大内 秀二郎(オオウチ シュウジロウ)

経営学部 商学科教授

Last Updated :2024/09/14

■教員コメント

コメント

家電の歴史について研究しています。特に戦前から1960年代頃までの家電メーカーの流通・マーケティング戦略と、その時期における電気洗濯機など家電製品の普及に関してです。

報道関連出演・掲載一覧

<報道関連出演・掲載一覧> ●2023/9/23  フジテレビ「時空少年少女探偵団」  「便利家電」がなかった時代はどうしていた?を調査する番組で、冷蔵庫に関する内容を監修 ●2023/7/10  NHK「クイズ!丸をつけるだけ」  リモコンに関する問題を監修 ●2023/6/2  日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」  電化製品に関する問題を監修 ●2022/9/30  日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」  電化製品に関する問題の監修 ●2022/8/7  日本テレビ「ニノさん」  「偉大な発明品古い順10選」のコーナーを監修 ●2022/7/29  産経新聞  企業の「指定価格」制度の導入について ●2021/6/15  読売テレビ「朝生ワイドす・またん!ZIP」  コロナ後の消費行動について ●2021/2/19  読売テレビ「朝生ワイドす・またん!」  「ライソン株式会社」が最近話題になっている理由ついて

■研究者基本情報

学位

  • 修士(経済学)(京都大学)
  • 博士(経済学)(京都大学)

研究キーワード

  • 経営史   マーケティング   Business History   Marketing   

現在の研究分野(キーワード)

家電の歴史について研究しています。特に戦前から1960年代頃までの家電メーカーの流通・マーケティング戦略と、その時期における電気洗濯機など家電製品の普及に関してです。

研究分野

  • 人文・社会 / 商学
  • 人文・社会 / 経済史

■経歴

経歴

  • 2023年 - 現在  近畿大学経営学部教授
  • 2007年 - 2023年  近畿大学経営学部准教授
  • 2006年 - 2007年  近畿大学経営学部助教授
  • 2004年 - 2006年  近畿大学経営学部専任講師
  • 2003年 - 2004年  近畿大学経営学部特任講師
  • 2002年 - 2003年  近畿大学商経学部特任講師

学歴

  •         - 2002年   京都大学大学院   経済学研究科   組織経営分析専攻
  •         - 1997年   京都大学   経済学部   経済学科

委員歴

  • 2023年06月 - 現在   日本商業学会   幹事(関西部会)
  • 2023年06月 - 現在   日本消費経済学会   理事
  • 2022年05月 - 現在   大阪府中央卸売市場 指定管理者評価委員会   委員
  • 2019年10月 - 現在   日本広告学会   理事
  • 2013年05月 - 現在   マーケティング史学会   事務局
  • 2021年08月 - 2022年03月   大阪府中央卸売市場 指定管理者選定委員会   委員
  • 2016年12月 - 2021年03月   大阪府立青少年海洋センター 指定管理者評価委員会   委員
  • 2019年07月 - 2020年03月   大阪府営住宅 指定管理者選定委員会   委員
  • 2013年10月 - 2019年09月   日本広告学会関西部会   評議員
  • 2015年08月 - 2016年03月   大阪府立青少年海洋センター 指定管理者選定委員会   委員

■研究活動情報

論文

  • 大内秀二郎
    マーケティング史研究 2 2 127 - 146 2023年09月 [招待有り]
     
    論文の目的は,官報において公告された商業登記や当時の紳士録,各種年鑑などの同時代的史料を活用して,1930年代の東京電気の販売会社の実態を,その設立の経緯や役員の構成,事業所の所在地から明らかにすることである。東京電気は1930年4月に東京市内に3つの販売会社を設立して以降,1939年までには全国(朝鮮を含む,北海道と台湾を除く)を8つのブロックに分割し,それぞれを地域販社が統括する体制を整備した。各販売会社の役員構成や設立の経緯は多様であり,有力電気商を統合して内部化するかたちで設立されたものもあれば,電気商の人・組織を活用せずにその影響を極力排するかたちで設立されたものもあった。多様な形態の販売会社の存在は,東京電気と有力電気商との複雑な関係性を示唆する。
  • 経済論叢(京都大学) 196 4 1 - 19 2022年12月 [招待有り]
     
    本稿では,店会組織「マツダ会」に着目して,1930年代における東京電気の小売系列化の過程を検討し,以下の諸点を明らかにした。第1に,マツダ会は1933年より各地で結成された。この動きは松下電器の連盟店制度の発足よりも早かった。第2に,マツダ会は卸売段階に設置された販売会社または弁理店のもとで組織された。第3に,マツダ会は組織として共同販売促進をはじめとする各種事業をおこない,東京電気もまた積極的に関与してこれを支援した。第4に,マツダ会は,東京電気の総合的なプロモーション活動において中心的な役割を果たした。第5に,マツダ会は,松下電器の連盟店制度と同様に乱売の抑止を強く志向した組織であった。これらの諸点を踏まえて総括すれば,東京電気の小売系列化は,先行研究がこれまで注目してきた松下電器のそれよりもむしろ先行的であり,戦前期の日本の流通・マーケティング史を振り返る上で評価の欠かせない代表的事例である。
  • 1930年代東京電気の電球市販チャネルについて:卸売段階の系列化
    商経論叢(神奈川大学) 57 3 103 - 119 2022年03月 [招待有り]
  • ラジオリンクストアの実態と家電流通史における意義について
    商経学叢(近畿大学) 68 1 511 - 527 2021年09月 
    本稿の目的は,永長佐京が1950年代に展開した月賦販売店チェーンであるラジオリンクストアの実態を明らかにするとともに,それが日本の家電流通の発展に対して果たした役割について検討することである。本稿の結論は以下の2点に要約される。①ラジオリンクストアの事例は,VC の理念が1950年代初頭という早い時期にすでに家電流通に採り入れられていたことの証左である。これは,卸主宰の VC(もしくはその疑似組織)としては,家電の範囲を越え日本の流通史全般においても非常に先行的である。②ラジオリンクストアは,東芝の月販チャネルの基礎となった。加えて,他メーカーにとっても参照に値する良きモデルケースとなった。

MISC

書籍等出版物

講演・口頭発表等

担当経験のある科目_授業

  • 流通企業戦略論近畿大学
  • 流通論大阪経済大学
  • マーケティング論同志社女子大学
  • 流通システム論近畿大学

所属学協会

  • 日本流通学会   日本消費経済学会   マーケティング史研究会   経営史学会   道具学会   日本広告学会   日本商業学会   Forum Douguology   Japan Academy of Advertising   Japan Society of Marketing and Distribution   日本マーケティング学会   マーケティング史学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 大内 秀二郎
  • 家電流通の変遷過程に関する調査研究と編集
    受託研究
    研究期間 : 2015年03月 -2016年03月 
    代表者 : 大内 秀二郎
  • Marketing Competition in the Early Stage of Electric Washing Machine Market
    研究期間 : 1997年 -2006年
  • 第二次大戦前の日本企業のマーケティング活動に関する研究
    研究期間 : 2004年
  • 電気洗濯機市場成立期におけるマーケティング競争に関する研究
    研究期間 : 1997年
  • マーケティングと消費生活に関する研究
    研究期間 : 1997年
  • Marketing and Consumers' Everyday lives
    研究期間 : 1997年

その他のリンク