田中 秀樹(タナカ ヒデキ)

水産研究所特任教授/浦神実験場長

Last Updated :2025/10/31

■教員コメント

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ウナギの産卵、孵化、仔魚飼育の研究を行っています。養殖に使う天然の稚魚(シラスウナギ)の安定供給が心配されていますが、天然に依存しない完全養殖の実用化を目指しています。

報道関連出演・掲載一覧

<報道関連出演・掲載一覧> ●2024/12/6  朝日新聞  ウナギの完全養殖について ●2024/7/11  テレビ大阪「やさしいニュース」  ウナギの完全養殖について ●2024/7/5  フジテレビ「めざまし8」  ウナギの完全養殖の実用化に向けた研究状況の報告会について ●2023/12/11  中日こどもウィークリー ウナギの完全養殖について ●2023/11/23  TOKYO FM「ONE MORNING」  ウナギの完全養殖について ●2023/11/19  東京新聞   ウナギの完全養殖について ●2023/11/3  日刊工業新聞   ウナギの完全養殖について ●2023/11/1  みなと新聞   ウナギの完全養殖について ●2023/7/25  読売テレビ「かんさい情報ネットten.」  ウナギの完全養殖に向けた研究について ●2023/7/23  BSフジ「ガリレオX」  「ウナギの完全養殖技術」について ●2022/8/3  BSよしもと「ワシんとこ・ポスト」  ニホンウナギの人工養殖の難しさについて ●2021/7/28  テレQ九州放送「ふくサテ!」  「シラスウナギの漁獲量」と「今年のうなぎの価格」との関係について ●2020/7/29  読売テレビ「かんさい情報ネットten.」  ニホンウナギの完全養殖について ●2020/7/23  読売テレビ「朝生ワイドす・またん!」  ウナギの完全養殖について ●2020/7/8  毎日放送「ミント!」  「シラスウナギ」漁が不漁だった去年からV字回復している理由について ●2019/12/16  テレビ和歌山「6時のわかやま」  ウナギの人工ふ化 初期飼育の成功について ●2019/11/28  毎日放送「ミント!」  ウナギの養殖研究について ●2019/11/11  関西テレビ「報道ランナー」  ウナギ孵化成功について ●2019/8/22  テレビ朝日「超人女子戦士ガリベンガーV」  うなぎの謎に包まれた生態について ●2018/4/18  関西テレビ「みんなのニュース 報道ランナー」  シラスウナギの減少の原因について

■研究者基本情報

学位

  • 博士(京都大学)

プロフィール

  • 大阪府出身

研究キーワード

  • 魚類繁殖生理   ウナギ   水産養殖   

現在の研究分野(キーワード)

ウナギの産卵、孵化、仔魚飼育の研究を行っています。養殖に使う天然の稚魚(シラスウナギ)の安定供給が心配されていますが、天然に依存しない完全養殖の実用化を目指しています。

研究分野

  • ライフサイエンス / 水圏生産科学 / 水産増養殖学

■経歴

経歴

  • 2024年04月 - 現在  近畿大学水産研究所浦神実験場特任教授
  • 2018年04月 - 2024年03月  近畿大学水産研究所浦神実験場教授
  • 2016年04月 - 2018年03月  国立研究開発法人 水産研究・教育機構 増養殖研究所ウナギ種苗量産研究センター量産基盤グループ長
  • 2011年04月 - 2016年03月  独立行政法人水産総合研究センター 増養殖研究所養殖技術部ウナギ量産研究グループ長
  • 2004年04月 - 2011年03月  独立行政法人水産総合研究センター 養殖研究所生産技術部繁殖研究グループ長
  • 2003年04月 - 2004年03月  独立行政法人水産総合研究センター 養殖研究所生産技術部ウナギ種苗研究チーム長
  • 2002年04月 - 2003年03月  独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所繁殖部初期発育研究室長
  • 1991年04月 - 2002年03月  水産庁養殖研究所繁殖生理部主任研究官
  • 1982年04月 - 1991年03月  水産庁養殖研究所繁殖生理部研究員

学歴

  • 1980年04月 - 1982年03月   京都大学大学院   農学研究科   水産学専攻
  • 1976年04月 - 1980年03月   京都大学   農学部   水産学科

■研究活動情報

受賞

  • 2012年04月 日本農学会 日本農学賞
     
    受賞者: 田中 秀樹
  • 2011年03月 日本水産学会 水産学会賞
     
    受賞者: 田中 秀樹
  • 2004年04月 日経BP社 日経BP技術賞 医療・バイオ部門賞
     
    受賞者: 田中 秀樹

論文

MISC

書籍等出版物

  • ウナギの科学
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:5.1 養鰻業の歴史と現状、5.4 種苗生産の歴史と現状)朝倉書店 2019年06月
  • トコトンやさしい養殖の本
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:2 伸び続ける水産物需要を支える養殖、5 養殖水産資源の種類、37 ウナギの養殖)日刊工業新聞社 2019年02月
  • 魚の形は飼育環境で変わる-形態異常はなぜ起こるのか?
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:Ⅰ.魚類人工種苗における形態異常とは何か? 6章 ニホンウナギの種苗生産過程で発現する様々な形態異常)恒星社厚生閣 2017年06月
  • ウナギの博物誌
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:第2部 食資源としてのウナギを考える.第6章 ウナギ完全養殖への挑戦)化学同人 2012年10月
  • うなぎ 謎の生物
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:第4章 ウナギを育てる)築地書館 2012年07月
  • 水産の21世紀 海から拓く食糧自給
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:第2章 食糧問題の解決に貢献する増養殖漁業.第3節 人工種苗生産が天然ウナギの絶滅を救う)京都大学学術出版会 2010年08月
  • Eel Biology
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:Part 7 Larval Rearing and Physiology. 29 Techniques for Larval Rearing)Springer-Verlag 2003年07月
  • 水産学シリーズ107 ウナギの初期生活史と種苗生産の展望
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:Ⅱ.人工種苗生産の展望 10.孵化仔魚の飼育)恒星社厚生閣 1996年04月
  • 水産学シリーズ85 海産魚の成熟・産卵リズム
    田中 秀樹 (担当:分担執筆範囲:Ⅱ.成熟・産卵とホルモン 3.生殖腺刺激ホルモン)恒星社厚生閣 1991年10月

担当経験のある科目_授業

  • 水産増殖技術特論近畿大学大学院
  • 魚類繁殖生理学近畿大学

所属学協会

  • 日本魚類学会   日本水産学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 奥澤 公一; 玄 浩一郎; 風藤 行紀; 田中 秀樹
     
    魚類の性成熟が開始する過程で中心的な役割を担う2種類の生殖腺刺激ホルモン(GTH)のうち、これまでは限られた種類の魚でしか確立していなかった濾胞刺激ホルモン(FSH)の濃度測定法をマダイについて新たに開発し、マダイFSHの分泌動態や分泌制御を調べ、マダイでは生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンはFSH分泌を促進しないことを明らかにした。また、マダイのFSHともう一つのGTHである黄体形成ホルモン(LH)を恒常的に発現する細胞株を樹立し、数十ミリグラムレベルの組換えホルモンを作製することに成功した。今後はこのホルモンを用いたFSHおよびLH作用の詳細の解明と成熟促進技術の開発が期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2009年 -2009年 
    代表者 : 田中 秀樹; KIM S.-K.

産業財産権

その他のリンク