
梅山 いつき(ウメヤマ イツキ)
文芸学部 芸術学科舞台芸術専攻 | 准教授 |
Last Updated :2025/01/22
■教員コメント
コメント
1960~70年代の小劇場演劇を中心とする日本の現代演劇を社会情勢と共に考察しています。また、身体、言語、演技の変遷を研究する他、野外劇をめぐるフィールドワークも展開しています。
報道関連出演・掲載一覧
<報道関連出演・掲載一覧>
●2024/7/15
朝日新聞
歌舞伎について
●2024/5/15
毎日新聞
寄稿 追悼 唐十郎さん
●2024/5/12
毎日新聞
早稲田小劇場について
■研究者基本情報
科研費研究者番号
50505401
J-Global ID
プロフィール
演劇研究者。1981年新潟県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学演劇博物館で現代演劇に関する企画展を手がけ、現在、近畿大学文芸学部で准教授を務める。アングラ演劇のポスター、機関誌をめぐる研究や、野外演劇集団にスポットを当てたフィールドワークを展開している。著書に『佐藤信と「運動」の演劇 黒テントとともに歩んだ50年』(作品社、AICT演劇評論賞受賞)、『アングラ演劇論』(作品社、AICT演劇評論賞受賞)、『60年代演劇再考』(岡室美奈子との共編著、水声社)など。
研究キーワード
- 1960年代の社会と文化 野外劇 日本近現代演劇
現在の研究分野(キーワード)
1960~70年代の小劇場演劇を中心とする日本の現代演劇を社会情勢と共に考察しています。また、身体、言語、演技の変遷を研究する他、野外劇をめぐるフィールドワークも展開しています。
■経歴
経歴
学歴
委員歴
- 2023年04月 - 現在 京都国際舞台芸術祭実行委員会 実行委員
- 2022年09月 - 現在 日本演劇学会 理事
- 2021年12月 - 現在 関西えんげき大賞 選考委員
- 2018年04月 - 現在 兵庫県立尼崎青少年創造劇場 評価委員
- 2023年11月 - 2024年09月 芸術文化振興基金運営委員会 演劇専門委員
- 2023年04月 - 2024年03月 日本の舞台映像のデジタルシアター化支援事業(配信の取組)ーEPAD2023ー 利活用基盤づくり事業 アーカイブ委員
- 2023年04月 - 2024年03月 日本の舞台映像のデジタルシアター化支援事業(配信の取組)ーEPAD2023ー EPAD2023・6080プロジェクト委員
- 2023年03月 - 2023年12月 扇町ミュージアムキューブ アドバイザー
- 2014年04月 - 2016年03月 公営財団法人神奈川芸術文化財団 外部評価委員
- 2013年04月 - 2016年03月 セゾン文化財団 モニター
■研究活動情報
受賞
論文
- 梅山いつき思想 8(1204) 156 - 169 2024年08月
- 篠田正浩作品にみる山田太一と寺山修司の敗者像梅山いつきユリイカ 56 5 265 - 275 2024年03月
- 「憎悪」の文学者から「沈黙」の職業芸術家へ――「ホクロ・ソーセーヂ」を中心とした別役実初期作品研究梅山いつき演劇研究 46 2023年03月 [査読有り]
- 別役実と寺山修司の「街」と「飛行」をめぐる二作品ユリイカ 総特集・別役実の世界ーー1937-2020 52 12 201 - 210 2020年09月
- 都市空間における野外劇の役割梅山いつき都市計画 69 2 24 - 27 2020年03月 [招待有り]
- 遠藤ミチロウを召喚せよ 寺山修司/遠藤ミチロウ/蜷川幸雄梅山 いつきユリイカ 51 15 241 - 249 2019年08月 [招待有り]
- 野外劇の思想──やなぎみわステージトレーラープロジェクト『日輪の翼』に見るしたたかな擬態梅山 いつきシアターアーツ 62 102 - 109 2018年05月
- 見世物小屋のハンプティ・ダンプティ 寺山修司のドラマツルギー梅山 いつきユリイカ 384 - 389 2015年01月
- 梅山 いつき文学 15 2 137 - 153 岩波書店 2014年03月
- 日本の演劇批評の現在梅山 いつきEL MUNDO DE LA CRÍTICA、CITRO (Mexico) 2013年
- 書くこと、行なうこと──新宿梁山泊『風のほこり』梅山 いつきシアターアーツ 46 141 - 143 2011年03月
- 「複製」と「所有」のはざまで──演劇センターの機関誌・ポスター分析梅山 いつき演劇研究 33 1 - 14 2010年03月 [査読有り]
- アングラ演劇の抗争〜日本現代演劇の転換期について〜梅山 いつきIL FIORE DEL MERAVIGLIOSO、CASA DEI TEATRI(Roma) 27 - 29 2009年
- アングラ演劇の<肉体>とは何か:鈴木忠志『劇的なるものをめぐってⅡ』梅山いつき早稲田大学演劇博物館グローバルCOE紀要 139 - 156 2008年03月 [査読有り]
- 『火山灰地』へのアプローチ梅山いつきシアターアーツ 2005年春号 22 67 - 73 2005年03月
- 去来してやまない空腹へ:岸田理生作品連続上演2004梅山いつきシアターアーツ 2004年秋号 20 58 - 65 2004年09月
MISC
- 劇評「劇団不労社「MUMBLE ーモグモグ・モゴモゴー」公演評 噛みごたえ十分な不条理世界」梅山いつき ロームシアター京都WEBマガジン「SPIN-OFF」 2024年04月
- 解説「態変『ニライカナイー命の分水嶺』」梅山いつき COMPASS コンパス〜EPADコンテンツを活用するための羅針盤〜 14 -15 2023年12月
- 「世界」と集団で遊んだ男ーー流山児祥『敗れざる者たちの演劇志』書評梅山いつき 図書新聞 (3608) 2023年09月
- 劇評「“あさあさ”な言葉の「正しさ」の正体に“ふかふか”と迫る――劇言語の可能性を探るチェルフィッチュの新たな挑戦」梅山いつき KYOTO EXPERIMENTウェブマガジン 2023年09月
- 鼎談 対話なき時代に抗して永井愛; 梅山いつき; 西堂行人 テアトロ (1017) 12 -33 2023年07月
- 劇評「日本社会の危機的状況を炙り出す炎 ピッコロ劇団×松本修×関西俳優陣『三文オペラ』」梅山いつき 関西えんげきサイト 2023年03月
- 梅山いつき KYOTO EXPERIMENTホームページ 2022年12月
- 関西演劇二〇二一年の動向~アイホール存続運動、関西えんげき大賞設立~『悲劇喜劇』2022年3月号 2022年02月
- 書評「未来の観客に贈られた鈴木忠志論『演劇で〈世界〉を変える」梅山いつき 図書新聞 (3528) 2022年01月
- 劇評「嘆きの魂に捧げる鎮魂歌ーーエイチエムピー・シアターカンパニー『釜と剣』」梅山いつき 関西えんげきサイト 2021年11月
- 佐藤信; 梅山いつき 悲劇喜劇 74 (6) 10 -19 2021年11月
- 書評「作家の目線に寄り添う研究書『岸田理生の劇世界』」梅山いつき 図書新聞 6 -6 2021年05月
- 書評「今を生きる演劇 清水邦夫の劇世界をめぐる丹精な研究書 『清水邦夫の華麗なる劇世界』書評」図書新聞 (3473号) 2020年11月
- 書評『つかこうへいの世界 消された〈知〉』梅山いつき 演劇学論集 (70) 178 -184 2020年06月
- 戦後日本と「土佐源氏」梅山いつき 中国新聞 6 -6 2020年01月
- 来訪と放浪ーーさすらい姉妹の旅の夏梅山いつき 朱もどろの海の彼方からーー報告・琉球幻視行 36 -37 2019年12月
- 瑞々しい問いの宝庫 唐十郎『唐十郎Ⅰ』書評梅山 いつき 図書新聞 (3397) 4 -4 2019年04月
- 21世紀の前衛ーー弱さを抱えた野外劇、水族館劇場に寄せて梅山 いつき 水の通信 fishbone (71) 14 -15 2019年04月
- 梅山 いつき ロームシアター京都WEBマガジン「SPIN-OFF」 2019年03月
- 変わらないために変わり続けるーー唐十郎とテント芝居の魅力梅山 いつき Bunkamuraシアターコクーン『唐版 風の又三郎』パンフレット 2019年02月
- 野外劇文化の半世紀梅山 いつき artissue (11) 2018年09月 [招待有り]
- 劇評「凡庸な悪に抗する思考のレッスン ──KAAT×地点『忘れる日本人』」梅山いつき 悲劇喜劇2018年3月号 2018年02月
- あゝ、レガシー梅山いつき; 地下室編集部 地下室 (草号3) 44 -51 2017年06月
- 梅山 いつき; 辻 佐保子; 宮川 麻理子; 花家 彩子; 中島 裕昭 演劇学論集 : 日本演劇学会紀要 = Theatre studies : journal of the Japanese Society for Theatre Research (65) 79 -88 2017年
- 『[証言]日本のアングラ』書評梅山 いつき 図書新聞 (3255) 2016年05月 [招待有り]
- さすらいの芝居小屋――新宿梁山泊の芝居砦満天星梅山 いつき 住宅建築 82 -83 2015年
- 定食屋のような劇場〜柄本明とアトリエ乾電池〜梅山 いつき 住宅建築 88 -89 2014年
- 根拠なき宿命の時代を生きるオイディプス――サンプル『永い遠足』梅山 いつき フェスティバル/トーキョー13ドキュメント 137 -140 2014年
- 座談会 溢れる言葉、異端の遊戯扇田昭彦; 梅山いつき; 西堂行人 シアターアーツ (56) 4 -25 2013年09月
- 風立ちぬ、いざ生きめやも、芝居者よ――テント芝居の半世紀梅山 いつき 住宅建築 98 -101 2013年
- 「国際研究集会・60年代演劇再考」報告梅山いつき 演劇研究 (32) 35 -48 2009年
書籍等出版物
- 後藤隆基編 (担当:共著範囲:アングラ演劇とその時代)ひつじ書房 2022年04月 ISBN: 4894769727 248
- べつやくれい; 石澤秀二; 貝山武久; 喜志哲雄; 平田オリザ; 岩松了; 松本修; 小森美巳; 平井久美子; 鈴木忠志; 藤原新平; 角野卓造; スズキコージ; 小室等; 小笠原昌夫; 川上正沙子; 芹沢俊介; 喜多哲正; 是永海南男; 堀間善憲; 砂山幸彦; 梶原礼之; 野田映史; 有馬弘純; 岡室美奈子; 梅山いつき; 内田洋一 (担当:共著範囲:ソーセージにホクロはあるのか?——処女戯曲にみる別役実の挑戦)論創社 2022年01月 ISBN: 4846021009 352
- 別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ岡室美奈子; 梅山いつき (担当:共著範囲:)早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 2021年05月
- 梅山 いつき 作品社 2020年03月 ISBN: 4861828058 352
- ボナヴェントゥーラ ルペルティ (担当:共著範囲:)晃洋書房 2019年04月 ISBN: 4771031681 307
- 1966年、自由劇場始まりの年展示図録(担当:共著範囲:定式からの脱出と“イマジネーション・ボックス”の出現──アンダーグラウンド・シアター自由劇場の変容と佐藤信初期作品)日本大学芸術学部演劇学科 2016年09月
- 大笹吉雄; 岡室美奈子; 神山彰; 扇田昭彦; 大笹 吉雄; 岡室 美奈子; 神山 彰; 扇田 昭彦 (担当:分担執筆範囲:項目執筆)白水社 2016年09月 ISBN: 4560094101 1020
- あゝ新宿──スペクタクルとしての都市展示図録(担当:共著範囲:スペクタクルとしての都市、スペクタクルを生む都市──新宿演劇の過去と未来)早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 2016年06月 86-91
- 桃山邑; 桃山 邑 (担当:分担執筆範囲:神は背面に宿る)羽鳥書店 2013年05月 ISBN: 4904702417 396
- 梅山 いつき (担当:単著範囲:)作品社 2012年03月 ISBN: 4861823781 260
- 岡室美奈子; 梅山いつき; 岡室 美奈子; 梅山 いつき (担当:共著範囲:)水声社 2012年03月 ISBN: 4891768886 280
- 広場をつくる・広場を動かす−日本の仮設劇場の半世紀−展 展示図録梅山いつき (担当:編者(編著者)範囲:)早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 2011年01月
講演・口頭発表等
- 劇場はだれのもの? 「演劇の確信犯 佐藤信」展示開催記念トークイベント佐藤信; 吉見俊哉; 梅山いつき早稲田大学小野記念講堂 2023年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 遊びの場としての野外劇ー予期せぬ「ノイズ」を取り込む創造のエネルギー梅山いつき; 住本賢一ゲンロンカフェ 2023年04月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 鼎談「現代演劇の場所」永井愛; 西堂行人; 梅山いつき明治学院大学 2023年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- EPAD2022 『撮る、のこす、使う!~舞台公演映像の利活用をめぐるシンポジウム~』第1部「教育・研究の現場から」梅山いつき; 岡室美奈子; 多和田真太良; 松山立; 横堀応彦; モデレータ2022年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 思考の種蒔き講座「岸田理生を語るーー研究・上演・記憶」岡田蕗子; 梅山いつき2022年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 劇場セミナー〜次世代モデルの研究〜第6回 「都市と演劇 ふたりの演劇人の半世紀」串田和美; 佐藤信; 梅山いつき(モデレーター)2022年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 都市空間に放たれた言葉と身体――1960年代の小劇場運動と言語活動(シンポジウム「雑踏の中の1960年代文学」)梅山いつき日本近代文学会2021年度秋季大会 2021年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- コロナ時代における演劇資料活用の可能性――早稲田大学坪内博士記念演劇博物館の取り組み梅山いつき韓国演劇学会 2021年10月 口頭発表(招待・特別)
- パネル「新出資料から見る別役実の世界」(「別役実作品における「沈黙」ーー少年期の創作から」)岡室美奈子; 梅山いつき; 後藤隆基表象文化論学会第15回大会 2021年07月
- 1960年代以降の仮設劇場・移動型舞台公演 [招待講演]梅山いつきKAAT×YNU「芝居の大学」 2020年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 水族館劇場特別イベント・対談「どっちみち風は吹く」 [通常講演]毛利嘉考; 梅山いつき2019年04月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 佐藤信と日本劇場史梅山いつき近現代演劇研究会 2018年10月 口頭発表(一般)
- “Entrusting Behavior” and “Grounding”: Mikuni Yanaihara "a quiet day" [招待講演]Itsuki Umeyama2018年10月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 メキシコシティー メキシコ国立自治大学
“他者に身を委ねた振る舞い”と“支え”:矢内原美邦『静かな一日』をめぐって - 教養教育としての演劇の可能性 [通常講演]梅山いつき; 辻佐保子; 花家彩子; 宮川麻理子; 司会; 中島裕昭2017年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 日本演劇学会
- アングラ演劇とメディア戦略――演劇センター68「コミュニケーション計画」を中心に [招待講演]梅山 いつき国際研究集会アングラ・小劇場の成果と課題――現代演劇の未来に向けて 2016年12月 口頭発表(招待・特別) 明治学院大学言語文化研究所・文学部芸術学科
- 平田オリザの俳優論:ロボット演劇プロジェクトを中心に梅山いつき国際日本文化研究センター「日本の舞台芸術における身体ー死と生、人形と人工体」第6回共同研究会 2016年07月 口頭発表(一般) 京都 国際日本文化研究センター
- Angura and Misemono culture: Shuji Terayama's early theatre works. [通常講演]梅山 いつきPsi 2015 TOHOKU 2015年08月 口頭発表(一般) Psi
- アングラ演劇の誕生 [招待講演]梅山いつき60年代オマージュ 熱狂と越境の時代 2015年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 特定非営利活動法人アートファーム
- アングラに聞け!〜1960年代の社会と現代演劇の開拓者たち〜梅山いつき『狂人なおもて往生をとぐ』関連企画 事前レクチャー 2015年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 東京 東京芸術劇場
- 【クリティークトーク】『ゴースト2.0〜イプセン「幽霊」より』をより楽しむために [招待講演]梅山いつきフェスティバル・トーキョー2014 2014年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
- 見世物と舞踏・演劇 [招待講演]麿赤兒; 梅山いつき; 森下隆第16回見世物学会 2014年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
- アングラ演劇における“土着的なるもの”をめぐって [招待講演]梅山いつき明治学院大学国際シンポジウム「演劇の核とは何かーーポストドラマ演劇と日本演劇」 2013年12月 口頭発表(一般) 東京 明治学院大学言語文化研究所・文学部芸術学科
- 身体から考える別役実のドラマツルギーー『正午の伝説』をめぐってー梅山いつき日本演劇学会2012年度大会 2012年06月 口頭発表(一般) 日本演劇学会
- Reviving Past Performance: Activities of the Theatre Museum and Its Digital Archives Collection. [通常講演]梅山 いつきUniversitas21 Digital Humanities Conference “Cultural Heritage and Technology” 2010年09月 口頭発表(一般) Birmingham,University of Birmingham U21
- アングラ演劇の真話・反神話 [通常講演]梅山 いつき早稲田大学演劇博物館グローバルCOEプログラム「国際研究集会・60年代演劇再考」 2008年10月 口頭発表(一般) 早稲田大学演劇博物館グローバルCOE
- 演劇センター68/71の言語活動:「歴史」を解体する「集団的想像力」 [通常講演]2007年度日本演劇学会全国大会 2007年
- アングラ演劇の<肉体>とは何か:鈴木忠志『劇的なるものをめぐって』を中心に [通常講演]早稲田大学演劇映像学会・第27回研究発表会 2007年
担当経験のある科目_授業
Works_作品等
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 別役実草稿研究文部科学省:早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点研究期間 : 2020年11月 -2024年03月
- アングラ演劇の演技と空間――寺山修司と佐藤信の作品をめぐって科研費:基盤C研究期間 : 2015年04月 -2018年03月代表者 : 梅山 いつき
- 日本の舞台芸術における身体ー死と生、人形と人工体国際日本文化研究センター:研究期間 : 2015年09月 -2016年08月代表者 : ボナヴェントゥーラ・ルペルティ(研究代表)
- アングラ演劇による日本表象の分析=寺山修司、佐藤信の作品をめぐって科研費:研究活動スタート支援研究期間 : 2014年04月 -2015年03月代表者 : 梅山 いつき
- アングラ演劇の身体をめぐって--言語活動分析を基軸とした「肉体の演劇」再考特別研究員奨励費研究期間 : 2012年04月 -2014年03月代表者 : 梅山 いつき
- 科研費:若手B研究期間 : 2011年04月 -2012年03月代表者 : 梅山 いつき本研究は、1960年代に誕生したアングラ演劇が70年代から80年代にかけてどのような変容を遂げ、その精神性がいかなるかたちで後世に継承されていったのかを明らかにすることを目的とするものであり、具体的には次の三つを課題として調査を行った。1.アングラ演劇の海外公演調査。2.小劇場演劇第二世代、第三世代の活動調査。3.作品分析。1の調査では、まず、アングラ演劇のなかではいち早く海外公演を行った寺山修司率いる演劇実験室・天井桟敷のオランダ公演について、現地へ赴き資料調査を行った。あわせて、演劇センター68/71の中心的メンバーであった、劇作家・演出家佐藤信が80年代以降取り組んでいる中国との交流事業(演劇、オペラの創作)について、中国・南京へ赴き、現地での佐藤のワークショップを調査した。2の調査では、演劇センター68/71および、状況劇場の影響を受けた地方の野外演劇集団として、仙台の劇団オクトパスおよび名古屋の劇団白髪小僧を取り上げ、主宰者からの聞き取り調査を実施した。以上の調査結果は、3の作品分析ともあわせ、成果として二冊の単行本にまとめた。『アングラ演劇論-叛乱する言葉、偽りの肉体、運動する躰』はアングラ演劇の代表的な作家・集団を取り上げたものである。岡室美奈子との共編著である『60年代演劇再考』は、海外との交流も含めた、アングラ演劇の活動について、関係者の証言をまとめたものである。これまでアングラ演劇は日本の現代演劇史上重要視されながら、学術研究の場で取り上げられることは少なかった。この二冊は、本格的なアングラ演劇論および資料集として、これまで明らかにされてこなかった創作現場の実態を明らかにするものであり、今後、アングラ演劇のみならず現代演劇研究を発展させるものとして意義のあるものといえるだろう。
- 科研費:若手B研究期間 : 2009年04月 -2010年03月代表者 : 梅山いつき本研究は1960年代半ばに隆盛を極めた小劇場演劇のなかでも劇団状況劇場と演劇センター68/71のメディア戦略と移動公演について、ポスターや機関紙の分析を通じてその詳細を明らかにしようとするものである。本研究では両劇団の移動公演の実態調査とポスターや機関紙の分析を合わせて行い、地方調査で得られた証言や収集した一次資料から当時の上演がどのような制作体制に支えられていたのか明らかにするとともに、マニフェストと調査結果の比較を行った。
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