KINDAI UNIVERSITY


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中川 知宏ナカガワ トモヒロ

プロフィール

所属部署名総合社会学部 心理系専攻 / 総合文化研究科
職名講師
学位博士(文学)
専門犯罪心理学
ジャンル医療・健康/メンタルヘルス
コメンテータガイドhttp://www.kindai.ac.jp/meikan/865-nakagawa-tomohiro.html
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Last Updated :2017/11/21

コミュニケーション情報 byコメンテータガイド

コメント

    理論的観点から、犯罪が生じる原因について言及することはできるが、個々の事件に関することはコメントできない。

報道関連出演・掲載一覧

    <報道関連出演・掲載一覧>
    ●2015/06/08
     産経WEST
     近隣トラブルについて。
    ●2014/10/30
     産経新聞
     更生保護施設について。

研究活動情報

研究分野

  • 心理学, 社会心理学

研究キーワード

  • 少年犯罪, 集団過程

論文

  • 怒りの利己性:公正敏感さは怒りの道徳感を誘起するか, 上原 俊介, 中川 知宏, 田村 達, 実験社会心理学研究, 実験社会心理学研究, 54, 2, 89, 100,   2015年
    概要:義憤(moral outrage)とは,ある出来事やそれに関与した人物の行動が道義に反しているという知覚によって引き起こされる怒りのことを指す。怒りの研究者たちはこれまで,道徳違反を目の当たりにしたときには義憤が喚起されると仮定してきた。ところが最近の研究によれば(たとえば,Batson, Chao, & Givens, 2009),怒りの喚起は自分(あるいは自分の同胞)が危害を加えられたときにしか確認されず,私憤(personal anger)が怒りの本質であると指摘する者もいる。そこで本研究は,公正に対する敏感さ(justice sensitivity)という人格特性に注目し,義憤とは正しさに過敏に反応する人たちにみられる制限的な感情反応ではないかと予測した。日本人参加者に対して架空の拉致事件に関する新聞記事を読ませ,そのとき感じた怒りの強さを答えさせた。その結果,どんなに公正に敏感な参加者でも,強い怒りは日本人が拉致被害の犠牲になったときにしか報告されず,私憤説に一致する証拠しか確認されなかった。こうした知見を踏まえ,本研究は,私憤がきわめて堅固な反応であるという可能性を指摘した。
  • 道徳的違反に対する怒り感情:義憤を規定する状況要因の検討, 上原俊介, 中川 知宏, 国佐勇輔, 岩淵絵里, 田村 達, 森 丈弓, 社会心理学研究, 28, 158, 168,   2013年03月
    概要:道義に反する他者の行動を見ると、知覚者の側にはしばしば怒りが喚起されるが、これは義憤(moral outrage)と呼ばれている。しかし最近の研究によれば、どんなに不当な危害であると認知されても、怒りは自分や自分の同胞が被害にあったときしか強まらず、道徳的違反場面では私憤(personal anger)の怒りしか見いだされていない。そこで本研究では、義憤とは被害者の救済など公正回復の見通しが高いと期待される場面で引き起こされるものであると仮定し、3つの実験を通してこの予想を検討した。日本人参加者に対して拉致被害者を操作した架空の新聞記事を読ませ(被害者が日本人vs.スロベニア人)、彼らの怒りがどう変化するかを観察した。その結果、公正回復が可能であれ不可能であれ、参加者の報告した怒りは日本人が拉致された記事を読んだときにしか強まらなかった。この結果は、違反行為に対して抱かれた怒りが私憤であること、公正回復可能性の知覚は義憤を生み出
  • 関係規範の違反に対するシグナルとしての怒り感情: 知覚された欲求責任違反の媒介的役割, 上原俊介・中川知宏・森 丈弓・清水かな子・大渕憲一, 社会心理学研究, 27, 3, 161, 173,   2012年03月, 査読有り
  • 社会的自己制御と集団同一化が大学への適応に及ぼす効果, 中川 知宏, 法政大学キャリアデザイン学部, 法政大学キャリアデザイン学部, キャリアデザイン研究, 8, 8, 51, 64,   2012年
  • 集団同一化と集団志向性が集団非行に及ぼす影響 一般群と非行群との比較, 中川 知宏, 仲本 尚史, 山入端 津由, 応用心理学研究, 32, 2, 61, 72,   2007年03月
  • 低自己統制と集団同一化が集団的不良行為に及ぼす影響--専門学校生を対象とした回想法による検討, 中川 知宏, 大渕 憲一, 犯罪心理学研究, 45, 2, 37, 46,   2007年

書籍等出版物

  • 紛争・暴力・公正の心理学, 大渕憲一(監修), 分担執筆, 21章 非行集団と暴力犯罪, 北大路書房,   2016年02月
  • 社会心理学概説 , 北大路書房,   2007年
  • 現代と未来 をつなぐ実践的見地からの心理学, 中川 知宏, 東北大学総合福祉学部, 東北大学総合福祉学部, 共著, 八千代出版,   2008年

講演・口頭発表等

  • Effect of collective and individual low self-control and group identification on collective problem behavior, 中川 知宏, British Psychological Society,   2007年, British Psychological Society
  • Effect of perceived group discrimination and permeability of group boundaries on group identification with delinquent peers, 中川 知宏, 福岡少年鑑別所, 法務省矯正局, いわき明星大学人文学部, 沖縄国際大学総合文化学部, 東北大学文学研究科, International Society for Research on Aggression,   2008年, International Society for Research on Aggression
  • Effect of social self-regulation and group identification on university adjustment, 中川 知宏, 法政大学キャリアデザイン学部, International Congress of Applied Psychology,   2010年, International Congress of Applied Psychology
  • Why do certain youths join a delinquent group? An intergroup perspective, 中川 知宏, 熊本少年鑑別所, いわき明星大学人文学部, 沖縄国際大学総合文化学部, 東北大学文学研究科, European Congress of Psychology,   2011年, European Congress of Psychology
  • Effect of collective low self-control and strain on delinquency with peers, 中川 知宏, 東北大学文学研究科, International Society for Criminology,   2011年, International Society for Criminology
  • The role of intuitive versus rational processing in framing effect, 中川 知宏, 法政大学キャリアデザイン学部, 新潟中央短期大学幼児教育科, European Congress of Psychology,   2011年, European Congress of Psychology
  • 乳児との接触経験が乳児に対する認知評価を高める, 中谷 勝哉, 中川 知宏, 須藤康正, 日本心理学会第76回大会,   2012年09月, 日本心理学会第76回大会
    概要:女子大学生を対象に,過去の接触経験と乳児の画像や音声の認知評価との相関を調べる調査をweb上で行った。全体を通じて性成熟後の接触経験がそれ以前の経験よりも相関が高いという傾向がみられた。ただし、泣き顔や泣き声は性成熟以前からの経験の効果も大きかった。この違いから、ベビーシェマなどの鍵刺激と泣きとの間の性質の違いを考察した。

MISC

  • 自己統制が逸脱行動実行意図に及ぼす効果:自己統制の特性的側面と状態的側面に着目して, 中川知宏・林洋一郎, 近畿大学総合社会学部紀要, 4, 1, 85, 94,   2015年08月
  • 義憤か私憤か : 知覚された金銭実体性による調整効果の検討, 上原 俊介, 手島 啓文, 田村 達, 中川 知宏, 文化 = Culture, 79, 1, 117, 107,   2015年, http://ci.nii.ac.jp/naid/120005674971
  • 怒りと道徳的違反の知覚 : 危害の正当性と義憤および私憤に対するその影響, 上原 俊介, 中川 知宏, 田村 達, 小形 佳祐, 齋藤 五大, 文化, 77, 1, 1, 12,   2013年09月24日, http://ci.nii.ac.jp/naid/120005368887
  • Anger in close relationships, perceived violation of responsibility for needs, and feelings of anger, 上原俊介, 中川 知宏, 田村 達, 森 丈弓, Tohoku Psychologica Folia, 71, 33, 41,   2012年04月
    概要:By assuming that an individual’s perception of a relational norm violation can cause that individual to experience anger in a close relationship, we hypothesized that when a close other does not respond to a person’s needs, the person would perceive the behavior as a violation of the responsibility for needs (RN) and experience anger. Consistent with our predictions, it was found that the close other’s unresponsiveness to the participant’s needs elicited anger more strongly and evoked the perception of the violation of RN more than did that of the not-close other. These findings imply that one cause of frequent experience of anger for a person in a close relationship is the strong belief that open expression of personal needs is acceptable in close relationships.
  • When does anger evoke self-interest and fairness motives? The moderating effects of perceived responsibility for needs, 中川 知宏, 東北大学文学研究科, いわき明星大学人文学部, 東北大学文学研究科, Japanese Psychological Research, 54, 2, 137, 149,   2012年
    概要:Research has repeatedly demonstrated that anger evokes both self interest and fairness motives, but it is unclear what factors determine the evocation of these motives. We examined the idea that the type of relationship, indexed by the perceived responsibility for a partner’s needs, moderates the effect of anger on self-interest and fairness motives.
  • 怒りの動機を規定する人格要因:共有的志向性の影響, 中川 知宏, 東北大学大学院文学研究科, いわき明星大学人文学部, 東京厚生年金病院, 東北大学大学院文学研究科, 文化, 75, 40, 45,   2011年
    概要:本研究では、自分の欲求に他者が関心をもってくれることを期待する個人差傾向、つまり共有的志向性に注目し、これが怒り感情と自己利益動機および公正動機の関連を調整すると仮定して、以下の仮説を検証することを目的とした。まず自己利益動機では、怒りを喚起する出来事に遭遇した場合、共有的志向性の強い人はそうでない人に比べて、個人的利益を回復・維持したいとする願望を強めるであろうと予測した(仮説1)。一方、公正動機では、共有的志向性の強さに関係なく、怒り感情によって独自に強められるであろうと予測した(仮説2)。大学生112名を対象に、過去半年間において経験した怒りの出来事をひとつ想起させ、これを怒り感情の強度、怒り対象との関係親密さ、怒りの動機の観点から評価するよう求めた。またこれらとは別に、個人差傾向としての共有的志向性尺度についても回答するように求めた。回帰分析の結果、仮説1と仮説2のどちらも支持され、共有的
  • Dispositional determinant of anger at norm violations: Does it reflect an individual’s selective responsibility for needs, 中川 知宏, 東北大学文学研究科, いわき明星大学人文学部, 東京厚生年金病院, 東北大学文学研究科, Tohoku Psychologica Folia, 70, 10, 20,   2011年
    概要:Theoretical research implies that individual differences in the tendency to expect others to respond to an individual’s needs (communal orientation) leads individuals to expect others to take responsibility for their own needs (RN); however, this has not been examined empirically. On the basis of the assumption that anger is a signal indicating a violation of social norms, we examined whether the perceived violation of RN would mediate the association between communal orientation and anger when a close other failed to respond to a need.
  • 集団非行の発生過程:非行の集団過程モデルの実証的検討 (特集 犯罪・非行研究の最前線(その3)気鋭の犯罪心理学研究), 中川 知宏, 青少年問題, 57, 0, 26, 31,   2010年10月, http://ci.nii.ac.jp/naid/40017327462
  • The role of social anxiety in anger against norm violations, Uehara, S., Nakagawa, T., Komatsu, S., & Ohbuchi, K, 69, 40, 52,   2010年, 査読有り
  • Motives of anger in relationships: Relationship closeness moderates anger evoked motives. , Uehara, S., Nakagawa, T., Mori, T., Kunisa, Y. & Ohbuchi K. , Tohoku Psychologica Folia, 68, 38, 48,   2009年
  • 仲間からの拒絶経験と将来展望が非行および向社会的行動に及ぼす効果, 中川 知宏, 斎藤 綾香, 東北福祉大学研究紀要, 31, 0, 221, 233,   2007年, http://ci.nii.ac.jp/naid/40015628428
  • 集団同一化と集団志向性が集団非行に及ぼす効果-集団構造による差異の検討-, 中川知宏・仲本尚史・國吉真弥・森丈弓・山入端津由・大渕憲一, 平成18年度 社会安全研究財団報告書(一般研究助成) ,   2007年
  • Effects of group rewards on group identification among delinquent and non-delinquent adolescents. , Nakagawa, T., Nakamoto, N., Yamanoha, T., & Ohbuchi, K., Tohoku Psychologica Folia, 64, 31, 38,   2005年
  • Influence of group process in juvenile delinquency: An interview study with inmates of a reformatory home. , Nakagawa, T., Kikuchi, T., & Ohbuchi, K., Tohoku Psychologica Folia., 63, 61, 72,   2004年

受賞

  •   2006年, 平成18年度社会安全研究財団研究助成(A 一般研究助成)

競争的資金

  • 補助金, 集団同一化と集団志向性が集団非行に及ぼす効果:集団構造による差異の検討
  • 科学研究費補助金, なぜ、非行集団に同一化するのか:集団内関係と集団間関係の統合モデルの構築