吉田 幸治(ヨシダ コウジ)

経営学部 教養・基礎教育部門教授

Last Updated :2024/09/14

■教員コメント

コメント

現代英語の統語構造と意味を中心に研究しています。また、日本語についても構造を中心に研究。

■研究者基本情報

学位

  • 文学修士

研究キーワード

  • 統語論・意味論・語用論   Pragmatics   Semantics   Syntax   

現在の研究分野(キーワード)

現代英語の統語構造と意味を中心に研究しています。また、日本語についても構造を中心に研究。

研究分野

  • 人文・社会 / 言語学
  • 人文・社会 / ヨーロッパ文学

■経歴

経歴

  • 2007年 - 2008年  マサチューセッツ工科大学大学院言語学・哲学科客員研究員
  • 1995年 - 1997年  立命館大学文学部 助手College of Letters

学歴

  •         - 1997年   立命館大学   文学研究科   英米文学
  •         - 1993年   神戸市外国語大学   外国語学研究科   英語学
  •         - 1990年   神戸市外国語大学   外国語学部   英米

委員歴

  • 2020年04月 - 現在   日本英文学会   大会準備委員
  • 2015年04月 - 現在   英語語法文法学会   運営委員
  • 2014年04月 - 現在   英語語法文法学会   編集委員
  • 2014年04月 - 2018年03月   大学英語教育学会   学習英文法研究会代表

■研究活動情報

MISC

  • Turning Point
    アリソン キツマン; 北山 環; 白川 泰旭; 吉田 幸治; 三上 明洋; 平井 大輔; ジョシュア コーヘン 2014年
  • 吉田 幸治 近畿大学教養・外国語教育センター紀要(外国語編) 1 (1) 123 -132 2010年12月
  • 異文化理解の形式化へ向けて
    吉田 幸治 『異文化理解教育』 (2) 43 -52 2010年03月
  • 吉田 幸治 『近畿大学語学教育部紀要』 9 (1) 49 -63 2009年07月
  • Polite Fictionsは日米比較のTheoremsと成り得るかー一年間の滞米生活からの考察ー
    吉田 幸治 『異文化理解教育』 (1) 95 -108 2009年03月
  • 吉田 幸治 近畿大学語学教育部紀要 8 (2) 113 -125 2008年12月
  • 修辞技法に関する覚書
    吉田 幸治 六甲英語学研究(小西友七先生追悼号) 10 271 -277 2007年12月
  • 外国語教育をめぐる諸問題
    吉田 幸治 近畿大学語学教育部ジャーナル (3) 29 -35 2007年03月
  • 語形成の一側面
    吉田 幸治 六甲英語学研究 (8/9) 33 -42 2006年10月
  • 英語辞書に記載されるべき言語学的知見について
    吉田 幸治 近畿大学語学教育部紀要 6 (1) 55 -66 2006年07月
  • Grammar Translation Method Revisited.
    Kinki University Department of Language Education Bulletin 2 (2) 61 -68 2003年
  • Toward a Highly Effective Teaching Method of English Phonetics.
    Multimedia Education (Kinki University) 2, 51-59 2003年
  • 文法訳読方式再訪
    近畿大学語学教育部紀要 2 (2) 61 -68 2003年
  • 高効率化をめざした英語音声指導?MD利用授業の一例?
    視聴覚教育(近畿大学語学教育部視聴覚教室) 2, 51-59 2003年
  • An Attempt for the Curriculum Revision to Develop Students' Communicative Skills.
    Kwansai Review 21, 21-29 2002年
  • The Grammar of Peripheral Phenomena.
    Kinki University Department of Language Education Bulletin 2 (1) 31 -44 2002年
  • コミュニケーション能力の育成を目指したカリキュラム改革
    Kwansai Review(関西英語英米文学会) 21, 21-29 2002年
  • 周辺現象の文法?言語事実を中心に?
    近畿大学語学教育部紀要 2 (1) 31 -44 2002年
  • On Bare-NP Adverbs
    Kinki University Department of Language Education Bulletin 1 (1) 71 -84 2001年
  • On the "go" Implying a Hoolish Behavior
    Rokko English Linguistics Studies 4,63-69 2001年
  • A Functional Approach to Parasitic Gaps
    Kinki University General Education Department Bulletin 32 (3) 137 -150 2001年
  • On the Function of Default Case
    The Ritsumeikan Bungaku (568) 974 -992 2001年
  • Bare-NP Adverbについて
    近畿大学語学教育部紀要 1 (1) 71 -84 2001年
  • 愚行を表わすgo
    六甲英語学研究 (4) 63 -69 2001年
  • 吉田 幸治 近畿大学教養部紀要 32 (3) 137 -150 2001年
  • 吉田 幸治 立命館文学 (568) 974 -992 2001年
  • On the Labels of Phrasal Categories
    Kinki University General Education Department Bulletin 31 (3) 127 -139 2000年
  • 句範疇のラベルをめぐって
    近畿大学教養部紀要 31 (3) 127 -139 2000年
  • Case-marker Drop in Modern Japanese
    Ritsumeikan Institute of International Language and Culture Studies 1999年
  • 現代日本語の助詞の省略
    立命館大学国際言語文化研究所 研究会 1999年
  • Unaccusativity and Agentivity
    (1) 79 -94 1998年
  • 非対格性と行為者性
    六甲英語学研究 (1) 79 -94 1998年
  • Object-contained Intransitive Resultatives in English
    (4) 97 -108 1997年
  • On Some Studies of No in Japanese
    (6) 135 -147 1997年
  • 吉田 幸治 英語語法文法研究 (4) 97 -108 1997年
  • 「の」の分析をめ゛くって
    立命館英米文学 (6) 135 -147 1997年
  • Verbs and Event Composition
    (18) 49 -61 1996年
  • Stylistic Inversions Revisited
    Ritsumeikan International Language and Culture Studies 7 (5・6) 115 -127 1996年
  • Obligatoriness and Optionality of Adjuncts in English
    (5) 96 -107 1996年
  • 動詞とイベントの合成について
    語法研究と英語教育 (18) 49 -61 1996年
  • 文体的倒置再考
    立命館言語文化研究 7 (5・6) 115 -127 1996年
  • 吉田 幸治 立命館英米文学 5 (5) 96 -107 1996年
  • On Functional categories in English
    (17) 85 -93 1995年
  • A Study of Coordinate Structures in English
    (4) 133 -145 1995年
  • 英語の機能範疇について
    語法研究と英語教育 (17) 85 -93 1995年
  • 英語の等位構造に関する一考察
    立命館英米文学 (4) 133 -145 1995年

書籍等出版物

  • 吉田 幸治 (担当:共著範囲:)英宝社 2005年10月 
    「語頭子音が有声th-で始まる語の構造について」と題する論考を寄稿した。同論文は、現代英語の語頭子音th-が有声音で発音される語を対象にその機能と構造を論じたもので、既知性と主要部先行パラメーターが重要であることを指摘し、音象徴の側面からも考察を加えた。
  • 基礎から学ぶTOEICテスト総合演習
    石井 隆之; 三浦 良邦; 新田 香織; 吉田 幸治; 藤岡 真由美 (担当:共著範囲:)成美堂 2003年02月 
    近畿大学におけるTOEIC対策の統一教材として作成。単なる問題集ではなく、段階的学習が可能で、発信型コミュニケーションにもつながるような工夫を試みた。基礎力を固めることを重視し、問題量を充実させ、特にPartⅠ、PartⅡ、PartⅤを強調して編集した。
  • On Case Marker Drop
    2000年

講演・口頭発表等

  • 多読と精読の橋渡し  [通常講演]
    吉田 幸治
    The First Extensive Reading World Congress 2011年09月 京都市 The First Extensive Reading World Congress
     
    2011年9月3日~5日に開催された国際学会The First Extensive Reading World Congressにおいてコロキアムの司会・発表者として登壇した。日本の英語教育の現状を分析的に紹介し、そのようは状況が永続的に存在する理由を解説した"Introduction and Some Remarks on English Education in Japan"と題する発表を行った。
  • 吉田 幸治
    第36回関西言語学会 2011年06月 堺市 第36回関西言語学会
     
    ワークショップ「例外現象再考による理論再検討の試み―ミニマリストプログラム、HPSG、談話文法からのアプローチ―」の発表者の一人として登壇した。本発表では、過去の言語研究において例外現象がどのように扱われてきたのかをやや批判的に紹介し、これまでの研究では等閑視されてきた例外現象研究の一例として「つなぎ表現」に追加的に前置されるand, or, butの出没について考察を行い、例外現象研究の手法の一端を示した。
  • 吉田 幸治
    大学英語教育学会(JACET)英語辞書研究会 2010年03月 東洋大学白山キャンパス 大学英語教育学会(JACET)英語辞書研究会
     
    現代英語は動詞一語で表現可能な内容を動詞+形容詞または動詞+名詞で表現することがある。これは単なる言い換えとして捉えられるべきものではなく、統語と意味の側面から十分な考察が必要である。本研究では、こうした現象に対するD. J. Allertonの研究を紹介し、現時点での各種英語辞典の記述上の問題を指摘し、同現象を辞書の記述にどのように反映すべきかについて提案を行った。
  • 他品詞の動詞への転換―その要因をめぐって―  [通常講演]
    吉田 幸治
    六甲英語学研究会 2009年12月 神戸市 六甲英語学研究会
     
    英語の特徴の一つとして名詞・形容詞の動詞への転換現象が挙げられる。本研究では様々な動詞への転換現象を考察し、その要因を数種類に分解する試みを行った。構造的位置と項構造の関係を支える背景を示し、日本語と英語の差異についても考察した。
  • Semiproductivityをめぐってー周辺から核へー  [通常講演]
    吉田 幸治
    六甲英語学研究会 2008年12月 神戸市 六甲英語学研究会
     
    英語の形態論において生産性が低いとされる現象のうち、過去形・過去分詞が固定していない事例を対象に、その背後で生じている文法的メカニズムを考察した。こうした現象を適切に説明するためには習得の中間段階を考慮した動的文法理論の接近手法が必要であることを論じた。
  • 追加の文法  [通常講演]
    吉田 幸治
    大学英語教育学会(JACET)英語辞書研究会 第8回英語辞書学ワークショップ「英語の辞書と語彙」 2007年03月 京都 大学英語教育学会(JACET)英語辞書研究会 第8回英語辞書学ワークショップ「英語の辞書と語彙」
     
    従来の言語研究において、言語要素が省略される現象に関しては統語論・意味論・語用論などの視点から様々な研究が行われてきており、一定の成果を挙げている。本研究では、こうした研究とは鏡像関係をなすと思われる、言語要素の追加現象を考察の対象に、その実態と成立背景を考察した。具体的には、現代英語において本来的には不必要とされる特定の語彙が一定の規則にもとづいて特定の位置に追加される現象を指摘し、その統語構造と意味論・語用論的な制約を明らかにし、こうした事実に関する記述が英語辞書ならびに英文法書に必要であることを論じた。
  • 吉田 幸治
    立命館大学国際言語文化研究所「言語科学と英語教育研究会 (理論言語学部門)」研究会 2007年01月 京都 立命館大学国際言語文化研究所「言語科学と英語教育研究会 (理論言語学部門)」研究会
     
    本発表では日本語と英語の語形成に見られる三つの重要な側面を考察し、それぞれが今後の形態論的研究に極めて重要となることを示した。まず、近年の日本語の新語形成に見られる語用論的側面を考察し、いわゆる転義のメカニズムが漢語の外延と関連することを示した。第二に、英語の語彙における有声音と無声音の対立が組織的にコード化されている現象を考察し、これが情報構造と関連することを示した。第三点として、日本語の格助詞の統語的振る舞いを考察し、これらが主要部となる可能性があることを指摘し、音韻的な体系性にも言及した。
  • 吉田 幸治
    第7回JACET英語辞書学ワークショップ「英語の辞書と語彙」 2006年03月 和洋女子大学 第7回JACET英語辞書学ワークショップ「英語の辞書と語彙」
     
    過去数十年間に言語学によって明らかにされてきた知見のなかで、辞書への導入が行われるべきと思われる知見をとりあげ、よりよい辞書の作成に求められる視点を示した。本発表では特に、理論言語学的研究を利用する際の留意点と効果的な方法を提示すると同時に、従来の辞書に不足している情報を如何に補完すればよいのかを論じた。
  • 吉田 幸治
    大学英語教育学会 (JACET) 学習英文法研究会 2004年12月 大阪 大学英語教育学会 (JACET) 学習英文法研究会
     
    現代英語の特徴の一つとして考えられる「意味合成」について考察を行い、語彙概念構造の観点から説明する場合の欠点を指摘し、より厳密な説明のためには語用論的視点からの考察が不可欠であることを示した。また、こうした現象に関連する言語事実を指摘し、こうした諸現象を教育の場で効率良く指導する方法も示した。
  • 吉田 幸治
    大学英語教育学会 (JACET) 第43回全国大会 2004年09月 名古屋 大学英語教育学会 (JACET) 第43回全国大会
     
    従来の音声指導にありがちな問題点を克服しつつ、効果的な指導を行うにはどのような方法が有益であるかを、具体例とデーターをもとに示した。説明と具体例については省略せざるを得ない面が多かったが、音声指導に対するあり方を提示することに成功した。
  • 語彙情報と語用論  [通常講演]
    吉田 幸治
    JACET 学習英文法研究会(大阪) 2003年12月 JACET 学習英文法研究会(大阪)
     
    単語が持つ情報と語用論的知識の関係について、非言語伝達動詞と目的語の選択に関する考察から探求した。現代英語において、自動詞が目的語を後続できる場合には、フレーム知識が関与しており、目的語となる名詞はEvent Nominal であることを例証した。
  • 近畿大学新入生6,000 人を対象とした全学的取り組みへの検証 TOEIC Test 対策自主制作統一テキストの効果と課題  [通常講演]
    新田 香織; 三浦 良邦; 藤岡 真由美; 吉田 幸治; 石井 隆之
    第42 回JACET(大学英語教育学会)全国大会 2003年09月 第42 回JACET(大学英語教育学会)全国大会
     
    実践的な英語教育への社会的ニーズに応えるため、新入生全員を対象としたTOEIC Test 対策用教材を自主制作した。発表では教材の特徴とねらい、そして4 月と7 月に実施したプリ・ポストテストの結果分析について述べた。又、今後の課題をフロアの方々と議論した。
  • 「wear+色彩目的語+to+出来事名詞」の解釈  [通常講演]
    吉田 幸治
    日本語用論学会第5回大会(枚方) 2002年12月 日本語用論学会第5回大会(枚方)
     
    現代英語の構文に、動詞wearが色彩語彙を目的語として取り、to+名詞が後続するものがある。この構文にはいくつかの注目すべき文法的特徴が見られ、統語的にも意味的にも特異性が観察される。本発表では語用論的な視点から解釈メカニズムを考察した。

所属学協会

  • 大学英語教育学会   日本認知言語学会   日本語用論学会   関西言語学会   英語語法文法学会   日本言語学会   日本英語学会   日本英文学会   アメリカ言語学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 吉田 幸治; 睦 宗均; 平井 大輔; 堤 良一
     
    本研究は第二言語習得において普遍文法(UG)の諸原理がどのようにどの程度まで関わるのかに関する研究の一部として、英語・日本語・韓国語における補文内における代名詞類の指示関係習得の研究を理論と実証の両面から行った。指示関係のなかでも特に束縛関係を対象とし、照応形の束縛に関する事実とその習得に関する事実を詳細に調査し、普遍文法の構成を解明する手がかりを得ると同時に、第二言語教育における普遍性と多様性に関する研究を深めることを最終目標とした。本研究で得られた洞察は理論的研究への貢献を果たすのみならず、外国語教育に対しても重要な手掛かりを与えるものと考えている。
  • 英語と日本語の統語的・意味論的研究
  • Syntacitc and Semantic Studies in English and Japanese

その他のリンク