冨永 德幸(トミナガ ノリユキ)

工学部 教育推進センター准教授

Last Updated :2024/07/17

■教員コメント

コメント

スポーツ・レジャーに関する人々の意識や行動が主な関心領域です。生涯スポーツ(実習)やレジャー論、スポーツ概論を担当しています。

■研究者基本情報

学位

  • 体育学修士(筑波大学)

研究キーワード

  • スポーツ社会学   レジャー(余暇)   Sport   Leisure   

現在の研究分野(キーワード)

スポーツ・レジャーに関する人々の意識や行動が主な関心領域です。生涯スポーツ(実習)やレジャー論、スポーツ概論を担当しています。

研究分野

  • ライフサイエンス / スポーツ科学 / 余暇論

■経歴

学歴

  •         - 1985年   筑波大学   体育研究科   体育方法学

■研究活動情報

論文

  • スポーツとアスリートに対する大学生の意識:インテグリティの観点から
    冨永徳幸
    近畿大学工学部 紀要 52 1 - 15 2023年02月
  • スポーツ番組視聴における大学生の意識
    冨永 德幸
    近畿大学工学部 紀要 48 1 - 18 2018年12月 
    大学生のスポーツ番組視聴に関する意識について,ファン選手の有無を分類要因として性差を分析検討した.「ファン選手のいる女子学生」は,一緒に盛り上がるタイプの実況で,ゲストに旬のタレントなども交えたスポーツ番組や映像を高頻度で観戦し,ファン選手を応援するとともに彼らの喜びや楽しみを共感したいという意識が男子より高いことが示唆された.一方,技術的・戦術的な関心や獲得意欲,勝利に対する執着は男子より弱いことも示唆された.スポーツ女子の存在が垣間見える.
  • 冨永 德幸; 田口節芳
    近畿大学工学部 紀要 44 27 - 38 近畿大学工学部紀要 2014年12月 
    大学生(226名)のスポーツキャリアパターンと心理的要因との関連性を検討することを目的とし,質問紙を用いた配票調査を実施した.その結果,同一種目継続型は離脱型に比較して,自己効力感が強く,定期的な運動を肯定的に評価し,大学スポーツを肯定的に評価しており,また,同一種目継続型は異種目継続型および離脱型に比較して,勝利志向や運動の有能感が強く,スポーツの結果予期や運動(身体活動)に対する態度が肯定的であることが明らかとなった.即ち,スポーツキャリアパターンと心理的要因との有意な関連性が示唆された.
  • 冨永 徳幸; 田口 節芳
    近畿大学工学部 紀要 42 42 11 - 23 近畿大学工学部 2012年12月 
    大学生の身体に関する主観的評価と性差に着目して,身体意識,健康意識との関連性を検討した.自己体型を太いと評価し,体格不安をもつ傾向は,女子が男子より有意に高かった.自己体型を太いと評価する女子学生の体格不安の強さが顕著であった.また,自己体型を普通または痩せと評価する男子学生の肯定的な身体イメージの強さが顕著であった.女子はBMIが低いにもかかわらず否定的体型評価も見られることから,体型評価への過剰反応が散見された.
  • 冨永 德幸; 田口 節芳
    近畿大学工学部 紀要 41 41 11 - 21 近畿大学工学部 2011年12月 
    一般大学生(160名)と全国大会出場選手(空手道47名)についてドーピングに関する意識を調査分析した.全体傾向としては①ドーピングの認知度は高い②ドーピングを否定的に捉えている③ドーピング根絶には懐疑的であるの3点が示唆された.また,フェアプレイ優先か勝利優先かというスポーツ観とドーピングへの意識とに関連性が示唆された.
  • 冨永 德幸; 田口 節芳
    近畿大学工学部紀要(人文・社会科学篇) 38 38 11 - 20 近畿大学工学部 2008年12月 
    大学生のレジャー活動の潜在需要に関する基礎資料を得ることを目的とした.質問紙による調査票から,①平日活動の潜在需要ににおける学年,ライフスタイルによる差異②休日活動の潜在需要における学年,性別,レジャー重視度,ゆとり度による差異が認められ,その関連性が示唆されるとともに,休日の潜在需要が大きいことが明らかとなった.
  • 冨永 德幸; 田口 節芳
    近畿大学工学部紀要(人文・社会科学篇) 37 23 - 29 近畿大学工学部 2007年12月 
    大学スポーツ集団(空手道)の競技水準に着目し,集団凝集性の差異を検討した.総得点及び5因子の因子得点を競技水準の高水準群と標準群との2群比較した結果,①総得点は高水準群が有意に高い,②因子別得点では3因子において高水準群が有意に高い,③各因子間の評価には差異があるの3点が認められた.以上のことから集団凝集性と競技水準の関連性が示唆された.
  • 大学運動部の集団凝集性
    冨永 德幸; 田口 節芳
    近畿大学工学部紀要 36 23 - 32 近畿大学工学部 2006年12月 
    大学運動部員の集団凝集性を構成する要因を探るとともに凝集性と関連する変数について分析検討した.凝集性の換算得点による分析では,学年,試合への出場頻度,部内での役割の有無という変数との関連性が示唆された.凝集性の構成要因としては,部への愛着,部との同一化,部優先への抵抗感,部への賛同の4因子(因子分析)が抽出された.さらに,因子得点による分析では,部への愛着,部優先への抵抗感の2因子については学年,出場頻度,役割の有無との関連性が示唆された.

MISC

  • 冨永 德幸; 田口 節芳 近畿大学工学部研究紀要(人文・社会科学篇) (32) 1 -13 2002年12月
  • 田口 節芳; 冨永 徳幸 近畿大学工学部紀要 人文・社会科学篇 (31) 47 -61 2001年
  • 田口節芳; 冨永徳幸 広島体育学研究 27 (27) 21 -33 2001年 [査読有り]
  • 大学生のレジャーにおける退屈感
    田口節芳; 冨永徳幸; 折本浩一; 谷岡憲三 レジャー・レクリエーション研究 (40) 1999年 [査読有り]
  • 大学生の余暇意識-生活意識のクラスター分析から-
    冨永徳幸; 田口節芳 広島体育学研究 22 27 -38 1996年 [査読有り]
  • 大学生の余暇と生活意識 (II)
    田口節芳; 冨永徳幸 近畿大学工学部紀要 人文・社会科学篇 24 59 -67 1994年
  • 大学生の余暇と生活意識
    田口節芳; 冨永徳幸; 北村靖治 広島体育学研究 19 1 -14 1993年 [査読有り]
  • 大学生の生活とスポーツ活動意識に関する研究-潜在的加入群を中心に-
    田口節芳; 冨永徳幸; 北村靖治 近畿大学工学部紀要 人文・社会科学篇 21 1991年
  • 体育教師の社会的評価に関する研究(II)-社会的評価を規定する要因について-
    田口節芳; 冨永徳幸; 北村靖治 近畿大学工学部紀要 人文・社会科学篇 19,20 67 -79 1990年
  • 体育教師の社会的評価に関する研究-大学生による評価から-
    冨永徳幸 広島体育学研究 15 1989年 [査読有り]
  • 大学生の生活とスポーツクラブの位置づけに関する研究 -学年別にみるスポーツクラブの位置づけと活動状況-
    田口節芳; 冨永徳幸 広島体育学研究 14 1 -10 1988年 [査読有り]
  • 大学生の生活とスポーツクラブの位置づけに関する研究 -スポーツクラブの位置づけの推移-
    田口節芳; 冨永徳幸 広島体育学研究 12 1 -13 1986年 [査読有り]
  • 体育教師と体罰問題-その社会的背景-
    冨永徳幸; 田口節芳 近畿大学工学部紀要 人文・社会科学篇 16 1986年

書籍等出版物

  • 保健体育・スポーツ教育 重要用語300の基礎知識
    松岡重信 (担当:分担執筆範囲:スポーツと生活 ⑨指導者資格付与制度,⑮スポーツ・フォア・オール)明治図書 1999年
  • 生涯スポーツチェック99
    荒井貞光; 東川安雄他 (担当:分担執筆範囲:チェック15(48-49),チェック44(106-107))大修館書店 1991年
  • 現代スポーツ指導者論
    粂野豊; 佐伯聰夫他 (担当:分担執筆範囲:スポーツ指導者の社会的期待と役割 233-246)ぎょうせい 1988年
  • スポーツ集団と選手づくりの社会学
    三好喬; 団琢磨; 荒井貞光他 (担当:分担執筆範囲:学校体育と教師の集団論 173-189)道和書院 1988年
  • みんなのスポーツQ&A
    粂野豊他 (担当:分担執筆範囲:Q25 60-61)不昧堂出版 1985年04月

所属学協会

  • 日本レジャー・レクリエーション学会   日本体育学会   

Works_作品等

  • 尾道市委託研究報告書 尾道市民の健康づくり・環境整備のあり方〜食生活と運動を中心に-
    1990年
  • 広島県体育協会委託事業報告書 広島県のスポーツ選手養成・クラブ育成のための環境整備に関する調査研究
    1988年
  • 委託研究報告書 府中町のスポーツ -"これまで"と"これから"-
    1987年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年 -2007年 
    代表者 : 田中 一基; 黒瀬 能聿; 冨永 徳幸
     
    1.競技者の戦略パターン抽出法 系列パターンマイニングを用いて,武道競技の攻防プロセスで発揮される特徴的なパターンを抽出する手法を確立した.まず,攻防プロセスを動作ラベルと時区間位置ラベルの組の系列で表現し,攻防プロセスのデータベースから系列パターンマイニングにより,技の成功と正相関かつ失敗と負相関となる動作系列パターンを抽出する.本手法を用いて国体優勝経験を持つ空手選手2名の攻撃パターンを解析したところ,各選手の特徴的な攻撃パターンが抽出され,空手専門家の見解と一致した.以上により,練習の様々な目的に応じて必要な動作データを,競技試合のデータから自動的に取り出すことが可能となる.たとえば,体格別に分類した選手グループから身体的特性に応じたスキルの抽出が可能である.また,様々な選手の試合(130試合)から戦略パターン抽出を試みた結果,一般的に,技の成功は技を出す直前の攻防両者の態勢と深い関係があることが分かった.この結果は,古来より伝わる武道の教えと符合する. 2.攻め技のタイミングのバーチャル練習システム 戦略パターン抽出の結果に基づき,攻め技のタイミングの修得を目的とするバーチャル練習システムを開発した.まず,相手のCG選手が,練習者に攻めのタイミングを与えるような動きをする状態遷移ルールを考案した.また,CG選手の状態遷移に,練習者が正しく反応するかどうかをシステムが評価する仕組みを明らかにした.これは,練習者の動きを画像処理によりキャプチャし,CG選手の動きとともに戦略パターンと比較することで可能である.6名の学生選手によりシステムの評価を行った結果,自主練習システムとして期待する回答が多く得られた.これにより,体で覚える方式のリアル練習を補完する新たな練習方法の提案が可能である.
  • レジャー論
  • Leisure

その他のリンク