KANZAKI Shinya

    Department of Agricultural Science Professor
Last Updated :2023/09/23

Researcher Information

Degree

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J-Global ID

Research Interests

  • 果樹園芸学   Pomology   

Research Areas

  • Environmental science/Agricultural science / Horticulture

Education

  • 1994/04 - 2000/03  Kyoto University  農学研究科  農学
  • 1990/04 - 1994/03  Kyoto University  Faculty of Agriculture

Association Memberships

  • 日本園芸学会   

Published Papers

Conference Activities & Talks

MISC

Awards & Honors

  • 2011/03 園芸学会 Excellent paper
     SCAR markers for practical application of marker-assisted selection in persimmon (Diospyros kaki) breeding. 
    受賞者: KANZAKI Shinya
  • 2010/03 園芸学会 奨励賞
     完全甘ガキ個体選抜のための分子マーカーの構築とそれを利用したカキの遺伝様式の解析 
    受賞者: 神崎 真哉

Research Grants & Projects

  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    Date (from‐to) : 2013 -2015 
    Author : 神崎 真哉
     
    平成25年度は、気温とジベレリン(GA)処理がマンゴーの花芽形成および葉におけるFT遺伝子の発現に及ぼす影響を調査した。4月に温室内で開花している鉢植えのマンゴー樹を用い、花穂を全て除去した後に温室外に移動して低温に遭遇させると、2週間後には葉におけるFT発現量が低温遭遇前の10倍以上に増加した。このFT発現量の増加は一時的なものであり、4週間後には低温遭遇前とほぼ同じレベルに戻っていたが、低温遭遇開始後2ヶ月間で萌芽した芽に占める花芽の割合は58%となり、温室内で栽培し続けた場合の14%と比べ高くなったことから、低温による一時的なFT発現量の増加は花成を促すことが示された。また、GA処理によって、低温によるFT発現量の増加は抑制され、花芽形成率も低下した。初冬まで温室外で栽培すると、最低気温が10℃を下回り始める11月初旬にFT発現量の増加が確認された。特に、新梢の葉でその発現量が高くなる傾向が見られた。その後、マンゴー樹を温室内に移動するとFT発現量は速やかに減少した。しかし、FT発現量の増加が確認された個体においても、その後萌芽した芽に花芽は確認できなかった。このことから、FT発現量の増加は必ずしも花成に結びつくわけではないことが示された。FT以外の花成関連遺伝子群の単離を試みたが、これまでに単離には至っていない。また、平成25年度は非低温要求型品種について夏季の花成がみられず、解析することができなかった。これらの課題については、26年度以降に対応していく予定である。
  • Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology:Grants-in-Aid for Scientific Research(基盤研究(C))
    Date (from‐to) : 2010 -2012 
    Author : Shinya KANZAKI; Chitose HONSHO
     
    To develop an practical method for determining the male parent of mango seedlings, high-polymorphic SSR markers were selected and multiplex PCR method was developed. Progenies obtained from open pollinated 'Irwin' trees and 'Beni-Keitt' trees in a plastic house were used for determining male parents. The results showed that cross-pollinated seedlings were major in both cultivars. In addition, Myb transcription factor associated with anthocyanin biosynthesis were isolated from mango and its structure was analyzed.
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    Date (from‐to) : 2005 -2007 
    Author : 神崎 真哉
     
    近年、日本でマンゴーのハウス栽培が拡大しつつあり、高級果物としての需要が高まっている。日本では主に‘Irwin'が栽培されており、成熟期に鮮やかな赤色を呈するのが特徴である。温帯果樹のリンゴやブドウでは、高温によりアントシアニン合成が阻害されることが示されており、30℃を超える条件で栽培すると、果実着色は不良となる。一方、マンゴー‘Irwin'は40℃を超える高温下で栽培されているにも関わらず、着色への影響はあまり見られない。本研究では、マンゴーの着色と気温との関係を明らかにするために、低温処理がマンゴーの着色に及ぼす影響について調査した。低温処理(果実周辺温度を20〜25℃に保つ)した果実では、アントシアニン含量は対照区(果実周辺気温25〜45℃)と差がなかったが、クロロフィル含量の減少が抑制され、果皮はくすんだような赤色になった。一方、アントシアニン合成系(PAL, CHS, ANS)の遺伝子発現は、低温処理によって増加していた。夜間のみ低温処理を行った果実でも、アントシアニン含量は対照区と同程度であり、低温によるアントシアニン合成の促進は見られなかった。それに対し、遮光処理を行うと、アントシアニン含量は著しく抑制され、また、夜間低温処理と遮光を組み合わせると、アントシアニン蓄積とクロロフィル分解が共に抑制されることが示された。マンゴー果皮におけるアントシアニン合成系遺伝子群の発現量はアントシアニン含量と相関が低く、低温や遮光が遺伝子発現に及ぼす影響は明確でない。以上の結果から、マンゴー‘Irwin'の果皮におけるアントシアニン蓄積は、30℃以上の高温でもほとんど阻害されることなく、気温の影響は光の影響と比較して小さいことが明らかとなった。20〜25℃程度の低温は、成熟を遅延させ、クロロフィルの分解を妨げることから、赤色を鮮やかに発色させるためには適さないと考えられた。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    Date (from‐to) : 2002 -2003 
    Author : 神崎 真哉
     
    本研究では完全甘ガキの自然脱渋性を支配する遺伝子の探索を進めるために1)ゲノムライブラリーの作成と甘渋性識別マーカー周辺領域の単離、2)甘渋性に連鎖した新規マーカーの探索、を試みた。以下、その概要を記す。1)ゲノムライブラリーの作成と甘渋性識別マーカー周辺領域の単離カキ品種'次郎'(完全甘ガキ)由来のゲノムライブラリーを作成し、甘渋性識別マーカーを用いてスクリーニングを行った結果、約27kbのインサートを持つクローンが単離された。このインサートについて甘渋性識別マーカー周辺領域の簡単な制限酵素マップを作成した。現在、単離されたゲノム断片について、より詳細な調査を行っている。2)甘渋性に連鎖した新規マーカーの探索これまでに同定されている甘渋性に連鎖したマーカーのみでは、遺伝子の探索を進めるにあたり十分な情報が得られないため、ゲノミックサブトラクション法を用いて新規マーカーの探索を試みた。サブトラクション後のPCR増幅断片をいくつか単離し、プローブに用いてRFLP分析を行っているが、現在までに甘渋性に連鎖した新規のマーカーは得られていない。今後は異なる制限酵素を用いたゲノミックサブトラクションを試みていく予定である。
  • 熱帯果樹類の遺伝・育種
    その他の研究制度
  • カキの甘渋判別マーカーの探索
    その他の研究制度
  • Breeding and Genetics for Some Tropical Fruits
    Cooperative Research
  • Survey of specific markers for PCNA nature of Japanese Persimmon
    Cooperative Research


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