
山田 克宣(ヤマダ カツノリ)
| 経済学部 経済学科 | 教授 |
Last Updated :2026/02/04
■教員コメント
コメント
経済学理論を背景にもつ対人実験と、そのデータ分析を行っています。特に離散選択実験の枠組みで行う支払意思額の推計と、ランダム介入実験による因果推論を中心に扱っています。
■研究者基本情報
科研費研究者番号
80533603
J-Global ID
プロフィール
- 1978年3月生。社会効用をテーマに、マクロ経済学、実験・行動経済学、fMRIを用いた計算論的神経科学の研究を行っている。2016年日米先端科学シンポジウム(Kavli Frontier of Science)のSocial Scienceセッションでスピーカーとして登壇。
研究キーワード
- 行動経済学 Neuro economics 脳プロ マクロ経済学
現在の研究分野(キーワード)
経済学理論を背景にもつ対人実験と、そのデータ分析を行っています。特に離散選択実験の枠組みで行う支払意思額の推計と、ランダム介入実験による因果推論を中心に扱っています。
■経歴
経歴
- 2021年04月 - 現在 近畿大学経済学部教授
- 2014年04月 - 2021年03月 近畿大学経済学部准教授
- 2011年04月 - 2014年03月 大阪大学 社会経済研究所The Institute of Social and Economic Research講師
- 2013年08月 - 2013年11月 Academia SinicaVisiting researcher
- 2012年11月 - 2013年07月 Universitat Autonoma de BarcelonaVisiting researcher
- 2008年10月 - 2011年03月 大阪大学 社会経済研究所The Institute of Social and Economic Research特任研究員(常勤)
- 2010年10月 - 2010年10月 Paris School of EconomicsVisiting researcher
- 2006年04月 - 2008年09月 大阪大学大学院 経済学研究科Graduate School of Economics日本学術振興会特別研究員(PD)
- 2000年04月 - 2000年12月 東京三菱銀行
■研究活動情報
論文
- Shuhei Kitamura; Katsunori YamadaAmerican Psychologist 80 3 345 - 358 2025年08月 [査読有り]
- Ze Zhang; Kayo Hirose; Katsunori Yamada; Daisuke Sato; Kanji Uchida; Shinjiro UmezuHeliyon 10 15 e35623 - e35623 2024年08月 [査読有り]
- Clark A; C. Senik; K. YamadaJapanese Economic Review 73 351 - 372 2022年 [査読有り]
- He, T; J. Riyanto; S. C. Tanaka; K. YamadaJournal of the Economic Science Association 6 13 - 25 2020年 [査読有り]
- Shigeoka, H; K. YamadaJournal of Economic Behavior and Organization 164 414 - 438 2019年08月 [査読有り]
- Ono, Y; K. YamadaAustralian Economic Papers 57 3 346 - 362 2018年07月 [査読有り]
- Jung, S; Y. Nakamoto; M. Sato; K. YamadaInternational Journal of Applied Behavioral Economics 7 2 2018年 [査読有り]
- Andrew E. Clark; Claudia Senik; Katsunori YamadaJOURNAL OF BEHAVIORAL AND EXPERIMENTAL ECONOMICS 70 1 - 9 2017年10月 [査読有り]
- Fumio Ohtake; Katsunori Yamada; Shoko YamaneJAPANESE ECONOMIC REVIEW 67 4 403 - 417 2016年12月 [査読有り]
- Saori C. Tanaka; Katsunori Yamada; Ryo Kitada; Satoshi Tanaka; Sho K. Sugawara; Fumio Ohtake; Norihiro SadatoSCIENTIFIC REPORTS 6 21321 1 - 8 2016年02月 [査読有り]
- Xavier Fontaine; Katsunori YamadaWORLD DEVELOPMENT 64 407 - 419 2014年12月 [査読有り]
- Saori C. Tanaka; Katsunori Yamada; Hiroyasu Yoneda; Fumio OhtakeJOURNAL OF NEUROSCIENCE 34 16 5595 - 5602 2014年04月 [査読有り]
- Katsuhiko Hori; Katsunori YamadaJAPANESE ECONOMIC REVIEW 64 3 295 - 318 2013年09月 [査読有り]
- Katsunori Yamada; Masayuki SatoJOURNAL OF ECONOMIC BEHAVIOR & ORGANIZATION 89 C 35 - 57 2013年05月 [査読有り]
- Masayuki Sato; Sovannroeun Samreth; Katsunori YamadaInternational Journal of Sustainable Development 15 4 293 - 312 2012年10月 [査読有り]
- Hiroki Arato; Katsunori YamadaREVIEW OF ECONOMIC DYNAMICS 15 4 459 - 478 2012年10月 [査読有り]
- Katsunori YamadaJOURNAL OF ECONOMIC BEHAVIOR & ORGANIZATION 67 1 322 - 337 2008年07月 [査読有り]
- Katsunori YamadaEconomics Bulletin 4 38 1 - 10 2006年 [査読有り]
- Takashi Saito; Atsushi Sannabe; Katsunori YamadaEconomics Bulletin 4 17 1 - 20 2006年 [査読有り]
- Katsunori YamadaEconomics Bulletin 15 11 1 - 9 2005年 [査読有り]
MISC
- Junichi Chikazoe; Kohei Kawaguchi; Kanji Suzuki; Kosuke Uetake; Yasutora Watanabe; Katsunori Yamada 2025年09月
- Nicolas Bottan; Ricardo Perez-Truglia; Hitoshi Shigeoka; Katsunori Yamada NBER working paper 34094 2025年08月
- Shuhei Kitamura; Ryo Takahashi; Katsunori Yamada 2025年06月
- Natsuki Arai; Masashige Hamano; Munechika Katayama; Yuki Murakami; Katsunori Yamada SSRN 2025年
- Katsunori Yamada; Daiki Sakai; Masakazu Hiraoka; Saki Hiyoshi; Tomoki Otani; Michiko Mandai; Tadao Maeda; Kana Hatakenaka; Masayo Takahashi PsyArXiv 2024年09月
- Mcalinn, K; Naghavi, A. J; Pignataro, G; Sugasawa, S; Yamada, K PsyArXiv 2023年11月
- 山田克宣 週刊東洋経済 2021年12月
- 山田克宣 日米先端科学シンポジウム 2016年12月
- 技術力や組織力、ブランド… 日本の「真の生産能力」とは山田克宣 日経ビジネス(気鋭の経済論点) (7/11) 124 -125 2016年07月 [招待有り]
- 山田克宣 NIPS Research 2016年05月
- ニック・ポータヴィー著『幸福の計算式』(書評)山田克宣 季刊 家計経済研究 95 2012年07月 [招待有り]
- 社会的地位選好と職業選択のある内生的成長モデル:信用市場が不完備であるケースにつ いての分析山田克宣 京都大学経済論叢 176 (2) 147 -165 2006年08月 [査読有り]
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会:科学研究費助成事業研究期間 : 2024年04月 -2028年03月代表者 : 中林 純; 花薗 誠; 西脇 雅人; 川合 慶; 山田 克宣
- 日本学術振興会:科学研究費助成事業研究期間 : 2020年07月 -2024年03月代表者 : 中林 純; 山田 克宣公共事業の入札に参加する企業のコンプライアンスプログラムの有効性を調査するため、フィールド実験を行い、企業の一部に、その企業が違法な入札不正行為に関与している可能性があることを伝達した。この介入により、入札行動が変化したことを確認した。具体的には、介入後に処置企業の入札データに適用した入札不正行為のテストでは、競争の帰無仮説を棄却しにくくなった。しかしながら、この変化は企業が共謀を停止した結果ではないという証拠も発見した。介入後も企業が共謀を続けている事実は、カルテル企業による証拠の積極的な隠蔽が示唆されるほか、談合が組織的に行われていることに矛盾しないことが分かった。
- 貧困の罠がある資本蓄積モデルのマクロ経済実験文部科学省:挑戦的萌芽研究 (26590027)研究期間 : 2014年04月 -2016年03月代表者 : 山田克宣
- 文部科学省:若手スタートアップ (21830057)研究期間 : 2009年 -2010年代表者 : 山田克宣インターネットで大規模調査を行い、社会的効用のパラメーターを仮想選択実験から推計した。特に、比較対象が変化したときに社会的効用の効用関数パラメーターがどの様に変化するのか、また、被験者の個人属性によって効用関数のパラメーターがどの様に違うのかを明らかにすることができた。同じ実験から、日本においては「イースターリンの逆説」が成立するほど、社会的効用の平均的な効果は大きくないことが発見された。
- 日本学術振興会:科学研究費助成事業研究期間 : 2006年 -2008年代表者 : 山田 克宣既存の幸福経済学研究をさらに精緻化する分析を行い,海外でその成果を報告した. これまでの幸福の経済学の文脈では,他者の所得の代理変数としてミンサー型の賃金方程式を推計しその当てはめ値を用いてきたが,この伝統的なアプローチには批判があるのも事実である.つまり,この方法論が正しいとすると,他者の所得を考えるとき,人々が計量経済学者と同じ方法を用いていることになり,そのような仮定は行動経済学的な見地からもっともらしくないと考えられている.同種の批判は経済学の文脈でもバーバルな議論として存在するが,明確な形で批判的証拠を提出したものは,私の知る限り存在しない.そこで,応募者の研究では他者の賃金の代理変数として,(1)サーベイで得られた主観的他者賃金と,(2)賃金関数の推計値から得られた伝統的な他者賃金の二つを用い,両者の結果の比較を行っている.結論として,社会的地位選好効果は,(1)の情報で確認される一方,(2)の代理変数を用いた場合,地位選好効果についての証拠は明確には示されなかった.この原因として,(1)においては他者賃金の推測値が,自己の賃金よりも高くなるというシステマティックなパターンが見られ,その「嫉妬」が他者賃金の主観的仕事満足度に対する負の効果として捉えられる一方で,(2)の情報では他者賃金の予測についての「妬み効果」が弱くなり,推計式において,地位選好効果としてあらわれない,ということがあげられる.論文の結論としては,(2)のミンサー賃金関数の当てはめ値としての他者賃金は,市場の平均を反映するのみで,自己の賃金よりも相対的に高くなることを事前には保証しないことが,社会的地位選好の分析にとって問題であることを指摘した.