小森 喜久夫(コモリ キクオ)

工学部 化学生命工学科教授

Last Updated :2026/08/04

■教員コメント

コメント

生体素子の認識機能を利用した情報・物質・エネルギー変換に関する研究を進めている。バイオアッセイやバイオセンシングなど、医療・環境評価に役立つバイオデバイスへの応用を目指している。

■研究者基本情報

学位

  • 博士(工学)

現在の研究分野(キーワード)

生体素子の認識機能を利用した情報・物質・エネルギー変換に関する研究を進めている。バイオアッセイやバイオセンシングなど、医療・環境評価に役立つバイオデバイスへの応用を目指している。

研究分野

  • ナノテク・材料 / 機能物性化学
  • ナノテク・材料 / 基礎物理化学
  • ライフサイエンス / 生体材料学
  • ライフサイエンス / 生体医工学
  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / バイオ機能応用、バイオプロセス工学

■経歴

委員歴

  • 2022年 - 現在   電気化学会   分子機能電極研究会 幹事
  • 2021年 - 現在   日本動物実験代替法学会   評議員
  • 2019年 - 現在   Sens. Actuators Reports   Editorial Board Members
  • 2022年01月 - 2023年08月   日本動物実験代替法学会   WEB企画検討ワーキンググループ
  • 2022年 - 2023年   電気化学会   代議員
  • 2018年 - 2019年   電気化学会   代議員
  • 2017年01月 - 2018年12月   日本動物実験代替法学会   総務委員
  • 2017年 - 2018年   電気化学会   普及委員
  • 2016年 - 2017年   電気化学会   編集委員
  • 2013年 - 2016年   電気化学会   関東支部幹事
  • 2008年01月 - 2012年12月   日本動物実験代替法学会   総務委員
  • 2007年01月 - 2008年12月   日本動物実験代替法学会   広報委員
  • 2006年   日本動物実験代替法学会   第20回大会 事務局長

■研究活動情報

論文

MISC

書籍等出版物

  • In Vivo Inhalation Toxicity Screening Methods for Manufactured Nanomaterials
    K. Komori; K. Iwasawa; R. Ogasawara; A. Suwabe; Y. Sakai (担当:分担執筆範囲:In Vitro Alveolar Epithelial Models toward the Prediction of Cytotoxicity Tests and Translocation Studies of Nanoparticles)Springer 2019年
  • 臓器チップの技術と開発動向
    小森喜久夫; 酒井康行 (担当:分担執筆範囲:(第III編・第3章)In vitro培養肺胞モデルとチップ化検討)シーエムシー出版 2018年
  • 細胞培養・品質管理の基礎知識と細胞培養機材の利用・開発・評価の留意点
    篠原満利恵; 木村圭一; 肖 文晋; ポーデル・サパナ; 小森喜久夫; 酒井康行 (担当:分担執筆範囲:第10章 細胞培養機材と細胞の関係〜第4節 ガス透過性機材と細胞の関係)(株)情報機構 2016年
  • 遺伝子医学MOOK 別冊「細胞の3次元組織化に不可欠な最先端材料技術−再生医療、その支援分野(細胞研究・創薬研究)への応用と発展のために」
    酒井康行; 篠原満利恵; 小森喜久夫; 藤井輝夫 (担当:分担執筆範囲:酸素供給に基礎を置いた3次元組織設計構築)メディカルDo 2014年
  • 現代界面コロイド化学の基礎−講義と測定マニュアル−第3版
    小森 喜久夫 (担当:分担執筆範囲:4.4.1 磁性微粒子)丸善 2009年

講演・口頭発表等

所属学協会

  • 電気化学会   日本化学会   日本動物実験代替法学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 合律発動型電気化学スマート触媒マシンシステムの開発
    公益社団法人JKA:機械振興補助事業
    研究期間 : 2024年04月 -2026年03月
  • デュアル刺激応答性電極による合律制御型電気化学センサへの応用
    JKA:
    研究期間 : 2023年04月 -2024年03月
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年07月 -2023年03月 
    代表者 : ティクシェ三田 アニエス; 小森 喜久夫; 酒井 康行
     
    この1年目では、予定通りこの次の結果が得られました。(1)透明TFT電極アレイ基板表面での膵β細胞培養法の構築」では、発光性ラット膵β細胞株iGLが安定して接着培養できる基板表面の条件を明確にしました。透明TFT電極アレイの電極材料は酸化インジウムスズ(ITO)であり、この表面を適切に処理することで、細胞接着因子(コラーゲンやラミニンなど)を物理的または化学的に固定化させた後、iGL細胞を播種して接着性を確認しました。また、TFT電極アレイ表面に固定化したiGL細胞に高濃度グルコースを暴露し、細胞から分泌されるインスリンをELISA技術で確認しました。「(2)膜電位の高感度評価技術の構築」では、これまでに検討してきている心筋細胞や神経細胞の透明TFT電極アレイ計測システムをベースとして、iGL細胞の膜電位計測の最適条件を明確にしました。これと並行して、心筋や神経細胞の膜電位計測で広く利用されている微小電極アレイでiGL細胞の膜電位変化応答を計測することで、TFT電極アレイでの応答と比較しました。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 木村 啓志; 小森 喜久夫
     
    創薬分野では非臨床試験において、実験動物を使ったin vivo試験や培養細胞を用いたin vitro試験が実施されているが、ヒトと実験動物の種差やin vivoとin vitroの乖離に起因する医薬品開発コストの増加が社会的問題となっている。そこで本研究では、この乖離を補完するための高次in vitro系として、マイクロ流体デバイス技術を活用した機能統合型Body-on-a-chipの構築を目指す。具体的には、本研究では医療・創薬分野への応用を見据えつつ、生物学的に新しい知見を得るための高次in vitro系として、①ADME(吸収(Absorption)・分布(Distribution)・代謝(Metabolism)・排泄(Excretion))機能集積化、②生理学的パラメータ再現、③マイクロ電気化学センサ集積化 を実現する機能統合型Body-on-a-chipを構築する。 2021年度では、前年度までに開発したマルチウェルプレート型Organs-on-a-chipを用いて、初代培養肝細胞および標的がん細胞の共培養系を確立し、薬効毒性試験を実施した。その機能検討を実施した。この結果、創薬プロセスで従来利用されているコンディションド培地を利用した薬効結果と比して、我々のシステムをOrgans-on-a-chipを利用した結果では、薬効結果に差違が生じることが明らかとなった。機能統合に向けた各要素の改良検討については、スターラ式ポンプの駆動条件を明らかにすると共に、電気化学式グルコースセンサについては、研究分担者の近畿大学小森と共同して改良とその評価を実施し、それぞれの機能の集積化を実現したマルチウェルプレート型のOrgans-on-a-chipの完成に至った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 小森 喜久夫
     
    ヒト応答予測の向上を目指し、酸素非依存性の電気化学バイオセンサでのモニタリングを利用することで、細胞応答を非侵襲で評価するためのシステム開発を検討した。肝細胞については、電気化学グルコースセンサに好気的培養手法を組み合わせることで、生体内の門脈近傍の肝組織と同質の糖代謝・糖新生の現象を電流応答で記述できた。この他にも、アレルギー研究で広く利用される好塩基球様細胞株RBL-2H3が免疫刺激によって遊離するヒスタミンの電気化学モニタリングにも成功している。この手法は、細胞アッセイの予測精度向上に繋がるものと期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 小森 喜久夫
     
    本研究では、グラフェン表面からカーボンナノチューブを成長させた3次元ハイブリッド膜(CNTs/G膜)を用いて、酵素西洋ワサビペルオキシダーゼなどのバイオキャタリストの固定化量を増大させることにより、グラフェンを用いるよりも、高感度な電気化学バイオセンサの構築を試みた。グラフェンと比べて、CNTs/G膜ではバイオキャタリストの固定化量を実際に増大させることが可能であり、基質の過酸化水素に対する触媒還元電流も向上した。したがって、CNTs/G膜を用いることで、グラフェンよりも高感度な電気化学バイオセンサを構築でき、この他にも、酵素を用いたバイオ燃料電池の電極にも利用できるものと期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2011年 
    代表者 : 小森 喜久夫
     
    本研究では、三次元細胞凝集体の大きさを制御し、生体内での主要な毒性発現メカニズムと同質の応答を示す凝集体の最小サイズを明らかにすることを目的とした。マイクロウェル構造を配備したポリジメチルシロキサン(PDMS)テンプレートを作製し、マイクロウェル内でヒト肝ガン細胞株Hep G2の凝集体を形成させた。マイクロウェルの大きさを調節することにより、細胞凝集体の大きさを制御した。薬物代謝酵素シトクロムP450 1A1/2(CYP 1A1/2)の活性を調べたところ、直径200μm・高さ約60μm以上の大きさの凝集体の活性は、直径63μm・高さ約70μmの凝集体のものよりも3. 5倍高くなった。また、CYP 1A1/2に代謝されてより強い毒性を示すアフラトキシンB1(AFB1)を凝集体に暴露したところ、直径200μm以上での凝集体の用量作用曲線は、直径63μmのものよりも1桁低濃度側にシフトした。また、ラット成熟初代肝細胞でも同様の検討を行ったところ、直径110μmの球状の凝集体のAFB1に対する用量作用曲線は、直径35μmの球状のものよりも1桁低濃度側にシフトした。一方、酸素感受性の発光色素白金オクタエチルポルフィリン(PtOEP)をマイクロウェルの底面にコートした、凝集体の呼吸活性を非侵襲的に評価可能なガラス製プレートの開発も試みた。マイクロウェル内で肝ガン細胞株Hep G2の三次元細胞組織を培養したところ、PtOEPの発光強度から、細胞組織の呼吸活性能を評価できた。これらのことから、本方法論を用いることにより、生理学的に同質の応答を示す各種臓器由来の細胞凝集体の大きさを決定できるものと期待される。

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