FUCHIGAMI Takayo

    Department of Architecture and Design Lecturer
Last Updated :2024/05/15

Researcher Information

J-Global ID

Research Areas

  • Social infrastructure (civil Engineering, architecture, disaster prevention) / Architectural and city planning

Academic & Professional Experience

  • 2023/04 - Today  Kindai UniversityFaculty of Humanity-Oriented Science and Engineering Department of Architecture and Design講師
  • 2021/04 - 2023/03  Kindai UniversityFaculty of Humanity-Oriented Science and Engineering Department of Architecture and Design助教
  • 2016/08 - 2017/03  Kyushu Universityテクニカルスタッフ
  • 2016/01 - 2016/07  百枝優建築設計事務所
  • 2012 - 2015  有限会社エヌ・ケイ・エス・アーキテクツ
  • 2011 - 2012  RIEPL RIEPL ARCHITEKTENインターンシップ

Education

  • 2017/04 - 2021/03  Kyushu University  Graduate School of Human-Environment Studies  空間システム専攻
  • 2009/04 - 2011/03  Kyushu University  Graduate School of Human-Environment Studies  空間システム専攻
  • 2005/04 - 2009/03  Kyushu University  School of Engineering  Department of Architecture

Association Memberships

  • Architectural Institute of Japan   

Published Papers

Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2022/04 -2025/03 
    Author : 末廣 香織; 渕上 貴代; 野口 雄太; 田上 健一; 内田 貴久; 佐藤 哲
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    Date (from‐to) : 2021/08 -2023/03 
    Author : 渕上 貴代
     
    熊本地震により整備された災害公営住宅は2020年3月末をもって全てが竣工し、現在被災者は新しい暮らしに慣れてきた時期である。そのため被災者の暮らしに着目した調査研究が可能となってきたと言える。 これまでの研究では、行政による災害公営住宅の発注方法や住居形式の決定理由について、自治体担当者へのヒアリング調査を元に、各市町村の被害状況や住宅政策の違いを踏まえて傾向を分析してきた。一部の設計者に対しては、ヒアリング調査や図面等の資料収集を行った。本研究では、住民による住まい方や使われ方調査を中心に行っているところである。以上の調査から行政や設計者の意図と住民のニーズを照らし合わせ、熊本地震における災害公営住宅の計画の適性について考察することを本研究の目的としている。 2021年度はコロナ禍のために、被災者へのヒアリング調査はほぼできなかった。そこで、主に行った調査は、住戸の外廻りに表出している物の記録である。表出物は人が自分の場所であると認識する空間的領域を表すものとともに、近隣交流を形成する手がかりとなるためである。表出物と住戸の配置計画や平面計画を照らし合わせることで、コミュニティの促進を図る計画について探ることを大きな目的とした。コロナが落ち着き、県外への移動ができる時期を狙って調査を行った。 この調査により得られた結果としては、次の3つである。一つ目は、住戸周りの表出物は入居してからの時間の経過が長いほど多くあったことがわかった。竣工時期が遅いものほど、植栽などの表出物が少なかった。二つ目は、共用空間が玄関側と居室側の両方に面している住戸は表出物が多かったことである。これはコミュニティのきっかけとなる場所が多いことが一因だと考えられる。三つ目は、表出物が多い住戸は団地内の一定のエリアに固まって配置していたことである。エリアごとに人間関係が構築されているためだと考えられる。


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