熊谷 哲哉 (クマガイ テツヤ)

  • 経営学部 教養・基礎教育部門 准教授
Last Updated :2024/04/19

コミュニケーション情報 byコメンテータガイド

  • コメント

    19世紀末から20世紀初頭におけるドイツの文学や思想を研究しています。科学技術の発展がどのように人間の世界観や言語文化に影響を与えたのかという問題に関心を持っています。

研究者情報

学位

  • 学士(文学)(2000年03月 明治大学)
  • 修士(人間・環境学)(2004年03月 京都大学)
  • 博士(人間・環境学)(2012年11月 京都大学)

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科研費研究者番号

  • 20567797

J-Global ID

プロフィール

  • 明治大学文学部ではベルリンの演劇に興味を持ち、ハイナー・ミュラーについて卒業論文を書きました。
    京都大学修士課程では、研究対象が定まらず迷走したのち、ダニエル・パウル・シュレーバー『ある神経病者の回想録』に出会い、シュレーバーの妄想の解読を試みました。博士課程でも継続してシュレーバー読解に取り組み、2012年に京都大学で学位を取得しました。
    現在は、シュレーバーの妄想の背景となっていた、19世紀末ドイツにおける心霊主義や精神分析について、とりわけ哲学者カール・デュ・プレルの著作を中心に研究しています。また、卒業論文のころから現代文学にも関心を持っており、ウーヴェ・テルカンプの『塔』、ダーヴィット・ヴァーグナーの『生命』、クリスティーネ・ヴニケの『狐と島村博士』といった作品について口頭発表および論文の刊行をしてきました。


    ドイツ語教育にも関心を持ち、スマートフォンのカメラや音声認識を用いたアクティブラーニング形式の授業を行ったり、グループワークや独習など、授業スタイルを選ばない教科書の執筆などにも取り組んでおります。コロナ禍の現在は、動画を用いたオンデマンド授業教材の開発に力を入れています。


    ブログ、twitter、YouTubeなどを用いて、ドイツ語学習やドイツについての情報発信にも取り組んでいます。


     


     

研究キーワード

  • 精神分析学   ドイツ文化   ドイツ文学   

現在の研究分野(キーワード)

    19世紀末から20世紀初頭におけるドイツの文学や思想を研究しています。科学技術の発展がどのように人間の世界観や言語文化に影響を与えたのかという問題に関心を持っています。

研究分野

  • 人文・社会 / ヨーロッパ文学 / ドイツ文学

経歴

  • 2020年04月 - 現在  関西学院大学文学部 文学言語学科非常勤講師
  • 2018年04月 - 現在  近畿大学経営学部 教養・基礎教育部門准教授
  • 2016年04月 - 2018年03月  近畿大学経営学部専任講師
  • 2015年04月 - 2018年03月  神戸大学非常勤講師
  • 2014年04月 - 2016年03月  近畿大学経営学部特任講師
  • 2013年04月 - 2014年03月  龍谷大学非常勤講師
  • 2012年04月 - 2014年03月  滋賀県立大学非常勤講師
  • 2012年04月 - 2014年03月  近畿大学経済学部非常勤講師
  • 2010年04月 - 2014年03月  京都大学国際高等教育院非常勤講師
  • 2006年04月 - 2013年03月  堺看護専門学校非常勤講師
  • 2009年04月 - 2012年03月  京都精華大学共通教育センター嘱託助手
  • 2004年04月 - 2009年03月  京都大学高等教育研究開発推進機構ティーチングアシスタント
  • 2005年02月 - 2008年12月  南大阪看護専門学校非常勤講師

学歴

  • 2004年04月 - 2009年03月   京都大学大学院   人間・環境学研究科   共生文明学専攻博士後期課程
  • 2000年04月 - 2004年03月   京都大学大学院   人間・環境学研究科   文化・地域環境学専攻博士前期課程
  • 1996年04月 - 2000年03月   明治大学   文学部   文学科ドイツ文学専攻
  • 1992年04月 - 1995年03月   栃木県立栃木高等学校

所属学協会

  • 世界文学会   阪神ドイツ文学会   オーストリア文学会   日本独文学会   日本独文学会京都支部   

研究活動情報

論文

  • 演劇で病を治すことは可能か——ゲーテの『リラ』について
    熊谷哲哉
    希土 48 97 - 122 2023年08月
  • 世紀転換期ドイツの一知識人が見た地獄あるいはユートピア—シュレーバー『ある神経病者の回想録』をめぐって
    熊谷哲哉
    ユリイカ 7月号特集奇書の世界 7 271 - 278 2023年06月 [招待有り]
  • 熊谷哲哉
    日本独文学会研究叢書147 「オリジナル」とはどういうことか—近現代ドイツ語圏文学における複製の問題圏— 23 - 33 2021年10月
  • 南島ユートピアとオカルティズム——ヘレンバッハの『メロンタ島』について
    熊谷哲哉
    希土 46 17 - 30 2021年09月
  • ラファエル・フォン・ケーベルとカール・デュ・プレル—明治期日本に伝わったドイツの心霊主義についてー
    熊谷哲哉
    ドイツ文学論攷 62 25 - 44 2021年03月 [査読有り]
  • 〈かけがえのない〉自己と交換可能な臓器—ダーヴィット・ヴァグナーの『生命』について—
    熊谷 哲哉
    〈かけがえがない〉とはどういうことか? ―近現代ドイツ語圏文学における交換(不)可能性の主題― 52 - 63 2017年09月
  • 記憶と病—クリスティーネ・ヴニケの『狐と島邨博士』について
    熊谷 哲哉
    希土 42 94 - 111 2017年07月
  • 熊谷 哲哉
    Germanistik Kyoto 16 16 61 - 77 日本独文学会京都支部 2015年08月 [査読有り]
  • 熊谷 哲哉
    近畿大学教養・外国語教育センター紀要. 外国語編 4 2 31 - 47 近畿大学全学共通教育機構教養・外国語教育センター 2013年11月 [査読有り]
     
    著者専攻: ドイツ文学
  • 89年とゼロ年代のDDR小説―ウーヴェ・テルカンプ『塔』について
    熊谷 哲哉
    ゼロ年代の小説 2013年09月
  • 「ダニエル・パウル・シュレーバーの言語をめぐる思考―科学の時代における自己と世界
    熊谷 哲哉
    京都大学 2012年11月 [査読有り]
  • カール・デュ・プレルにおける科学と発達
    熊谷 哲哉
    研究報告、京都大学大学院独文研究室 24 24 2010年12月
  • 熊谷 哲哉
    Germanistik Kyoto 9 9 21 - 38 日本独文学会京都支部 2008年08月 [査読有り]
  • 「神経言語」と言語の危機 : シュレーバーと世紀転換期文学における言語表現
    熊谷 哲哉
    文明構造論 : 京都大学大学院人間・環境学研究科現代文明論講座文明構造論分野論集 61 - 87 2007年09月
  • カール・デュ・プレルの夢研究―フロイトとの比較を通じて
    熊谷 哲哉
    ドイツ文学論集 40 47 - 56 2007年 [査読有り]
  • 「脱男性化」とは何か―シュレーバーと性をめぐるディスクルス
    熊谷 哲哉
    文明構造論 2 61 - 82 2006年09月
  • 熊谷 哲哉
    研究報告 19 19 75 - 93 京都大学大学院独文研究室研究報告刊行会 2005年12月
  • 光線としての言葉―シュレーバーと自然科学と心霊学―
    熊谷 哲哉
    文明構造論 1 23 - 46 2005年09月
  • 熊谷 哲哉
    研究報告 18 18 23 - 38 京都大学大学院独文研究室 2004年12月

書籍

  • ミニマムドイツ語・レーゼン
    熊谷哲哉; 大喜祐太 (担当:共著範囲:)朝日出版社 2023年01月 ISBN: 9784255254654
  • ミニマムドイツ語・ノイ
    熊谷哲哉 (担当:単著範囲:)朝日出版社 2021年01月
  • ミニマムドイツ語
    熊谷 哲哉 (担当:単著範囲:)朝日出版社 2019年01月 ISBN: 9784255254197 64
  • 携帯&スマホでドイツ語
    熊谷 哲哉 (担当:共著範囲:)郁文堂 2014年04月 ISBN: 4261012545
  • 言語と狂気―シュレーバーと世紀転換期ドイツ
    熊谷 哲哉 (担当:単著範囲:)水声社 2014年03月 ISBN: 9784801000377 312
  • 芸術教養シリーズ14 ロマン主義の胎動から世紀末まで 西洋の芸術史 文学上演篇II
    熊谷 哲哉 (担当:分担執筆範囲:第2章 ゲーテと近代ドイツ文学の幕開け)京都造形芸術大学 東北芸術工科大学出版局 芸術学舎 2014年02月

講演・口頭発表等

  • ゲーテにおける愛と家族—妹コルネーリアへの愛と作品  [招待講演]
    熊谷哲哉
    家族と愛の研究班 第5回例会(京都大学人文学研究所) 2023年10月 口頭発表(一般)
  • Dreams and Occultism: Freud, Du Prel, and Schreber  [招待講演]
    Tetsuya Kumagai
    Psychic Modernity: Spiritualism, Biography, and Feminism (at Seikei University) 2023年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • YouTubeを活用したハイブリッド型授業構築の試み—コロナ後の初修外国語教育の可能性を探るー  [通常講演]
    川村和宏; 熊谷哲哉
    日本独文学会春季研究発表会 2022年05月 口頭発表(一般)
  • 複数化する非身体としての自己ーカール・デュ・プレルのドッペルゲンガー論ー
    熊谷哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2020年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • The Influence of German Spiritualism on Modern Japanese Philosophy: Raphael von Koeber at Tokyo Imperial University  [通常講演]
    KUMAGAI TETSUYA
    Science and Spiritualism 1750 – 1930 (at Leeds Trinity University) 2019年05月 口頭発表(一般)
  • クリスティーネ・ヴニケにおける狂気とオカルティズム  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    ドイツ現代文学ゼミナール 2018年09月 口頭発表(一般)
  • 語学教育の方法を生かしたドイツ文学講義の試み—教養科目でどのように文学を取り上げることができるか—  [招待講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2017年09月 口頭発表(一般)
  • 夢遊病と心霊主義——デュ・プレルとシュレンク=ノッツィングを中心に  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    プラハとダブリン、亡霊とメディアの言説空間—複数の文化をつなぐ《翻訳》の諸相—第3回研究会 2017年08月 口頭発表(一般)
  • 夢・心霊主義・科学技術ー1900年ごろのドイツにおける状況と日本  [招待講演]
    熊谷 哲哉
    座談会 南方熊楠の神秘体験 2017年05月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • アクティブラーニング型外国語授業におけるスマホ/タブレットの利用ードイツ語作文の指導における可能性と課題について  [招待講演]
    熊谷 哲哉
    高知大学共通教育実施機構会議外国語分科会FD講演会 2017年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • かけがえのない自己と交換可能な臓器ーダーヴィット・ヴァーグナーの『生命』についてー(シンポジウム:《かけがえがない》とはどういうことかー近現代ドイツ語圏文学における交換(不)可能性の主題)  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2016年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 『狐と島村博士』における記憶と病  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    ドイツ現代文学ゼミナール 2016年09月 口頭発表(一般)
  • 夢遊ダンサーは何を見せたか―シュレンク=ノッツィングと世紀転換期文学における二重人格者の表象―  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    阪神ドイツ文学会 2015年12月 口頭発表(一般)
  • ICT総合ドイツ語学習環境の構築について  [通常講演]
    熊谷 哲哉; 川村和宏
    東北ドイツ文学会 2015年11月 口頭発表(一般)
  • Organ transplantation and self consciousness in David Wagner's "Leben"  [通常講演]
    熊谷哲哉
    Research Meeting on Health, Reproduction, and Gender, University of Southern Denmark 2015年02月 口頭発表(一般)
  • スマートフォンを使ったドイツ語アクティブラーニングの実践報告  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2014年10月 口頭発表(一般)
  • 川村和宏; 松崎裕人; 竹内択史; 押領司史生; 熊谷哲哉
    日本独文学会春季研究発表会 2013年05月 ポスター発表
  • 89年とゼロ年代のDDR小説―ウーヴェ・テルカンプ」、シンポジウム「ゼロ年代の小説―記憶の歴史化(ポスト・メモリ)と今をつかめ(カルペディエム)  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2012年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • カール・デュ・プレルにおける科学技術と心霊研究」、シンポジウム「神秘主義的世界像と自然科学―もうひとつのモデルネ―  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2009年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • わたしの庭にようこそ!―クラインガルテン探訪  [通常講演]
    熊谷 哲哉; 田村和彦; 須藤温子
    日本独文学会秋季研究発表会 2007年10月 ポスター発表
  • 身体のリズムとは何か―世紀転換期における体操とダンス―  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会春季研究発表会 2006年06月 ポスター発表
  • 魂たちの宇宙―シュレーバーの『回想録』におけるカール・デュ・プレルの影響について―  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会秋季研究発表会 2005年11月 口頭発表(一般)
  • 神経と言葉―シュレーバーと世紀転換期における身体―  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会春季研究発表会 2005年05月 口頭発表(一般)
  • 光としての言葉―D.P.シュレーバーにおける自然科学と心霊学―  [通常講演]
    熊谷 哲哉
    日本独文学会京都支部 2004年11月 口頭発表(一般)

MISC

  • 宇和川雄著:『ベンヤミンの歴史哲学—ミクロロギーと普遍史』
    ドイツ文学論攷 (65) 127 -130 2024年03月 [招待有り]
  • 猫とDIYとオンライン授業
    熊谷哲哉 ラテルネ (127) 14 -15 2022年03月 [招待有り]
  • 金関猛著『フロイトと心の劇場』
    熊谷哲哉 オーストリア文学 38 19 -21 2022年03月 [査読有り]
  • 石田勇治(編集代表)、佐藤公紀、柳原伸洋(編集幹事)、木村洋平、宮崎麻子(編集委員)『ドイツ文化事典』丸善出版、2020年
    熊谷哲哉 ドイツ文学論攷 (63) 103 -106 2022年03月 [招待有り]
  • 近畿大学第二外国語科目に関する意識調査報告
    睦 宗均; 有馬 麻理亜; 熊谷 哲哉; 須賀井 義教; 高橋 梓; 徳永 恭子; 中野 徹; 原田 信 近畿大学教養・外国語教育センター紀要. 外国語編 11 (1) 151 -174 2020年07月 [査読有り]
  • 熊谷哲哉 日本独文学会ホームページ 2020年05月 [招待有り]
  • ドイツ×フランスお隣どうし——比較で学ぶことばと文化
    小門穂; 熊谷哲哉 ふらんす (白水社) 2020年04月
  • 文学作品をどのように講義に取り入れるか—「国際化と異文化理解」における試み—
    熊谷 哲哉 近畿大学教養・外国語センター紀要、外国語編 9 (1) 83 -95 2018年07月 [査読有り]
  • 熊谷 哲哉 近畿大学教養・外国語教育センター紀要 外国語編 7 (1) 169 -177 2016年07月 [査読有り]
  • ドイツでマラソン大会に出たこと
    熊谷 哲哉 ブルンネン (485) 2014年01月
  • 翻訳:カール・デュ・プレル:いかにして私は心霊主義者となったか―『心霊主義』より―
    熊谷 哲哉 文明構造論 (6) 2010年09月
  • 初年次演習エクストラプログラムについて
    熊谷 哲哉 京都精華大学共通教育センター教育年報 (1) 39 -43 2010年
  • Moritz Baßler, Bettina Gruber, Martina Wagner – Engelhaaf: Gespenster. Erscheinungen - Medien - Theorien
    熊谷 哲哉 研究報告 (21) 81 -83 2007年12月
  • Priska Pytlik: Okkultismus und Moderne.
    熊谷 哲哉 研究報告 (20) 114 -116 2006年12月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 熊谷 哲哉
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 由比 俊行; 熊谷 哲哉; 藤原 美沙; 宇和川 雄; 福岡 麻子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 由比 俊行; 熊谷 哲哉; 藤原 美沙; 宇和川 雄; 福岡 麻子
     
    本研究は、近現代ドイツ語圏文学の作家たちのテクストにあらわれる「複製」や「分身」、「亡霊」等の主題群の分析をつうじて、唯一真正な「オリジナル」という近代的価値観にたいして、作家たちがいかなる態度をとったのかを明らかにしようとするものである。令和元年度は、当初の計画に沿って、研究チームの各メンバーが引き続き文献調査を進めるとともに、可能な限り各種学会での研究成果の発表に努めた。具体的には、熊谷(研究分担者)が、2019年5月開催の心霊主義に関する国際会議において口頭発表を行い、福岡(研究分担者)と藤原(研究分担者)は、2019年8月に開催されたアジア・ゲルマニスト会議(国際会議)において研究成果の一部を発表した。また、宇和川(研究分担者)は、ドイツから講師を招いての講演会を企画・実施し、研究テーマについて掘り下げて議論を交わす場を設けた。2019年9月および2020年3月に開催した研究会合においては、上記の研究報告に加えて、各メンバーの今後の具体的な研究テーマについても議論が交わされ、最終年度に予定されているシンポジウムに向けてメンバー間で問題意識を共有するとともに、有益な情報交換を行うことができた。
  • 夢遊状態と二重人格―近代ドイツ心霊主義における自己と無意識をめぐる思考の系譜―
    日本学術振興会:科学研究費補助金(基盤C)
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 熊谷 哲哉
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 川島 隆; 熊谷 哲哉; 中村 寿; 吉川 信; 桃尾 美佳; 阿部 賢一; 木内 久美子; 城 眞一; 平野 嘉彦; 鈴木 里香
     
    多民族・多言語都市プラハとダブリンの複雑な状況下で生きていた作家たちが、本来は知覚不可能なはずの「亡霊」的なものを知覚させる「メディア」への意識を尖鋭化させていたことが確認された。その際に得られたとりわけ重要な知見は、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したオカルティズムやスピリチュアリズム(心霊主義)が、いわば「見えないものを見る」営みのお手本として、作家たちのアイデンティティ構築の軸をなしていたことである。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 川村 和宏; 竹内 拓史; 熊谷 哲哉; 金子 百合子; 松崎 裕人; 押領司 史生
     
    本研究では、「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」に対応した「読む」「聞く」「話す」「書く」の各能力を養成するため、「ドイツ語表現辞書」およびその冊子形式の教材、「ドイツ語多読データベース」、「ドイツ語web辞書」を作成した。これらのコンテンツは、研究期間中にドイツでの海外研修等でも活用された。また、ロシア語版文法練習ソフトウェアを作成し、アンケート調査を実施した。これらのコンテンツは、「総合ドイツ語学習環境」としてホームページ上で公開されている。また、ドイツ語およびロシア語の「文法練習ソフトウェア」はアプリケーションとして公開することができた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 石井 昌幸; 志村 真幸; 向井 直己; 小関 隆; 中村 哲也; 熊谷 哲哉; 鈴木 康史; 布施 将夫; 安田 忠典; 堀内 隆行; 小林 久美子; 坂元 正樹; 寺尾 智史; 大津 尚志; 大場 さやか; 川口 美奈子; 北岡 幸代; 羅 永一; 中田 浩司; プレラ エイリック; 三島 恵実子; アーロン ミラー; 李 承澤
     
    スポーツ界の体罰根絶を目指し、その思想的基盤構築に向け、内外の体罰の歴史と現状に関する比較文化研究を行った。子供の「規律化」をめぐる通時的な変化および日本と諸外国との共通点と相違点が明らかとなった。また、国際シンポジウムを開催し、日本の体罰構造、韓国における体罰の実態と根絶活動、フランス教育思想における体罰否定の思想的根拠などを明らかにした。さらに、体罰なきスポーツ指導のためのワークショップを実施し、言語コミュニケーションを最重視したチーム・ビルディング実習と参加者によるディスカッションを行った。これらの成果を踏まえて、研究論文集と研究書の翻訳を近日中に発行する。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 川村 和宏; 竹内 拓史; 熊谷 哲哉
     
    本研究の成果は、初学者向けドイツ語学習ソフトウェアの作成、当該ソフトウェアと関連したコンテンツの作成、ソフトウェアと連携した教科書の作成、およびソフトウェアの学習効果を計測するためのデータ蓄積とその分析である。 初学者向けドイツ語学習ソフトウェアに関しては、マルチ・プラットフォームとシリアスゲームの概念を導入してコンテンツを作成している。またソフトウェアと緊密に連携した教科書を作成して授業内で活用することにより、相乗効果が期待できる。アンケート等からは基礎的なデータを蓄積し、その分析から得られた知見に基づいて各コンテンツの修正を行っている。

委員歴

  • 2023年04月 - 現在   阪神ドイツ文学会   編集委員
  • 2023年04月 - 現在   日本独文学会京都支部   会計委員
  • 2019年11月 - 現在   希土同人社   編集委員
  • 2018年04月 - 現在   ドイツ現代文学ゼミナール   幹事
  • 2019年04月 - 2021年03月   日本独文学会京都支部   会計委員
  • 2015年04月 - 2017年03月   日本独文学会京都支部   編集委員

担当経験のある科目

  • ドイツ文学特殊講義関西学院大学
  • ドイツ近代文学講義関西学院大学
  • 国際化と異文化理解近畿大学経営学部
  • 情報科学南大阪看護専門学校
  • 看護と倫理南大阪看護専門学校, 堺看護専門学校
  • 文明構造論京都大学総合人間学部
  • ドイツ語京都大学, 近畿大学, 滋賀県立大学
  • 基礎ゼミ近畿大学,京都精華大学

メディア報道

  • コロナで変わる世界:〈教育編2〉「楽に単位取れるから」オンライン授業評価? 可視化された日本の大学の授業の質
    報道 : 2020年12月06日
    執筆者 : 本人以外
    番組・新聞雑誌 : 毎日新聞
     新聞・雑誌

その他のリンク

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