
森口 ゆたか(モリグチ ユタカ)
文芸学部 文化デザイン学科 | 教授/主任 |
Last Updated :2025/01/22
■教員コメント
コメント
芸術のもつ力を用いて、病院や施設におられる患者やその家族、職員を癒やし、生きる意欲を高める活動であるホスピタル・アートを専門として実践、研究をしております。
■研究者基本情報
科研費研究者番号
90783176
J-Global ID
プロフィール
- 美術家、近畿大学文芸学部文化デザイン学科教授、NPO法人アーツプロジェクト副理事長。
美術制作の傍ら、1998~9年のイギリス滞在中に出合ったホスピタルアートの活動を日本に紹介し、これまでに30件以上の病院でホスピタルアートの企画、運営、実施、監修を行う。2016年から近畿大学文芸学部に新設された文化デザイン学科に於いて「芸術と社会」の観点から後進の指導にあたっている。
研究キーワード
- ホスピタルアート 現代美術 社会包摂 ソーシャルデザイン コミュニティーアート
現在の研究分野(キーワード)
芸術のもつ力を用いて、病院や施設におられる患者やその家族、職員を癒やし、生きる意欲を高める活動であるホスピタル・アートを専門として実践、研究をしております。
■経歴
経歴
委員歴
■研究活動情報
論文
- ホスピタルアートとウェルビーイングについて森口 ゆたかアートマネジメント研究 第23号 23 48 - 50 日本アートマネジメント学会 2023年03月 [招待有り]
本論では、日本に於けるホスピタルアートの現状とイギリスにおける現状を比較・研究し、昨今イギリスで実践が行われ始めた社会的処方についても解説している。 - 介護福祉士のレジリエンスと老いや死と向き合うことに伴う否定的感情への対処方略の関係老年社会科学2022.1 Vol.43-4 2021年01月 [査読有り]
- ホスピタルアート・プロジェクトによる人材育成の展望と課題京都造形芸術大学紀要/紀要委員会 編 2013年
- 療養環境におけるアートの可能性ーホスピタルアートの実践を通して環境思想・教育研究 2009年 第3号 2009年
書籍等出版物
講演・口頭発表等
- 療養環境に於けるアートの役割と可能性 [招待講演]日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会第23回大会 口頭発表(招待・特別)
- 医学部卒前教育におけるホスピタルアートの授業日本医学教育学会大会 2019年07月
- 療養環境におけるアートの役割と可能性文化庁 大学における文化芸術推進事業 なごやヘルスケア・アートマネジメント 2018年06月 口頭発表(招待・特別)
- ホスピタルアートは患者満足度、職員満足度を高めるために役立ったか? [招待講演]日本病院学会 2014年07月 口頭発表(招待・特別)
- ホスピタルアート 小児療養環境におけるアートの可能性 [招待講演]日本外来小児科学会 2011年08月 口頭発表(招待・特別)
- アートと医療の出会い ホスピタルアートの視点からNPO法人アーツプロジェクト 2005年09月
Works_作品等
- 「美の最前線・現代アートなら」奈良県立美術館(奈良) 芸術活動 2014年
- 「子供の情景」原田しろあと館(旧)羽室家住宅・原田城跡,(大阪) 芸術活動 森口ゆたか 2013年
- 「森口ゆたか−あなたの心に手をさしのべて」徳島県立近代美術館,(徳島) 芸術活動 森口ゆたか 2011年
- 「ゆっくり生きる。 What is the Real Nature of Being?」芦屋市立美術博物館(兵庫) 芸術活動 2008年
- 森口ゆたか展「touch」アートコート ギャラリー(大阪) 芸術活動 森口ゆたか 2007年
- 「世界の呼吸法 - アートの呼吸 呼吸のアート」佐倉市立美術館 / 川村記念美術館(千葉) 芸術活動 2005年
- 「いのちを考える 森口ゆたかと中学生たち」伊丹市立美術館(兵庫) 芸術活動 森口ゆたか 2004年
- 森口ゆたか展「touch」アートコート ギャラリー(大阪) 芸術活動 森口ゆたか 1998年
- 森口ゆたか展「翻訳された現実」西宮市大谷記念美術館(兵庫) 芸術活動 森口ゆたか 1998年
- 「新しい関西の美術家たち, ものとあらわれ」和歌山県立近代美術館,(和歌山) 芸術活動 1997年
- 「Yutaka Moriguchi: Spiegelein」ガレリー・フーベルトゥス・ヴンシック(デュッセルドルフ ドイツ) 芸術活動 森口ゆたか 1996年
- 「親子で楽しむ美術館, 美術鑑賞って何だろう」芦屋市立美術博物館,(兵庫) 芸術活動 1996年
- 「大阪トリエンナーレ1995 彫刻 / 第6回国際芸術造形コンクール」マイドームおおさか 3階ドーム展示場)(大阪) 芸術活動 1995年
- 森口ゆたか個展INAXギャラリー2, 東京 芸術活動 森口ゆたか 1995年
- 「クリテリオム9 森口ゆたか」水戸芸術館現代美術ギャラリー 第9展示室(茨城) 芸術活動 森口ゆたか 1994年
- 「アート・ナウ'92,12人の実践 / 90年代美術の新地平」兵庫県立近代美術館,(兵庫) 芸術活動 1992年
- 森口ゆたか展 「『存在』と『不在』との間を往き来することー情景 I, II」信濃橋画廊(大阪) 芸術活動 森口ゆたか 1992年
- 森口ゆたか展 「やわらかい部屋 Ⅱ」イトーキ・クリスタルホール(大阪) 芸術活動 森口ゆたか 1992年
- 森口ゆたか個展ギャラリーみやぎ(沖縄) 芸術活動 1992年
- 森口ゆたか個展ギャラリーQ(東京) 芸術活動 1989年
- 森口ゆたか個展ギャラリー白 芸術活動 森口ゆたか 1986年
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会:科学研究費助成事業研究期間 : 2014年04月 -2018年03月代表者 : 山口 悦子; 村尾 仁; 糸井 利幸; 森本 玄; 種田 憲一朗; 森口 ゆたか; 由井 武人; 村上 聡; 北村 英之今日、患者安全では、事故から学び改善する態度を、組織的に奨励すべきであることが強調されているが、そのような態度や文化を醸成するために効果的な教育は確立された方法が少ない。事故からの学びを継続的な改善活動へと発展させる「学習する組織」作りには、職員の主体性や創造性の育成も要求される。そこで本研究は、職員が協働的・主体的・創造的に患者安全の課題に取り組む態度や能力を培う学習支援の一つとして、芸術の患者安全教育への応用可能性を探索した。また、芸術的手法を応用した教育プログラムを研究に参加した施設が協力して開発・実施し、これらの芸術を応用した教育プログラムが安全文化に及ぼす影響や効果について検討した。
社会貢献活動
- 関西労災病院におけるホスピタルアート期間 : 2002年08月 - 現在役割 : 助言・指導一般財団法人サニーピア医療保険協会期間 : 2014年03月役割 : 助言・指導大阪市立大学医学部附属病院 ホスピタルアートの制作期間 : 2011年02月役割 : その他京都府洛和会 音羽病院におけるホスピタルアート期間 : 2010年 - 2011年役割 : 助言・指導大阪府立大冠高校 図書室におけるホスピタルアート期間 : 2010年01月役割 : 助言・指導大阪厚生年金病院 小児科入院棟におけるホスピタルアート期間 : 2008年11月役割 : 助言・指導社会医療法人生長会 府中病院におけるホスピタルアート期間 : 2007年09月役割 : 助言・指導兵庫県看護協会 ”Life peace-White Globe"期間 : 2007年07月役割 : 助言・指導A'ワーク創造館 大阪地域職業訓練センターにおけるホスピタルアート期間 : 2006年02月役割 : 助言・指導大阪府立母子保健総合医療センターにおけるホスピタルアート期間 : 2005年02月役割 : 助言・指導こうべ歯科センターにおけるホスピタルアート期間 : 2004年03月役割 : 助言・指導大阪市松下こどもクリニックにおけるホスピタルアート期間 : 2003年09月役割 : 助言・指導