石上 敬子(イシガミ ケイコ)

法学部 法律学科准教授

Last Updated :2025/03/02

■教員コメント

コメント

消費者契約などで問題となる契約の不当条項規制について、約款に着目して研究しています。

報道関連出演・掲載一覧

<報道関連出演・掲載一覧> ●2023/8/12  朝日新聞  ドイツにおける児童の騒音訴訟について ●2023/7/22  産経新聞  USJのチケット利用規約をめぐる訴訟について ●2023/5/12  中京テレビ「キャッチ!」  ドイツでは「子供の声は騒音ではない」と法制化されていることから、日本での法制化の是非について ●2023/5/2  ABEMA「ABEMA Prime」  「子どもの声は騒音なのか」法制化の是非について ●2023/4/29  東京新聞  こどもの声に関するドイツの法律について

■研究者基本情報

学位

  • 修士(法学)(同志社大学)

研究キーワード

  • 民法   契約法   不当条項規制   約款   定型約款   消費者契約   事業者間契約   労働契約   保険契約   ドイツ法   法学教育   法教育   教育工学   生成AI   生成系AI   

現在の研究分野(キーワード)

消費者契約などで問題となる契約の不当条項規制について、約款に着目して研究しています。

研究分野

  • 人文・社会 / 民事法学
  • 人文・社会 / 社会法学
  • 人文・社会 / 新領域法学 / 法教育

■経歴

経歴

  • 2021年04月 - 現在  近畿大学法学部准教授
  • 2016年04月 - 2021年03月  大阪経済法科大学法学部准教授
  • 2011年04月 - 2016年03月  同志社女子大学現代社会学部助教(有期)

学歴

  •         - 2011年03月   東北大学   大学院   法学研究科(博士後期課程)
  •         -   同志社大学   大学院   法学研究科(博士前期課程)
  •         -   京都大学   法学部

委員歴

  • 2021年04月 - 現在   日本スポーツ法学会   スポーツ法学教育推進委員

■研究活動情報

論文

MISC

書籍等出版物

講演・口頭発表等

  • 石上敬子
    大学教育学会2024年度課題研究集会 2024年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 約款と個別合意:保険判例からの一考察
    石上敬子
    取引法研究会 2024年11月
  • 石上敬子
    比較法学会第87回総会 2024年06月 口頭発表(一般)
  • 大人数(対面型)講義におけるzoomを用いたグループワーク――ポストコロナのICT活用授業
    石上敬子; 芳中千裕
    令和5年度私情協教育イノベーション大会 2023年09月
  • 大学法学部における生成AIの可能性と展望
    石上敬子
    法と教育学会第14回学術大会 2023年09月
  • スポーツビジネスを素材とした民事法授業プログラムの開発  [通常講演]
    石上 敬子; 西脇 邦雄; 芳中 千裕; 横山 浩; 古結 誠; 岡筋 泰之
    日本スポーツ法学会第30回学会大会 2022年12月 口頭発表(一般)
  • 法学部講義科目グループワークにおけるICT活用の方法論 :コロナ禍での変容とアンケート分析  [通常講演]
    芳中千裕; 石上敬子
    法と教育学会第13回学術大会 2022年09月 ポスター発表
  • スポーツ仲裁自動応諾条項撤廃の事案からみる約款諭の外延
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2022年01月
  • 石上敬子
    日本保険学会令和3年度大会 2021年10月 口頭発表(一般)
  • スポーツビジネスを題材とした講義内グループワーク :教育工学(ID=Instructional Design)の見地からの検証と共に  [通常講演]
    石上敬子、西脇邦雄、芳中千裕
    日本スポーツ法学会第28回大会 2020年12月 口頭発表(一般)
  • 石上敬子
    東北大学民法研究会 2019年08月
  • 約款の内容規制における「公的利益(Allgemeininteressen)」についての一試論 ――ドイツにおける談合賠償金条項をめぐる議論を契機に  [通常講演]
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2019年03月
  • ドイツにおける約款規制の労働契約への展開:約款の一般法理のための研究序説  [通常講演]
    石上敬子
    日本私法学会第82回大会 2018年10月 口頭発表(一般)
  • ドイツにおける児童騒音訴訟:序論 ――連邦イミシオン防止法における特権化と民法への影響――
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2017年02月
  • 約款の解釈における「隠れた内容規制」:最判平成19年6月11日および控訴審を素材に  [通常講演]
    石上敬子
    関西民事判例研究会 2015年11月
  • 判例研究:時効消滅した債権による相殺の可否(最判平成25年2月28日判時2182号55頁)  [通常講演]
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2013年07月
  • 判例評釈:自動継続特約付定期預金における消滅時効の起算点(最判平成19年4月24日民集61巻3号1073頁)  [通常講演]
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2008年01月
  • 判例評釈:特定継続的役務提供契約の中途解約と対価の算定方法(最判平成19年4月3日民集61巻3号967頁)  [通常講演]
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2007年06月
  • 判例評釈:融資と建物建築が一体となった場合の銀行の説明責任(最判平成18年6月12日判時1941号94頁)  [通常講演]
    石上敬子
    東北大学民法研究会 2006年11月

担当経験のある科目_授業

  • 民事法特別講義(ビジネス法)近畿大学
  • 民法(契約)近畿大学
  • 民法(総則)近畿大学
  • スポーツビジネス法務大阪経済法科大学
  • ビジネス法務大阪経済法科大学
  • 保険法大阪経済法科大学
  • 商取引法大阪経済法科大学
  • 経済法(独占禁止法)大阪経済法科大学
  • 消費者法大阪経済法科大学
  • 債権各論大阪経済法科大学
  • 物権法概論大阪経済法科大学
  • 民法総則大阪経済法科大学

所属学協会

  • 日本教育工学会   日本スポーツ法学会   大学教育学会   法と教育学会   日本保険学会   比較法学会   日本消費者法学会   日本私法学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 大学教育学会:大学教育学会課題研究
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 田中一孝(代表); 松下佳代; 斎藤有吾; 村上正行; 渡邊浩一; 伊藤通子; 羽倉尚人; 平山朋子; 杉山芳生; 澁川幸加; 石上敬子; 田中孝平
  • 約款の内容規制における考慮事由としての第三者利益の意義
    公益財団法人損害保険事業総合研究所:2024年度損害保険研究費助成制度
    研究期間 : 2024年08月 -2025年07月 
    代表者 : 石上敬子
  • 生命保険文化センター:生命保険に関する研究助成
    研究期間 : 2021年06月 -2022年03月 
    代表者 : 石上敬子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 石上 敬子
     
    ドイツ法については、基本コンメンタールおよび2冊のDissertationを精読し、BGB310条1項についての基本資料を網羅的に収集し内容を整理する予定であったが、Dissertationの精読はひとまず措き、基本コンメンタールに基づく議論状況の整理を中心に取り組んだ。その結果、①ドイツでは1976年の約款規制法制定当時から事業者間契約にも約款規制が及ぶとされており、1987年には実務から強い批判があったものの、2002年の民法統合までは学説を中心とする賛成説が多かったこと、②2000年代後半頃から、ドイツ企業の国際的な競争力への悪影響と、学説でも批判が増加してきたこと、③2010年以降、主要コンメンタールの多くが批判説へと改定され、解釈論の修正および法改正の動きが活発化しつつあることや、判例も約款規制に謙抑的になってきたこと、が明らかになった。 以上の内容は、東北大学民法研究会において報告し、示唆を得た(論題「ドイツにおける約款規制の事業者間契約への展開・序論」、8月29日、東北大学川内南キャンパス 文科系総合研究棟1号館(教育学研究棟)11階 中会議室)。 日本法については、法状況の整理として、改正民法の定型約款規定に関する法制審の議論 の分析・論文をまとめ、前半部分を5月までに公表した(「定形約款規定の意義と射程(中)――法制審議会民法(債権関係)部会における実務をめぐる応酬――」大阪経済法科大学経済学論集42巻2号67-82頁(2019年5月))。
  • 損害保険事業総合研究所:損害保険研究費助成
    研究期間 : 2018年11月 -2019年10月 
    代表者 : 石上敬子
  • 村田学術振興財団:研究助成金
    研究期間 : 2017年04月 -2018年03月 
    代表者 : 石上敬子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 石上 敬子
     
    日本およびドイツにおける、労働契約の内容に対する法的規制(不当条項規制)について、特に「約款」を媒介とする規制に着目して研究を行った。日本法に関する研究成果は、一部のみ、平成27年9月に、関西若手研究者民事判例研究会において報告した。その他の部分、およびドイツ法等については、研究期間中に網羅的な資料収集を終え、現在検討および論文執筆作業を行っている。

メディア報道

その他のリンク