yagi Shiro Ryu, Ahmad Suffian,   2005年10月

MISC

  • 問い合わせログ解析に基づくDNSSEC名前解決時間短縮方式, 福岡修一,藤野貴之, 第17回IEEE広島支部学生シンポジウム予稿集, 159, 162,   2015年11月
  • DNSSEC環境における名前解決時間短縮を目的とした戦略的キャッシュ管理方式, 福田修太,藤野貴之, 第16回IEEE広島支部学生シンポジウム論文集, B-27,   2014年11月
  • 運動能力に違いがあっても“テーラーメイドゲーム映像”により誰でも参加可能な運動療法ゲームシステム, 田中一基,片岡隆之,藤野貴之, 電子情報通信学会技術研究報告 ET2013-133, 233, 236,   2014年03月
  • P2P 技術を使用したDNSSEC 名前解決補助の実装と測定, 幸地 真, 藤野 貴之, 第13回 IEEE広島支部学生シンポジウム論文集, 296, 299,   2011年11月
  • Beacon Less Routingにおける冗長なPerimeter Mode遷移の削減手法, 西嶋宏美, 藤野 貴之, 第12回IEEE広島支部学生シンポジウム予稿集, C-15,   2010年11月
  • Implementation and evaluation of encrypted communications between DNS clients and servers, Junya Murakami and Takayuki Fujino, Research Reports of the School of Engineering, Kinki University, 42, 57, 62,   2008年12月
  • 国際化ドメイン(IDN)とIPv6の導入が名前解決に与える影響, 岡井毅,山本博也,藤野貴之, 近畿大学工学部研究報告, 41, 101, 106,   2007年12月
  • DNSWrapper: Lightweight DNS Protocol Translator for Secure Communications, Hidenobu Watanabe and Takayuki Fujino, Research Reports of the School of Engineering, Kinki University, 41, 93, 100,   2007年12月
  • DNSによる簡易健康情報データベースの実現に関する一検討, 渡邊英伸, 藤野貴之, 電子情報通信学会技術研究報告, NS200, 51, 56,   2007年11月
  • MPLSを使用したサーバ分散法, 藤野 貴之, 近畿大学工学部研究報告, 39, 149, 154,   2005年12月
  • ブロードバンド時代のネットワーク運用管理, 藤野 貴之, 淺野 正一郎, 大盛 雄司 木下 和孝 太田 幸雄, 魚瀬 尚郎 川原 亮一, 金井 義彦 畑 房男 中後 明, 金折 保則, 寺内 弘典 妹尾 尚一郎, 半田 知勝 井上 誠一 臼井 和平, 廣澤 徹, 中尾 徹 落合 民哉 渡邉 博之, 電気学会技術研究報告, 1039,   2005年12月
  • Field trial of all-optical 40Gbps transmission system for next-generation networks, M.Yagi, S.Tanaka, S,Satomi, S.Ryu, A.Suffian, S.Yoneda, T.Fujino, S.Asano, Progress in Informatics, Vol.1, pp.75-81,   2005年03月
  • GMPLSによる全光パスリルーティングフィールド試験, 浅野正一郎、藤野貴之、田中伸哉、石松宏和、橋本健、猪俣敦夫、神田敏克、八木幹雄、笠史郎、米田進、西井俊仁、吉井伸幸、佐々木亮、深田幸之助、藤井照子、斎藤健、堀内栄一、田村智只、田辺基文, 電子情報通信学会技術研究報告, CS2004-13, OCS2004-23, PN2004-18, 63, 67,   2004年05月
  • ラベルスイッチ技術を使用したサーバ分散方式の検討, 藤野貴之、阿部俊二、計 宇生、松方純、浅野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告, IN2003-149, pp.35-40,   2003年12月
  • 学術情報ネットワークにおけるトラヒック測定データを用いた性能評価法, 阿部俊二、藤野貴之、計宇生、松方純、浅野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告, IN2003-139, pp.31-36,   2003年12月
  • SINETにおけるIPv6レジストリシステムの構築, 藤野貴之、阿部俊二、計宇生、松方純、浅野正一郎, NII Journal, No.7, pp.61-68,   2003年11月
  • 一般的な自己相関特性をもつトラヒックの性能近似の方法について, 計 宇生、藤野貴之、阿部俊二、松方純、浅野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告, IN2003-29, pp.29-34,   2003年06月
  • 適正時間スケールを利用した長期依存性トラヒックの近似解析, 計 宇生、藤野貴之、阿部俊二、趙偉平、松方純、浅野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告, IN2002-185, IA2002-41, pp.13-18,   2003年02月
  • スーパーSINETにおけるMPLS及びGMPLSの展開, 松方純、藤野貴之、浅野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告, IN2002-45, pp.19-24,   2002年07月
  • 学術情報ネットワークへのIPv6導入と今後の展開, 藤野貴之, 上岡英史, 阿部俊二, 計宇生, 松方純, 山田茂樹, 淺野正一郎, 電子情報通信学会研究報告,NS2001-253,pp.217-222,   2002年03月
  • 実トラヒック測定データを用いたシミュレーションによるインターネット品質保証制御方式の一検討, 藤野貴之, 阿部俊二, 計宇生, 趙偉平, 松方純, 淺野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告 SSE2000-306, pp505-510,   2001年03月
  • Collecting Administrative Routing Information and its Application, 藤野貴之, Proceedings of the First International Symposium on Advanced Informatics (AdInfo2000), pp.177-182,   2000年03月
  • 安定したルーティング環境を維持するためのルーティング情報管理システムの構築, 藤野貴之, 学術情報センター紀要 第11号, pp.163-168,   1999年03月
  • FTP冗長トラフィックを削減するための探索ドメインモデル, 藤野貴之, 学術情報センター紀要 第10号, pp.203-209,   1998年03月
  • Networking Issues in Japan, Takayuki Fujino, Proceedings of The 4th International Workshop on Academic Information Networks and Systems, pp.5-11,   1998年02月
  • 学術情報ネットワークの将来構想, 藤野貴之、阿部俊二、浅野正一郎, 電子情報通信学会技術研究報告 IN-97-51, pp.29-34,   1997年07月
  • 履歴を利用したテスト生成の一手法, 浅野純也、藤野貴之、藤原秀雄, 電子情報通信学会技術研究報告 FTS-91-6, pp.41-48,   1991年04月
  • 論理回路のテスト生成のための 3 値ニューラルネットワークモデル, 藤野貴之、藤原秀雄, 電子情報通信学会技術研究報告 FTS-91-5, pp.33-40,   1991年04月

競争的資金

  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(B)), スケーラビリティと耐故障性を持つサーバシステムの構成法に関する研究, 松本尚, ディペンダブル・コンピューティング基盤構築のための分散資源の透明性と移送を確保するための方式の確立に関する研究を実施した。本研究では、耐故障性を持ち移送可能かつ高性能でスケーラブルな分散資源管理モデルと機構を解明する。本研究以前より、SSS-PCオペレーティングの研究開発において、複数のノードを一つのUNIXシステムに仮想化する方式を提案・実証し、スケーラブルで移送可能なプロセスの機構を解明してきた。本研究はこれらをさらに発展させるものである。平成18年度末までの研究成果として任意個数のUNIXの世界(UNIXドメイン)をシステム上に実現可能にした。さらに、三つのTCPプロトコルスタックが協調して通信を行う高信頼プロトコルスタックを実現した。19年度の前半には、このプロトコルスタックを利用した高信頼ファイルサーバシステムを試験実装した。同じ動作を行うファイルサーバプログラムを三つのノードで冗長多重実行させて、高信頼プロトコルスタックを通じて、外部のクライアントと通信を行い、プログラムが動いているノードのうちの一つが故障してもサービスを提供し続けられることを実証した。しかし、この試作実装を通して、冗長多重実行における名前空間の重複が問題であることが明らかとなり、根本的な解決には、多重実行の各プログラムを名前空間上では独立した存在として扱う必要があると結論した。このため、平成19年度の後半には、UNIXドメインによる仮想化を充実させて、多重実行の各プログラム実行をそれぞれ別の仮想化されたUNIXドメイン上で実現する方式に実行方式を切り替えた。研究期間内には汎用の冗長多重実行フレームワークの実装にまでは至らなかったが、今後研究を継続して冗長多重実行フレームワークの完成を目指す。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(若手研究(B)), 悪意ある攻撃の影響を局所化可能な情報提供方式に関する研究, 藤野 貴之, 本研究で提案するanycast managerの機能の一部をIETFで標準化が進められているPCE (Path Computation Element)に置き換え、anycast managerの機能はPCEのトリガとなる位置づけに変更を行う必要があった。ただし、提案する方式では単一のLSPではなく、常に複数のLSPを同時に構築しなければならない。そのため、パス計算アルゴリズムの評価を行えるようなシミュレーションプログラムが必要であり、そのコーディングの途上にある。シミュレーションプログラム完成後には、複数箇所から同時にLSPを構築する問題をPCEを使用して解決するためのアルゴリズムの評価が行えるようになると思われる。並行して、情報提供サーバ側に何らかの障害または悪意ある攻撃が発生したことをanycast managerに通知するための仕組みの開発を行った。この仕組みは最終的にはTCP上で動作するネットワークアプリケーションとして動作すべきものであるが、その第一段階として、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)を使用して管理情報を転送し、それをトリガとする方式を採用した。これは電子メールを管理情報を伝える媒体として定義するものである。サーバ側で何らかの障害または攻撃を検知した場合、管理情報に対してあらかじめ定義しておいた文字を含む電子メールをanycast managerに送信し、anycast manager側では受理した電子メール本体に含まれる管理情報に対応するテキストを抽出する。その内容に応じてanycast mangerはLSPの切り替え処理を起動することができるようになる。まずこの仕組みを使用して必要な管理情報の洗い出しを行った上で、必要に応じてネットワーク型プロトコルの設計をすることが望ましいと考えている。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 安全性・信頼性の向上を目的とした次世代通信網の広域資源運用管理方式の開発, 浅野正一郎, 本研究は、全光ネットワークにおける動的・広域資源管理機能の全体的な機能枠組みを提示し、安全性と信頼性の向上に資するこどを明らかにすることを目標としている。このために、(1)全光ネットウークの動的バックアップ(プロテクション)方式を提案し、その効果を示した。(2)動的資源管理を実現するシステムであるPCE(Path Computation Element)を試作し、PXC(波長クロスコネクト)や光ネットワーク機器と連動させることによって、安全性・信頼性の維持機能並びに品質保証を総合的に評価した。(3)「Border Model」と命名した光・IP統合制御モデルを提案することにより、次世代ネットワークを構成する通信ノードに実装し、現状のインターネット制御と次世代の光パス制御を同時に制御するための具体的手法となることを示した。(4)成果を国内外の主要学会で発表し評価を得た。最終年度である平成19年度には、本研究の成果を取りまとめるとともに、国際的に普及させることが適切な技術要素を国際標準として位置づけるための活動を実施した。国際電気通信連合(ITU)では、次世代通信網に関連する標準開発の一環として、通信網の高度管理のための識別子管理(ID Management)の開発に着手しており、本研究の成果が参照されている。以上により、当初の目標を計画通り達成したものと自己評価でき、これらを報告書としてとりまとめた。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(特定領域研究), 文献資料の組織化を支援するコミュニティ形成のための情報通信網構成法の研究, 浅野正一郎, 博物館等に保存されている多くの「器物資料」とともに「文献資料」を対等に扱うことは、近代・現代の日本科学技術思想の体系化を検証するために極めて意義の大きなことと考える。この目標のために、全国の科学博物館、大学並びに関連研究機関に所属する研究者並びに研究情報を組織化することは喫緊の課題であり、これを効果的に支援する手段として情報通信の活用を図ることを本研究の目的としている。本研究班は、文部科学省の支援により学術情報ネットワーク(SINET並びにスーパーSINET)を運用する国立情報学研究所に所属する研究者で構成しており、情報通信技術を活用し、研究者間のグループ形成と活動の支援のための方策を検討するには格好の態勢を備えている。現在機関や組織においてセキュリティを維持するためにファイアウォールの導入が進んでおり、同時に世界的な接続性を持たないプライベート・アドレス(NAT)の採用が行われている。この現状は、リアルタイム性を重視する研究活動を、研究者間の閉域コミュニティの内部で運用するためには大きな障害となる。このような現状に採用でき、マルチメディア情報の取得を経済的に実現する汎用性の高いコミュニティ形成手法を提示し、E-Communityの形成を支援することを具体的目標としている。昨年度は、コミュニティ形成を支援する管理システムの開発を実施し、汎用ワークステーションを用いて実現した。最終年度である今年度は、開発した管理システムの上にpeer-to-peer通信までを可能とするE-Community支援システムを提案し、機能・性能・品質に関する評価を実施した。本提案システムは、Ipv4(現状)並びにIpv6(将来)の双方で運用することを可能としており、近年話題を集めている「オーバーレイ・ネットワーク」を形成する一方式とみなすことができる。即ち、インターネット事業者や学術情報ネットワークなど公衆的ネットワーク・サービスや加入者が限定されるネットワークによらずに汎用に使用できる。本提案と効果の分析を実施し、本開発研究を完了するものである。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 品質保証を可能にするマルチサービス光ネットワークアーキテクチャに関する研究, 計宇生, 本研究では、超高速光ネットワークアーキテクチヤにおいて、異なる品質レベルのサービスを共通のネットワーク基盤上で提供できるような、マルチサービスの実現方法について検討し、有効なサービス品質保証の実現のメカニズムについて解明することが目的である。平成16年度では、光バーストトスイッチングネットワークにおけるサービス品質を差別化するための方式についての検討を行った。ネットワーク帯城の利用状況に基づくバーストスケジューリングをサービス優先度のクラス毎に行う方法として、波長先取りを必要とするものとしないものの2つの方式を提案した。シミュレーションによる性能評価で、これらの方式は異なるサービスクラスに対して、バースト廃棄率の差別化を有効に行えることが確認された。平成17年度では、前年度で提案されているサービス品質差別化方式について、連続マルコフ連鎖モデルによる理論評価モデルを構築し、バースト長がポアソン分布を有する場合について、理論計算とシミュレーションによる評価結果がよく一致していることを確かめた。さらに、これまでの相対的品質差別化の方式の提案に加え、絶対的品質保証のための方式について検討し、波長先取りによる絶対的品質保証方式を提案した。提案方式では、これまでに提案されている優先的廃棄方式よりも、無駄な廃棄をなくすことによって、高優先サービスの廃棄率を抑えるト同時に、すべてのサービスクラスの平均廃棄率をより小さく抑えられることがシミュレーションおよび解析によって確かめられた。本研究は、サービス品質保証の概念を新しい通信アーキテクチャである光ネットワークの範疇へと広げるためのものであり、新しい交換アーキテクチャの研究が行われている今日では、より高度なサービス機能を光ネットワークで提供する仕組みの開発が必要であり、本研究の成果はそれに寄与するものである。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), トラヒックの実測データを利用した情報伝達品質の制御手法に関する研究, 計宇生, ネットワークの広帯城化、ネットワーク上のアプリケーションの普及によって、情報伝達サービスの品質に対する要求も多種多様となり、これらを満足することは重要な課題になっている。本研究では、高速情報通信ネットワーク上に流れるトラヒックに対する実測や分析を行い、実測されたトラヒックデータを利用して、品質制御方法の有効性を検証し、より現実に即したトラヒック記述、品質制御の手法を見出すことが目的である。本研究では広域ネットワークやローカルネットワーク上に流れるトラヒックを実測し、得られたトラヒックデータをもとに統計解析を行い、さらに、解析された統計特性を利用してトラヒックの性能や制御方法を検討した。観測の対象となった広域ネットワークでも、ローカルネットワークでも、それらの上のトラヒックには、いわゆる自己相似性や、長期依存性が確認された。また、実測データは一般に、時間スケール上における相関特性の変化が厳密な自己相似性よりも複雑な形態を有し、特に、時間スケールの短い領域では、ポアソン性に近い性質を示し、時間スケールの長い領域では、より強い相関を示している。このような相関特性を有するトラヒックの性能解析の方法として、相関特性の異なる複数の時間スケールのそれぞれに対して、別々なFBM過程をあてはめ、それぞれのFBM過程による解析の結果を合成して元のトラヒックの性能として近似することを提案した。その場合、トラヒックの相関特性が急激に変化する時間スケールにおいては、複数のFBM過程が同時に性能に関与するため、相関特性の変化がより緩やかになるような新たなFBM過程による補償が有効であるが確かめられた。また、ローカルネットワーク上のトラヒックよりも広域ネットワーク上のトラヒックのほうが正規分布により近い周辺分布を持ち、FBMモデルを利用した解析方法は正規性に近い周辺分布を持つトラヒックにより適していることがわかり、実際の解析結果によっても実証された。本研究の成果は、研究会、国際会議、論文誌などで発表されており、インターネット上に流れるトラヒックの実態およびそのための品質制御の方法をより明らかにしたことで本研究の目的が達成できたと言えよう。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 超高速インターネットに適用するスケーラブルIPルーティング制御, 浅野正一郎, インターネットに使用する基幹的通信機器であるIPルータ(インターネット用ルータ)の技術開発の中心は、高速化にあることはいうまでも無い。10Gbpsや40Gbpsの回線制御を可能とする高速化はその代表である。しかし今世紀に入ると、高速アクセスサービス競争の激化を背景として急速に幹線への負荷が増大し、また、Peer通信など少数の通信が、全体の3割程度に達するような利用形態が拡大する傾向が明らかになる。この事実は、従来のIPルータ主体のインターネット幹線では、経済的な運用が困難と予測するまでに至っている。このような急激な環境の変化は、インターネット幹線に採用する技術を抜本的に変えることを要請する。IPパケット中継を基本とするインターネットであっても、増加するトラヒックの全てをパケット中継(Packet Forwarding)に基づくより、トラヒックの特徴に合わせて積極的に光中継を活用することの有利性も無視できなくなる。近年光伝送関係機器の価格低下が著しいことも、この選択の妥当性を説明するものとなっている。以上を背景として、次世代超高速インターネット幹線を光ルーティング技術と全光高速伝送技術により構成する技術的可能性を示し、大規模ネットワークへの適用性を実証評価により検証することを目的として本研究が開始された。世界初の光ルーティング技術並びにGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)と証する光ネットワーク制御技術の実証、同じく世界初となる40Gbps多重伝送システムにおける自動分散補償技術の実現と評価、全光2R/3R中継システムの実現と評価を研究期間で行っている。このような革新的技術の実現と評価は、次世代ネットワークの中心技術となるものであり、世界から高い評価を受けている。これにより、本研究課題の目標を達成した。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(国際学術研究), 研究ネットワークの国際連携とアジア・大洋州における国際調整に関する学術調査, 猪瀬 博, 近年の学術研究の国際化に伴い、国際的な連携が図られた研究ネットワークの運用が求められている。ことに、アジア、大洋州、北米、欧州に加えて、東欧・ロシア、南米、アフリカの地域に研究ネットワークが拡大したことによる国際調整の在り方を検討することは緊急の課題であり、また研究ネットワークの超高速化に伴う技術課題の調整も重要となる。今年度は、国際的な学術研究ネットワークの調整を行っている国際研究ネットワーク調整会議で主要な論議がなされている研究ネットワークの国際的相互接続の検討に参加し、同時に検討を主導することにより、次世代の国際研究ネットワークの形成に寄与した。更に成果を反映して、米国シカゴに設置された高速研究ネットワークの国際交換点(STAR-TAP)を経由して、学術情報センターが運用するSINETを接続し、超高速通信の環境を日本の研究者に提供している。欧州では、TEN-34と称する超高速研究ネットワークの運用が開始される一方、各国の協力により次世代ネットワークの開発計画(JAMES)が進行している。従来の経緯を踏まえて、学術情報センターは英国ロンドンを起点としてTEN-34との接続のための調整を続け、接続を実現するに至っている。また同時に、JAMESの調査を実施している。並行して、OECDでは情報社会の実現に向けて政索の強調が続けられているが、これに副議長として参加し、議論を主導した。国際的なネットワーク技術の標準化組織であるIETFには、今年は新たに超高速ネットワークの運用に関する基本技術を2件提案している。このために、IETFには継続的に参加し、国際貢献を果たしている。以上のように、今年度は当初の計画を大幅に上回る成果を得ている。以上をもって、3ヶ年にわたる本調査を終了する。

教育活動情報

担当経験のある科目

  • 情報通信システム特論, 近畿大学
  • コンピュータネットワーク演習, 近畿大学
  • オペレーティングシステム, 近畿大学
  • 回路理論Ⅱ(交流回路), 近畿大学
  • 回路理論Ⅰ(直流回路), 近畿大学
  • ソフトウェア工学, 近畿大学
  • 通信工学, 広島大学, 近畿大学
  • 情報通信ネットワーク, 近畿大学
  • Javaプログラミング, 近畿大学
  • Cプログラミング, 近畿大学
  • 情報通信機器, 近畿大学
  • 文字情報論, 明治大学