日野 真紀子(ヒノ マキコ)
経営学部 商学科 | 准教授 |
Last Updated :2024/09/14
■教員コメント
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両大戦間期のイタリアの繊維工業と経済について研究しています。特に、イタリアン・ファッションの創成期、絹、レーヨン、染料等についてです。
■研究者基本情報
J-Global ID
研究キーワード
- イタリア 経済史 経営史 繊維 産業集積
現在の研究分野(キーワード)
両大戦間期のイタリアの繊維工業と経済について研究しています。特に、イタリアン・ファッションの創成期、絹、レーヨン、染料等についてです。
■経歴
経歴
■研究活動情報
論文
- 日野 真紀子同志社商学 73 2 305 - 339 2021年09月 [招待有り]
- 捺染機械の技術革命日野 真紀子立教経済学研究 72 4 1 - 24 2019年03月 [招待有り]
- 1930年代におけるイタリア人絹・絹織物輸出拡大の要因日野 真紀子社会経済史学 84 1 95 - 120 2018年05月 [査読有り]
- 日野 真紀子; ヒノ マキコ; Hino Makiko同志社商学 67 1 43 - 62 同志社大学商学会 2015年06月研究(Article)
- Banzawa Ayumu; Hino Makiko; Sadatō HirokoJapanese Research in Business History 32 0 11 - 36 経営史学会 2015年 [査読有り]
- 日野 真紀子; ヒノ マキコ; Hino Makiko大阪大学経済学 62 1 52 - 70 大阪大学経済学会 2012年06月
- 日野 真紀子社會經濟史學 78 1 3 - 24 社会経済史学会 2012年05月 [査読有り]
本稿は,統一以来イタリア工業をリードしてきた北部「工業三角地帯」に位置するコモ地方の絹織物業(人絹を含む)をあつかう。イタリア繊維工業は,中小企業が多数を占める戦間期イタリア工業の中心である。絹織物業が1920年代前半に国際競争力を得るに至った過程を,その輸出拡大に焦点を当てて検討し,以下のような事実を明らかにする。背景として,コモ地方絹織物企業の経営組織の近代化が確認される。同時に,これらの企業は織布関連産業を巻き込みつつ,織物業の製品・生産方法の開発・改良,新販路の開拓という形で展開した。また,新しい原材料である人絹糸が絹織物業の主要原材料となり,新製品として「交織」大衆商品が製造され,主に産地の大企業がこれを担った。一方,産地の中小企業と政府が協力することで,産地は高級絹織物のデザインを改良しつつ,イタリアからの流行発信を試みた。大衆商品の輸出市場は,1925年のイギリスの保護関税を契機に,従来のヨーロッパ市場からアジア,アフリカ,南アメリカのような非ヨーロッパ圏に求めるようになり,1927年以降顕著に増加した。
MISC
書籍等出版物
講演・口頭発表等
- イタリアにおける繊維・ファッション企業の戦前戦後経営の検討 ー1930-1950年代の繊維・ファッション分野における株式会社の連続性ー [通常講演]日野 真紀子経営史学会関西部会 2023年06月 口頭発表(一般)
- イタリア・ファシスト期の政治経済とファッション産業の形成 [招待講演]日野 真紀子糸・布・衣の循環史研究会 ワークショップ「ファッションが産業になる:フランス,アメリカ,日本,ソ連,イタリアの過去とインドネシアの現在」 2022年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- Makiko HinoBusiness History Conference Meeting 2022年04月 口頭発表(一般)
- Makiko HinoWorld Congress of Business History 2021年09月 口頭発表(一般)
- Makiko HINOAnnual International Conference, World Economy Department, St. Petersburg State University 2019年10月 口頭発表(一般)
- 1930年代イタリア北部における絹・人絹織物輸出拡大の要因 [通常講演]日野 真紀子第85回社会経済史学会全国大会 2016年06月 口頭発表(一般)