鈴木 伸太郎 (スズキ シンタロウ)

  • 総合社会学部 総合社会学科 社会・マスメディア系専攻 教授/学部長
Last Updated :2024/04/25

コミュニケーション情報 byコメンテータガイド

  • コメント

    今後求められるコミュニティーは既成のものではなく状況に応じて自律的に適切な形で形成・再編されるものである。そのためのコミュニケーション能力を社会の誰もが磨く必要がある。
  • 報道関連出演・掲載一覧

    <報道関連出演・掲載一覧> ●2020/4/25  産経新聞   外出自粛要請が発令されている中で迎えるGWについて

研究者情報

学位

  • 社会学修士(立教大学)

ホームページURL

J-Global ID

研究キーワード

  • グローバリゼーション   コミュニケーション   時間   time communication globalization   

現在の研究分野(キーワード)

    今後求められるコミュニティーは既成のものではなく状況に応じて自律的に適切な形で形成・再編されるものである。そのためのコミュニケーション能力を社会の誰もが磨く必要がある。

研究分野

  • 人文・社会 / 社会学

学歴

  •         - 1992年   立教大学   社会学研究科   応用社会学専攻
  •         - 1992年   立教大学   Graduate School, Division of Sociology
  •         - 1982年   東京大学   理学部   物理学科
  •         - 1982年   東京大学   Faculty of Science

所属学協会

  • 日本社会学会   

研究活動情報

書籍

  • 変化と転換を見つめて
    鈴木 伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅲ-11 自覚できない「恐怖」 自由から逃走しないために)風媒社 2016年03月 ISBN: 9784833105729 271 245-267 
    フロム『自由からの逃走』のテーマは現実性を失っていない。脱埋め込みと再埋め込みの絶えざる過程に生きる現代人にとって世界と強い絆で結びつき、伝統社会の共同体の絆から解き放たれた社会の中でも自由を実現することができるのか?ジェインジェイコブズの「インプロビゼーション」の概念を手がかりに考察を進める。誰もが家族や共同体の絆を強めてもよく、目的追求型組織の中で絆を強めてもいいが、即興的に最も適切な選択を行うセンスが必要であり、それは「好きなこと」の追求をためらわない個人の中で育まれるものであろう。
  • 自然に向かう眼
    鈴木 伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅱ-6 自然・社会・孤独)風媒社 2015年03月 ISBN: 9784833105682 243 140-169ページ 
    思考を拒絶する自然との関係において、人間はむしろ高揚感や喜びを感じるものであるらしい。それは死を前にしてあらゆる思考が無効なのと似ているし、動物を前にして人間固有の思考が無効なのとも似ている。むしろこれらの場合に人間は原点に回帰するとも言える。近代社会における孤独の問題は、ほとんどが思考の問題に帰着するのではないか。このことをN・エリアスの『死にゆく者の孤独』に沿って批判的に検討する。
  • 日本文化の明と暗
    鈴木 伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅱ-6 エリート主義否定の社会)風媒社 2014年03月 ISBN: 9784833105651 267 111-139 
    日本社会の、エリート主義に対して否定的な側面について考察し、それが隠されたポジティブな特徴を持ち、近代社会とは異なるタイプのあらたな人類社会の可能性に通じるもののひとつではないかとの考察を展開する。消費者主導の市場経済はエリート主義の否定を内在し、大資本の独占を許さないような発展がなされていくとすれば、現在は想像することが難しい大衆主導の社会につながっていくのではないだろうか。また、インターネットに対する従来型のマスメディアはエリート主義の道具であったことを指摘する。
  • 否定と肯定の文脈
    鈴木 伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅱ-5 モチベーションの源泉としての自己否定)風媒社 2013年03月 ISBN: 9784833105606 293 128-158 
    現代社会に生きる人間のモチベーション・リソースのあり方について考察する。新自由主義的な「改革」は、この問題に関して根本的な解決策を提示できないために行き詰まらざるを得ない。新たなモチベーションリ・ソースの開拓なしには新たな社会を想像してみることはできない。それについて、伝統から新たに汲み出すものがないかどうか検討し、日本社会においては、モチベーション・リソースのひとつとして自己否定というものがあるのではないかという観点から論ずる。
  • 危機における共同性
    鈴木 伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅰ-3 共同体形成力)風媒社 2012年03月 ISBN: 9784833105569 253 55-77 
    震災を契機に共同体のあり方が改めて問われているが、伝統的な共同体から抜け出した私たちの社会では、人間同士の特定の結びつきが固定化したものとして共同体を考えることには無理がある。むしろ状況と必要性に応じて共同体を適宜形成し、新たな結びつきを作り、また必要に応じてそれを解消していくようなダイナミズムが存在し、また必要ともされている。社会の成員はこのような「共同体形成力」ともいうべきものを養い育てていかなくてはならない。それは、見ず知らずの行きずりの人間であっても、他人から十分な関心を払ってもらえるような社会を作り出すことにつながるだろう。
  • 日本文化の攻と守(共著)
    鈴木伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅲ-12 思考の住処 「ゼロ思考」を超えて)風媒社 2011年03月 ISBN: 9784833105507 283 241-263 
    社会的な意義のある事業を構想・実行し、成功を収めた実業家の例を挙げながら、かれらの発想が出現してくる源について考える。思考は一見すると個人の営みのようではあるが、実はその個人を取り巻く人間関係、共同体とともに発生するものであり、共同体の性格が変質すると思考も変質せざるを得ない。機能集団が文字通り機能集団であれば、健全な常識を背景にした強力な思考は出現しない。経済発展によって機能集団が機能集団として純化してしまうと、思考が貧弱化するというジレンマが生じるのではないか。
  • 日本文化の中心と周縁(共著)
    鈴木伸太郎 (担当:共著範囲:Ⅱ-12 地方から始まるかもしれないこと)風媒社 2010年03月 ISBN: 9784833105484 287 219-238 
    都会人が地方に行って「何もない」と感じる感覚を問題にする。都会人は刺激を遮断しないと生きていけない環境にあるため、時に感覚の覚醒を経なければ、豊かな精神生活や豊かなアイディアの出現はあまり期待できない。地方から出現するビジネスや、あるいは農業の革新などは、都会ではできないものもあるのではないか。りんごの木を丁寧に観察した結果農業に新しいやりかたをもたらした事例などを採りあげつつ、地方の可能性について論ずる。
  • 21世紀社会の視軸と描像(共著)
    お茶の水書房 2004年 ISBN: 9784275003195
  • Modernity and Social Theory
    1996年
  • 「近代」と社会の理論(共著)
    有信堂高文社 1996年
  • Die Postmoderne Kultur
    1992年
  • ポスト・モダンの文化-技術発展の社会と文化のゆくえ-(共訳)
    ミネルヴァ書房 1992年
  • Problems of 'the Bad'
    1990年
  • 悪の問題(共著)
    昭和堂 1990年

MISC

  • 社会学が始まるまで
    鈴木伸太郎 『ヘスティアとクリオ』No.8 コミュニティ・自治・歴史研究会 No.8 71 -81 2009年
  • 現代社会理論における都市思想と都市文化 第Ⅳ章 モダニティの時空間と身体性
    鈴木 伸太郎 平成 11 年度~平成 13 年度科学研究費補助金 (基盤研究 研究成果報告書)(76 頁~91 頁) 2002年
  • The Scope of Liberal Arts
    Kinki University General Education Department Bulletin 32(3), 9-27 2001年
  • 教養の射程
    近畿大学教養部研究紀要 32(3), 9-27 2001年
  • Time of Modernity
    Kinki University General Education Department Bulletin 31 (3) 49 -67 2000年
  • モダニティの時間
    近畿大学教養部紀要 31 (3) 49 -67 2000年
  • Time of Modernity and Time of "Democratization"
    Kinki University General Education Department Bulletin 29 (1) 1 -15 1997年
  • 近代の時間と"民主化"された時間 -世界の時間論に向けて
    近畿大学教養部紀要 29 (1) 1 -15 1997年
  • "Seken"and Civil Society
    Kinki University General Education Department Bulletin 28 (2) 1 -16 1996年
  • 市民社会と「世間」
    近畿大学教養部研究紀要 28 (2) 1 -16 1996年
  • "Seken"and Its Time-Structure
    The Research Bulletin of the Faculty of General Education 27 (1) 21 -35 1995年
  • 「世間」の時間構造
    近畿大学教養部研究紀要 27 (1) 21 -35 1995年
  • "Seken" and Modern Social "Systems"
    The Research Bulletin of the Faculty of General Education 26 (2) 37 -58 1994年
  • 近代社会システムと「世間」
    近畿大学教養部研究紀要 26 (2) 37 -58 1994年
  • The Eyes of Others upon us -A key to the Characterization of the Communication in Japanese Society
    The Research Bulletin of the Faculty of General Education 25 (2) 1 -13 1993年
  • Japanese Communication Style as Invariable in Cultural Metamorphosis
    The Research Bulletin of the Faculty of General Education 24 (3) 1 -24 1993年
  • 鈴木 伸太郎 近畿大学教養部研究紀要 25 (2) 1 -13 1993年
  • Cultural Metamorphores and Consciousness of the Others in the Anodern Japanese Context
    34 1992年
  • 文化変容と「他者性」
    応用社会学研究 34 1992年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 近代社会・特に日本社会における社会的時間に関する研究
  • 日本社会のコミュニケーション文化に関する研究
  • Study on Social Time in the Modern Society, Especially in Japanese Society
  • Study on Communication Culture in Japanese Society

その他のリンク

researchmap



Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.