SUGIURA Takeshi

    Teacher Education Department Professor
Last Updated :2024/04/25

Researcher Information

Degree

  • (BLANK)(Kyoto University)

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J-Global ID

Research Interests

  • 教員評価   自己心理学   ナラティブ   質的研究   スポーツ心理学   Sport Psychology   

Research Areas

  • Humanities & social sciences / Education - general
  • Humanities & social sciences / Educational psychology
  • Life sciences / Sports science

Education

  •        - 1996  Kyoto University  教育学研究科博士後期課程修了
  •        - 1996  Kyoto University
  •        - 1991  Kyoto University  Faculty of Education  教育心理学
  •        - 1991  Kyoto University  Faculty of Education

Association Memberships

  • JAPAN SOCIETY OF DEVELOPMENTAL PSYCHOLOGY   JAPAN SOCIETY OF YOUTH AND ADOLESCENT PSYCHOLOGY   日本人間教育学会   THE JAPANESE SOCIETY FOR THE STUDY ON TEACHER EDUCATION   日本スポーツ心理学会   JAPAN SOCIETY OF PHYSICAL EDUCATION, HEALTH AND SPORT SCIENCES   日本心理学会   日本教育心理学会   

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Conference Activities & Talks

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Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    Date (from‐to) : 2021/04 -2024/03 
    Author : 杉浦 健; 八木 英二; 松浦 善満; 湯峯 裕; 大前 哲彦
     
    「学校で教員が育つには -教員評価システム、管理職の役割、研修のあり方の観点から-」をテーマに研究を進めています。本年度は、コロナ感染症の影響もあり、調査が十分にできなかったこともあり、理論的研究と研究会による意見交換を中心に行いました。ここで問題になったのはそもそも教員が育つということはどういうことなのかについてであり、その問題を教職の専門性と専門職性から理論的に考えていきました。 その一方で、教員が育つ学校がどのようなものであるのかについて、近年、少しずつその概念が生まれつつある、「ケアする学校」という観点から、研究会において考察をはじめています。 例えば、教員が学校をしっかり規律のある場所にしないといけないと考えることで、それ自体は学校の安心・安全のために必要なことでありながら、規律のためにはみ出る者を認めず(例えばゼロトレランス)、その者自身にとって学校が自分を排除する存在、そこにいて安心・安全のない場所になってしまうということがあります。 このような例から、心理的安全性の保たれた学校がすべての子どもたちが育つために、今後求められるのではないかと考えています。またそんな心理的安全性の保たれた学校のためには、まずは教員が守られていないと「ケアする学校」にはなりにくいのではないかと考えています。 これからの調査ではこのような仮説も念頭に置きながら、実際に子どもたちと接している教員や管理職が「学校とはどんな場所なのか」ということについてどのように考えているのか、そしてどう学校のあり方を変えようとしているのかを調べていこうと考えています。
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research
    Date (from‐to) : 2018/04 -2021/03 
    Author : Sugiura Takeshi
     
    In this study, in order to clarify the problems of teacher evaluation system and the future, (1) the problems of teacher evaluation are organized, and (2) how teachers and managers evaluate the teacher evaluation by analyzing the results of the questionnaire of teacher evaluation in Osaka Prefecture. The following are clarified in this study. (1) It is difficult to evaluate teachers' abilities objectively, fairly, (2) The problem is due to evaluation to reflect salary, (3) Goal setting and interviews are meaningful, (5) Growth and development as a teacher means forming an identity as a teacher and (5) support, care, and collaboration are necessary for the growth / development of teachers and the development of their specialization.
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
    Date (from‐to) : 2014/04 -2017/03 
    Author : SUGIURA Takeshi; YAMAGUCHI Takashi
     
    The purpose of this study was to analyze the factors for the development of teacher’s ability and the prevention of their burnout from the viewpoint of social-capital of school and teacher. The results obtained were as follows; 1. The problem of relationship with colleague and busyness of teacher’s daily work caused burnout. 2. “The warm human relation”, “fiduciary relationship with managerial positions”, “to have the colleagues to consult” eased teacher’s burnout. 3. The social-capital of school and teacher was formed on the basis of the system of information sharing and the atmosphere of teacher’s teamwork.
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    Date (from‐to) : 2002 -2003 
    Author : 杉浦 健
     
    本研究の目的は,転機によるスポーツ選手の動機づけの発達プロセスをナラティブ・アプローチによって明らかにすることであった。スポーツ選手にこれまでの競技歴や重要な出来事,転機の経験,現在のやる気,競技不安などについてインタビューを行った。またそれとは別にアンケート形式で転機の経験と転機によってどのように自分が変わってきたかについても調べた。収集された転機の語りは,その類似性を基準に分類された。インタビューの結果,特徴的な語りとして,「自己転換の語り」「空白期間の語り」「アンカーとしての出来事の語り」の3つが見出された。自己転換の語りとは,例えば転機の前はAだったけれど,転機の後はBに変わったというような語りである。空白期間の語りとは,例えば転機の前にスランプや目標を失った期間があったというような語りである。アンカーとしての出来事の語りは,転機の経験の結果,自分の信念や価値観を見い出したというような語りである。スポーツ選手は,これらの特徴的な転機の語りによって,自分がこれまで成長してきたことを再認識することができたり,転機の経験に基づいた信念や価値観を持つことが可能になったりすることで,その後の競技生活においてしばしば直面する悩みや迷いに対して,やる気を自律的に維持・回復することができるようになるのではないかと考えられた。つまり,転機の経験が動機づけを維持する原点になっているということが示唆された。またアンケート調査においては,「自己転換の語り」がもっとも多く見られた.結果からは,多くのスポーツ選手は自分が成長してきたということを転機によって認識することで,動機づけを保っていることが示唆された.


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