杉浦 健(スギウラ タケシ)

教職教育部教授

Last Updated :2024/07/20

■教員コメント

コメント

スポーツ心理学と学習心理学をベースとして、「勉強、スポーツ、仕事のやる気」を研究しています。「面白い授業作り」や「教育効果の高い学校」など、学校と教育に関わる研究も行っています。

報道関連出演・掲載一覧

<報道関連出演・掲載一覧> ●2024/1/4  読売新聞  小学生が目標を立てる場合の注意点について ●2021/6/2  フジテレビ「めざましテレビ」  大坂なおみ選手が全仏オープンを棄権したことについて ●2017/6/21  産経新聞  「うんこドリル」の子供の学習への動機付けについて ●2014/11/6  日本経済新聞  大学の講義の在り方について。  

■研究者基本情報

プロフィール

  • 教育心理学、スポーツ心理学を中心として「やる気」をテーマのスタート地点にしてさまざまな研究を行っています。やる気の根源である自己の捉え方についても関心を持ち、自己心理学の研究もしています。

    授業は教職課程の学習心理学や教育課程論を受け持っているので、授業作りにも関心を持ち、授業作りを料理作りにたとえた「おいしい授業の作り方」を教えています。

    子どもの通っていた小学校でボランティアの陸上コーチをしています。

研究キーワード

  • 教員評価   自己心理学   ナラティブ   質的研究   スポーツ心理学   Sport Psychology   

現在の研究分野(キーワード)

スポーツ心理学と学習心理学をベースとして、「勉強、スポーツ、仕事のやる気」を研究しています。「面白い授業作り」や「教育効果の高い学校」など、学校と教育に関わる研究も行っています。

研究分野

  • 人文・社会 / 教育学 / 授業作り、FD
  • 人文・社会 / 教育心理学 / 学習心理学、自己心理学、ナラティブ
  • ライフサイエンス / スポーツ科学

■経歴

学歴

  •         - 1996年   京都大学   教育学研究科博士後期課程修了
  •         - 1996年   京都大学
  •         - 1991年   京都大学   教育学部   教育心理学
  •         - 1991年   京都大学   Faculty of Education

■研究活動情報

論文

MISC

書籍等出版物

講演・口頭発表等

担当経験のある科目_授業

  • スポーツ心理学京都光華女子大学
  • コーチング論京都光華女子大学
  • 心理学京都府立医科大学
  • コミュニケーション論近畿大学
  • スポーツコミュニケーション論近畿大学
  • 教職実践演習近畿大学
  • 教育課程・方法論B近畿大学
  • 学習心理学近畿大学

所属学協会

  • 日本発達心理学会   日本青年心理学会   日本人間教育学会   日本教師教育学会   日本スポーツ心理学会   日本体育学会   日本心理学会   日本教育心理学会   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 杉浦 健; 八木 英二; 松浦 善満; 湯峯 裕; 大前 哲彦
     
    「学校で教員が育つには -教員評価システム、管理職の役割、研修のあり方の観点から-」をテーマに研究を進めています。本年度は、コロナ感染症の影響もあり、調査が十分にできなかったこともあり、理論的研究と研究会による意見交換を中心に行いました。ここで問題になったのはそもそも教員が育つということはどういうことなのかについてであり、その問題を教職の専門性と専門職性から理論的に考えていきました。 その一方で、教員が育つ学校がどのようなものであるのかについて、近年、少しずつその概念が生まれつつある、「ケアする学校」という観点から、研究会において考察をはじめています。 例えば、教員が学校をしっかり規律のある場所にしないといけないと考えることで、それ自体は学校の安心・安全のために必要なことでありながら、規律のためにはみ出る者を認めず(例えばゼロトレランス)、その者自身にとって学校が自分を排除する存在、そこにいて安心・安全のない場所になってしまうということがあります。 このような例から、心理的安全性の保たれた学校がすべての子どもたちが育つために、今後求められるのではないかと考えています。またそんな心理的安全性の保たれた学校のためには、まずは教員が守られていないと「ケアする学校」にはなりにくいのではないかと考えています。 これからの調査ではこのような仮説も念頭に置きながら、実際に子どもたちと接している教員や管理職が「学校とはどんな場所なのか」ということについてどのように考えているのか、そしてどう学校のあり方を変えようとしているのかを調べていこうと考えています。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 杉浦 健; 八木 英二; 松浦 善満; 大前 哲彦; 林 美輝
     
    2019年度においては、大阪府の教職員の評価・育成システムに関するアンケートの分析を行いました。大阪府教育委員会においても、結果について公表がなされており、「評価者・被評価者ともに肯定的な意見が増加し、制度が適切に運用され着実に定着」しているとのまとめがなされました。しかし分析の結果、肯定的な意見は一部で、背後に多くの否定的な意見が隠されていたことが明らかになりました。 このような結果を明らかにできたのは、約2800人分の自由記述のデータを、ビックデータ技術をもとにした感情分析とテキストマイニングの手法を使った質的分析を行ったからです。 分析によって賛否両論あるとだけしか示されていなかった自由記述のデータから、さまざまな声、傾向が明らかになってきました。例えば、評価・育成システムについての最も大きな批判は、それが客観的で公平・公正に行われていないということであること、また客観的で公平・公正な教員評価が不可能であると思っている者が多くいること、「肯定的な意見が増加し、制度が適切に運用され着実に定着」という大阪府教育委員会のまとめとは対照的に、評価・育成システムを「直ちに廃止」することを望む者が100人以上いたこと、非常にネガティブな意見が459件だったのに対して、肯定的な意見は134件に過ぎなかったことなどです。 分析は途中ですが、管理職が評価育成システムについては比較的ポジティブにとらえているのに対して、給与反映については消極的な姿勢を持っているという結果も示唆されています。客観的な評価が難しいこと、給与反映があることで説明責任が重すぎることなどの意見が示されています。 なおこれらの結果は、長野県と秋田県の教研集会において発表を行っています。どちらも給与反映を実質上行っていない都道府県ですが、大阪の現状に驚くとともに、現状をどう守っていくかを考えてもらえたと思っています。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 杉浦 健; 山口 隆; 八木 英二; 松浦 善満; 林 美輝; 横山 政夫; 大前 哲彦
     
    本研究では、教員がバーンアウトに陥らず、生き生きと働き続けるために何が必要なのかを、学校と教員のソーシャル・キャピタルの観点から調べた。 その結果、1.バーンアウトは、通常業務や仕事量の多さの悩み、管理職も含めた同僚教員との関係の悩みによって引き起こされている、2.「温かい協働的関係」「管理職との信頼関係」「相談できる仲間」がバーンアウトを緩和する。3.学校と教員のソーシャル・キャピタルは、協働的関係のベースになるような情報共有の仕組みや、教員がチームになって子どもたちと接する仕組みと雰囲気が基盤になって生まれてきている、などの事が明らかになった。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 杉浦 健
     
    本研究の目的は,転機によるスポーツ選手の動機づけの発達プロセスをナラティブ・アプローチによって明らかにすることであった。スポーツ選手にこれまでの競技歴や重要な出来事,転機の経験,現在のやる気,競技不安などについてインタビューを行った。またそれとは別にアンケート形式で転機の経験と転機によってどのように自分が変わってきたかについても調べた。収集された転機の語りは,その類似性を基準に分類された。インタビューの結果,特徴的な語りとして,「自己転換の語り」「空白期間の語り」「アンカーとしての出来事の語り」の3つが見出された。自己転換の語りとは,例えば転機の前はAだったけれど,転機の後はBに変わったというような語りである。空白期間の語りとは,例えば転機の前にスランプや目標を失った期間があったというような語りである。アンカーとしての出来事の語りは,転機の経験の結果,自分の信念や価値観を見い出したというような語りである。スポーツ選手は,これらの特徴的な転機の語りによって,自分がこれまで成長してきたことを再認識することができたり,転機の経験に基づいた信念や価値観を持つことが可能になったりすることで,その後の競技生活においてしばしば直面する悩みや迷いに対して,やる気を自律的に維持・回復することができるようになるのではないかと考えられた。つまり,転機の経験が動機づけを維持する原点になっているということが示唆された。またアンケート調査においては,「自己転換の語り」がもっとも多く見られた.結果からは,多くのスポーツ選手は自分が成長してきたということを転機によって認識することで,動機づけを保っていることが示唆された.

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