YODA HirotoshiDepartment of Architecture and Design Professor/Manager |
福岡県I市に竣工した新庁舎に導入された環境設備システムの効果を検証するために2017年度調査を実施した。そのうち,エネルギー消費量と温熱環境の実態,ならびに市職員を対象としたアンケート調査(課・室ごとに回答)の結果を示す。
福岡市,北九州市におけるCASBEE評価実績を分析し,建築物の環境配慮に関する実態を明らかにした.研究対象は,福岡市と北九州市のホームページに公表されている「建築物環境計画書」をもとに,福岡市158件(表-1),北九州市80件(表-2)を調査対象とした.
Logistic regression analysis was conducted to model the selection of HVAC systems in office, hotel, medical and retail facilities. For the analysis the DECC database was used. The analysis result showed that the building size, usage, and year of construction have a significant influence on the selection of HVAC systems.
福岡県では、再生可能エネルギー導入検討に役立てることを目的として、福岡県内の再生可能エネルギー適地情報を検索するマップシステムである「福岡県再生可能エネルギー導入支援システム」を構築し、2012年7月24日よりホームページで公開している。 本研究は、その支援システムを活用し、飯塚市において再生可能エネルギーを導入するための検討基礎資料を作成することを目的とした。
近年顕在化している様々な熱環境問題への対応には建築物起源のエネルギー削減が効果的であることが知られている。これにはそれぞれの建物用途、時間特性、地域特性などを加味したエネルギーの消費実態を把握し、それぞれに適した削減手法を策定する必要がある。本研究では、建物エネルギーの詳細な消費先や消費パターンを、統計的に有意な建物データベースとオリジナルツールを用いて推定し、建物エネルギーの消費特性を把握する手法について提案する。
2012年度に福岡県で実施されたうちエコ診断事業の調査結果を活用し,うちエコ診断を受診した家庭の属性データ,受診前後の消費電力量,二酸化炭素排出量,光熱費や実施された対策項目,みなし削減量などの実態と,事業の取り組み効果について明らかにした.
非住宅建築物の環境関連データベース(DECC)検討委員会ではこれまで非住宅のエネルギー消費量等の調査を行ってきた。しかし近年住宅のエネルギー消費量のベンチマークについてもニーズが高まっており、集合住宅共用部等についてもデータベースを拡張することを計画している。本報告では2014年の集合住宅共用部におけるエネルギー消費構造について、一次エネルギー原単位を算出し、建物特性や設備機器の状況との分析を行う。
本研究では、民生業務用建築物のエネルギー・水消費量などのデータベース構築に向けて、2010年度から建物エネルギー消費に関する調査を行ってきた。本報では、これまでの調査結果に2014年度の調査結果を加え、2010年度からの3年間における研究機関とスポーツ施設のデータ解析結果について報告する。