梶 博史(カジ ヒロシ)

医学科教授/主任

Last Updated :2025/10/31

■教員コメント

コメント

骨代謝、骨粗鬆症、副甲状腺疾患に関連した内容。

報道関連出演・掲載一覧

<報道関連出演・掲載一覧> ●2018/11/5  日本経済新聞  骨粗しょう症について ●2016/11/16  NHK総合「ガッテン!」 「NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術」

■研究者基本情報

学位

  • 博士(医学)(1996年03月)

研究キーワード

  • 内分泌学 骨代謝学 再生医学 生理学   Endocrinology Bone and mineral metabolism   

現在の研究分野(キーワード)

骨代謝、骨粗鬆症、副甲状腺疾患に関連した内容。

研究分野

  • ライフサイエンス / 代謝、内分泌学

■経歴

経歴

  • 2011年 - 現在  近畿大学医学部再生機能医学主任教授
  • 2009年 - 2011年  神戸大学大学院医学研究科糖尿病内分泌内科特命准教授
  • 2002年 - 2009年  神戸大学大学院医学系研究科応用分子医学講座内分泌神経学分野助手(助教)

学歴

  •         - 1989年   神戸大学   医学部   医学科

■研究活動情報

受賞

  • 2011年 日本骨代謝学会 学術賞
     
    受賞者: 梶 博史
  • 2006年 三井生命厚生事業団医学研究助成
     JPN
  • 2005年 第78回日本内分泌学会研究奨励賞
     JPN
  • 2004年 医学系研究奨励
     JPN

論文

MISC

  • 骨粗鬆症の運動療法効果と筋・骨連関
    河尾直之; 梶博史 体力の科学 74 (8) 476 -482 2024年08月 [招待有り]
  • 骨と筋肉の連関因子とその制御機構
    梶博史 日本整形外科学会雑誌 97 (7) 482 -487 2023年07月 [招待有り]
  • メカニカルストレスからみた筋・骨連関
    高藤義正; 梶博史 糖尿病・内分泌代謝科 54 (3) 313 -322 2022年03月 [招待有り]
  • 筋・骨連関のネットワークシステム
    河尾直之; 梶博史 老年内科 3 (5) 615 -623 2021年07月 [招待有り]
  • 筋骨連関のニューサイエンス
    梶博史 White 8 (1) 9 -11 2021年07月 [招待有り]
  • 骨と骨外臓器のネットワークシステム
    梶博史 日本臨床 78 (12) 2010 -2015 2020年12月 [招待有り]
  • サルコペニアからみた骨粗鬆症
    梶博史 内分泌・糖尿病・代謝内科(骨粗鬆症のすべて) 51 69 -75 2020年07月 [招待有り]
  • 骨分化初期過程におけるPAI-1の役割
    高藤義正; 梶博史 BIO Clinica 34 799 -802 2019年 [招待有り]
  • 筋肉と骨
    梶 博史 腎と骨代謝 32 181 -186 2019年 [招待有り]
  • 内科医による骨粗鬆症診療の実際
    梶 博史 大阪保険医雑誌 633 51 -56 2019年 [招待有り]
  • 骨の老化
    梶 博史 内分泌・糖尿病・代謝内科 48 308 -312 2019年 [招待有り]
  • 多発性内分泌腺腫症I型
    梶 博史 別冊日本臨床 領域別症候群シリーズ No.4 内分泌症候群(第3版)IV-その他の内分泌疾患を含めて- 343 -346 2019年 [招待有り]
  • オステオグリシンなどによるマイオカイン
    河尾直之; 梶博史 腎と骨代謝 32 152 -157 2019年 [招待有り]
  • 筋肉、マイオカインと骨・カルシウム代謝
    梶 博史 Clinical Calcium 28 919 -925 2018年 [招待有り]
  • 骨・筋連関
    梶 博史 内分泌・糖尿病・代謝内科 46 449 -454 2018年 [招待有り]
  • 筋・骨連関
    梶 博史 Medical Science Digest 43 (9) 442 -445 2017年09月 [招待有り]
  • サルコペニアと骨粗鬆症
    河尾直之; 梶博史 老年医学 55 69 -73 2017年 [招待有り]
  • 河尾直之; 梶博史 Clinical Calcium 27 73 -78 2017年 [招待有り]
  • サルコペニア
    梶 博史 診断と治療 104 1326 -1330 2016年 [招待有り]
  • 原発性副甲状腺機能亢進症の病態生理
    梶 博史 Clinical Calcium 26 815 -820 2016年 [招待有り]
  • サルコペニアと骨代謝
    河尾直之; 梶博史 最新医学:別冊:診断と治療のABC 112 47 -53 2016年 [招待有り]
  • 田村行識; 松尾理; 梶博史 日本血栓止血学会雑誌 26 619 -625 2015年 [招待有り]
  • フレイルと骨粗鬆症の関連
    梶 博史 PROGRESS IN MEDICINE 35 1713 -1716 2015年 [招待有り]
  • Hepatic Osteodystrophyの治療
    梶 博史 Clinical Calcium 25 1689 -1694 2015年 [招待有り]
  • 座談会「血管・骨の再生医学」
    倉林正彦; 梶博史; 星和人 O.Li.v.e.[骨代謝と生活習慣病の連関] 5 76 -81 2015年 [招待有り]
  • サルコペニアと骨粗鬆症の関連・予防のための運動習慣.
    梶博史 O-Line 10 2015年 [招待有り]
  • 田村行識; 梶博史 Clinical Calcium 381 (386) 2015年 [招待有り]
  • 骨・筋肉連携
    梶博史 最新医学 70 58 -63 2015年 [招待有り]
  • ステロイドの骨代謝に及ぼす影響
    田村行識、梶博史 整形・災害外科 57 (7) 847 -853 2014年 [招待有り]
  • サルコペニアと骨粗鬆症
    梶博史 THE BONE 28 (3) 317 -321 2014年 [招待有り]
  • サルコペニア、骨粗鬆症に至る共通のメカニズムとは?
    梶博史 Geriatric Medicine 老年医学 52 (4) 359 -362 2014年 [招待有り]
  • 筋・骨連関.
    梶博史 医学のあゆみ 247 56 -60 2013年 [招待有り]
  • 副甲状腺機能低下症の病態生理.
    梶博史 腎と骨代謝 26 273 -279 2013年 [招待有り]
  • 副甲状腺ホルモンとWntシグナル.
    田村行識; 梶博史 Clinical Calcium 23 847 -852 2013年 [招待有り]
  • スクレロスチンと骨代謝.
    河尾直之; 梶博史 内科 111 707 -710 2013年 [招待有り]
  • Linkage between muscle and bone.
    Kaji H Proceedings of the 5th Hiroshima Conference on Education and Science in Dentistry 91 -93 2013年 [招待有り]
  • PTHによる骨形成促進作用のメカニズム.
    梶博史 Clinical Calcium 22 321 -326 2012年 [招待有り]
  • 座談会「糖尿病と骨粗鬆症」.
    山岸昌一; 梶博史; 斉藤充; 吉澤達也 O.Li.v.e.[骨代謝と生活習慣病の連関] 2 96 -106 2012年 [招待有り]
  • RAS(レニン・アンジオテンシン系)の異常と骨.
    梶博史 ホルモンと臨床 59 391 -395 2011年 [招待有り]
  • 骨粗鬆症診療のための骨代謝の基礎.
    梶博史 神戸市医師会報 611 53 -61 2011年 [招待有り]
  • GHと骨代謝.
    梶博史 内分泌・糖尿病・代謝内科 33 260 -265 2011年 [招待有り]
  • PTHの骨アナボリック作用とサイトカイン.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 20 107 -113 2010年 [招待有り]
  • 内分泌学.
    千原和夫; 高橋裕; 飯田啓二; 梶博史; 加治秀介 日本医事新報 4371 15 -21 2008年 [招待有り]
  • 内分泌疾患にともなう骨粗鬆症:成長ホルモン分泌不全症.
    梶博史 THE BONE 22 149 -152 2008年 [招待有り]
  • ビタミンD依存症I型、II型.
    梶博史 日本内科学会雑誌 96 85 -89 2007年 [招待有り]
  • 内分泌学.
    千原和夫; 高橋裕; 梶博史; 飯田啓二 日本医事新報 4319 9 -12 2007年 [招待有り]
  • 活性型ビタミンDによる副甲状腺機能低下症の治療.
    梶博史 Clinical Calcium 17 93 -98 2007年 [招待有り]
  • ピロリン酸と石灰化(TNSALP, PC-1, ANK).
    梶博史 Clinical Calcium 17 93 -98 2007年 [招待有り]
  • 副甲状腺ホルモンの骨吸収、骨形成への作用—投与法による差異.
    梶博史 Clinical Calcium 17 34 -40 2007年 [招待有り]
  • 骨粗鬆症の治療:ビタミンDとカルシウム.
    梶博史; 杉本利嗣 内分泌・糖尿病科 22 190 -195 2006年 [招待有り]
  • 骨代謝の基礎:成長ホルモン/IGF-Iとカルシウム骨代謝.
    梶博史; 千原和夫 内分泌・糖尿病科 23 95 -99 2006年 [招待有り]
  • 内分泌症候群III: 多発性内分泌腺腫症I型.
    梶博史; 杉本利嗣 別冊 日本臨床 新領域別症候群シリーズ 3 333 -336 2006年 [招待有り]
  • 責任遺伝子の特定された副甲状腺機能低下症: PTH遺伝子異常.
    梶博史 ホルモンと臨床 54 9 -13 2006年 [招待有り]
  • 骨粗鬆症のアナボリック治療(PTHを中心に).
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 16 60 -65 2006年 [招待有り]
  • 高橋 裕; 梶 博史; 飯田 啓二; 千原 和夫 内科 96 (6) 1052 -1057 2005年12月 [招待有り]
  • 副甲状腺ホルモンによる骨粗鬆症治療のエビデンスと展望.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 15 611 -615 2005年 [招待有り]
  • ビタミンDの筋骨格系作用における関連遺伝子群.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 15 834 -838 2005年 [招待有り]
  • 副甲状腺ホルモンの作用メカニズム.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 15 93 -97 2005年 [招待有り]
  • GHの骨代謝調節因子としての意義.
    梶博史; 千原和夫 日本臨床(臨床分子内分泌学3) 63 551 -554 2005年 [招待有り]
  • 内分泌疾患と運動器障害.
    梶博史; 千原和夫 整形・災害外科 48 1255 -1261 2005年 [招待有り]
  • ステロイド骨粗鬆症の成因.
    梶博史; 杉本利嗣 アレルギー・免疫 11 266 -270 2004年 [招待有り]
  • 宗和秀明; 梶博史; 杉本利嗣; 千原和夫 最新医学 59 (4) 965 -969 2004年 [招待有り]
  • 糖尿病性腎症と骨密度の関係は?
    梶博史; 杉本利嗣; 千原和夫 肥満と糖尿病 3 408 -409 2004年 [招待有り]
  • ステロイド骨粗鬆症の臨床 診断・予防及び治療 その他の疾患.
    梶博史; 杉本利嗣 THE BONE 18 375 -377 2004年 [招待有り]
  • 骨疾患の現状と骨代謝の基礎.
    梶博史; 杉本利嗣 Journal of Japanese Society of Hospital Pharmacists 40 1379 -1381 2004年 [招待有り]
  • GnRH療法でのビスホスホネートの利用.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 13 192 -196 2003年 [招待有り]
  • 低カルシウム血症.
    梶博史; 杉本利嗣 救急・集中治療 15 285 -290 2003年 [招待有り]
  • 推薦処方とその解説 胃切除の既往歴をもつ男性.
    梶博史; 杉本利嗣 今月の治療 11 41 -42 2003年 [招待有り]
  • ビタミンD誘導体.
    梶博史; 杉本利嗣 骨粗鬆症治療 2 209 -212 2003年 [招待有り]
  • ビタミンDとカルシウム製剤.
    梶博史; 杉本利嗣 Pharma Medica 21 69 -72 2003年 [招待有り]
  • SERMとSARM.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 13 1463 -1466 2003年 [招待有り]
  • Menin変異による内分泌腫瘍発生のメカニズムと骨における生理機能についての研究.
    梶博史 上原記念生命科学財団研究報告集 17 481 -483 2003年 [招待有り]
  • PTHの細胞内情報伝達系と骨吸収・骨形成への作用.
    梶博史; 杉本利嗣 Clinical Calcium 13 39 -41 2002年 [招待有り]
  • MEN-1遺伝子不活化による腫瘍発生機構.
    梶博史; 杉本利嗣; 千原和夫 最新医学 57 1718 -1722 2002年 [招待有り]
  • Menin, the multiple endocrine neoplasia type 1 (MEN1) gene product, menin, interacts with Smad3 and its inactivation blocks transforming growth factor type beta signaling.
    Hendy GN; Kaji H; Goltzman D; Lebrun JJ; Canaff L Recent Res Devel Endocrinol 3 41 -53 2002年 [招待有り]
  • 骨粗鬆症重症度を判断するマーカーとしての血中insulin-like growth factor-I(IGF-I)とIGF結合タンパク-3値の有用性.
    梶博史 体力研究 91 9 -19 1996年 [招待有り]
  • Hiroshi Kaji; Toshitsugu Sugimoto; Masanori Kanatani; Akimitsu Miyauchi; Toru Yamaguchi; Masaaki Fukase; Kazuo Chihara Journal of Bone and Mineral Metabolism 12 (1) S125 -S129 1994年02月 [招待有り]
  • Second messenger signaling of c-fos gene in the regulation of osteoblast proliferation and osteoclast differentiation by parathyroid hormone and parathyroid hormone-related protein.
    Kano J; Sugimoto T; Kanatani M; Kaji H; Yamaguchi T; Fukase M; Chihara K J Bone Miner Metab 12 S39 -S43 1994年 [招待有り]
  • 骨粗鬆症の治療 サイトカインと骨粗鬆症
    塚本達雄; 梶博史; 深瀬正晃 カレントテラピー 11 1138 -1142 1993年 [招待有り]

書籍等出版物

  • 人体の正常構造と機能(VII血液・免疫・内分泌)
    松村譲兒; 多久和陽; 梶博史 (担当:分担執筆範囲:内分泌)日本医事新報社 2025年02月
  • 人体の正常構造と機能(全10巻縮刷版)
    松村譲兒; 多久和陽; 梶博史 (担当:分担執筆範囲:内分泌)日本医事新報社 2025年01月
  • QUICK 生理学・解剖学 人体の構造と機能・病態生理
    梶博史; 辰巳公平 (担当:分担執筆範囲:第11章 運動器系の構造と機能)羊土社 2022年02月 435 336-355
  • 副甲状腺・骨代謝疾患診療マニュアル改訂第2版
    梶 博史 (担当:分担執筆範囲:多発性内分泌腫瘍症に伴う副甲状腺機能亢進症)診断と治療社 2019年
  • フレイルのみかた
    河尾直之; 梶博史 (担当:分担執筆範囲:フレイルと骨粗鬆症 p163-169)中外医学社 2018年
  • Adaptation Biology and Medicine
    KAJI HIROSHI (担当:分担執筆範囲:Gravity change and muscle/bone relationship.)Narosa Publishing House 2016年
  • 骨・軟骨・関節治療のための新製品開発と臨床ニーズ
    梶 博史 (担当:分担執筆範囲:骨吸収のメカニズム(骨粗鬆症))技術情報協会 2015年
  • 「骨」を知る53の質問(太田博明編)
    梶 博史 (担当:分担執筆範囲:高齢女性が筋肉減少症に陥りやすいのは何故ですか)医薬ジャーナル社 2015年
  • In: Balogh K, Patocs A (ed), SuperMEN1:Pituitary, parathyroid and pancreas
    Hendy GN; Kaji H; Canaff L (担当:分担執筆範囲:Cellular function of menin.)Landes Bioscience and Springer Science+Business Media, USA 2009年
  • 臨床検査データブック(高久史麿監修)
    梶 博史 (担当:分担執筆範囲:低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC))医学書院 2009年
  • Balogh K, Patocs A (ed), SuperMEN1:Pituitary, parathyroid and pancreas
    Kaji H.; Canaff L.; Hendy GN (担当:分担執筆範囲:Role of menin in bone development.pp59-67)Landes Bioscience and Springer Science+Business Media 2009年
  • 千原和夫、寺本明、藤枝憲二(編),成人成長ホルモン分泌不全症の臨床
    梶 博史 (担当:単著範囲:骨代謝, pp149-154)メディカルレビュー社 2006年
  • 飯田喜俊(編),症候による内科診断ストラテジー
    梶博史; 馬場泰人 (担当:共著範囲:肥満, pp123-133)メディカルサイエンスインターナショナル 1999年
  • 飯田喜俊(編),症候による内科診断ストラテジー
    梶博史; 馬場泰人 (担当:共著範囲:やせ, pp115-122)メディカルサイエンスインターナショナル 1999年
  • 細井孝之(編),『本音で語る骨粗鬆症の診療』
    梶博史; 杉本利嗣 (担当:共著範囲:鑑別診断のポイント:日常診療における臨床検査(pp30-38))永井書店 1998年

講演・口頭発表等

  • シンポジウム 骨と他臓器の連環制御(オステオネットワーク): 骨と筋肉の連環因子とその制御機構  [招待講演]
    梶博史
    第94回日本整形外科学会学術総会 2022年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • KSO-JOS-JSBMR Symposium. Sarcopenia Promising treatment and prevention  [招待講演]
    Hiroshi Kaji
    International Congress of Osteoporosis 2021 2021年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 筋・骨ネットワークとエクソソーム  [招待講演]
    梶博史
    第45回長崎骨粗鬆症研究会 2021年09月 口頭発表(招待・特別)
  • シンポジウム3 骨・筋研究における最近の進歩: メカニカルストレスと筋-骨連関  [招待講演]
    梶博史
    第94回日本内分泌学会学術総会 2021年04月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 日本医学会連合加盟学会連携フォーラム「細胞外小胞の制御と機能」:筋骨格系と細胞外小胞  [招待講演]
    梶博史
    第98回日本生理学会・第126回日本解剖学会合同大会 2021年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 教育講演2 副甲状腺疾患の診断と治療の実際  [招待講演]
    梶博史
    第21回日本内分泌学会近畿支部学術集会 2020年11月
  • シンポジウム「サルコペニアを考える」 骨粗鬆症におけるサルコペニア  [招待講演]
    梶博史
    第48回日本関節病学会 2020年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 教育講演22:筋肉と骨ミネラル代謝の相互連関  [招待講演]
    梶博史
    第93回日本内分泌学会学術総会 2020年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 最近の骨粗鬆症治療の実際  [招待講演]
    梶博史
    泉州地区臨床懇話会 2020年02月 その他
  • Gravity change and muscle/bone relationship  [招待講演]
    梶 博史
    第37回日本骨代謝学会学術集会Japn-Korea Joint Symposium 2 Topics in Basic Research 2019年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 内科医による骨粗鬆症治療の実際  [招待講演]
    梶 博史
    第3回骨粗鬆症ベーシックセミナー 2019年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 筋・骨連関とマイオカイン  [招待講演]
    梶 博史
    第5回日本筋学会学術集会 2019年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 私の骨代謝・内分泌・糖尿病にわたる基礎・臨床融合研究の軌跡  [招待講演]
    梶 博史
    2019 糖尿病・内分泌疾患ジャンプアップセミナー 2019年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Influences of gravity change on the crosstalk between muscle and bone  [招待講演]
    梶 博史
    40th Annual Meeting of the International Society for Gravitational Physiology (ISGP) and Space Life Science and Medicine Meeting 2019年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨と筋肉の連環因子とその制御機構  [招待講演]
    梶 博史
    第92回日本整形外科学会学術総会 2019年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ビタミンD欠乏症とサルコペニア  [招待講演]
    梶 博史
    第92回日本内分泌学会学術総会 2019年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 内科医による骨粗鬆症診療の実際  [招待講演]
    梶 博史
    大阪府保険医協会 内科研究会 2019年04月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 筋・骨ネットワークの展望  [招待講演]
    梶 博史
    第20回Niigata Bone Research Conference 2019年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 筋・骨ネットワークのアップデート  [招待講演]
    梶 博史
    第6回臨床骨ネットワーク研究会 2019年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 筋・骨連関  [招待講演]
    梶 博史
    日本抗加齢協会 第3回学術フォーラム 2018年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • マイオカインと骨代謝  [招待講演]
    梶 博史
    第36回内分泌代謝学サマーセミナー 2018年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • PAI-1の骨代謝における意義  [招待講演]
    梶 博史
    第36回日本骨代謝学会学術集会 2018年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • サルコペニアと骨粗鬆症〜マイオカインの意義  [招待講演]
    梶 博史
    第52回兵庫内分泌研究会 2018年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 骨と臓器ネットワーク研究の展望  [招待講演]
    梶 博史
    第91回日本内分泌学会学術総会 2018年04月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨・筋連関の臨床的意義  [招待講演]
    梶 博史
    第26回臨床内分泌代謝UpDate 2016年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Plasminogen activator inhibitor-1によるステロイド性糖尿病ならびに骨量減少制御  [招待講演]
    梶 博史
    第31回日本整形外科学会基礎学術集会 2016年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Muscle-derived factor affecting bone metabolism.  [招待講演]
    梶 博史
    The 4th Seoul International Congress of Endocrinology and Metabolism (SICEM 2016) 2016年04月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨粗鬆症とサルコペニア-筋と骨のネットワーク  [招待講演]
    梶 博史
    第20回兵庫県骨・カルシウムを語る会 2015年10月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 筋と骨のネットワーク  [招待講演]
    梶 博史
    第5回整形外科連携フォーラム 2015年08月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 糖尿病と骨粗鬆症  [招待講演]
    梶 博史
    DM Conference in Tokyo Northeast 2015年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 副甲状腺ホルモンの生理作用と薬理作用  [招待講演]
    梶 博史
    第33回日本骨代謝学会学術集会 2015年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Gravity change and muscle/bone relationship  [招待講演]
    梶 博史
    The 11th World Congress of the International Society for Adaptive Medicine 2015年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 筋と骨代謝の相互関連  [招待講演]
    梶 博史
    梶ヶ谷骨粗鬆症セミナー 2014年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 骨代謝・再生における組織線溶系の新しい役割  [招待講演]
    梶 博史
    島根大学大学院講義 2014年10月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 筋と骨代謝の相互関連  [招待講演]
    梶 博史
    第32回日本骨代謝学会学術集会 2014年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Interaction between muscle and bone  [招待講演]
    梶 博史
    2nd Asia-Pacific Bone & Mineral Research Meeting 2014年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 再生医療  [招待講演]
    梶 博史
    金剛祭 医学展 2013年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Linkage between muscle and bone.  [招待講演]
    梶 博史
    5th Hiroshima Conference on Education and Science in Dentistry 2013年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨と筋・神経との連関  [招待講演]
    梶 博史
    第3回神戸再生医療研究会 2013年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 私の骨代謝研究における基礎・臨床融合の実践  [招待講演]
    梶 博史
    生化学若い研究者の会 近畿支部 秋のセミナー 2013年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • CKD, 副甲状腺機能亢進症における骨粗鬆症について  [招待講演]
    梶 博史
    第2回南河内骨の健康フォーラム 2013年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 生活習慣病にともなう骨粗鬆症へのアプローチ  [招待講演]
    梶 博史
    ベネット錠75mg新発売記念講演会 2013年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 骨粗鬆症診療発展をめざした研究の展開  [招待講演]
    梶 博史
    骨粗鬆症セミナー in 南大阪 2013 2013年01月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 内科医が診る生活習慣病と骨粗鬆症  [招待講演]
    梶 博史
    富田林Meet The Specialist 2012年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 最近の骨粗鬆症診療と研究の展望  [招待講演]
    梶 博史
    平成24年度大阪神緑会総会学術講演会 2012年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 生活習慣病と骨粗鬆症について  [招待講演]
    梶 博史
    第8回三田・北神戸症例検討会 2012年05月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • CKDと骨粗鬆症、筋骨連関へのアプローチ  [招待講演]
    梶 博史
    第25回Kobe Parathyroid and Bone Forum (KPBF) 2012年04月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 甲状腺機能異常と骨代謝  [招待講演]
    梶 博史
    神戸甲状腺研究会 2012年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 生活習慣病と骨粗鬆症の診療  [招待講演]
    梶 博史
    兵庫県保険医協会 第472回診療内容向上研究会 2012年01月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Mechanism of bone anabolic action by PTH: Role of Smad3, beta-catenin and Tmem119.  [招待講演]
    梶 博史
    3rd joint meeting of Japan Osteoporosis Society & Korean Society of Osteoporosis 2011年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨粗鬆症治療の実際  [招待講演]
    梶 博史
    関西医療薬学研究会 2011年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 私の骨代謝とMENの研究  [招待講演]
    梶 博史
    3緑会総会、記念講演会 2011年07月 口頭発表(招待・特別)
  • 骨代謝調節ホルモンの骨作用機構とMENの研究(学術賞受賞講演)  [招待講演]
    梶 博史
    第29回日本骨代謝学会学術集会 2011年07月 口頭発表(招待・特別)
  • 甲状腺・副甲状腺疾患の臨床  [招待講演]
    梶 博史
    兵庫県内科医会内科学セミナー 2011年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 「年齢によって骨粗鬆症の治療を分けるべきか?」パネルディスカッション 高齢者  [招待講演]
    梶 博史
    第17回近畿骨粗鬆症研究会 2011年02月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨粗鬆症診療のための骨代謝の基礎  [招待講演]
    梶 博史
    神戸市医師会学術講演会 2011年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 食事とカルシウムで骨ケアしませんか  [招待講演]
    梶 博史
    市民公開講座「あなたは大丈夫?骨粗しょう症」 2010年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 骨粗鬆症の診断と治療  [招待講演]
    梶 博史
    神戸市北区医師会学術講演会 2010年10月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 糖尿病と骨粗鬆症について(ランチョンセミナー)  [招待講演]
    梶 博史
    第52回日本老年医学会学術集会 2010年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 糖尿病と骨粗鬆症について  [招待講演]
    梶 博史
    芦屋市医師会学術講演会 2010年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ビスフォスフォネート製剤がステロイド療法後の骨代謝マーカーの変動と骨密度におよぼす影響についての縦断的検討  [招待講演]
    梶 博史
    第27回日本骨代謝学会学術講演会 2009年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 原発性及び続発性骨粗鬆症におけるビスホスホネート治療  [招待講演]
    梶 博史
    第6回東北信内分泌談話会 2009年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 最近の続発性骨粗鬆症の診断と治療  [招待講演]
    梶 博史
    出雲医師会・薬剤師会 学術講演会 2009年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 骨粗鬆症の診断と治療  [招待講演]
    梶 博史
    灘区医師会生涯教育、学術講演会 2008年10月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ステロイド性骨粗鬆症治療を中心としたアップデート  [招待講演]
    梶 博史
    べネット17.5mg発売1周年記念講演会 2008年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 原発性骨粗鬆症女性の治療(薬物療法)  [招待講演]
    梶 博史
    第14回近畿骨粗鬆症研究会 2008年02月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨粗鬆症治療に関する最近の話題  [招待講演]
    梶 博史
    明石市医師会学術講演会 2007年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 原発性及び続発性骨粗鬆症の診療アップデート(ランチョンセミナー)  [招待講演]
    梶 博史
    兵庫区医師会学術講演会 2007年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 2型糖尿病と骨粗鬆症  [招待講演]
    梶 博史
    第58会兵庫県糖尿病懇話会 2007年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ステロイド骨粗鬆症の診断と治療  [招待講演]
    梶 博史
    あくとねる錠17.5mg錠新発売記念講演会 2007年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 大規模臨床試験における骨粗鬆症治療薬1週間製剤の位置付け  [招待講演]
    梶 博史
    骨粗鬆症治療の今後を考える(べねっと錠17.5mg錠新発売記念講演会) 2007年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 原発性骨粗鬆症に関するアップデート  [招待講演]
    梶 博史
    但馬内科医会学術集会 2007年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 原発性及び続発性骨粗鬆症の診療アップデート(ランチョンセミナー)  [招待講演]
    梶 博史
    第44回日本リハビリテーション医学会学術集会 2007年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 続発性骨粗鬆症診療と骨アナボリック治療への展望  [招待講演]
    梶 博史
    第3回兵庫骨粗鬆症懇話会 2007年05月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 骨粗鬆症診療に関する最近の話題  [招待講演]
    梶 博史
    須磨区医師会学術講演会 2007年01月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ステロイド骨粗鬆症における骨密度の骨折閾値について  [招待講演]
    梶 博史
    第24回日本骨代謝学会学術集会 2006年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • MEN-1遺伝子の機能についての研究  [招待講演]
    梶 博史
    第12回日本家族性腫瘍学会学術総会 2006年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ステロイド骨粗鬆症の機序について  [招待講演]
    梶 博史
    第5回骨粗鬆症セミナー 2005年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 多発性内分泌腺腫症I型(MENーI)遺伝子の機能と骨形成機構に関する研究(研究奨励賞受賞講演)  [招待講演]
    梶 博史
    第78回日本内分泌学会学術総会 2005年07月 口頭発表(招待・特別)
  • 最近の骨粗鬆症治療の話題  [招待講演]
    梶 博史
    兵庫県病院薬剤師会東西神戸市部合同学術講演会 2004年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 最近の骨粗鬆症の診断と治療  [招待講演]
    梶 博史
    明石市医師会学術講演会 2004年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • MeninはSmad3と相互作用し、Menin不活化はTGF-b-Smadシグナルを阻害する  [招待講演]
    梶 博史
    第12回骨細胞分子研究会 2001年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • MENーI遺伝子不活化による腫瘍発生の機序について  [招待講演]
    梶 博史
    第2回Aging Science Forum 2001年04月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

所属学協会

  • 日本医学教育学会   日本生理学会   日本再生医療学会   米国骨代謝学会   日本骨粗鬆症学会   日本糖尿病学会   日本骨代謝学会   日本内分泌学会   日本内科学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 大平 宇志; 梶 博史
     
    国際宇宙ステーション内の微小重力または人工1-g環境で30日間飼育したマウスのヒラメ筋および腓腹筋のプロテオミクス解析を実施し、微小重力環境飼育により萎縮した両筋においてPlasminogen(Plg)が有意に増加することを明らかにした。Plgは線溶系の重要因子であり、線溶系関連因子は血管内のみならず血管外でも機能し、骨格筋の肥大や損傷からの再生過程においても重要な役割を果たすことが報告されている。しかし、線溶系と非荷重に伴う骨格筋の萎縮の関係は不明であった。そこで、Plg遺伝子欠損マウスと野生型マウスを21日間後肢懸垂飼育したところ、Plg遺伝子欠損マウスでは後肢筋の萎縮がより顕著に生じ、ヒラメ筋に比べて非荷重の影響を受けにくいとされる腓腹筋がより萎縮していることを見いだした。その後、非荷重環境下においてPlgが腓腹筋の萎縮を軽減させるメカニズムを追究し、後肢懸垂飼育したPlg遺伝子欠損マウスの腓腹筋ではオートファジー関連因子の発現が増加しており、オートファジー・リソソーム系によるタンパク分解が野生型マウスよりも亢進されていることを示唆する結果を得た。一方、非荷重に伴うユビキチンリガーゼ(Atrogin-1、MuRF1)の遺伝子発現の亢進についてはPlg遺伝子欠損マウスと野生型マウスで差がなかったことから、ユビキチン・プロテアソーム系によるタンパク質分解にPlgが関与する可能性は低いと考えられる。また、タンパク質合成に関わるAkt-mTOR経路については両マウスにおいて後肢懸垂飼育の影響はなかった。以上の結果から、非荷重環境下でPlgは腓腹筋におけるオートファジー・リソソーム系によるタンパク質分解亢進を部分的に抑制することにより、筋量減少に対して抑制的な作用を示す可能性が考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 梶 博史; 河尾 直之; 水上 優哉
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2023年03月 
    代表者 : 高藤 義正; 梶 博史
     
    本研究は、筋と骨の連関機構(筋・骨連関)におけるエクソソーム(exo)の関与に着目し、筋由来exo(Myo-exo)の骨への作用を明らかにすることを目的としている。これまでに研究代表者は、Myo-exoが骨芽細胞の分化を促進し、破骨細胞の形成を抑制することをin vitroの実験系で明らかにしており、本研究ではMyo-exoの骨組織再生作用について、大腿骨欠損マウスモデルを用いて検討した。 研究に用いるMyo-exoはマウス筋細胞株であるC2C12細胞から回収した。コンフレントに培養したC2C12細胞を48時間培養した培養上清を回収し、遠心 (3,000×g)、フィルター濾過 (0.22 μm)によって細胞デブリなどの異物を除去した後、超遠心 (100,000×g)にて沈降したペレットをMyo-exoとして実験に用いた。得られたMyo-exoはBCAassay法によって蛋白量を定量した。また、Western blottingによるエクソソーム特異的な抗原(CD9, CD81)の発現を確認するとともに、Nanosightによる粒径解析によって、得られた粒子の大部分が200 nm以下の粒径であることを確認した。 健常マウスおよび骨修復が遅延する、ストレプトゾトシン誘発性糖尿病モデルマウスの大腿骨に0.8mm径の欠損を作製し、Myo-exoを局所移植した。移植担体として、1.5mm径に成型した生分解性のゼラチンハイドロゲルを用いた。移植9日後に欠損部近辺を動物用CT装置で撮影した。その結果、糖尿病マウスは健常マウスと比べて骨再生の遅延を認め、欠損部面積が大きかった。しかし糖尿病マウスにMyo-exoを移植することで、骨欠損部面積が有意に減少し、糖尿病によって引き起こされる骨修復の遅延がMyo-exoの局所移植によって改善することが明らかとなった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 梶 博史; 河尾 直之
     
    高齢化社会の進展とともに健康寿命の延伸が喫緊の課題となり、骨粗鬆症とサルコペニアの予防・治療が重要となってきた。その中で、骨格筋と骨の相互関連(筋・骨連関)が注目されている。しかし、長期的な運動が筋・骨連関におよぼす影響とマイオカインの役割は不明である。そこで私共は、マウスにおいて、慢性的な運動負荷により、筋で産生され骨に影響をおよぼす新規マイオカインを探索し、その骨代謝におよぼす影響を検討した。8週間のトレッドミル運動を行ったマウス腓腹筋とヒラメ筋の網羅的RNAシークエンス解析により、慢性運動によって筋で発現が増加する因子としてperipheral myelin protein 22 (PMP22) を抽出した。さらに、慢性運動は卵巣摘出による骨量減少を回復し、腓腹筋PMP22発現を増加させた。In vitro解析において、PMP22は骨芽細胞の分化および石灰化を減少させた。一方、マウス骨髄細胞において、PMP22はRANKLによって誘導される破骨細胞形成を有意に抑制した。実験に用いたマウスでの単相関分析によって、腓腹筋とヒラメ筋のPMP22発現量は大腿骨の皮質骨骨密度と正の相関を示したが、海綿骨骨密度とは有意な相関はみられなかった。これらの実験結果より、マウスにおいて、慢性運動は骨格筋のPMP22発現を増加させることが明らかとなった。さらに、PMP22は、破骨細胞形成を抑制する作用により、慢性運動による骨量増加作用に寄与する新規のマイオカインであることが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年06月 -2020年03月 
    代表者 : 森田 啓之; 梶 博史; 上田 陽一; 岩崎 真一; 村谷 匡史
     
    微小重力に伴う医学的諸問題の原因に,重力の感知器官である耳石前庭系の可塑的変化が関与しているとの仮説のもと,前庭系を介する種々の身体活動および過重力,微小重力環境により引き起こされる耳石感覚細胞と1次ニューロンである前庭神経核の変化を調べ,以下の成果を得た。 前庭系は,これまで知られていた機能以外にも摂食,糖代謝,体温,血圧,筋量・骨量調節など多彩な身体機能調節に関与している。これらの機能は,可塑性が強く異なる重力環境に曝されるとその機能が変化する。この可塑的変化には,球形嚢および前庭神経核の遺伝子発現変化が関与する。可塑的変化の対策として前庭系を電気刺激する方法が有用である可能性が示された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2019年03月 
    代表者 : 石田 昌義; 梶 博史
     
    骨粗鬆症の病態には明らかな性差があり、性ホルモン以外の要因も骨代謝の性差に関与する可能性が示唆されてきた。マウス初代培養骨芽細胞表現型における性差を検討したところ、分化や石灰化は、雄と比較して雌において著明に低かった。このような骨芽細胞の性差を決定する因子の探索を行ったところ、最も雌に発現量が優位に高い遺伝子として、Serpina3nを同定した。雌の骨芽細胞に優位に発現するSerpina3nは、分化した骨芽細胞における表現型を抑制する作用を有し、マウスの骨芽細胞表現型や骨粗鬆症病態の性差を部分的に説明する可能性が考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 河尾 直之; 梶 博史; 森田 啓之; 奥本 勝美
     
    本研究では、メカニカルストレスによって誘導される筋と骨のネットワークに寄与する因子を探索し、脂肪が筋と骨のネットワークにおよぼす影響を検討した。今回、過重力負荷によって筋で産生され、骨代謝に影響を及ぼす因子としてフォリスタチンを見出し、フォリスタチンは、骨に正の作用を有することを明らかにした。さらに、非荷重による骨量減少に筋でのアイリシン産生減少が関与することが示唆された。また、肥満は非荷重によって減少した骨量、筋量、筋力の再荷重による回復を促進させることを見出し、アディポカインとしてのレプチンが肥満による筋と骨の回復促進に寄与することが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年08月 -2018年03月 
    代表者 : 辰巳 公平; 梶 博史
     
    オキサリプラチンによる肝類洞閉塞症候群(SOS)の病態形成における凝固線溶因子の関与を明らかにすることを目的とした。 薬剤剤投与により肝臓でのPAI-1 発現の増加が見られ、TF 発現は低下した。PAI-1 発現増加と体重減少率には有意な負の相関が見られ、PAI-1増加の病態悪化への関与が示唆された。PAI-1欠損マウスを用いた実験では、肝臓での炎症性サイトカインや線維化マーカーの発現増加が軽微であった。TF欠損マウスを用いた実験では、体重減少や死亡率が高かった。以上より、肝臓の炎症・線維化亢進に加え、PAI-1発現増加等により惹起される血栓傾向が病態増悪に関与すると考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 梶 博史; 河尾 直之
     
    最近、骨格筋と骨の相互関連(筋・骨連関)が注目されている。私共はマウスを用いて、力学的因子の筋・骨連関に及ぼす影響を、網羅的遺伝子解析を手がかりとして検討した。その結果、重力変化は前庭系を介して筋量や骨量に影響をおよぼすこと、その作用に筋から産生される体液性因子としてフォリスタチンが関与すること、メカニカルストレスは、筋からのアイリシン産生を介して、骨密度を増加させる報告に作用することを明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 岡田 清孝; 河尾 直之; 梶 博史
     
    骨損傷後の修復過程で線溶系因子であるプラスミノーゲン(Plg)の関与が考えられる。本研究は、骨損傷早期の骨髄造血幹細胞の誘導における組織線溶系の関与について検討した。Plg欠損は、骨損傷後の修復を遅延させ、SDF-1とTGF-β発現増加を阻害した。さらに、野生型マウスに対するTGF-βシグナル阻害剤投与は、骨損傷で誘導される骨髄HSC数の低下を阻害した。さらに、骨損傷により誘導されるSDF-1発現増加を抑制した。以上より、骨損傷後の骨修復早期における骨局所への骨髄からのHSC誘導に、組織線溶系により誘導されるTGF-βとそれに続く骨損傷部のSDF-1が関与することが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2017年03月 
    代表者 : 石田 昌義; 辰巳 公平; 梶 博史
     
    マウス皮下脂肪組織をコラゲナーゼ処理し遠心分離により脂肪由来幹細胞の分離方法をまず確立した。続いて脂肪由来幹細胞の持つ抗炎症性作用により脂肪組織における慢性炎症を抑制させることができるかどうかについて、試験管内で検討を行った。脂肪細胞に脂肪由来幹細胞の培養上清を添加して培養を行うと、悪玉アディポカインの発現量は有意に減少させたが、善玉アディポカインの発現量は減少させなかった。 次に、2型糖尿病モデルマウスを作製し、これらを2群に分け、偽手術群と脂肪由来幹細胞シートの皮下移植群を行い、10日目にインスリン負荷試験を行って糖代謝能の検討を行った。細胞シート移植群でインスリン抵抗性改善を認めた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 河尾 直之; 梶 博史
     
    本研究では骨修復・再生過程でのマクロファージの動態および活性化における組織線溶系の役割を検討した。今回、骨修復・再生過程において組織線溶系が中心的な役割を果たすことが明らかになった。さらに、組織線溶系は骨修復・再生部位にマクロファージを集積させ、それらの活性化に寄与することで骨修復に寄与することが明らかになった。今後、組織線溶系を標的としたマクロファージの機能調節により、効率よく骨修復・再生を亢進する方法の確立を目指してさらに研究を進めたい。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 梶 博史; 河尾 直之; 岡田 清孝
     
    組織線溶系とそれにより誘導されるタンパク分解酵素系や増殖因子が組織修復過程において重要な役割をはたすことがこれまで示唆されてきた。そこで、私共は骨修復・再生過程における組織線溶系の役割を検討した。マウス大腿骨に骨欠損を作製することにより、骨修復・再生過程を検討できるモデルを確立した。プラスミノゲン欠損マウスを用いて、プラスミノゲンが骨修復過程に必須であることを示した。さらに、組織型プラスミノゲンアクチベーター(tPA)の欠損マウスを用いて、tPAも骨修復に重要で、骨芽細胞にAnexin2やMAPキナーゼを介する機序により働いて、骨芽細胞増殖を促進することを明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2011年 
    代表者 : 梶 博史
     
    筋と骨ミネラル代謝の相互関連を解明するために。筋における骨化調節因子および筋から産生され、骨形成促進的に作用する体液性因子の同定を試みた。筋由来の細胞と骨化シグナルを増強させた細胞で網羅的遺伝子解析をおこない、骨形成活性を有する因子を抽出した。そのなかで、Tmem119は筋骨化を局所性に誘導する因子として期待され、オステオグリシンおよびFAM5Cは筋から産生される新規の体液性骨形成因子の候補として、今後の骨粗鬆症治療薬開発の標的としてさらなる研究を進めたい。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2010年 
    代表者 : 北澤 荘平; 武中 篤; 梶 博史; 北澤 理子
     
    種々の遺伝子の転写調節領域に存在するCpG islandのシトシンメチル化は遺伝子発現を抑制的に制御することが知られている。一方で、非CpG island領域のシトシンメチル化についても、転写制御に重要な影響を示すものがあり、私どもは、膀胱癌におけるTGF-βシグナル経路の偽受容体BAMBIと、糖尿病ラットの腎腫瘍発生とP16の発現制御を対象として、メチル化の進展が腫瘍の形態変化に関与することを示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 梶 博史
     
    1.最も骨形成促進剤として期待されている副甲状腺ホルモン(PTH)の骨芽細胞株におけるSmad3及びbeta-catenin系への影響について検討した。PTH及びSmad3はいずれもbeta-cateninの発現を促進した。PTHのその作用にcAMP系及びカルシウム/プロテインキナーゼC系の両者が関与し、さらにPTHはbeta-cateninが誘導する転写活性も増強した。PTHが誘導したbeta-catenin発現や転写活性増強はいずれもSmad3の不活化により阻害された。これらのシグナルはPTHのアポトーシス阻害作用に関与することが示唆された。2.Smad3の骨形成シグナルとしての役割を明らかにしてきた。マウス未分化間葉系幹細胞株のST-2細胞においてSmad3はBone morphogenetic protein-2が誘導する骨芽細胞への分化を阻害した。一方マウス骨芽細胞株MC3T3-E1細胞でSmad3のアルカリフォスファターゼや1型コラーゲンの発現促進作用は分化が進むと低下傾向であったが、Runx2やオステオカルシンへの作用は石灰化期では抑制から促進に転じた。種々の石灰化調節因子にも影響を及ぼした。3.Erk1/2阻害剤にて処理したSmad3過剰発現骨芽細胞とコントロール細胞で45000遺伝子のDNAマイクロアレイを行ない、骨形成の関連する可能性がある既知あるいは未知の因子を数個選び、現在その意義を解析中である。未知の因子については発現ベクターを作製し、細胞株での機能を検討している。4.Smadに対して抑制シグナルとなるSmad7の過剰発現株をMC3T3-E1細胞を用いて作った。Smad7は骨芽細胞の増殖、分化、骨基質蛋白産生、石灰化すべて抑制した。また副甲状腺ホルモンはSmad7の発現を誘導し、Smad7はホルモンの骨芽細胞を抑制的に作用するシグナルの標的になっている可能性が示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2004年 
    代表者 : 梶 博史; 杉本 利嗣
     
    私共はこれまで多発性内分泌腫瘍症I型の原因MEN-I遺伝子産物Meninが骨芽細胞の初期分化に必要で、後期分化に関してはむしろ抑制することを明らかにしてきた。さらにTGF-beta特異的なシグナル分子のSmad3が骨芽細胞において骨形成に重要な分子であることを提唱してきた。また副甲状腺ホルモン(PTH)は最も骨形成促進の強い薬剤であるが、その作用機序は未だ不明である。今回私共は骨芽細胞におけるPTHのSmad3に及ぼす影響及びその生理的意義について検討し、PTHの骨芽細胞アポトーシス抑制作用にSmad3が関与することを示した。さらに骨芽細胞株で糖質コレチコイドのデキサメサゾンがSmad3による転写活性やアルカリフォスファターゼ活性促進を阻害し、Smad3には影響を及ぼさないことを証明し、ステロイド骨粗鬆症の骨形成抑制の機序の一つとして提唱した。一方、これまでMeninとBone morphogenetic proteinのシグナルが骨芽細胞への初期分化に関連することを検討してきたが、今回細胞株を用いて間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化段階においてMeninはSmad1やSmad5、さらにはその下流で骨芽細胞分化に必須の転写因子であるRunx2と機能的にも物理的にも相互作用をしていることを示した。さらにこの相互作用は骨芽細胞に分化してしまうと減弱し、その機序として一部MeninとSmad3の相互作用が抑制的な作用を及ぼしていることが示唆された。また分化した骨芽細胞においては骨芽細胞の機能に重要なAP-1因子の一つJunDが分化、石灰化を促進する作用を有し、MeninはJunDと結合することによりJunDの発現、転写活性及び骨形成作用を阻害することにより骨芽細胞の分化を抑制することを明らかにした。

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