礒山 麻衣(イソヤマ マイ)

国際学部 国際学科 グローバル専攻特任講師

Last Updated :2024/07/20

■教員コメント

コメント

アメリカ合衆国の外交政策が、日本やアジアの文化や社会に及ぼした影響・相互作用について、歴史資料の分析による研究をしています。

■研究者基本情報

学位

  • 博士(学際情報学)(2022年12月 東京大学)

現在の研究分野(キーワード)

アメリカ合衆国の外交政策が、日本やアジアの文化や社会に及ぼした影響・相互作用について、歴史資料の分析による研究をしています。

研究分野

  • 人文・社会 / 国際関係論 / 国際関係史
  • 人文・社会 / 教育学 / 教育史

■経歴

経歴

  • 2024年04月 - 現在  近畿大学国際学部 国際学科特任講師
  • 2023年01月 - 2024年03月  独立行政法人日本学術振興会(京都大学大学院 人間・環境学研究科)特別研究員PD
  • 2020年05月 - 2024年03月  国際日本文化研究センター共同研究員
  • 2017年04月 - 2020年03月  独立行政法人日本学術振興会特別研究員DC1
  • 2018年09月 - 2018年12月  Yale UniversityGraduate School of Arts and SciencesExchange Scholar

学歴

  • 2017年04月 - 2022年08月   東京大学大学院   学際情報学府 博士課程
  • 2015年04月 - 2017年03月   東京大学大学院   学際情報学府 修士課程
  • 2011年04月 - 2015年03月   東京大学   教養学部   学際科学科 総合情報学

■研究活動情報

受賞

  • 2019年08月 World Education Research Association Most Innovative Poster Award
     The Asia Foundation’s Influence on the Japanese Institution of Democratic Education during the Cold War 
    受賞者: Mai Isoyama
  • 2017年05月 日本学生支援機構 特に優れた業績による第一種奨学金返還免除(全額)

論文

  • 冷戦期日本の高等教育に対する米国アジア財団の広報外交
    礒山(長濱) 麻衣
    博士論文(東京大学) 2022年12月 [査読有り]
  • 礒山 麻衣
    国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇 = The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature, Archival Studies 52 17 63 - 80 国文学研究資料館 2021年03月 [査読有り][招待有り]
     
    本稿では、冷戦期アメリカの自由アジア協会/アジア財団を事例に、組織改編に伴う文 書管理と公開状況の変遷を明らかにする。自由アジア協会/アジア財団は、1951(昭和 26)年の創設時から1967(昭和42)年にかけて中央情報局(CIA)の資金提供を受け、民 間財団としてアジア各国への助成活動を主に行った組織である。この組織は2度の組織改 編を通じて組織の透明性や信頼性の向上を図ってきた。1954(昭和29)年には、冷戦プロ パガンダのための組織であるとの批判を受け、自由アジア協会からアジア財団へと改組し た。1967(昭和42)年にはCIAとの関係が報道で暴露され、これを契機に資金源を変更した。 本研究では自由アジア協会/アジア財団の組織文書が収められている5種類の公文書・ 民間文書群について、2度の改編期における文書の質的・量的な変化を観察した。その結 果、組織改編が行われたこととは対照的に、文書の公開状況は必ずしも連動して向上した わけではないことが明らかになった。第1次改編期の1954(昭和29)年前後に作成された 文書については大きな変化は見られず連続性が見て取れた。その一方で第2次改編期の 1967(昭和42)年前後については、公開される内部文書が公文書群でも民間文書群でも大 幅に減少していることを確認した。CIAの資金提供を受けた時期の方がかえって公開され る内部資料が多いことを本論文は指摘する。This article clarifies the transition of document management and disclosure status due to organizational restructuring, focusing on the Committee for a Free Asia (CFA), later renamed The Asia Foundation (TAF). The CFA/TAF funded various Asian cultural institutes and individuals as a private foundation and received covert funding from the Central Intelligence Agency (CIA) from 1951 to 1967. The CFA was reorganized into the Asia Foundation in 1954 after being criticized for being an organization for Cold War propaganda. In 1967, when the CIA's relationship was exposed, TAF was reorganized and started to receive funds from the US Agency for International Development. The CFA/TAF thus reorganized itself twice to improve its transparency and credibility. By examining the transition of document management and the availability of five types of public and private archives, this article clarifies that the CFA/TAF documents' availability has not necessarily improved. Following the first reorganization period, there was no significant change in the format of internal memoranda; following the second reorganization period, there was a decrease in the number of internal documents. This paper points out that there are more internal documents dated during the time of CIA funding.
  • 礒山 麻衣
    情報学研究 : 学環 : 東京大学大学院情報学環紀要 99 1 - 15 東京大学大学院情報学環 2020年10月 [査読有り]
     
    査読研究論文
  • The Asia Foundation’s Cold War Influence on Tadao Yanaihara’s Educational Research Institute in Japan
    Mai Isoyama
    The Japanese Journal of American Studies 31 201 - 221 2020年06月 [査読有り]

講演・口頭発表等

  • 冷戦期米国広報外交による日本の学生支援の発展史:アジア財団の助成活動に注目して
    礒山 麻衣
    日本教育学会 第82回大会 2023年08月
  • 冷戦期米国広報外交と日本の学生支援の発展:学生問題研究所を事例に  [招待講演]
    礒山 麻衣
    20世紀メディア研究会 第165回研究会 2023年04月
  • 日本の高等教育に対する冷戦期米国広報外交:米国型学生支援の展開と受容に注目して  [招待講演]
    礒山 麻衣
    国際日本文化研究センター共同研究会 「日本型教育の文明史的位相」2022年度第3回研究会 2023年02月
  • 冷戦期米国アジア財団の広報外交と日本の学生ラジオ放送
    礒山 麻衣
    日本マス・コミュニケーション学会春季大会 2020年06月 オンラインによる要旨公開
  • The Asia Foundation’s Influence on Building the Japanese Anti-Communist Student Network during the Cold War
    Mai Isoyama
    American Studies Association, Annual Meeting 2019年11月 口頭発表(一般) Hawaii Convention Center
  • The Asia Foundation’s Influence on the Japanese Institution of Democratic Education during the Cold War
    Mai Isoyama
    World Education Research Association, 10th Annual Meeting 2019年08月 ポスター発表 Gakushuin University
  • 学生問題研究所とアジア財団について
    礒山麻衣
    シンポジウム「学生たちの戦後:矢内原忠雄と東大学生問題研究所から見た1960年安保前後の大学生像」 2019年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 東京大学弥生講堂
  • The Asian Student Media Network and the Asia Foundation during the Cold War
    Mai Isoyama
    Global Asia in Interdisciplinary Perspectives: Sustainability, Security, and Governance 2018年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) Nanyang Technological University
  • 冷戦期日本の学生ネットワークの形成と米国広報外交の関わり
    礒山 麻衣
    日本教育学会大會研究発表要項 2018年09月 一般社団法人 日本教育学会
  • The Asia Foundation in Japan and the Cold War Educational Research Network
    Mai Isoyama
    22nd Annual Asian Studies Conference Japan 2018年07月 口頭発表(一般) International Christian University
  • Public Diplomacy by U.S. Foundations and Japanese Educational Research in the Cold War Era
    Mai Isoyama
    2017 UT-SNU-NCCU Symposium, Media in Globalized Asia 2017年11月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 冷戦期米国の農村近代化政策と日本:4-Hクラブの展開と受容を中心に
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2023年01月 -2025年12月 
    代表者 : 礒山 麻衣
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2025年03月 
    代表者 : 森口 由香; 小林 聡明; 藤岡 真樹; 川島 真; 友次 晋介; 伊藤 孝治; 礒山 麻衣
  • 冷戦期日本の学生に対する米国アジア財団の広報外交
    公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団:研究助成 大学院生の部
    研究期間 : 2020年04月 -2022年03月 
    代表者 : 礒山 麻衣
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 礒山 麻衣
     
    本研究は、冷戦期アメリカのアジア財団による、日本の学生の反共化に向けた助成活動の展開・受容を明らかにすることを目的としている。今年度は、前年度(2018年度)に引き続き、アジア財団と助成先(日本の教育者団体・学生団体)の関係を明らかにするための事例研究を重ねた。また、アジア財団の助成活動全体の中での「教育向け助成の位置づけ」を検討した。詳細は下記の通りである。
    ①アジア財団から「民主教育協会」への助成事例の検討:アジア財団が最も継続的に多くの資金を提供した教育者団体である、民主教育協会への助成事例に注目した。先行研究では、アジア財団の教育助成は、冷戦戦略から外れた「慈善的活動」として捉えられてきた。しかし、「民主教育協会」への助成に関する財団内部資料から、本研究では、教育向け助成の背景にある政治性を明らかにした。なお、本研究はWorld Education Research Association年次大会において、Most Innovative Poster Awardを受賞した。 ②アジア財団から学生団体への助成事例の検討:前年度に引き続き、「学生報道連盟」および「学生放送協会」への助成事例を調査し、学生団体の国際的なメディア活動の展開と財団の助成方針の関係を検討した。この成果の一部について、American Studies Association年次大会において口頭発表を行った。 ③アジア財団における「教育向け助成の位置づけ」の検討:1952年~1975年にかけての日本向け助成について、財団の助成方針の変化を調査した。財団にとっての「教育向け助成」の位置づけや、「学生の反共化」に向けた助成活動内容が年代毎に変化する傾向を明らかにし、この変化とアメリカ政府の広報外交との間の関係性を検討した。
  • 冷戦期日本の学生メディア活動と米国財団の反共広報文化外交
    日本学術振興会:若手研究者海外挑戦プログラム
    研究期間 : 2018年09月 -2018年12月 
    代表者 : 礒山 麻衣

その他のリンク