井上 治(イノウエ オサム)

経済学部 教養・基礎教育部門教授

Last Updated :2024/07/20

■教員コメント

コメント

広くは英米文学全般を、狭くは現代アメリカ演劇を研究しています。特に、アメリカの劇作家ソーントン・ワイルダーの戯曲・小説を研究しています。

■研究者基本情報

学位

  • 博士(文学)(2003年03月 関西大学)
  • 修士(文学)(1992年03月 関西大学)

研究キーワード

  • ソーントン・ワイルダー   アメリカ演劇   Thornton Wilder   Modern American Drama   

現在の研究分野(キーワード)

広くは英米文学全般を、狭くは現代アメリカ演劇を研究しています。特に、アメリカの劇作家ソーントン・ワイルダーの戯曲・小説を研究しています。

研究分野

  • 人文・社会 / 英文学、英語圏文学 / アメリカ演劇、ソーントン・ワイルダー

■経歴

経歴

  • 2016年04月 - 現在  近畿大学経済学部教授
  • 2009年04月 - 2016年03月  近畿大学経済学部准教授
  • 2007年04月 - 2009年03月  近畿大学経済学部講師
  • 2005年04月 - 2007年03月  近畿大学経済学部特任講師

学歴

  • 1992年04月 - 1995年03月   関西大学   大学院   文学研究科英文学専攻博士課程後期課程
  • 1988年04月 - 1992年03月   関西大学   大学院   文学研究科英文学専攻博士課程前期課程
  • 1984年04月 - 1988年03月   関西大学   文学部   英文学科

■研究活動情報

論文

  • 井上 治
    生駒経済論叢 13 2 17 - 38 近畿大学経済学会 2015年11月 
    [概要] ソーントン・ワイルダーの短編小説のなかで最も遅くに出版された「軍艦」では, ワイルダーの戯曲で繰り返し用いられている「人生にもっと十分にもっと自由に参加したいという人間の熱望」というモチーフが使われている. その意味でこの短編小説はほかのワイルダーの作品と関連している重要な作品であるのだが, そのモチーフがこの作品においてのみ少し形を変えて用いられている. その「変奏」がなぜこの短編小説のみに起こっているのかということを, この作品の執筆時期を推察することを通して明らかにする. [Abstract] In "The Warship," which was published last of all the short stories Thornton Wilder wrote, the motif, "the aspirations of the young [and not only of the young] for a fuller, freer participation in life," is used. This motif recurs in many of Wilder's plays. "The Warship" is very important because it is related to other works of his by the common motif. However, a variation of the motif is used in this short story. The reason why the variation is adopted only in this story is clarified by trying to identify when the story began to be written and was completed.
  • 井上 治
    生駒経済論叢 13 2 1 - 15 近畿大学経済学会 2015年11月 
    [概要] ソーントン・ワイルダーが大学時代に書いた短編小説「ザベットの結婚」では, 「聖人」がモチーフとして使用されている. 大学時代に書かれたほかの短編小説や一幕劇でも用いられているこのモチーフは, 彼の代表的な多幕劇『わが町』において観客に衝撃的な演劇的経験を与えることに成功する場面でも効果的に用いられているだけでなく, 彼の後期の一幕劇においても使用されている. このように, 彼が自分の思想と主題を伝えるために使い続けたモチーフ「聖人」が用いられているこの「ザベットの結婚」は, のちのワイルダーの作品につながる重要な作品であるといえる. [Abstract] In "The Marriage of Zabett," a short story Thornton Wilder wrote in his college days, the word "saint" is used as the motif of the story. The motif "saint," which recurs in other short stories and another one-act play written in the same days, is used afterward not only in his most famous full-length play Our Town, but also in one of his one-act plays written in his late years. Especially in Our Town, the motif plays an effective role in the scene where Wilder gave his audience a sensationally dramatic experience they had never been given before. "The Marriage of Zabett" is an important short story that is related to his later works because the motif "saint," which Wilder used over and over again in his writing in order to convey his thoughts and themes, is used in this work.
  • ソーントン・ワイルダーの3つの短い劇ー彼の他作品との比較から考察する
    井上 治
    關大英文學 March 2015 421 - 436 2015年03月 [査読有り]
  • ソーントン・ワイルダーの「酔っ払った運命の三女神」-サイクル劇「人間の七つの大罪」にも収載された理由を探る
    井上 治
    近畿大学教養・外国語教育センター紀要(外国語編) 5 2 1 - 13 2014年11月 [査読有り]
  • 井上 治
    生駒経済論叢 12 2 1 - 17 近畿大学経済学会 2014年11月 
    [概要] ソーントン・ワイルダーの後期のサイクル劇のひとつである「人間の七つの世代」に含まれる2本の一幕劇「青年時代」と「地下を流れる川」は未完の作品である. 「青年時代」は, 演劇の新しい表現形式を提示できていないこと, 舞台上で物語を押し進めていくアクションがないこと, 「地下を流れる川」は, 演劇的手法は用いられているものの, 物語を押し進めていくアクションがないこと, モチーフを話の筋の中にうまく組み込むことができていないことが, それぞれが未完になった理由として考えられる. さらに, ワイルダー自身が, 新しい演劇的手法をもつ芸術作品としての戯曲をもう創造できないことを自覚していたということも, 理由として付け加えられるかもしれない. [Abstract] Thornton Wilder's two one-act plays: "Youth "and "The River Under the Earth," which are included in one of his cycle plays, The Seven Ages of Man, he wrote in his later years, were left unfinished. The reasons why they were left unfinished can be mentioned as follows: in "Youth," neither new nor established dramatic method is used, and no dramatic action by which the plot of the play moves ahead happens; in "The River Under the Earth, "no dramatic action happens either though some dramatic methods are used, and some central motifs of which Wilder emphasizes the importance are not firmly embedded in the plot of the play. It may also be added to the reasons that Wilder realized he could not write any more plays with a new dramatic method which would be recognized as a work of art.
  • 井上 治
    生駒経済論叢 12 1 1 - 19 近畿大学経済学会 2014年07月 
    [概要] ソーントン・ワイルダーの後期のサイクル劇のひとつである「人間の七つの大罪」については, 彼の生誕100年を祝って, 1997年に全7作品がまとめて出版された. しかし, 今回論じる4作品に関しては, 彼の生前には, 「バーニス」は英語で上演されたもののドイツ語でしか出版されず, 「ドアベルが鳴り響く」と「シェイクスピアと聖書」はほぼできあがっていたにもかかわらず未完成のままとなり, 「セメント・ハンズ」は完成していたものの上演されることはなかった. これら4つの一幕劇をワイルダーが出版しなかった・完成させなかった理由は, くり返される主題を常に新しい表現形式で提示してきたワイルダーが, これらの作品ではそれをできていないことを認識していたからであろう. [Abstract] All of the seven one-act plays included in one of his cycle plays, The Seven Deadly Sins, which were written in Thornton Wilder's late years were published in 1997 in celebration of the centennial of his birth. However, four of the seven plays discussed here were not published or finished in Wilder's lifetime: "Bernice "was staged in English but published only in German; "A Ringing of Doorbells" and "In Shakespeare and the Bible "were left unfinished though they were nearly completed; "Cement Hands" was not staged though it was finished. The reason why Wilder did not publish or finish them must have been as follows: Wilder always expressed his frequent themes in different artistic styles for each work, and so he must have realized he had not shown any new style in stating the themes for the four one-act plays.
  • 井上 治
    生駒経済論叢 11 2 13 - 27 近畿大学経済学会 2013年11月 
    [概要] ソーントン・ワイルダーの後期の2種類のサイクル劇「人間の七つの世代」と「人間の七つの大罪」に含まれる3本の一幕劇「幼年時代」, 「子供時代」, 「アッシジの人」が上演されたとき, 彼は「ブリーカー・ストリートのための劇」という総合タイトルを付けた。「ブリーカー・ストリート」とは円形劇場の所在地であり, ワイルダーは演劇がかつて持っていた力を取り戻すことを意図して, 円形劇場で戯曲を上演したのである。しかし, 「アッシジの人」は彼の生前に刊行されず, 2種類のサイクル劇も未完に終わった。その理由は, くり返される主題を新しい表現形式で提示してきたワイルダーが, これらの一幕劇ではそれをできていないことを認識していたからである。 [Abstract] In his late years, Thornton Wilder wrote three one-act plays: "Infancy," "Childhood," and "Someone from Assisi," which were included in his two cycle plays The Seven Ages of Man and The Seven Deadly Sins. When they were performed, he chose the over-all title, "Plays for Bleecker Street." Bleecker Street was where the arena theatre was located, and Wilder had the three plays performed at the theatre in order to have the power restored that the drama once had in its great ages. However, "Someone from Assisi" was not published and neither of the two cycle plays was completed in Wilder'e lifetime. The reason must have been that Wilder was an artist who always expressed his frequent themes in different artistic styles for each work, and so he realized he had not shown any new style in stating the themes for these one-act plays.
  • 井上 治
    生駒経済論叢 8 3 1 - 13 近畿大学経済学会 2011年03月 
    [概要]本論では, ソーントン・ワイルダーの後期のサイクル劇「七つの大罪」のひとつである一幕劇「5時25分発列車の大事故」について, ワイルダーのほかの作品との主題の類似, さらには, 小説『めざすは天国』とのモチーフの類似を指摘することを通して論じ, 主人公のホーキンズが「窓を通して見たもの」について考察する。ワイルダーはくり返される主題をそれぞれの作品において常に異なる表現形式で提示しようとしてきた作家なので, この一幕劇が優れた成功した作品であるにもかかわらずワイルダーが出版を認めなかった理由は, 彼がこの作品において芸術の新しい表現形式を提示することができていないことを認識していたからであろう。 [Abstract] The aim of this paper is to consider what Mr. Hawkins saw by looking through the window in "The Wreck on the Five-Twenty-Five," a one-act play that is included in Thornton Wilder's cycle play The Seven Deadly Sins that he wrote during his later years. Something Mr. Hawkins saw is considered by showing that this one-act play has a similarity with the themes of other works of Wilder's and also has similar motifs to one of his novels Heaven's My Destination. Wilder always tried to frequently express his themes in different styles in each work. Hence, the reason why Wilder did not approve the publication of this one-act play, although it is better and well known, is because he must have realized that he had not shown a new artistic style when stating the theme within this work.
  • 井上 治
    近畿大学英語研究会紀要 3 125 - 142 近畿大学英語研究会 2009年01月 [査読有り]
     
    記事区分:原著
  • ソーントン・ワイルダーの作品の多層的主題とその表現構造
    井上 治
    関西大学 2002年09月 [査読有り]
  • 井上 治
    大阪音楽大学研究紀要 40 99 - 112 大阪音楽大学 2001年12月
  • 2つの一幕劇の時間と空間ーマレー・シスガルとテネシー・ウィリアムズの場合
    井上 治
    千里山文学論集 58 1 - 14 1997年03月
  • ソーントン・ワイルダーの3つの一幕劇ー『わが町』『危機一髪』への主題と手法の萌芽
    井上 治
    ポエシス 24 23 - 38 1997年03月
  • 『危機一髪』論考ー舞台監督の退場をめぐって
    井上 治
    ポエシス 23 81 - 93 1996年03月
  • 『わが町』論考ー舞台監督の変遷をめぐって
    井上 治
    ポエシス 22 81 - 93 1995年03月
  • 『ガラスの動物園』試論ーIs this play a sentimental one?
    井上 治
    ポエシス 21 59 - 83 1994年03月
  • テネシ-・ウィリアムズ『ガラスの動物園』-Whose play is it?
    井上 治
    関西大学 1992年01月 [査読有り]

MISC

  • TOEIC® Listening & Reading TestのPart 5について考察する―ETS作成問題の分析を通して
    井上 治 生駒経済論叢 21 (2) 21 -36 2023年11月
  • TOEIC® Listening & Reading TestのPart 2の出題傾向について考察する―ETS作成問題の分析を通して
    井上 治 生駒経済論叢 20 (2) 17 -30 2022年11月
  • 「TOEIC® Listening & Reading Testの各パートの指導方法を再考する―学生の解答データの追加分析を通して」
    井上 治 生駒経済論叢 19 (2) 103 -132 2021年11月
  • 「TOEIC® Listening & Reading Testの各パートの指導方法を考える―学生の解答データの分析を通して」
    井上治 生駒経済論叢 18 (2) 27 -50 2020年11月
  • 「TOEIC○Rテスト新形式問題におけるリスニング・セクションパート3・パート4の難易度と初級者のための攻略法を考察する―ETS作成問題の分析を通して」
    井上 治 生駒経済論叢 17 (2) 21 -36 2019年11月
  • TOEICテストの新形式問題におけるパート2の難易度をさらに考察する―ETS作成問題の分析を通して
    井上 治 生駒経済論叢 16 (2) 33 -48 2018年11月
  • TOEICテストの新形式問題におけるパート2の難易度を推察する―ETS作成問題の分析を通して
    井上 治 生駒経済論叢 14 (2) 27 -39 2016年11月
  • TOEICテスト初級者のためのリスニング・セクション パート3・パート4攻略法再考―ETS作成問題の分析を通して
    井上 治 生駒経済論叢 10 (2) 1 -16 2012年01月
  • TOEICテスト初級者のためのリスニング・セクション パート2攻略法再考―近畿大学経済学部TOEICテストへの取り組みとともに
    井上 治 生駒経済論叢 6 (2) 115 -131 2008年10月

書籍等出版物

  • 教科書 知られざる日本の「ものづくり」企業の世界
    井上 治 ほ (担当:分担執筆範囲:)松柏社 2019年04月
  • 教科書 TOEIC® Test 単語 頻度順徹底マスター
    井上 治 ほ (担当:共編者(共編著者)範囲:)音羽書房鶴見書店 2014年03月
  • 教科書 英語で知る日本の企業秘話
    井上 治; ほ (担当:分担執筆範囲:)松柏社 2012年04月
  • 楽しく読むアメリカ文学―中山喜代市教授古稀記念論文集
    井上 治 (担当:共著範囲:ソーントン・ワイルダーの三つのウェルメイド・プレイ―三つの多幕劇に向かって)大阪教育図書 2005年03月
  • 知の諸相ー赤井養光・坂本悠貴雄両先生古稀記念論文集
    井上 治 (担当:共著範囲:「ソーントン・ワイルダーの『池を波立たせた天使』論―ワイルダー劇の出発点を探る)大阪教育図書 1999年03月

講演・口頭発表等

  • ソーントン・ワイルダーのサイクル劇「人間の七つの大罪」―生前に完成しなかった理由を探る  [通常講演]
    井上 治
    日本アメリカ文学会関西支部9月例会 2014年09月 口頭発表(一般)
  • 『危機一髪』―「舞台監督」の退場をめぐって  [通常講演]
    井上 治
    全国アメリカ演劇研究者会議第25回大会 2008年06月 口頭発表(一般)
  • ソーントン・ワイルダーの初期の三つの小説―戯曲『わが町』との関係から読む  [通常講演]
    井上 治
    日本アメリカ文学会関西支部9月例会 2001年09月 口頭発表(一般)
  • ソーントン・ワイルダー『わが町』―舞台監督の役割の変化をめぐって  [通常講演]
    井上 治
    関西大学大学院英語英米文学研究会定例会 1994年11月 口頭発表(一般)

所属学協会

  • 日本アメリカ演劇学会   日本アメリカ文学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ソーントン・ワイルダーの作品研究
    その他の研究制度
    研究期間 : 1992年 -2012年
  • A Study of the Works by Thornton Wilder
    The Other Research Programs
    研究期間 : 1992年 -2012年

その他のリンク