石田 真衣 （イシダ マイ）
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Last Updated :2024/04/25
コミュニケーション情報 byコメンテータガイド
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ヘレニズム時代のエジプトにおける文化・社会変容について研究しています。
研究者情報
学位
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科研費研究者番号
- 90839375
J-Global ID
現在の研究分野（キーワード）
- ヘレニズム時代のエジプトにおける文化・社会変容について研究しています。
研究分野
経歴
- 2023年04月 - 現在 近畿大学文芸学部 文化・歴史学科講師
- 2023年04月 - 2023年09月 甲南大学文学部非常勤講師
- 2022年09月 - 2023年03月 甲南女子大学国際学部多文化コミュニケーション学科非常勤講師
- 2022年09月 - 2023年03月 立命館大学総合心理学部授業担当講師
- 2022年04月 - 2023年03月 近畿大学文芸学部 文化・歴史学科非常勤講師
- 2021年09月 - 2023年03月 大阪経済大学経済学部非常勤講師
- 2021年07月 - 2023年03月 大阪大学大学院人文学研究科特任研究員
- 2021年04月 - 2023年03月 大阪大学文学部非常勤講師
- 2021年04月 - 2023年03月 大阪大学大学院人文学研究科招へい研究員
- 2019年04月 - 2023年03月 追手門学院大学基盤教育機構非常勤講師
- 2015年05月 - 2023年03月 奈良大学通信教育学部非常勤指導教員
- 2019年04月 - 2021年03月 大阪大学大学院文学研究科 西洋史学助教
- 2018年09月 - 2019年03月 神戸学院大学人文学部非常勤講師
- 2017年04月 - 2019年03月 独立行政法人日本学術振興会特別研究員 PD
- 2009年04月 - 2012年03月 独立行政法人日本学術振興会特別研究員 DC
- 2010年09月 - 2011年08月 ルーヴェン・カトリック大学人文学部 古代史部門International Scholar
研究活動情報
論文
- Mai IshidaHistorical Studies of the Western World (e-journal) 3 2 - 25 2024年03月 [査読有り]
English translated version of 'プトレマイオス朝期テーベ地方における紛争処理と社会変容：嘆願と和解を中心に'(in Japanese) in Seiyoshigaku, no.256 (2014) - 紀元前後のエジプトにおける社会結合石田真衣古代文化 ＜特輯 古代ギリシア史研究の現在地（1）共同体＞ 75 1 102 - 107 2023年06月 [査読有り]
- ヘレニズム期エジプトにおける嘆願と社会関係：ファイユームの事例から石田真衣待兼山論叢 54 27 - 50 2020年12月
- プトレマイオス朝エジプトにおける嘆願と社会変容石田 真衣博士論文（大阪大学） 2018年03月 [査読有り]
- 石田 真衣西洋古典学研究 = Journal of classical studies 66 35 - 45 日本西洋古典学会 ; 1953- 2018年 [査読有り]
- The Complaint of Hermias: Dispute Settlement and Social Norms in the Second Century BCMai IshidaJournal of Sino-Western Communications 8 2 2017年12月 [査読有り]
The well-known lawsuit from the Ptolemaic period, the ‘Trial of Hermias’, shows us how the dispute was settled at the final stage in the presence of a royal official, the epistates of the nome. Hermias, a military officer from Kom Ombo, had submitted petitions to various authorities, laying claim to his house against the Egyptian funerary priests, the choachytai. This paper examines the litigants’ strategic discussion based on their different cultural and social backgrounds, thereby revealing the factors affecting the dispute settlement. Three main factors were involved in this case – the power of the government official who received petitions, the plural legal order in which the royal ordinance, the native law, and the Greek law coexisted, and the social norms especially at the local level. The author aims to deal with this conflict between the individual and the group as the reconstitution of the order of the local community. This case was finally resolved through negotiation rather than the trail in the court. This reflects how the new institutions and the ancient customs complemented each other in the Ptolemaic society. - 石田 真衣歴史学研究 = Journal of historical studies 965 17 - 25 績文堂出版 2017年12月 [査読有り]
- 石田 真衣西洋史学 = The studies in Western history 256 290 - 309 日本西洋史学会 2015年03月 [査読有り]
- 石田 真衣; Ishida Maiパブリック・ヒストリー 10 97 - 106 大阪大学西洋史学会 2013年 [査読有り]
特集 紛争 - 石田 真衣奈良史学 25 83 - 103 奈良大学史学会 2007年 [査読有り]
ヘレニズムの文化を語ろうとするとき、支配する側にあるギリシア文化と、支配される側にあるオリエント文化の出会い、対立、あるいは共存といったさまざまな文化変容のあり方が問題となってくる。従来、ギリシアとオリエントの関係については、ギリシア文化の一方向的な伝播と優位性が評価される傾向にあったが、近年では、オリエントの側からの視点が個別研究において重要視されるようになってきた。わが国においては、大戸千之氏の『ヘレニズムとオリエントー歴史のなかの文化変容』によって、このような観点からの見直しが指摘され、すでにセレウコス朝シリアの文化変容について詳細な検討がなされている。一方、プトレマイオス朝エジプトについては、高橋亮介氏によって欧米学界における近年の修正論と新たな研究成果が紹介されているが、まだ具体的な実証研究は緒についたばかりである。そこで本稿では、前三世紀後半の伝統社会エドブを取り上げ、近年の研究動向を反映させるかたちで、やや立ち入った検証を試みる。
書籍
- 石田真衣 大阪大学出版会 2022年09月 ISBN: 4872597575 280
- マイケル・ライス(著), 大城道則(監訳), 石田真衣, 坂本翼, 橋本幸実, 波部雄一郎, 宮川創, 山下真里亜(共訳) マイケル・ライス 柊風舎 2022年02月 ISBN: 486498090X 544
- 金澤周作監修; 藤井崇; 青谷秀紀; 古谷大輔; 坂本優一郎; 小野沢透編著 (担当:分担執筆範囲:「I-11 コイネー」22-23頁)ミネルヴァ書房 2020年04月 ISBN: 4623087794 340
講演・口頭発表等
- パピルス・アーカイブと歴史研究石田 真衣日本西洋古典学会第 73 回大会（獨協大学）・フォーラム「西洋古典学とデジタル・ヒューマニティーズ」 2023年06月
- 紀元前後のエジプトにおける社会的結合の場石田 真衣古代史研究会特別研究集会（京都大学・オンライン） 2021年07月
- 公開される嘆願書ーフィラエ・オベリスクの事例から石田 真衣第70回日本西洋史学会大会 小シンポジウムI「古代地中海世界におけるメディア・コミュニケーション・間テクスト性」（大阪大学・オンライン） 2020年12月
- ヘレニズム文化を読み解くーパピルスと碑文を手がかりにー [招待講演]石田 真衣2019年10月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等 京都市 京都ギリシアローマ美術館
- プトレマイオス朝エジプトにおける嘆願をめぐる社会関係 [通常講演]石田 真衣第17回歴史家協会大会（関西学院大学） 2018年06月
- パピルス・アーカイブの活用ーヘレニズム期エジプト社会を再構成する [通常講演]石田 真衣京都大学総合博物館セミナー第90回（京都大学） 2018年01月
- プトレマイオス朝期エジプトの嘆願と紛争処理 [通常講演]石田 真衣人類文化遺産テクスト学研究センター公開シンポジウム：古代エジプトにおける在地社会とネットワーク（名古屋大学） 2017年04月
- Petitions and Dispute Settlement in Soknopaiou Nesos: An Analysis of Demotic and Greek Papyri [通常講演]Mai Ishida京都大学総合博物館セミナー：Egyptian Antiquities “From Petrie to Hamada” International Symposium supported by SPIRITS（京都大学） 2016年02月
- The Dispute Settlement in Soknopaiou Nesos: Operating Demotic and Greek Petitions [通常講演]Mai Ishida人類文化遺産テクスト学研究センター国際ワークショップ：Text and Society in Egypt in the Late and Ptolemaic Period（名古屋大学） 2015年11月
- Hellenistic and Indigenous Legal Procedures in Ptolemaic Egypt: An Analysis of Greek and Demotic Documents [通常講演]石田 真衣第2回古代史研究会春季研究集会：シンポジウム「西洋古代史研究における碑文とパピルス」（京都大学）コメンテーター報告 2015年03月
- 前2世紀メンフィスにおける嘆願と紛争処理 [通常講演]石田 真衣第13回歴史家協会大会（関西学院大学） 2014年06月
- ヘレニズム期テーベ地方における紛争処理と社会変容 [通常講演]石田 真衣第36回古代エジプト研究会（昭和女子大学） 2013年06月
- プトレマイオス朝エジプトにおける嘆願と和解ーテーベ地方を中心に [通常講演]石田 真衣日本西洋史学会第63回大会（京都大学） 2013年05月
- プトレマイオス朝エジプト在地社会の再編ー紛争処理にみる社会的紐帯 [通常講演]石田 真衣平成24年度九州史学会大会（九州大学） 2012年12月
- プトレマイオス朝エジプト在地社会における紛争解決 [通常講演]石田 真衣第10回古代史研究会大会（京都大学） 2011年12月
- プトレマイオス朝エジプトにおける紛争処理と地域社会 [通常講演]石田 真衣2011年度広島史学研究会大会（広島大学） 2011年10月
- プトレマイオス朝エジプト法制史研究 [通常講演]石田 真衣第8回大阪大学西洋史学会若手セミナー（大阪大学） 2010年07月
- 前2世紀エジプトにおける地域社会の再編ーテーベのヘルミアス訴訟を中心にして [通常講演]石田 真衣第14回ワークショップ西洋史・大阪（大阪大学） 2009年06月
MISC
- パピルス・アーカイブと歴史研究（フォーラム「西洋古典学とデジタル・ヒューマニティーズ」報告要旨）石田 真衣 西洋古典学研究 71 60 -62 2024年03月
- 石田 真衣 古代文化 = Cultura antiqua 67 (1) 157 -159 2015年06月
- 石田 真衣 西洋史学 = The studies in Western history (258) 152 -154 2015年 [査読有り]
- 石田 真衣 西洋古典学研究 61 (0) 157 -159 2013年 [査読有り]
共同研究・競争的資金等の研究課題
- ヘレニズム期エジプトにおける社会規範の形成と変容ー書簡研究を通じて日本学術振興会：科学研究費補助金（若手研究）研究期間 : 2019年04月 -2024年03月代表者 : 石田 真衣
- ヘレニズム・ローマ期エジプトにおける嘆願書の通時的研究ー紛争処理の変容と連続性日本学術振興会：科学研究費補助金（特別研究員奨励費）研究期間 : 2017年04月 -2019年03月代表者 : 石田 真衣
- プトレマイオス朝エジプトにおける在地社会の再編ー法・司法戦略・地方エリート日本学術振興会：科学研究費補助金（特別研究員奨励費）研究期間 : 2009年04月 -2011年03月代表者 : 石田 真衣