竹森 久美子 (タケモリ クミコ)

  • 農学部 食品栄養学科 准教授
Last Updated :2021/04/10

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    日々の食生活を通じての健康維持とアンチエイジングを目指し、エラスチン投与が皮膚や血管の組織伸展性に及ぼす影響についての研究に取り組んでいます。

研究者情報

学位

  • 修士(農学)(近畿大学)
  • 博士(医学)(近畿大学)

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研究キーワード

  • 実験病理学   Experimental Pathology   

現在の研究分野(キーワード)

    日々の食生活を通じての健康維持とアンチエイジングを目指し、エラスチン投与が皮膚や血管の組織伸展性に及ぼす影響についての研究に取り組んでいます。

研究分野

  • ライフサイエンス / 実験病理学

所属学協会

  • 日本体質医学会   日本栄養・食糧学会   高血圧関連疾患モデル学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 竹森久美子; 米谷 俊
    第70回日本体質医学会総会 口頭発表(一般) Web開催(配信場所 熊本城ホール3階 中会議室C1) 西川 武志
     
    エラスチンは、動脈や皮膚など生体の弾性保持に重要な役割を果たしているが、加齢や様々な疾患によって変性・減少することで、重大な機能障害を生じる。そこで本研究では、高血圧性魚類由来エラスチンペプチド持続投与による高血圧性腎血管傷害発症の抑制効果を検討した。【方法】実験1. 生後12週齢の雄性脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)にエラスチンペプチド(EP:林兼産業㈱)を600mg/kg/dayとなるように、1日2回に分けて経口投与した(EP群)。4週間後、腎臓の組織学的観察を行うとともに、腎糸球体を含む微小血管内皮細胞におけるICAM-1の発現をrealtime PCR法により解析し、正常血圧のWistar rat (WKY) と比較検討した。実験2. 生後20週齢のWKYおよびSHRSPから多核型白血球 (PMN) 画分を単離し、接着分子であるMac-1、およびラジカル産生源である誘導型NO合成酵素 (iNOS) の発現をFlow cytometryで比較した。また、生後10週齢の雄性SDラットにEPを1 g/kg経口投与し、30分後に採血して得られたEP分解産物を含むplasma (EP coat)、ペプチド非摂取ラットplasma (Cont coat) をそれぞれチャンバースライドにコートした。PMN 2X106 cells/mlをチャンバースライドに添加後30分静置し、PMN接着数を比較した。【結果】WKYに比べSHRSPでは、内皮細胞におけるICAM-1、PMN画分におけるMac-1とiNOSの発現が亢進していた。しかしEP群の腎臓細小動脈における血管壊死の頻度は有意に低く、腎臓の線維化も抑制されていた。また、EP coatではCont coatに比べてPMNの接着が明らかに少数であった。【結論】以上の結果から、魚類由来エラスチンぺプチドおよびその代謝産物は、白血球と内皮細胞の接着抑制を介して高血圧性腎血管傷害を抑制することが明らかになった。その機序として、血管を主座とする炎症の抑制が推測されることから、今後は、血管内炎症惹起物質の同定と、エラスチンペプチドの炎症抑制経路を明らかにする予定である。
  • 竹森 久美子; 田村 愛美留; 藤井 健志; 米谷 俊
    第20回抗加齢医学会総会 2020年09月 口頭発表(一般) Web開催(一部会場開催 東京・浜松町コンベンションホール&Hybridスタジオ) 南野 徹
  • 竹森久美子; 松尾拓哉; 渡邉涼子; 榎原周平; 渡邊敏明; 米谷 俊
    第52回日本動脈硬化学会総会・学術集会 ポスター発表 web開催 葛谷雅文
     
    葉酸摂取環境が高血圧性臓器障害増悪化に及ぼす影響 竹森久美子1)、松尾拓哉2)、渡邉涼子3)、榎原周平3)、渡邊敏明3)、米谷 俊1) 1) 近畿大学農学部食品栄養学科 2) 近畿大学医学部医学基盤教育部門 3) 大阪青山大学健康科学部健康栄養学科 【目的】ヒトにおいて、葉酸摂取不足に基づく高ホモシステイン血症が、動脈硬化症発症に対する独立した危険因子であることが報告されている。本研究では、葉酸摂取環境が高血圧性臓器障害増悪化に及ぼす影響を検討した。【方法】生後5週齢雄性脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット (SHRSP)に、標準葉酸飼料 (葉酸160~170 µg/100 g飼料) および低葉酸飼料 (葉酸8~10 µg/100 g飼料) を摂取させ、16週齢と25週齢時で解剖した。【結果】低葉酸群では、体重は標準葉酸群に比べ10週齢から低く推移したが、血圧は16週齢時に両群ともに230 mmHg以上の重症高血圧を示した。このほか、低葉酸群では16週齢時の血液中の各血球数が低値を示し、骨髄ではHypocellularで、脂肪の増加が著明で且つ、造血細胞が少数であることが確認された。肝臓は、中心静脈周囲肝細胞の脂肪変性と細胞質の淡明化が観察された。睾丸重量は、標準葉酸群に比べ有意に低値を示すとともに(p<0.05) 、細小動脈の血管肥厚、精子形成不全と間質結合組織の増生が観察された。これらのラットの肝臓、腎臓、血清葉酸濃度は有意に低値を示した(p<0.01)。25週齢時には、摂餌量低下にともなう急激な体重減少を示した後、死亡する個体が出現した。【結論】低葉酸飼料を摂取したSHRSPでは、造血障害と、睾丸の著明な萎縮および精子形成不全を来す血管病変の増悪化が観察され、DNA合成阻害に基づく造血障害・精子形成障害が生じるとの報告と矛盾しない結果が得られた。今後は、低葉酸摂取による高血圧性臓器障害増悪化の作用機序を明らかにする予定である。
  • 竹森久美子; 吉元魁人; 肥後真由美; 松尾拓哉; 米谷俊
    第17回日本小児栄養研究会 2020年06月 口頭発表(一般) オンライン 窪田 満
  • 竹森 久美子; 藤井 健志; 田村 愛美留; 米谷 俊
    第69回日本体質医学会総会 2019年09月 口頭発表(一般) 下関市 谷澤 幸生
  • 竹森 久美子
    第51回日本結合組織学会学術大会 2019年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 東京都墨田区 服部俊治
  • 吉元魁人; 竹森久美子; 松尾拓哉; 谷間志帆; 米谷俊
    第16回日本小児栄養研究会 2019年03月 口頭発表(一般) 高槻市 瀧谷 公隆
  • 竹森 久美子; 山中 重明; 米谷 俊
    第16回日本機能性食品医用学会総会 2018年12月 口頭発表(一般) 新潟市 曽根博仁
  • 亜臨界水処理による大和橘からのポリメトキシフラボノイドの抽出  [通常講演]
    吉井 梨紗; 竹森 久美子; 清水 浩美; 安達 修二; 米谷 俊
    日本食品科学工学会 関西支部 シンポジウム 2018年11月
  • 竹森 久美子
    日本食品科学工学会関西支部大会 シンポジウム 2018年11月 口頭発表(招待・特別) 京都府左京区
  • 竹森 久美子; 赤星 保光; 米谷 俊
    第8回国際病態生理学会 2018年09月 ポスター発表 ブラスチラバ、スロバキア Olga Pechanova
  • 山本衛; 今井大貴; 竹森久美子; 伊藤浩行
    日本実験力学会講演論文集 2018年08月
  • 岡野美波; 竹森久美子; 堀江茜音; 小林敬; 安達修二; 米谷俊
    日本食品科学工学会 第65回大会 2018年08月 ポスター発表 仙台市 池田郁男
     
    【目的】これまでに、私たちは、柿果実由来ポリフェノール(主としてプロアントシ アニジン)の経口投与が糖負荷後の血糖値の上昇を抑制することを、ラットやヒ トを用いて明らかにした(日本食品科学工学会誌、63, 331-337(2016))。但し、 柿ポリフェノールは高分子であるため、生体に吸収されにくく、消化管内で効果 を発揮していると考えられた。亜臨界水は、水のイオン積が高く、高温であること も相まって、加水分解反応が起こりやすいと考えられている。そこで、柿果実ポリ フェノールを亜臨界水処理し低分子化して、その生理活性について検討した。 【方法】柿ポリフェノール 50 mg/mL を HPLC pump (Shimadzu)と背圧調節器 (Upchurch Scientific)を連結した SUS 316 HPLC tube で温度 140~220°C、圧 力 8~9 MPa、滞留時間 0.5~10 min で反応させ、亜臨界水処理を行った (Food Sci. Technol. Res., 24, 209–214(2018))。亜臨界処理サンプルの分子量 はゲル濾過カラムクロマトグラフィー(HPLC)で、プロアントシアニジン(PA)量は vanillin-HCl 法で測定した。さらに、同サンプルをチオール分解処理してから、 HPLC(Octyl silane)でその構成成分を分析した。亜臨界処理サンプルの糖質 加水分解酵素(α-アミラーゼ、α-グルコシダーゼ、マルターゼ、スクラーゼ)の阻 害活性も測定した。 【結果】柿ポリフェノールを亜臨界水処理すると、熱履歴の増加に伴い、分子量 は急速に低下したが、PA 量の分解はコントロール(無処理)の 1/2 程度に留まっ た。これは、PA を構成するカテキン類の C4-C8 結合を切断するが、カテキンの A 環はある程度安定に保持されていることを示唆していた。また、低分子化後に pH が低下すること、抗酸化性が向上することは、カテキンガレートからのガロイ ル基の脱離や C 環の分解によるプロトカテキュ酸などの生成を示唆すると考え られた。生成された亜臨界処理サンプルの α-アミラーゼ、α-グルコシダーゼ、マ ルターゼに対する阻害活性は、20~50%向上し、スクラーゼに対する阻害活性 は 260%にまで向上した。この結果から、亜臨界処理により柿ポリフェノールの 消化酵素阻害作用を介した血糖上昇抑制作用の向上が期待できる。
  • 松尾拓哉; 竹森久美子; 鍛冶晃子; 渡邊敏明
    日本微量栄養素学会学術集会講演要旨集 2018年05月
  • 井上敬夫; 竹森久美子; 水口信行; 萩山満; 木村竜一朗; 前西修; 筑後孝章; 木村雅友; 米谷俊; 伊藤龍生; 佐藤隆夫; 伊藤彰彦
    日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 2018年04月
  • 青木香奈; 竹森久美子; 松尾拓哉; 中本早映; 藤田航; 米谷俊
    第15回日本小児栄養研究会 2018年03月 口頭発表(一般) 帝京科学大学 千住キャンパス 上田 玲子
  • 今井 大貴; 川村 勇樹; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 山本 衛
    生体医工学 2018年 

    皮膚は,表皮,真皮,皮下組織の三層で構成されており,生体内において機械的保護作用や体温調節機能などの重要な役割を担っている.真皮は,細胞外マトリックスとそれを産生する線維芽細胞によって構成されている.真皮を構成する細胞外マトリックスの代表として,コラーゲンとエラスチンがあり,コラーゲンは皮膚の剛性を,エラスチンは皮膚の伸展性や弾性を支配的に決定する因子と考えられている.このような両成分のネットワーク構造は,皮膚組織の力学的特性と密接に関係しており,紫外線曝露などで生じる光老化に起因して,この構造が変化することによって,皮膚の伸展性が低下していくと同時に,皮膚に皺やたるみが生じる.そこで本研究では,紫外線照射によって損傷した皮膚の修復を促進させる手法を探索するための基礎データを提供することを念頭におき,比較的低強度の紫外線を照射したヘアレスマウスの背部皮膚に対して吸引負荷試験を実施した.得られたデータから,剛性やヤング率を算出し,皮膚組織の力学的特性を評価した.また,紫外線照射後にエラスチン含有ワセリンを塗布した皮膚に対しても同様に力学的評価を実施した.これらの結果より,紫外線照射のみを施した群と比較し,エラスチン成分を塗布した群では,皮膚の剛性やヤング率が低値を示す傾向が認められた.

  • 松尾拓哉; 竹森久美子; 鍛冶晃子; 渡邊敏明
    Trace Nutrients Research 2017年12月
  • 青木香奈; 竹森久美子; 松尾拓哉; 米谷俊
    第56回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会 2017年11月 口頭発表(一般) 龍谷大学農学部 瀬田キャンパス 伏木 亨
  • 岡野美波; 竹森久美子; 米谷俊
    第56回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会 2017年11月 口頭発表(一般) 龍谷大学農学部 瀬田キャンパス 伏木 亨
  • 今井大貴; 川村勇樹; 竹森久美子; 伊藤浩行; 山本衛
    日本機械学会バイオフロンティア講演会講演論文集 2017年10月
  • 岡野美波; 井村奈津美; 陳依凡; 竹森久美子; 米谷俊
    日本食品科学工学会 第64回大会 2017年08月 口頭発表(一般) 藤沢市
  • 岡野美波; 竹森 久美子; 米谷 俊
    日本食品科学工学会 第64回大会 2017年08月 口頭発表(一般) 藤沢市
  • エラスチンペプチドと血管保護作用  [招待講演]
    竹森 久美子
    機能性食品用ペプチド研究会&美容・アンチエイジング食品研究会 2017年06月 口頭発表(招待・特別) 東京都
  • 松尾拓哉; 竹森久美子; 鍛冶晃子; 渡邊敏明
    日本微量栄養素学会学術集会講演要旨集 2017年06月
  • 竹森 久美子; 藤井 健志; 米谷 俊
    第17回日本抗加齢医学会総会 2017年06月 ポスター発表 東京都 斉藤英胤
  • カツオ動脈球由来エラスチンペプチドの高血圧性血管障害抑制効果  [通常講演]
    竹森久美子; 福田起也; 赤星保光; 米谷俊
    第71回日本栄養・食糧学会大会 2017年05月 ポスター発表
  • 母体の妊娠前からの栄養制限が出生した児の成長・発達に及ぼす影響  [通常講演]
    青木香奈; 竹森久美子; 松尾拓哉; 米谷俊
    第71回日本栄養・食糧学会大会 2017年05月 ポスター発表
  • 井上敬夫; 竹森久美子; 水口信行; 木村雅友; 筑後孝章; 萩山満; 米重あづさ; 森樹史; 前西修; 米谷俊; 伊藤龍生; 佐藤隆夫; 伊藤彰彦
    日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 2017年04月
  • 母体の妊娠前からの栄養制限が出生した児の成長・発達に及ぼす影響  [通常講演]
    青木 香奈; 竹森 久美子; 松尾 拓哉; 米谷 俊
    日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 2017年04月
  • 竹森 久美子竹森; 久美子; 山本 衛; 須崎 有亮; 西 真吾; 米谷 俊
    日本農芸化学会2017年度大会 2017年03月 口頭発表(一般) 京都府 安達 修二
  • 嵯峨根里穂; 三矢沙貴奈; 竹森久美子; 米谷俊
    第55回 日本栄養·食糧学会 近畿支部大会 2016年10月 口頭発表(一般) 堺市 小川 博
     
    【目的】グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)はインスリン分泌刺激作用を主作用に持ち、β細胞保護作用、胃内容物排出遅延作用など多機能性を示す脳腸ホルモンである。GLP-1はアミノ酸ではグルタミンにより強く分泌促進されるため、本研究ではグルタミンを高含有する小麦グルテン加水分解物(Gln-pep)の血糖上昇抑制効果を検討した。【方法】生後8週齢雄性脳卒中易発症性高血圧自然発症ラットに20%グルコース溶液、15% Gln-pep溶液、または6% グルタミン溶液を経口投与後、血糖値、血漿インスリン濃度を測定した(糖負荷試験)。生後7週齢雄性SDラットの小腸に注射用水、リン酸緩衝生理食塩水、10% グルコース溶液、12.5% Gln-pep溶液、5% グルタミン溶液のいずれかを直接投与した後、十二指腸静脈から経時的に採血し、血漿GLP-1、インスリン濃度を測定した(腸管灌流試験)。【結果と考察】糖負荷試験では、Gln-pep投与により血漿インスリン濃度が2倍に増加し(p <0.05)、それに伴い血糖値は1/2に低下した。腸管灌流試験では、Gln-pep群の血漿GLP-1濃度は試料投与直後から投与後15分まで増加し、120分までほぼ一定の値を示した。それに伴い、血漿インスリン濃度は試料投与後30分で2倍に、120分で4倍にまで増加した。また、Gln-pepはGLP-1を分解するDPP-Ⅳの活性阻害作用を持つことも明らかとなった。以上の結果より、Gln-pepはGLP-1とインスリン分泌を促進し、その活性を持続させることで血糖上昇抑制効果をもたらすことが示唆された。
  • 竹森 久美子
    The 26th Scientific Meeting of the International Society of Hypertesnion 2016年09月 ポスター発表 ソウル Cheol-Ho Kim,Rhian Touyz
  • 竹森 久美子; 宮本あんな; 米谷 俊
    第66回日本体質医学会総会 2016年09月 口頭発表(一般) 和歌山市 佐々木秀行
  • 嵯峨根 里穂; 三矢 沙貴奈; 竹森 久美子; 米谷 俊
    日本農芸化学会 2016年大会 2016年03月 ポスター発表 札幌 川端 潤
  • 竹森 久美子; 堀内 喜高; 赤星 保光; 米谷 俊
    日本農芸化学会 2016年大会 2016年03月 ポスター発表 札幌 川端 潤
  • 竹森 久美子; 青山 晋也; 金井 康貴; 米谷 俊
    第51回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2015年10月 ポスター発表 豊中市 楽木宏実
  • 大久保麻里; 赤穂慧介; 石井和弘; 森本正則; 竹森久美子; 米谷俊
    第54回日本栄養・食糧学会 近畿支部大会 2015年10月 口頭発表(一般) 神戸市 芦田 均
  • 竹森 久美子
    第54回日本栄養・食糧学会 近畿支部大会 2015年10月 口頭発表(一般) 神戸市 芦田 均
  • 竹森 久美子; 長野 紗也加; 巽 都香沙; 米谷 俊
    第65回日本体質医学会総会 2015年07月 口頭発表(一般) 札幌市 
    目的】重症高血圧と脂肪委縮を併せ持つSHRSPに短期間のエネルギー制限を行い(FR)、高血圧性続発症ならびに寿命に及ぼす影響を検討した。【方法】生後10週齢の雄性SHRSPに対し、Control群の摂餌量の70%給餌(FR群)を2週間行った。通常摂餌に戻し、一部は30週齢まで飼育を継続した。【結果】制限直後、FR群ではControl群に比べて脂肪組織中のPPARγとleptinの発現が高値を示すとともに、肝臓におけるSIRT1、AMPK、GLUT2の発現亢進傾向が見られた。30週齢時において、Controlに比べてFR群では高い生存率を示すとともに(Control:56%、ER群:87.5%)血糖値は低値を示した。【結論】SHRSPでは、成長期の食餌制限によりleptin の分泌亢進と肝臓のAMPKの活性化による糖代謝異常の改善に基づく脳卒中病変発症の遅延ならびに寿命の延長が生ずることが示された。
  • 竹森 久美子; 宮本 あんな; 巽 都香沙; 米谷 俊
    第12回アジア栄養学会議(ACN2015) 2015年05月 ポスター発表 横浜
  • 竹森 久美子; 宮本 あんな; 松尾 拓哉; 巽 都香紗; 米谷 俊
    第12回日本小児栄養研究会 2015年03月 口頭発表(一般) 宇都宮市
  • 竹森 久美子; 巽 都香沙; 長野 紗也加; 米谷 俊; 伊藤 浩行
    第50回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2014年12月 ポスター発表 和歌山市
  • 赤穂慧介; 川島未紗子; 川口大貴; 村上哲男; 石井和弘; 竹森久美子; 米谷俊
    2014年度日本農芸化学会関西支部大会 2014年09月 奈良市
  • 竹森 久美子; 伊藤浩行
    第16回国際SHRシンポジウム 2014年06月 ポスター発表 ローマ
  • 竹森 久美子; 伊藤浩行
    第25回国際高血圧学会 2014年06月 ポスター発表 アテネ
  • 宮本あんな; 井上晴賀; 阪田佳鈴巳; 竹森久美子; 米谷俊
    第68回日本栄養・食糧学会大会 2014年05月 札幌市
  • 竹森 久美子; 宮本 あんな; 井上 晴賀; 阪田 佳鈴巳; 米谷 俊
    第11回日本小児栄養研究会 2014年03月 口頭発表(一般) 東京都
  • 胎児期の低栄養曝露による生活習慣病の増悪化とその予防 -脳卒中易発症性高血圧自然発症ラットを用いて-  [通常講演]
    上西 梢; 竹森 久美子; 木戸 慎介; 米谷 俊; 村上 哲男
    第17回日本病態栄養学会年次学術集会 2014年01月 大阪国際会議場(大阪) 第17回日本病態栄養学会年次学術集会
  • EFFECTS OF REACTIVE OXYGEN SPECIES ON VASCULAR FUNCTION IN THE OFFSPRING OF PROTEIN-RESTRICTED STROKE-PRONE SPONTANEOUSLY HYPERTENSIVE RATS  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    8th World Congress on Development Origins of Health and Disease 2013年11月 8th World Congress on Development Origins of Health and Disease
     
    We investigated the effects of ROS on vascular function in the SHRSP offspring of protein-restricted (PR) dams. Male and female SHRSPs were matedand female rats were fed either a control diet containing 20% casein or a PR diet containing 9% casein, with pair feeding until gestation. At 12 weeks of age, PMA was infused at a dose of 10 nmol/h for 4 weeks. The birth weight of male and female offspring of PR dams was lower than that of offspring of control dams. Plasma d-ROMs level was significantly higher in offspring of PR dams than in control dams. However, anti-oxidant enzyme activities were similar in both groups. In the thoracic aorta, Ach-induced relaxation was significantly reduced in offspring of PR dams. Expression of endothelial eNOS was lower and expression of sGC was higher in offspring of PR dams. Our present study revealed that the SHRSP offspring of maternal PR dams were hyper-responsive to ROS and displayed evidence of vascular dysfunction.
  • 胎児期の栄養制限による発育遅延がラット情動性と学習能に及ぼす影響  [通常講演]
    宮本あんな; 竹森 久美子; 松尾 拓哉; 米谷 俊
    第52回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会 2013年10月 彦根市 第52回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会
     
    【目的】近年我が国では,低出生体重児(出生時体重2500g以下)の割合が急増している.疫学調査から低出生体重児は,注意欠如多動性障害や学習障害のリスクが高いと明らかにされているが,臨床研究は進んでいない.本研究は低出生体重児のモデルラットを用い,正常ラットと比較検討を行った.【方法】母獣の妊娠確定日から出産確認日までの間,対照群(CON)には市販飼料を自由摂取,低栄養群(UN)にはCON摂餌量の半量を与えた.生後3週齢で離乳後,児には両群共に市販飼料(D12450B:リサーチダイエット社)を自由摂取させた.体重(各週),耳介展開(生後3日),平面立ち直り反射試験(生後5日),背地走性反射試験(生後7日),開眼(生後15日),オープンフィールド試験(6週齢),条件回避反応試験(11~14週齢)を実施した.【結果と考察】体重は出生から10週齢時までUNで有意に低値を示したが,11週齢以降差は認められなかった.耳介展開率,背地走性反射の達成率がU
  • 重症高血圧における脂肪萎縮と治療による影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第63回日本体質医学会総会 2013年10月 久留米市 第63回日本体質医学会総会
     
    目的: 低adiponectin血症をともなう脂肪萎縮は重症高血圧ラット(SHRSP)の高血圧を増悪させる可能性が考えられる。そこで本研究ではrenin-angiotensin系(RAS)阻害剤(ARB)ならびにadiponectin 投与がSHRSPに及ぼす影響を検討した。方法: 生後16週齢の雄性SHRSPにARB(Candesartan,2 mg/kg/day, po)およびラットadiponectin組換え体(100 μg/day、iv)を投与した。結果: ARBを投与したSHRSPでは血圧低下とともに脂肪萎縮の改善と脳卒中発症の抑制が見られ、脂肪組織におけるPPARγ発現亢進とleptin分泌量の増加が認められた。しかし、adiponectin投与による影響は認められなかった。結論: ARBによる高血圧続発症の抑制機序の一つには、脂肪組織におけるRASを介するleptinの発現亢進が考えられる。
  • エラスチンペプチドによる血管保護作用の検討  [通常講演]
    竹森 久美子; 山本 衛; 伊藤 浩行
    第49回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2013年09月 東京都 第49回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    【目的】高血圧の持続により動脈壁の肥厚・硬化が生じ、さらに高血圧の増悪が惹き起こされる。主たる病因は平滑筋細胞の肥大と弾性線維(エラスチン)の変性・崩壊であるが、降圧剤投与以外には防止する方法が知られていない。本研究では,動脈病変の予防・治療に関する基礎的研究として,カツオ動脈球から精製したエラスチンペプチドがSHRの動脈壁に及ぼす影響を検討した。 【方法】 生後15週齢雄性 SHR/Izm にエラスチンペプチド (3g/kg体重)を船橋SP飼料に混じ5週間自由摂取させた。実験期間終了後,門脈より採血し、prolyl glycine (PG) 濃度を測定した。内皮細胞の形態を,走査型電子顕微鏡を用いて観察するとともに、内皮細胞におけるendothelial nitric oxide synthase (eNOS) ならびにInter cellular adhesion molecule 1 (ICAM-1)の発現をRealtime-PCR法を用いて比較した。さらに、胸部大動脈における血管内圧ならびに血管反応性を調べるとともに,結合織関連因子(Lysyl oxidase, Elastin, type I collagen
  • 幼若期からの継続的なグルタミン酸ナトリウム摂取が糖・脂質代謝に及ぼす影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 宮本あんな; 松本千恵美; 上西美貴奈; 米谷 俊
    第10回小児栄養研究会 2013年03月 横須賀市 第10回小児栄養研究会
     
    【目的】旨味成分として知られているグルタミン酸ナトリウム(MSG)はエネルギー消費亢進に基づく抗肥満作用を持つことが知られており,近年グルタミン酸配合の粉ミルク摂取により,小児肥満が解消されることが報告されている。そこで,本研究では,離乳後からの高エネルギー食負荷ラットに対するMSG投与が糖・脂質代謝に及ぼす影響を検討した。 【方法】動物は生後3週齢のWistar ratを用いた。Control群には普通食(10% of Calories of fat, 3.8 kcal/g)を,高脂肪食群(HF群)には高脂肪食(45% of Calories of fat, 4.7 kcal/g)を飼料として与えた。またHF群は3群に分け,それぞれイオン交換水,1%MSGおよび4%MSGを飲料水として自由摂取させ,18週齢まで飼育した。血圧,体重,摂餌量,内臓皮下脂肪および除脂肪量(X線CT装置)を継時的に測定するとともに,糖負荷試験による血糖値およびインスリンの変動,血中adipocytokineの測定を行った。 【結果】①HF群に比べMSGを投与した2群では体重上昇
  • 妊娠期低タンパク暴露ラットの血管機能に対する酸化ストレスの影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第62回日本体質医学会総会 2012年11月 大阪市 第62回日本体質医学会総会
     
    (目的)妊娠期の低栄養は成熟後の生活習慣病増悪を招くことが知られており、その一因としてフリーラジカルの関与が指摘されている。本研究では妊娠期低タンパク暴露モデルにおける血管障害発症に対する酸化ストレスの影響を検討した。 (方法)生後10週齢雌雄脳卒中易発症性ラット(SHRSP)を交配し、妊娠確認後からControl群には20%カゼイン食を、低タンパク食(LP)群には9%カゼイン食を給餌し、得られたF1の雄ラットを実験に用いた。 (結果)1)10週齢からL-NAME(3mg/L)を投与すると、Controlに比べLP群で血中脂質過酸化の亢進と抗酸化酵素活性の低下が認められた。2)LP群に12週齢時からPMA(10nmol/hr)を静脈内に持続投与したところ、Controlに比べ胸部大動脈における内皮依存性弛緩の減弱とeNOSの発現低下が認められた。 (結論)以上の結果は、妊娠期に低タンパク曝露を受けたSHRSPは酸化ストレスにより血管障害が生じやすいことを示唆している。
  • SHRSPの糖代謝異常に対するライフステージ別の運動の影響  [通常講演]
    金井 康貴; 山本 佑紀; 福田 尚志; 竹森 久美子; 村上 哲男; 米谷 俊
    日本栄養・食糧学会第51回近畿支部大会 2012年10月 宝塚市 日本栄養・食糧学会第51回近畿支部大会
     
    【目的】高血圧と糖尿病は合併頻度が高く,運動がこれらの病態に対して効果的であることはよく知られている。一方で,これらの病態が発症する以前である若齢期での運動が有効であると注目されている。そこで本研究は高血圧と糖代謝異常を併せ持つSHRSP( 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット )の病態発症前後である若齢期と成熟期での運動が糖代謝に与える影響について検討した。 【方法】5週齢( 若齢期 )と10週齢( 成熟期 )雄性SHRSPを対照群( Cont群 ),運動群( Ex群 )に分け,Ex群には流水遊泳装置を用いて2日間の予備遊泳を行った後,1 hour/day,5 days/weekの頻度で6週間運動を行った。この間,体重,血圧測定( Tail-cuff法 ),糖負荷試験による血糖値,血漿インスリン値の測定を行った。運動終了後,ヒラメ筋,ヒフク筋を摘出しインスリンシグナル因子をWestern blotting法で測定した。 【結果と考察】若齢期の運動ではEx群で血圧上昇の抑制が見られたが,耐糖能への影響や
  • 胎児期に低栄養暴露を受けたSHRSPの糖代謝異常増悪化に対するRAS阻害の  [通常講演]
    宮本あんな; 上西 梢; 竹森 久美子; 村上 哲男; 米谷 俊
    日本栄養・食糧学会第51回近畿支部大会 2012年10月 宝塚市 日本栄養・食糧学会第51回近畿支部大会
     
    【目的】胎児期や新生児期の栄養が生活習慣病の発症に関与すると明らかにされている(成人病胎児期発症説)。RAS(Renin-Angiotensin System)の構成要素のアンジオテンシンⅡは、インスリンシグナル伝達を抑制することが報告されている。本研究では高血圧と糖代謝異常を併せ持つSHRSP(脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット)を用いて、胎児期に低栄養暴露を受けたSHRSPの授乳期や高血圧発症時期に、RAS阻害を行い、糖代謝への影響を検討した。 【方法】妊娠期に20%制限食を与えた母獣より生まれた仔の授乳期や高血圧発症時期にEnalapril(EN:RAS阻害剤)、Sardine peptide(SA:RAS阻害ペプチド)を投与した。2週間に1回、血圧を測定し、9、13、17週齢に経口糖負荷試験を行った。18週齢に屠殺し、骨格筋、脂肪組織、肝臓、膵臓の糖代謝関連因子をウエスタンブロッティング法およびRT-PCR法で測定した。 【結果と考察】EN 群の血糖値は、授乳期や高血圧発症時期の投与で上昇を抑制した。こ
  • Chronological changes of plasma oxidative stress markers in stroke-prone spontaneously hypertensive rat --- in relation to incidence of cerebrovascular lesion  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    24th Meeting of the International Society of Hypertension 2012年10月 シドニー 24th Meeting of the International Society of Hypertension
     
    本研究では、脳卒中易発症性自然発生高血圧ラットを用い、高血圧・脳卒中および酸化ストレスの間の相関性を検討した。 雄性SHRSPおよび正常血圧のWistar Kyoto (WKY)は10から18週間の年齢(n=6)まで2週ごとにサンプリングした。血漿d-ROM、血液酸化ストレスとしての血清8-OHdGレベル、抗酸化能力およびd-ROM組織としてのBAPテスト、LIPO組織、および組織酸化のマーカーとしての大脳皮質中のTBARSレベル、ならびに脂質過酸化反応を検索した。 更に、リアルタイムPCRによって脳血液関門およびICAM-1(内皮細胞中の接着分子)のマーカーとしてGLUT-1およびアクアポリン4の発現を検索した。 血漿d-ROMレベルは、両系統とも加齢とともに徐々に増加した。16週齢時にはSHRSPで著しく増加した。 血清8-OHdGレベルは、さらにWKYよりSHRSPにおいて高値を示す傾向が見られた。 脳組織におけるd-ROMレベルは、16週齢以降にSHRSPで急速に増加し、18週齢では、SHRSPの全例に脳病変か認められた。これらのラットでは
  • Effects of Elastin Peptide from Bonito Bulbus Arteriosus on Vascular Structure and Function in Spontaneously Hypertensive Rat  [通常講演]
    竹森 久美子; 山本 衛; 伊藤 浩行
    15th International SHR Symposium 2012年09月 メルボルン 15th International SHR Symposium
     
    動脈壁における弾性線維の変性・分解が高血圧や血管障害発症に関与することはよく知られている。本研究では、高血圧自然発症ラット(SHR/Izm)の血管形態および機能に対するカツオ動脈球由来エラスチンペプチドの影響を検討した。 実験1:エラスチン・ペプチドの影響 生後20週齢雄性SHRを2群に分け、うち1群にカツオ動脈球由来エラスチン・ペプチド(600mg/kg)を5週間経口投与した。血圧、体重、および大動脈における結合組織関連の発現に影響は認められなかったが、エラスチン投与群では、コントロール群に比べPHEに対する収縮反応が抑制された。 実験2: Proryl glysin(PG:エラスチンペプチドの分解産物)投与の影響 生後15週齢雄性SHRにPGを浸透ミニ・ポンプ(104 nmol/hr)を用いて4週間静脈内投与した。PG投与群の血管拡張能は、コントロールSHRより高かったが、WKYよりも低かった。電子顕微鏡の観察では、PG投与群の内皮の表面はコントロールに比べは滑らかで、WKYに近い状態であった。
  • 微量栄養素と先天異常についての意識調査(第5報)  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 籠橋 有紀子; 千賀 靖子; 小西 啓悦; 福田 博美; 篠崎 圭子; 大谷 浩; 近藤 厚生
    第52回日本先天異常学会学術集会 2012年07月 東京都 第52回日本先天異常学会学術集会
     
    栄養・保育・医療課程学生を対象に神経管閉鎖障害発症リスクを軽減する葉酸の認知向上を目的とした調査と講義を行っている。女子学生の食意識と葉酸摂取量について食物摂取頻度調査票(FFQg;Ver.3.5)を用いた調査を実施した。回答は任意とし、個人情報の取り扱いは近畿大学個人情報保護方針(2009)に従った。回答した220名(平均年齢20歳)の平均葉酸推定摂取量は、210μgであった。食生活について「意識している」を選択した162名の葉酸推定摂取量は、221μg、「意識していない」を選択した58名は、180μgであった。食意識と葉酸推定摂取量間に正の相関が示され、食意識の向上と葉酸摂取が関係することが示唆された。葉酸の摂取促進と食意識の向上には、多くの学習機会を設けることが望まれる。(本研究の一部は、平成23年度厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業23163901により行われた。)
  • 食生活意識と葉酸の認知  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 福田 博美; 篠崎圭子; 大谷 浩; 近藤 厚生
    第66回日本栄養・食糧学会大会 2012年05月 仙台市 第66回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】我々は、葉酸の重要性を伝える機会を持つ職業を目指す栄養・医療課程の学生を対象に「微量栄養素と先天異常」について講義と意識調査を行っている。今回は、講義前の食生活意識と葉酸の認知について報告する。 【方法】栄養・医療課程の大学・専門学校(大阪府、奈良県、兵庫県)女子学生(329名)の「微量栄養と先天異常」講義前にアンケート調査(四肢択一形式)から食生活意識と葉酸の認知率について検討を行った。調査とその利用は、近畿大学個人情報保護方針(2009)に基づいた。 【結果と考察】食生活意識では50.5%が「留意している」、49.5%が「留意していない」であった。学生全体では、葉酸:51.7%、葉酸と神経管閉鎖障害の関係:23.2%の認知率であった。学年別では、葉酸:22.3%(1学年)、67.3%(2学年)、100%(3・4学年)、葉酸と神経管閉鎖障害の関係:0.6%(1学年)、14.6%(2学年)、95.2%(3・4学年)であった。年代別では、葉酸:27.9%(20歳未満)、78.4%(20歳以上)、葉酸と神経
  • 高血圧発症後の運動はSHRSPの血管反応性を改善する  [通常講演]
    金井 康貴; 竹森 久美子; 村上 哲男
    第66回日本栄養・食糧学会大会 2012年05月 仙台市 第66回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】運動が血圧降下に対して有効であることはよく知られている。その理由の一つとして運動による内皮型一酸化窒素合成酵素(eNOS)発現の増加が考えられている。一般的に高血圧が発症すると血管内皮eNOS発現量の減少が見られ、それによる内皮機能低下から血管障害が引き起こされる。しかし、これに対する運動の効果についての報告は少ない。本研究では高血圧を遺伝素因にもつ脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を使用して血管反応性に対する高血圧発症後の運動の効果について検討を行った。 【方法】高血圧発症後の10週齢雄性SHRSPを対照群(Cont群)、運動群(Ex群)に分け、Ex群には流水遊泳装置を用いて2日間の予備遊泳を行った後、1 hour/day、5 days/weekの頻度で6週間運動を行った。この間、体重、血圧測定(Tail-cuff法)は週1回行った。運動終了後、胸部大動脈を摘出しPhenylephrine(PHE)による収縮反応、Acetylcholine(ACh)による弛緩反応の測定(Magnus法)、血管弛緩関連因子(eNOS、soluble
  • 重症高血圧モデルを用いた脳卒中発症予知マーカーの検索  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第101回日本病理学会総会 2012年04月 東京都 第101回日本病理学会総会
     
    【目的】脳卒中発症予知に関するマーカーを検索するため、ヒトの脳卒中モデル動物であるSHRSPを用い、脳血管傷害の進行と酸化ストレスの相関を検討した。【方法】生後10週齢の雄性SHRSP/Izmおよび正常血圧のWKY/Izmを用い、血中および脳組織内における酸化ストレスマーカー(d-ROM, Diacron) を継時的に測定し、血液脳関門関連因子(ICAM-1、Aquaporine 4 、GLUT-1) の発現や脳の組織学的変化と対比検討した。【結果】血中d-ROMレベルはWKY、SHRSPともに加齢とともに緩やかに上昇したが、SHRSPでは14週齢時では13週齢時に比べて有意に上昇した。脳組織d-ROMは、両系統とも13週齢までほとんど検出されなかったが、14週齢以降上昇傾向が見られ、特に脳病変の観察されたラットでは著しく高値であった。またこれらの脳組織においてはICAM-1、Aquaporine 4 、GLUT-1の発現が亢進しており、脳微小血管における血液脳関門の機能異常が生じていることが推測された。【結論】以上の結果は、血中の酸化ストレスマ
  • 胎児期の低栄養暴露による糖代謝異常とその予防―脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を用いて  [通常講演]
    上西 梢; 片向 督枝; 宮本 あんな; 竹森 久美子; 村上 哲男
    第9回日本小児栄養研究会 2012年03月 西宮市 第9回日本小児栄養研究会
     
    【目的】2型糖尿病は,遺伝素因と生活習慣との相互作用により発症すると考えられてきたが,胎児期の栄養状態も2型糖尿病の発症に関わっていることが明らかになってきた。既にSHRSPを使用した研究で,胎児期の低栄養暴露により糖代謝異常が増悪化することが明らかにされている。このSHRSPは,高血圧を呈し,インスリン分泌能が正常モデルラットより低いため,日本人に適した病態モデルラットである。本研究では,胎児期に低栄養暴露を受けたSHRSPの糖代謝異常増悪化の発症機序を探索するとともに,予防に関する研究もあわせて行った。 【方法】実験1)SHRSPを交配にかけ,妊娠確認後,対照群には市販飼料を自由摂取させ,低栄養群は対照群の摂食量の80%量で飼育した(低栄養暴露ラット)。出生後は市販飼料を自由摂取させ,血圧および糖負荷試験を行い,18週齢に屠殺し,インスリン標的組織の糖代謝関連因子の測定を行った。実験2)低栄養暴露ラットに授乳期(出生1日目
  • 糖代謝異常に対する若齢期の遊泳運動の影響とその持続性  [通常講演]
    金井 康貴; 直江 香織; 竹森 久美子; 村上 哲男; 青山 晋也
    奈良市 2011年10月 日本栄養食糧学会第50回近畿支部大会 奈良市
     
    【目的】高血圧と糖尿病は合併頻度が高く、高血圧と糖代謝異常の関連が注目されている。運動は糖尿病の有効な治療法の一つとして考えられており、現在では若齢期での運動習慣が生活習慣病の予防に効果的であるとされている。本研究では高血圧と糖代謝異常を併せ持つSHRSPの病態発症前である若齢期の運動が糖代謝に及ぼす影響とその効果の持続性について検討した。 【方法】4週齢雄性SHRSPを対照群と運動群に分け、運動群は10週齢までの6週間、強制遊泳装置にて運動を1 h/day、5 day/week負荷した。運動終了後屠殺を行うものと、15週齢まで飼育を行うものとに分けた。この間、体重、血圧(Tail-cuff 法)、糖負荷試験、インスリン負荷試験を行った。10、15週齢時に、ヒラメ筋、ヒフク筋、後腹膜脂肪組織を摘出し、GLUT-4 mRNA発現量をReal time-PCR法で、インスリンシグナル因子をWestern blotting法で測定した。 【結果と考察】運動直後(10週齢)の糖負荷後の血糖値は対照群に比べ運動群
  • 胎児期に低栄養暴露を受けたSHRSPの糖代謝異常に対する発達期のレニン・アンジオテンシン系阻害の影響  [通常講演]
    上西 梢; 竹森 久美子; 村上 哲男
    日本栄養・食糧学会第50回近畿支部大会 2011年10月 奈良市 日本栄養・食糧学会第50回近畿支部大会
     
    【目的】高血圧発症前に血圧調節に関与するレニン・アンジオテンシン系(RAS)の阻害を行うと,成長後の血圧上昇は抑制され,腎機能は保護される。本研究では,この現象を応用して,胎児期の低栄養に暴露されたSHRSP(脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット)の糖代謝異常の増悪化に対する授乳期のRAS阻害の影響を検討した。 【方法】SHRSPを交配にかけ,妊娠確認後,対照群には市販飼料を自由摂取させ,低栄養群は対照群の摂食量の80%量で飼育した。低栄養群の仔を Cont群,CAP群に分け,Cont群には出生1日目からエバミルクのみ, CAP群にはCAPを溶解したエバミルク(0.5 mg/ml)を 1日1回,4週間投与した。6週齢より血圧を測定し,8,12,16週齢に糖負荷試験を行った。16週齢に屠殺を行い,糖代謝関連因子のタンパク発現量、mRNA量を測定した。 【結果と考察】1)血圧に有意な差はみられなかった。2)糖負荷試験では,血中グルコース濃度は8,12,16週齢において,CAP群がCont群に比
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経再生へのSDF-1α/CXCR4 系の関与に関する検討  [通常講演]
    伊藤 龍生; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 伊藤 彰彦; 佐藤 隆夫; 橋本 重夫
    第47回高血圧関連疾患モデル学会学術集会 2011年09月 札幌市 第47回高血圧関連疾患モデル学会学術集会
     
    目的;脳卒中自然発症stroke-prone spontaneously hypertensive rats (SHRSP)を使って、病変周囲組織と脳室周囲において神経幹細胞と新生神経細胞が出現することを報告した。さらにstromal cell-derived factor-1α (SDF-1α) / CXCR4が脳外傷後の神経幹細胞の出現に関与していることを報告した。しかしながら脳梗塞後の神経幹細胞の出現とSDF-1α/CXCR4についての報告はない。 方法; SHRSPを使って脳卒中発症後の病変周囲組織において神経幹細胞の出現とSDF-1α/CXCR4系について免疫組織学的及び生化学的に調べた。結果;発症周囲組織においてSDF-1α mRNAと蛋白合成の発現増加は認められなかった。発症後、発症周囲組織からSDF-1αが漏出し、周囲組織への拡散が見られ、脳脊髄液中でSDF-1α量の有意な増加が認められた。発症周囲組織ではCXCR4 mRNAと蛋白合成の発現の有意な増加が認められた。発症周囲組織ではnestin陽性細胞像とCXCR4陽性細胞像が一致した。 結論;このことから脳卒中発症後に障害を受けた細胞より逸
  • 高血圧自然発症ラット(SHR)の血管構造および機能に及ぼすエラスチンペプチドの影響  [通常講演]
    竹森 久美子
    美容・アンチエイジング食品研究会&機能性食品用ペプチド研究会第1回合同研究会 2011年09月 大阪市 美容・アンチエイジング食品研究会&機能性食品用ペプチド研究会第1回合同研究会
     
    【目的】Elastinは動脈壁の主要な構成成分であるが、高血圧の持続により変性・分解が生じることが報告されている。本研究では、動脈病変の予防・治療に関する基礎的研究として、日本国内で食経験があり安全性の高い素材であるカツオ動脈球から精製したエラスチンペプチドおよびその分解産物である Prolylglysine(PG)を高血圧自然発症ラット(SHR/Izm)に投与し、血管の形態や機能に及ぼす影響を検討した。 【方法】(実験1)生後20週齢雄性 SHR/Izm にエラスチンペプチド 600 mg/kgを5週間強制経口投与した。胸部大動脈における血管反応性を調べるとともに、Lysyl oxidase、Type III collagen、Elastinの発現をRealtime-PCR法を用いて比較した。(実験2)生後15週齢雄性 SHR/Izm に対し、PG(104 nmol/hr)を浸透圧ポンプにより静脈内に4週間投与した。胸部大動脈の伸展性を測定するとともに、内皮細胞の形態を走査型電子顕微鏡により観察した。 【結果】(実験1)エラスチン投与による血圧・体重、
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の糖代謝異常に対する運動の影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 村上 哲男; 東京大学大学院農学研究科応用生命化学; 東京大学総括プロジェクト機構; 食と生命
    2011年09月 
    【目的】糖尿病の予防、改善に運動が有効であることを証明する動物実験が数多く報告されている。これらの報告は主に過食、肥満、高脂肪食負荷等のモデル動物を用いており、高血圧の進行とともに糖代謝異常を併発するSHRSPでの報告は少ない。SHRSPは上記モデルとは異なり、肥満を呈さず、インスリン分泌の低下がみられることから、同様の作用・効果を示すとは考えにくく、日本人の糖尿病のモデルとしての価値が高いと考えられる。本研究ではSHRSPの糖代謝異常に対する運動の影響を検討した。 【方法】雄性SHRSPを対照群(Cont)と運動群(Tr)に分けて飼育した。運動負荷は流水系の遊泳装置を用いて行い、SHRSPの耐糖能異常が現れる成熟期(11~15週齢)または耐糖能異常が現れない若齢期(6~10週齢)に行った。耐糖能を調べるためにOGTTを行い、腓腹筋でのInsulin receptor β subunit(IR-β)、Akt、Glucose Transporter 4(GLUT4)、Hexokinase 2(HXK2)の発現量を測定した。 【結果】成熟期:体重は両
  • 妊娠期に低栄養暴露を受けたSHRSPの糖代謝異常に対する授乳期のRAS阻害の影響  [通常講演]
    上西 梢; 竹森 久美子; 村上 哲男
    第47回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2011年09月 札幌市 第47回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    【目的】RAS阻害剤であるACEIやARBには血圧降下作用のほかにインスリン抵抗性の改善作用がある。そして,これらの作用は投与を中断しても持続し,血圧上昇の抑制,腎機能保護作用が認められる(ブロックメモリー現象)。そこで本研究では,この現象を応用して,胎児期に低栄養に暴露されたSHRSP(脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット)の糖代謝異常の増悪化に対する授乳期のRAS阻害の影響を検討した。 【方法】SHRSPを交配にかけ,妊娠確認後,対照群には市販飼料を自由摂取させ,低栄養群は対照群の摂食量の80%量で飼育した。低栄養群の仔を Cont群,CAP群の2群に分け,Cont群には出生1日目からエバミルクのみ, CAP群にはCAPを溶解したエバミルク(0.5 mg/ml)を 1日1回,4週間投与した。投与時以外は母乳飼育を行った。6週齢より血圧を週1回測定し,8,12,16週齢に糖負荷試験を行い,血中グルコース濃度,血中インスリン濃度を測定した。16週齢に屠殺を行い,骨格筋,脂肪組織,
  • 妊娠期低タンパク暴露を受けたSHRSPの酸化ストレスに対する感受性の検討  [通常講演]
    竹森 久美子; 田原 亜希; 村上 哲男
    第47回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2011年09月 札幌市 第47回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    【目的】胎児期に低栄養環境に暴露されると,生活習慣病発症のリスクが高くなることが証明されて以来,成人病胎児期発症説という概念が提唱されている。我々は高血圧と糖代謝異常の遺伝素因を併せ持ち,日本人の病態に近いモデルであるSHRSPを用い,胎児期の低栄養環境暴露と出生後の生活習慣病発症の関連について検討を行っている。すでに,低タンパク暴露ラットでは,出生後の食塩感受性亢進に基づく急激な血圧上昇と寿命の短縮が起こること,またこれら現象は孫世代にまで継続することを確認している。本研究では,この病態発生機序を明らかにする目的で,低タンパク暴露ラットの酸化ストレス感受性について調べた。 【方法】生後10週齢雌雄SHRSPを交配し,妊娠確認後からControl群には20%カゼイン食を,低タンパク食(LP)群には9%カゼイン食を給餌して飼育した。出生後は,2群とも市販飼料(船橋SP飼料)に変更し,離乳後の仔にも市販飼料を給餌した。生後12週齢
  • 高血圧自然発症ラット(SHR/Izm)の血管機能におよぼすカツオ動脈球由来エラスチンペプチドの影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 村上 哲男; 伊藤 浩行
    第47回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2011年09月 札幌市 第47回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    【目的】Elastinは動脈壁の主要な構成成分であり、高血圧の持続により変性・分解が生じることが報告されている。本研究では、動脈病変の予防・治療に関する基礎的研究として、カツオ動脈球から精製したエラスチンペプチドおよびその分解産物である Prolyl glysine(PG)を高血圧自然発症ラット(SHR/Izm)に投与し,血管の形態や機能に及ぼす影響を検討した。 【方法】(実験1)生後20週齢雄性 SHR/Izm にエラスチンペプチド 600 mg/kgを5週間強制経口投与した。胸部大動脈における血管反応性を調べるとともに,Lysyl oxidase,Type III collagen,Elastinの発現をRealtime-PCR法を用いて比較した。(実験2)生後15週齢雄性 SHR/Izm に対し,PG(104 nmol/hr)を浸透圧ポンプを用いて静脈内に4週間投与した。胸部大動脈の伸展性を測定するとともに,内皮細胞の形態を,走査型電子顕微鏡を用いて観察した。 【結果】(実験1)エラスチン投与による血圧・体重,および胸部大動脈における結合織関連分子の
  • 学生における微量栄養素教育(亜鉛の認知)  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 籠橋有紀子; 千賀靖子; 小西啓悦; 大谷 浩
    第65回日本栄養・食糧学会 2011年05月 東京都 第65回日本栄養・食糧学会
     
    【目的】微量栄養素を含むバランスの良い食品の積極的な摂取が健康の維持に最も重要であるとされている。しかし、現在微量栄養素の摂取不足が若年層で懸念されている。我々は、微量栄養素の重要性を伝える機会を持つ職業を目指す栄養・保育・医療課程に在学する学生を対象に「微量栄養素(葉酸、ビタミンA、ビオチン、亜鉛)と先天異常」について講義と意識調査を行っている。今回は、亜鉛について結果を報告する。 【方法】2006年度から2009年度栄養・保育・医療課程の大学・短期大学・専門学校(大阪府、島根県、奈良県、兵庫県)在学生、計2,065名(男性482名、女性1,589名)に対して受講前・後(受講前:四肢択一形式と記述、受講後:五肢択一形式と記述)アンケート調査から、亜鉛の認知率について検討を行った。調査とその資料の利用については、近畿大学個人情報保護方針(2005)に基づいた。 【結果と考察】亜鉛について講義受講前(後)の認知率は63.6%(88.1%
  • 高血圧自然発症ラット(SHR)の血管構造および機能に対するエラスチンペプチドの影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    Smooth Muscle Symposium 2011 2011年05月 ナイアガラフォールズ Smooth Muscle Symposium 2011
     
    Elastin peptide from bonito bulbus has beneficial effects for vascular functions due to the protective effects for endothelial injuries. We will do some more resarch to elucidate the mechanisms of such beneficial effects of elastin peptide, such as elastin receptor, signal transduction and so on, using cultured endothelial cells and smooth muscle cells.
  • トマト漿液の糖代謝改善作用について  [通常講演]
    上西 梢; 竹森 久美子; 村上 哲男; 吉田 和敬; 猪熊 隆博
    第65回日本栄養・食糧学会大会 2011年05月 東京都 第65回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】トマト漿液は、トマトジュースをろ過し、沈殿物を除去した液である。トマト漿液には、アミノ酸やクエン酸をはじめとする微量成分が含まれており、多くの機能性が期待できる。これまでに,トマト漿液の機能性として血圧降下作用が認められている。本研究では,高血圧と糖代謝異常を併せもつ脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を用いて糖代謝への影響を検討した。 【方法】in vitro α-グルコシダーゼ及びスクラーゼに対するトマト漿液の阻害活性を常法で測定した。in vivo 単回投与実験:11週齢のSHRSPに,トマト漿液の経口糖負荷試験を行った。長期投与実験:5週齢のSHRSPを,トマト漿液飼料(トマト漿液濃度1.5% / 船橋SP飼料)で17週齢まで飼育した。血圧は週1回Tail-Cuff法で測定した。この間, 8,10,13,16週齢に経口糖負荷試験を行い,血中グルコース濃度と血中インスリン濃度(ELISA法)を調べた。17週齢で屠殺を行い,骨格筋の糖代謝関連因子のタンパク発現量をWest
  • 授乳期renin-angiotensin系阻害による低栄養暴露ラットの糖代謝異常に対する影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 上西 梢; 村上 哲男
    第65回日本栄養・食糧学会大会 2011年05月 東京都 第65回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】renin-angiotensin system(RAS)阻害剤であるアンジオテンシン変換酵素阻害薬やAT1 receptor blockerを若齢期に一定期間投与を行うと,投薬中止後も成長後の血圧上昇を抑制することが報告されている(ブロックメモリー現象)。また,これらの薬剤にはインスリン抵抗性および糖代謝改善作用があることも明らかにされている。そこで,本研究では,胎児期に低栄養暴露された脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の糖代謝異常に対するRAS阻害の影響を検討した。 【方法】SHRSPを交配させ,妊娠確認後,Control群は市販飼料(船橋SP)を自由摂取,低栄養群は対照群の摂食量の80%量飼料給餌で飼育した。低栄養群の仔は3群に分け,Control群には出生1日目からエバミルクのみ, Captopril(CAP)群にはACE阻害剤であるCAP(0.5mg/ml)を,Valyl-tyrosine(VY)群にはACE阻害ペプチドであるVYを溶解したエバミルク(1mg/ml)を 1日1回,4週間投与した。投与時以外は母乳飼育を行い,離乳後は市販飼
  • メタボリック症候発症における骨格筋アディポネクチン受容体発現の重要性  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 伊藤 彰彦; 東京大学医科学研究所人癌病因遺伝子分野
    第100回日本病理学会総会 2011年04月 横浜 第100回日本病理学会総会
  • 脳卒中発症後の神経幹細胞の出現へのSDF-1α/CXCR4 系の関与に関する検討  [通常講演]
    伊藤 龍生; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 伊藤 彰彦; 佐藤 隆夫; 橋本 重夫
    第100回日本病理学会総会 2011年04月 日本病理学会(横浜市) 第100回日本病理学会総会
     
    目的;脳卒中自然発症stroke-prone spontaneously hypertensive rats (SHRSP)を使って、病変周囲組織と脳室周囲において神経幹細胞と新生神経細胞が出現することを報告した。さらにstromal cell-derived factor-1α (SDF-1α) / CXCR4が脳外傷後の神経幹細胞の出現に関与していることを報告した。しかしながら脳梗塞後の神経幹細胞の出現とSDF-1α/CXCR4についての報告はない。方法; SHRSPを使って脳卒中発症後の病変周囲組織において神経幹細胞の出現とSDF-1α/CXCR4系について免疫組織学的及び生化学的に調べた。結果;発症周囲組織においてSDF-1α mRNAと蛋白合成の発現増加は認められなかった。発症後、発症周囲組織からSDF-1αが漏出し、周囲組織への拡散が見られ、脳脊髄液中でSDF-1α量の有意な増加が認められた。発症周囲組織ではCXCR4 mRNAと蛋白合成の発現の有意な増加が認められた。発症周囲組織ではnestin陽性細胞像とCXCR4陽性細胞像が一致した。結論;このことから脳卒中発症後に障害を受けた細胞より逸脱した
  • カツオエラスチン分解産物Plorylglysine慢性投与による血管保護作用  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第100回日本病理学会総会 2011年04月 横浜市 第100回日本病理学会総会
     
    【目的】エラスチンは靱帯、肺、動脈等、弾力性、収縮性の必要な組織に多く含まれるタンパク質であり,その分解・変性は種々の疾患の要因になることが知られている。本研究では、カツオ動脈球から精製したElastin peptideの分解産物であるPlorylglysine (PG) を高血圧自然発症ラット(SHR/Izm) に投与し、血管の力学的特性や形態に及ぼす影響を検討した。【方法】生後15週齢のSHR/Izmに対し、RGを (104 nmlo/hr) 浸透圧ポンプを用い、4週間静脈内に慢性持続投与した。【結果】PG投与による血圧・体重への影響は認められなかったものの、PG群の血管内圧はcontrolに比べ有意に低値であり (p<0.05) 、その値はWKY/IzmとSHR/Izm controlの中間に位置した。また、走査電顕の観察において、controlの血管内膜は凹凸不正で内皮細胞の配列が乱れており、細胞表面に多数のクレーターが認められた。一方、PG群の血管内膜の内面は平滑で内皮細胞の配列は整っており、クレーターの数も少なく、内皮細胞の障害が明らかに
  • 妊娠期低タンパク暴露を受けたSHRSPの酸化ストレスに対する感受性の検討  [通常講演]
    竹森 久美子; 村上 哲男
    アンチエイジングセンター第4回研究報告会 2011年02月 東大阪市 アンチエイジングセンター第4回研究報告会
     
    胎児期に低栄養環境に暴露されると,生活習慣病発症のリスクが高くなることが証明されて以来,成人病胎児期発症説という概念が提唱されている。我々は高血圧と糖代謝異常の遺伝素因を併せ持ち,日本人の病態に近いモデルであるSHRSPを用い,胎児期の低栄養環境暴露と出生後の生活習慣病発症の関連について検討を行っている。すでに,低タンパク暴露ラットでは,出生後の食塩感受性亢進に基づく急激な血圧上昇と寿命の短縮が起こること,またこれら現象は孫世代にまで継続することを確認している。本研究では,この病態発生機序を明らかにする目的で,低タンパク暴露ラットの酸化ストレス感受性について調べた。生後10週齢雌雄SHRSPを交配し,妊娠確認後からControl群には20%カゼイン食を,低タンパク食(LP)群には9%カゼイン食を給餌して飼育した。出生後は,2群とも市販飼料(船橋SP飼料)に変更し,離乳後の仔にも市販飼料を給餌した。生後12週齢時に浸透圧ポンプを用
  • 胎児期に低栄養暴露を受けたSHRSPの糖代謝異常増悪の予防  [通常講演]
    上西 梢; 竹森 久美子; 村上 哲男
    アンチエイジングセンター第4回研究報告会 2011年02月 東大阪市 アンチエイジングセンター第4回研究報告会
     
    【目的】胎児期低栄養暴露による糖代謝異常の予防・改善について検討した。【方法】低栄養モデルラットの作成:妊娠を確認したSHRSPに、対照群(市販飼料)の20%エネルギー制限食を与え、生まれてきた仔を低栄養モデルラットとした。実験1:低栄養モデルラットを作成後,4週齢時に群分けを行い,Cont群には市販飼料を,実験群には,4~8週齢(4~8 W群)および8~12週齢(8~12 W群)に,VY(6 mg/kg/day)を混合した市販飼料を自由摂取させ,血圧測定,糖負荷試験を行った。16週齢に肝臓,膵臓,骨格筋,脂肪における,糖代謝関連因子のタンパク発現量,mRNA量を測定した。実験2:低栄養モデルラットを作成後,Cont群,バリルチロシン(VY)群,カプトプリル(CAP)群,サーディンペプチド(SP)群に分け,Cont群には出生1日目からエバミルクのみ,VY群にはVY(1 mg/ml),CAP群にはCAP(0.5 mg/ml),SP群にはSP(7 mg/ml)をそれぞれエバミルクに溶解したものを 1日1回,4週間(SP群のみ3週間)投与し
  • Angiotensin II type 1 receptor阻害薬(ARB)及びNADPH-oxidase阻害薬の投与が脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の糖代謝異常に及ぼす影響  [通常講演]
    青山 晋也; 廣田 有香; 竹森 久美子; 村上 哲男; 加藤 久典
    奈良市 2011年 日本栄養・食糧学会第50回近畿支部大会 奈良市
     
    【目的】高血圧の発症要因の1つとしてrenin-angiotensin system(RAS)の異常が考えられている。RASはNADPH-oxidaseを介して活性酸素を産生することから、高血圧による糖尿病の発症にRASとNADPH-oxidaseを介した活性酸素の増加が考えられる。そこで、高血圧を遺伝素因に持ち、かつ糖代謝異常を併せ持つSHRSPを使用してARB(Losartan)及びNADPH-oxidase阻害薬(Apocynin)の影響を検討した。 【方法】6週齢の雄性SHRSPをControl群、Losartan(30 mg/kg/day)群、Apocynin(2.5 mM)群の3群に分け、各薬剤を6週間飲水にて投与し、耐糖能(OGTT)、腓腹筋でのインスリンシグナル因子の発現を測定した。 【結果及び考察】ARBの投与は耐糖能異常を改善し、その要因として血圧、糖負荷後のインスリン分泌やGlucose Transporter 4(GLUT4)の関与が考えられた。一方、Apocyninの投与は耐糖能異常を改善させたが、血圧やGLUT4には影響せず、Insulin Receptor β subunit及びAktの発現の増加がみられた。以上の結果より、SHRSPの耐糖能異常にARBやNADPH-oxidase阻害薬
  • 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    The 23th Scientific Meeeting of the International Society of Hypertension 2010年09月 カナダ バンクーバー The 23th Scientific Meeeting of the International Society of Hypertension
     
    中枢神経はBBBにより血管に由来する様々な傷害刺激から保護されているが、一旦その破綻が生じると透過性の亢進に基づく脳浮腫・脳出血が生じる。本研究ではヒトの脳卒中モデル動物である脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を用い、脳病変の進行および発症と、酸化ストレスの相関関係を検討した。 動物には生後13齢から17週齢まで各週齢の雄性SHRSPを用いた(n=4-6)。酸化ストレスマーカーとして血漿d-RON Test (Diacron) と血清8-OHdGを、脳組織においてはd-ROM tissueとTBARSの測定を行った。また、血液脳関門および脳微小血管の傷害レベルを調べるために、GLUT-1(血液脳関門のマーカー)、Aquaporine 4 (water channel protein)、 ICAM-1(内皮細胞接着分子)の発現をrealtime‐PCRで検索するとともに、脳病変の組織学的検索を行った。 血中d-ROMレベルは加齢とともに緩やかに上昇するが、16週齢以後顕著となり、17週齢時では13週齢時に比べて有意に高値を示した。また血清8-OHdGも16週齢から
  • Effects of food restriction on lipid and glucose metabolism in obese SHRSP  [通常講演]
    竹森 久美子; 木村 孝志; 伊藤 浩行
    14th International SHR Symposium 2010年09月 カナダ モントリオール 14th International SHR Symposium
     
    背景:新規メタボリックシンドロームモデルラットであるobese stroke-prone SHR (SHRSP/IDmcr-fa,以下obese SHRSP)を用い,糖・脂質代謝に対する食餌制限(FR)の影響を検討した。 方法:生後10週齢の雄性 obese SHRSPに85 % FR を2週間行った。血液生化学的検索を行うとともに,血清adipocytokine量と血清 adiponectin 多量体の分布を測定した。また,精巣上体脂肪組織におけるadipokines と PPARs 発現をrealtime-PCRで検索するとともに, 肝臓と骨格筋におけるGlucose transporter (GLUT)の発現量を測定した。さらにこれらの組織におけるSirt1の発現も併せて検討した。 結果:Controlに比べFR 群では 血清アラキドン酸とLeukotrien B4 レベルが著しく高値を示した。さらに血清adiponectin 総量がFR群で有意に高く,その中でも特に高分子体の割合の増加が認められた。精巣上体脂肪組織においては,PPARγの発現亢進が見られるとともに,leptinの発現低下とadiponectinおよびの発現上昇が認められ,血清レベルの変動と非常によく一致して
  • 松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 籠橋有紀子; 千賀靖子; 小西啓悦; 大谷 浩
    第50回日本先天異常学会総会・学術集会 2010年07月 淡路市 第50回日本先天異常学会総会・学術集会
     
    我々は、栄養・保育・医療教育課程の学生を対象に微量栄養素と先天異常についての意識調査を行っている。近畿大学医学部2009年度教育要項に従い2学年(109名:男性78名、女性31名)を対象に発生学・先天異常学を3日間に集約した教育プログラムを構築・実施し、「微量栄養と先天異常」講義受講前・後調査(学生1,299名:男性318名、女性981名)と比較検討した結果を報告する。調査とその利用については、近畿大学個人情報保護方針(2005)に従った。教育プログラム受講前(後)では、葉酸:36%(81%)、ビオチン:10%(60%)と受講後の微量栄養素の認識率は増加し、先天異常発生因子の理解が薬品・化学物質のみならず栄養に関係する項目にまで広まったことが示唆された。今回の教育プログラムは、従来の講義と同様に学生が先天異常の予防について理解を深める機会として重要な意義があると考えられる。
  • 葉酸の神経管閉鎖障害予防効果の認識向上を目的とする栄養・保育・医療教育における講義の重要性(第3報)  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 籠橋有紀子; 千賀靖子; 小西啓悦; 大谷 浩
    第64回日本栄養・食糧学会大会 2010年05月 徳島市 第64回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】我々は、栄養・保育・医療教育課程の学生を対象に葉酸の神経管閉鎖障害予防効果認識向上を目的として講義と意識調査を行っている。近畿大学医学部2009年度教育要項に従い2学年(109名:男性78名、女性31名)を対象に発生学・先天異常学を3日間に集約した教育プログラムを構築・実施し評価を行った。 【方法】講義(発生学総論6コマ、先天異常学1コマ)、発生学実習(マウス精子の観察・ニワトリ胚の初期発生・マウス胚の組織観察:6コマ)と先天異常学実習(展示パネル文献等による調査・マウス性周期の観察:2コマ)を設けた。択一式・記述式アンケート調査を行い、2006年以降実施している「微量栄養と先天異常」の講義受講前・後アンケート調査(学生1143名:男性307名、女性836名)結果と比較検討し学習効果を評価した。調査とその利用については、近畿大学個人情報保護方針(2005)に従った。 【結果と考察】教育プログラム受講前(後)では、「葉酸」:36%
  • 高血圧モデルラットを用いたカツオ動脈球エラスチンの血管保護作用の検討  [通常講演]
    竹森 久美子; 田渕 正樹; 山本 和夫; 伊藤 浩行; 林兼産業株式会社開発部; 林兼産業株式会社開発部
    第64回日本栄養・食糧学会大会 2010年05月 徳島市 第64回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】エラスチンは靱帯,肺,動脈等,弾力性,収縮性の必要な組織に多く含まれるタンパク質であり,エラスチンの分解・変性は種々の疾患の要因になることが知られている。本研究では, カツオ動脈球から精製したElastin peptide(以下Elastin)を高血圧自然発症ラット(SHR/Izm)に投与し,血管の形態や機能に及ぼす影響を検討した。 【方法】生後20週齢の雄性SHR/Izmにカツオ動脈球由来Elastin 600mg/kg(林兼産業株式会社)を5週間強制経口投与した(各群10例)。血圧・体重は週1回測定した。実験期間終了後,胸部大動脈から幅2 mmの大動脈リング標本を作成し,L-Phenylephirine Hydrochroride (PHE)による収縮反応と,アセチルコリンによる弛緩反応を検索した。また残りの胸部大動脈を用いて,lysyl oxidase,elastin,type III collagenの発現をreal-time PCR法で解析した。さらに,ラットの大動脈を走査電顕・透過電顕で観察した。 【結果】Elastinを投与したSHR/Izmでは,血圧への影響は認められなかった
  • 重症高血圧モデルを用いた脳卒中発症マーカーの検索  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第8回酸化ストレス・抗酸化セミナー 2010年04月 東京都 第8回酸化ストレス・抗酸化セミナー
     
    中枢神経はBBBにより血管に由来する様々な傷害刺激から保護されているが、一旦その破綻が生じると透過性の亢進に基づく脳浮腫・脳出血が生じる。本研究ではヒトの脳卒中モデル動物である脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を用い、脳病変の進行および発症と、酸化ストレスの相関関係を検討した。 動物には生後13齢から17週齢まで各週齢の雄性SHRSPを用いた(n=4-6)。酸化ストレスマーカーとして血漿d-RON Test (Diacron) と血清8-OHdGを、脳組織においてはd-ROM tissueとTBARSの測定を行った。また、血液脳関門および脳微小血管の傷害レベルを調べるために、GLUT-1(血液脳関門のマーカー)、Aquaporine 4 (water channel protein)、 ICAM-1(内皮細胞接着分子)の発現をrealtime‐PCRで検索するとともに、脳病変の組織学的検索を行った。 血中d-ROMレベルは加齢とともに緩やかに上昇するが、16週齢以後顕著となり、17週齢時では13週齢時に比べて有意に高値を示した。また血清8-OHdGも16週齢から
  • 新規メタボリックシンドロームモデルラット (SHRSP/fatty) における発育期食餌制限による糖・脂質代謝の改善  [通常講演]
    竹森 久美子; 井上 敬夫; 増野 功一; 伊藤 浩行
    第99回日本病理学会総会 2010年04月 東京都 第99回日本病理学会総会
     
    【目的】新規メタボリックシンドロームモデルであるSHRSP/IDmcr-fa(SHRSP/fatty)を用い、食餌制限による糖・脂質代謝への影響と長寿遺伝子Sirt1の発現を検討した。【方法】生後10週齢の雄性SHRSP/fattyに対し85%の食餌制限を2週間行った。血液生化学的検索、血清adipokine(leptin, adiponectin)、精巣上体脂肪組織におけるadipokine関連因子の発現、肝臓・骨格筋におけるGlucose transporter(GLUT)の発現を検索した。さらにこれらの組織におけるSirt1の発現を解析した。【結果】食餌制限を行ったSHRSP/fattyでは、血清アラキドン酸とLeukotrien B4の上昇が観察されるとともに、血清lepitinの減少とadiponectin(特に高分子体)の増加が認められた。精巣上体脂肪組織においてはPPARγとadiponectinの発現亢進、leptinの発現低下が認められ、血清レベルと良く一致した変動を示した。Sitr1の発現は脂肪組織で亢進、肝臓で低下していた。肝臓では脂肪変性の抑制とグリコーゲンの貯蔵異常が改善されているとともに、PPARα
  • 骨格筋における新規アディポネクチン作用機構の解析  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 山本 和夫; 増野功一; 木村孝志; 伊藤 浩行
    日本農芸化学会2010年度大会 2010年03月 東京 日本農芸化学会2010年度大会
  • 高アディポネクチン血症ラット(HA-WKY) における骨格筋へのアディポネクチンの作用  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 山本 和夫; 木村 孝志; 増野 功一; 伊藤 浩行
    第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2009年09月 東京 第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経再生に関する検討  [通常講演]
    伊藤 龍生; 佐藤 隆夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2009年09月 東京 第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経再生について検討した。 方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、SHRSPを脳卒中発症直後の急性期群と発症約一ヶ月の慢性期群の二群に分けて実験を行った。急性期群および慢性期群のラット脳切片を分裂細胞のマーカーであるBrdU、神経幹細胞のマーカーであるSOX-2、神経幹細胞および幼弱なアストロサイトのマーカーであるnestin、幼弱な神経細胞のマーカーであるdoublecortin (DCX)および神経細胞のマーカーであるNeuNの免疫組織染色を行って、神経幹細胞の出現およびその神経細胞への分化の評価を行った。 結果:急性期群の脳病変周囲組織ではWK
  • 高adiponectin血症WKY(HA-WKY)における高脂肪食負荷の影響  [通常講演]
    木村 孝志; 竹森 久美子; 井上 敬夫; 山本 和夫; 増野 功一; 伊藤 浩行
    第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2009年09月 東京 第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    [目的]これまでの一連の研究から、我々が系統維持しているWKYは、他の系統のラットに比べて、6週齢時において血中adiponectinレベルが高いということが明らかにされてきた(HA-WKY)。Adiponectinは受容体(AdipoR1、AdipoR2)を介して、AMPKを活性化し、骨格筋における糖の取り込みを促進、肝臓における糖新生の抑制、骨格筋および肝臓での脂肪酸燃焼を促進することで、抗動脈硬化や、抗糖尿病作用があることが知られている。そこで、本実験ではHA-WKYに高脂肪食を負荷し、生活習慣病発症耐性に対する影響をWKY/Izmと比較検討した。 [方法]生後6週齢の雄性HA-WKYおよび、WKY/Izmに高脂肪食(A13270)を4週間負荷し、血液生化学的検索を行うとともに、血清adipokine(adiponectin、leptin)量をELISAで測定した。また、脂肪組織におけるadipokine、adiponectin関連因子の発現および骨格筋・肝臓におけるGlucose transporter(GLUT)の発現をrealtime PCRで測定した。 [結果]高脂肪食を負荷することにより、TP・ALP・T-CHO・インスリン値が
  • メタボリックシンドロームの予防・治療に関する基礎的研究―スタチン・ARB併用投与の影響  [通常講演]
    増野 功一; 竹森 久美子; 井上 敬夫; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2009年09月 東京 第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    【目的】SHRSP/IDmcr-fa/faは加齢に従って高血圧,肥満,高脂血症及び糖尿病を発症することが知られており,最終的には腎機能不全または脳卒中によって状態悪化及び死亡する.以前,我々はメタボリックシンドロームの治療薬であるスタチン又はアンジオテンシン受容体阻害剤(ARB)を投与したところ,いずれの薬剤においても病態の改善が認められた.今回,両剤を併用投与し,処置の影響を検討した. 【方法】13週齢の雄性ラットを2群に分け,対照群,プラバスタチン(100 mg/kg/day)とオルメサルタン(0.1 mg/kg/day)の併用投与群を設定した.投与開始から5週間,薬剤投与および飲水による食塩負荷(1%食塩水)を実施した.血圧・体重の変動を観察するとともに,生後18週齢で安楽殺し,病態の解析を行った. 【結果】体重は対照群で顕著な減少が認められたものの,血圧は対照・投与群間で有意の差は認められなかった.病理組織検査及び血液化学検査の結果,対照群では腎機能
  • 高アディポネクチン血症を示すWistar-Kyotoラット(HA-WKY)におけるアディポネクチン作用機構の検討  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 山本 和夫; 木村 孝志; 増野 功一; 伊藤 浩行
    第59回日本体質医学会総会 2009年07月 東京 第59回日本体質医学会総会
  • 肥満進行期のエネルギー制限によるメタボリックシンドローム発症予防効果  [通常講演]
    竹森 久美子; 木村 孝志; 井上 敬夫; 増野 功一; 伊藤 浩行
    第59回日本体質医学会総会 2009年07月 東京 第59回日本体質医学会総会
     
    【目的】重症の高血圧・高脂血症・インスリン抵抗性を併せ持つSHRSP/IDmcr-fa/faを用い、若年期の生活習慣の改善がメタボリックシンドロームの発生に及ぼす影響を、脂肪細胞の機能変化を中心に検討した。【方法】生後10週齢の雄性SHRSP/IDmcr-fa/faに85%食餌制限を2週間行った(ER群:n=5)。【結果】ER群の脂肪組織ではcontrolに比べてleptinの発現低下とadiponectinの発現上昇が見られるとともに、血清leptinの低下とadiponectinの増加が認められた。脂肪組織内でのadiponectinの多量体分布に変化は認められなかったものの、血清では総量の増加とともに、高分子adiponectinの比率が増加していた。【結論】以上のことから肥満進行期のエネルギー制限は、adipokineの分泌異常を改善することでメタボリックシンドロームの発生を抑制する効果があることが示唆された。
  • 微量栄養素と先天異常についての意識調査(第3報)  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 短期大学部; 健康栄養学科; 生活学科; リハビリテーション学部; 医学部; 解剖学講座
    第49回日本先天異常学会学術総会 2009年06月 鹿児島市 第49回日本先天異常学会学術総会
     
    我々は、栄養・保育・医療課程に在学する学生を対象に微量栄養素(葉酸、ビタミンA、ビオチン、亜鉛)と先天異常の関係についての認識向上を目的として調査を行っている。すでに本学会では「微量栄養素と先天異常」の講義受講前・後のアンケート調査から微量栄養素の認識率について報告した。今回は、認識を持った時期について報告する。調査とその利用については、近畿大学個人情報保護方針(2005)に従った。受講前アンケート調査を行った1533名(男性382名、女性1151名)の微量栄養素の認識度は、前回に比べ回答数は倍増したが変化は見られなかった。認識した時期:現在の所属でか、過去の経験(小・中・高校・他)では、葉酸:62%(38%)、ビタミンA:25%(75%)、ビオチン:74%(26%)、亜鉛:31%(69%)であった。「葉酸」、「ビオチン」の認識は、「現在の所属」とした回答率が高く、「現在の所属」における学習機会の重要性が示唆された。「ビタミンA」、「亜鉛」の
  • 栄養・保育・医療課程において葉酸の神経管閉鎖障害予防効果の認識向上を目的とする講義の重要性(第2報)  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 籠橋有紀子; 千賀靖子; 小西啓悦; 大谷 浩
    第63回日本栄養・食糧学会大会 2009年05月 長崎市 第63回日本栄養・食糧学会大会
     
    【目的】我々は、栄養・保育・医療課程の学生を対象に葉酸の神経管閉鎖障害予防効果認識向上を目的として講義と意識調査を行っている。今回は、講義前の調査から「葉酸」、「先天異常」、「神経管異常」、「葉酸と神経管閉鎖障害」の認識を持った時期と情報源について報告する。 【方法】大阪府、島根県、奈良県、兵庫県内の大学・短期大学・専門学校生、合計1533名(男性382名、女性1151名)に対して、「微量栄養と先天異常について」の講義受講前にアンケート調査(四肢択一形式と記述)を行った。調査とその利用については、近畿大学個人情報保護方針(2005)に従った。 【結果】認識率は、葉酸47.7%、先天異常79.1%であり、ほぼ半数以上の学生が知識を持っていることが判った。しかし、神経管閉鎖障害については18.1%、葉酸と神経管閉鎖障害の関係については11.7%とこれらの認識率は1/5に満たないことが判った。また、知った時期:現在の所属か、過去の経験(小・中・高
  • 肥満進行期の食餌制限によるメタボリックシンドロームの発症予防  [通常講演]
    竹森 久美子; 木村 孝志; 井上 敬夫; 増野 功一; 伊藤 浩行
    第63回日本栄養・食糧学会大会 2009年05月 長崎市 第63回日本栄養・食糧学会大会
     
    (目的)肥満をともなう高脂血症はメタボリックシンドロームの中心的要因であり、その是正は続発症予防における必須の課題である。本研究では重症の高血圧・高脂血症・インスリン抵抗性を併せ持つSHRSP/IDmcr-fa/faを用い、肥満進行期の生活習慣の改善がメタボリックシンドロームの発生にどのような影響を及ぼすかを、脂肪細胞の機能変化を中心に検討した。 (方法)生後10週齢の雄性SHRSP/IDmcr-fa/faに85%食餌制限を2週間行った(ER群:n=5)。血液生化学的検索を行うととともに、血清adipokineをELISAで測定した。また脂肪組織におけるadipokine関連因子の発現および脳・肝・大腿筋におけるGlucose transporter(GLUT)の発現をrealtime PCRで検索した。さらに血清および脂肪組織内におけるadiponectin 多量体の解析をWestern blotで行った。 (結果)ER群ではcontrolに比べインスリン・AST・TG・BUNが低値を、T-CHO・TPは高値を示しており、肝機能と腎機能は維持されていた。またこれらのラットの肝臓では、
  • メタボリックシンドロームの病態に関する実験的研究 II.モデル動物を用いた治療法の検討  [通常講演]
    竹森 久美子; 増野 功一; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第98回日本病理学会総会 2009年05月 京都市 第98回日本病理学会総会
     
    【目的】高血圧・肥満ラット(SHRSP/IDmcr-fa/fa)を用いて、病態検索を行うとともに、薬剤や食餌制限の影響を検討した。【方法】雄のSHRSP/IDmcr-fa/fa(生後10-13週)を用いて、5週間のAT1 receptor blocker (ARB、0.1mg/kg) 投与、あるいは2週間の85%食餌制限(ER群)を行い、adipokineの発現や凝固能および線溶活性におよぼす影響を検索した。【結果】ARB投与群では、血清leptin、adiponectin濃度に変化は認められなかったが、血漿PAI-1活性の低下、脂肪組織PAI-1 mRNAの発現亢進が認められた。T-CHOとTGの低下が認められたが、血糖値には影響は認められなかった。一方、ER群では、血中のleptinの減少、adiponectinの上昇が認められ、脂肪組織内の発現変動とよく一致していた。PAI-1や血液凝固能への影響はみられなかったが、線溶活性の亢進が認められた。【結論】以上の結果は、本モデルがメタボリックシンドロームの治療法の開発に有用であることを示すと共に、臓器障害の発生には凝固・線溶系の異常も重要
  • メタボリックシンドロームの病態に関する実験的研究 I. 高血圧・肥満を有する新規モデルラットの有用性  [通常講演]
    増野 功一; 竹森 久美子; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第98回日本病理学会総会 2009年05月 京都市 第98回日本病理学会総会
     
    【目的】高血圧モデルであるSHRSPに肥満・高脂血症モデルであるZucker Fatty ratの原因遺伝子(leptin受容体の変異)を導入した新規モデルラットSHRSP/IDmcr- fa/fa(以下SP/ZF)を用い,原因遺伝子を持たないSHRSP/IDmcr-+/+(以下Lean)との比較において,メタボリックシンドロームモデルとしての有用性を検討した.【方法】13週齢の雄ラットに食塩を負荷し,5週間後,病理検査,生化学検査とともに血中のadipokineの検索を行った.【結果】SP/ZFではクレアチニン,トリグリセリドおよび血糖値が高値であった.adiponectinの総量は高値を示したが,高分子体はほとんど認められなかった.腎臓の糸球体・血管病変が高度にみられ,膵ラ氏島の増大が見られた。一方、Leanは2週目までに半数以上が脳病変を発症して死亡し,高度の脂肪萎縮が認められた。【考察】SP/ZFでは高血圧,肥満,高脂血症および糖尿病といった複数の因子が合併しており,メタボリックシンドロームの病態モデルとして有用と考えら
  • 高アディポネクチン血症モデルラットの諸性質の検討  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 木村孝志; 増野功一; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    日本農芸化学会2009年度大会 2009年03月 福岡 日本農芸化学会2009年度大会
  • SHRSPの血中及び脂肪組織におけるアディポネクチンの質的異常の検討  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 木村孝志; 増野功一; 伊藤 浩行
    第44回高血圧関連疾患モデル学会 2008年11月 島根 第44回高血圧関連疾患モデル学会
  • メタボリックシンドロームにおける凝固・線溶系異常に関する実験的研究  [通常講演]
    竹森 久美子; 木村 孝志; 岡田 清孝; 増野 功一; 松尾 理; 伊藤 浩行
    第31回日本血栓止血学会学術集会 2008年11月 大阪市 第31回日本血栓止血学会学術集会
     
    脳卒中ラットSHRSPと肥満ラットZFの交配により確立されたSHRSP-ZFは重症の高血圧・肥満・糖尿病を自然発症し、やがては脳卒中あるいは腎不全で死亡するもので、ヒトのメタボリックシンドロームのモデルとして極めて有用である。そこで、このモデルを用いて、病態の検索とともに、薬剤や食餌制限の影響を検討した。雄のSHRSP-ZF(生後10-12週)を用い、血中leptin, adiponectin, PAI-1活性、脂肪細胞におけるadipokineの発現、また線溶活性と凝固能を検索した。一部のラットにはAT1 receptor blocker(ARB)を5週間、また一部のラットには2週間の食餌制限をおこない、その影響を検索した。SHRSP-ZFでは著しい肥満(体重450g)・高血圧(250mmHg)が見られ、高血糖・高脂血症とともに肝機能・腎機能異常が認められた。血中ではleptinの上昇やadiponectinの低下が見られたが、これらの異常はいずれもARB投与により改善された。SHRSP-ZFではprothrombin時間の延長が見られることから、凝固・線溶系の異常が推測され
  • 幼若期の生活改善によるメタボリックシンドロームの発症予防~食餌制限を中心に~  [通常講演]
    木村 孝志; 竹森 久美子; 増野 功一; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第44回高血圧関連疾患モデル学会 2008年11月 島根 第44回高血圧関連疾患モデル学会
     
    生活習慣の悪化は心筋梗塞・脳血管障害・糖尿病発症のリスクを高めることが指摘されている。特に肥満をともなう高脂血症はメタボリックシンドロームの中心的要因であり、その是正は続発症予防における必須の課題である。そこでメタボリックシンドロームのモデル動物としてSHRSP/IDmcr-fa/faを用い、幼若期の生活習慣の改善がメタボリックシンドロームの発生にどのような影響を及ぼすかを、糖・脂質代謝および脂肪細胞の機能を指標として検討した。生後10週齢の雄性SHRSP/IDmcr-fa/faを2群に分け、うち1群(ER群:n=5)に2週間の食餌制限を行った。ER群の体重減少が実験開始時の20%未満となるように設定した。血液生化学的検索を行うととともに、血清adipokine(leptin, adiponectin, PAI-1活性)の測定をELISAで行った。また精巣上体および後腹膜脂肪組織における脂肪細胞関連因子(PPARγ, leptin, adiponectin, PAI-1)の発現および脳・肝・大腿筋におけるGlucose transporter(GLUT)の発現をrealtime PCRで検索し
  • メタボリックシンドロームの予防・治療に関する基礎的研究―スタチン又はARB投与による病態の改善  [通常講演]
    増野 功一; 竹森 久美子; 井上 敬夫; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    第44回高血圧関連疾患モデル学会 2008年11月 島根 第44回高血圧関連疾患モデル学会
     
    SHRSP/IDmcr-fa/faは加齢に伴って高血圧,肥満,高脂血症及び糖尿病を発症することが知られており,最終的には腎機能不全または脳卒中によって死亡する.そこでメタボリックシンドロームの病態を解明し、かつ治療に対する基礎資料を得るために、メタボリックシンドロームの治療に有効と考えられているスタチン又はアンジオテンシン受容体阻害剤(ARB)を投与し、病態に及ぼす影響を検討した。13週齢の雄性ラットを対照群,プラバスタチン投与群(100 mg/kg/day),オルメサルタン投与群(0.1 mg/kg/day)に分け、5週間,薬剤投与および飲水による食塩負荷(1%食塩水)を実施した。18週齢で屠殺し、血液生化学検査とともに血中および後腹膜脂肪組織におけるadipokineの比較検討を行った。体重は対照群で顕著な減少が認められたものの,血圧には3群間で有意差が認められなかった。病理組織検査及び血液化学検査の結果,両群で腎機能(糖尿病性・高血圧性腎病変及び血中クレアチニン
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経幹細胞に関する検討(2)  [通常講演]
    伊藤 龍生; 佐藤 隆夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    13th International SHR Symposium 2008年06月 Prague, Czech Republic 13th International SHR Symposium
     
    背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経幹細胞の出現とその分化について検討した。 方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、SHRSPを脳卒中発症直後の急性期群と発症約一ヶ月の慢性期群の二群に分けて実験を行った。急性期群および慢性期群のラット脳切片を分裂細胞のマーカーであるBrdU、神経幹細胞のマーカーであるSOX-2、神経幹細胞および幼弱なアストロサイトのマーカーであるnestin、幼弱な神経細胞のマーカーであるdoublecortin (DCX)および神経細胞のマーカーであるNeuNの免疫組織染色を行って、神経幹細胞の出現およびその神経細胞への分化の評価を行った。 結果:急性期群の
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経幹細胞に関する検討(1)  [通常講演]
    伊藤 龍生; 佐藤 隆夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    HYPERTENSION 2008年06月 Berlin HYPERTENSION
     
    背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経幹細胞の出現とその分化について検討した。 方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、SHRSPを脳卒中発症直後の急性期群と発症約一ヶ月の慢性期群の二群に分けて実験を行った。急性期群および慢性期群のラット脳切片を分裂細胞のマーカーであるBrdU、神経幹細胞のマーカーであるSOX-2、神経幹細胞および幼弱なアストロサイトのマーカーであるnestin、幼弱な神経細胞のマーカーであるdoublecortin (DCX)および神経細胞のマーカーであるNeuNの免疫組織染色を行って、神経幹細胞の出現およびその神経細胞への分化の評価を行った。 結果:急性期群の
  • 微量栄養素と先天異常についての意識調査(第2報)  [通常講演]
    松尾 拓哉; 竹森 久美子; 木原 隆英; 村上 哲男; 島根県立大学短期大学部健康栄養学科; 樟蔭東女子短期大学生活学科; 四條畷学園大学リハビリテーション学部; 島根大学医学部解剖学講座
    第48回日本先天異常学会学術集会 2008年06月 東京都 第48回日本先天異常学会学術集会
     
    我々は、栄養・保育・医療課程に在学する学生を対象に微量栄養素(葉酸、ビタミンA、ビオチン、亜鉛)と先天異常の認知の向上を目的として意識調査を行っている。第47回本学会では、「微量栄養素と先天異常」受講前に四肢択一式アンケート調査を行った356名(男性76名、女性280名)の調査結果を発表した。今回、新たに372名(男性94名、女性278名)の回答を加え、合計728名について受講前・後のアンケート調査(受講前:四肢択一形式と記述、受講後:五肢択一形式と記述)から葉酸の認知率について検討を行った。調査とその利用については、近畿大学個人情報保護方針(2005)に従った。 受講前の認知度は、今回(前回)それぞれ葉酸52.0%(59.7%)、葉酸と神経管閉鎖障害の予防12.6%(7.9%)であった。また、他人への助言(自由記述)設問の回答率は、受講前13.2%から受講後54.6%となり、有意な増加(p<0.001)を示した。 前回に比べ回答数は倍増したが、葉酸の認知度
  • The composition of adiponectin multimers in stroke-prone spontaneously hypertensive rats  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 増野 功一; 伊藤 浩行
    13th International SHR Symposium 2008年06月 Prague, Czech Republic 13th International SHR Symposium
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経幹細胞の出現に関する検討  [通常講演]
    伊藤 龍生; 佐藤 隆夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第97回日本病理学会総会 2008年05月 金沢 第97回日本病理学会総会
     
    背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経幹細胞の出現とその分化について検討した。 方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、分裂細胞のマーカーであるBrdU、神経幹細胞のマーカーであるSOX-2、神経幹細胞および幼弱なアストロサイトのマーカーであるnestin、幼弱な神経細胞のマーカーであるdoublecortin (DCX)および神経細胞のマーカーであるNeuNを用いて、免疫組織染色を経時的に行い、神経再生の評価を行った。 結果:脳卒中発症直後ではSOX-2+ / nestin+ 細胞及びBrdU+ / DCX+ 細胞が認められた。Subventricular zone(SVZ)ではSOX-2+ / nestin+ 細胞とDCX陽性細胞が多数認められた。発症約一ヶ月後ではBrdU+
  • 高血圧性臓器障害の進展・増悪に対する脂肪組織中renin-angioteinsin系の関与  [通常講演]
    竹森 久美子; 増野功一; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第97回日本病理学会総会 2008年05月 金沢 第97回日本病理学会総会
     
    (目的)重症高血圧およびその続発症発生に対する内臓脂肪組織のadipokine産生系とrenin-angiotensin系(RAS)の関与を検討した。(方法)6、12、20週齢の雄性WKYおよびSHRSPを用い、精巣上体脂肪細胞の粒子面積、leptin、adiponectin、PPARγの発現、血清leptin、adiponectin濃度、脂肪細胞におけるAT1、AT2 receptorの発現とACE活性を比較した。(結果)重症高血圧を発症したSHRSPでは内臓脂肪の著しい萎縮が認められ、脳卒中発症例では血清leptin、adiponectin濃度と脂肪細胞におけるleptinの発現が低値を示したが、adiponectinやPPARγの発現には差が認められなかった。脂肪細胞のAT1, AT2 receptorの発現は両系統とも6週齢で最も高く、加齢にともない低下し脳卒中発症例で最も低値を示した。また6週齢における脂肪組織内ACE活性はWKYに比べてSHRSPで有意に高値を示した。(結論)以上の結果は、幼弱期における脂肪組織のRASの亢進が成熟後の脂肪萎縮をもたらし、高血圧性臓器障害発生に大きく関与していることを示唆し
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラットにおけるアディポネクチン多量体形成について  [通常講演]
    井上 敬夫; 竹森 久美子; 濱口梨花; 増野功一; 伊藤 浩行
    日本農芸化学会2008年度大会 2008年03月 名古屋 日本農芸化学会2008年度大会
  • Adipokine Secretion Is Regulated By Local RAS In SHRSP  [通常講演]
    竹森 久美子; 増野 功一; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    13th International SHR Symposium 2008年 13th International SHR Symposium
     
    高血圧性臓器障害発生に対する脂肪細胞におけるadipokine産生系と局所renin-angiotensin系の関与を検討した。WKYに比べてSHRSPでは著しい内臓脂肪の萎縮が見られた。さらにSHRSPではadipokineレベルが低値であるとともに、幼弱期におけるrenin-angiotensin系(RAS)の亢進が認められた。また発育早期のSHRSPに短期間ARBを投与し、RASを抑制すると脳病変発症と脂肪萎縮が抑制され、leptinの分泌に改善がみとめられた。以上のことから重症高血圧の際のadipokine産生には脂肪細胞内のRASが関係していることが推測される。
  • Possible involvement of the renin-angiotensin system in adipose tissue in the aggravation of end-organ damage in severe hypertension  [通常講演]
    竹森 久美子; 増野 功一; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    Hypertension 2008(22nd Scientific Meeting of the International Society of Hypertension) 2008年 ベルリン Hypertension 2008(22nd Scientific Meeting of the International Society of Hypertension)
     
    重症高血圧およびその続発症発生に対する脂肪組織におけるadipokine産生系とrenin-angiotensin系の関与を検討し、脂肪萎縮は高血圧性臓器障害発生の増悪に関与すること、また、発育早期にrenin-angiotenisn系を阻害することにより、成熟後の脂肪萎縮とともに臓器発生抑制が抑制されることを明らかにした。以上の結果は脂肪組織におけるadipokine産生系とrenin-angiotensin系が密接に関連していることを示している。
  • 重症高血圧における動脈壁elasticityおよび結合組織代謝の変化  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    日本エラスチン研究会 第5回学術集会 2007年12月 東京 日本エラスチン研究会 第5回学術集会
     
    【目的】大動脈は典型的な弾性型動脈で、著明な拡張・収縮により単なる血液の通路としてではなく、第2の心臓としての役割を果している。特に上行大動脈形態的・機能的異常は血液循環の障害をもたらすだけではなく、高血圧や大動脈弁輪拡張症あるいは解離性大動脈瘤の病態にも大きく関与している。今回、重症の高血圧における上行大動脈の異常を明らかにするために、形態的・機能的検索を試みた。 【方法】生後18週齢の雄性Wistar-Kyoto rat (WKY) および脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)を各6例用いた。大動脈起始部の内側・外側の張力を胸部大動脈(中央部、横隔膜直上)の張力と比較するとともに、大動脈中膜におけるLysyl oxidase, Elastin, Type III collagenの発現をrealtime-PCRで比較した。さらに平滑筋Phenotype変換関連因子である血中のTNF-αとPAF量の比較検討を行った。 【結果】正常血圧であるWKYに比べSHRSPでは230mmHg以上の重症高血圧を示した。 血管壁の張力を比較する
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経幹細胞に関する検討  [通常講演]
    伊藤 龍生; 佐藤 隆夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第43回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2007年09月 大阪市 第43回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経幹細胞の出現とその分化について検討した。 方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、SHRSPを脳卒中発症直後の急性期群と発症約一ヶ月の慢性期群の二群に分けて実験を行った。急性期群および慢性期群のラット脳切片を分裂細胞のマーカーであるBrdU、神経幹細胞のマーカーであるSOX-2、神経幹細胞および幼弱なアストロサイトのマーカーであるnestin、幼弱な神経細胞のマーカーであるdoublecortin (DCX)および神経細胞のマーカーであるNeuNの免疫組織染色を行って、神経幹細胞の出現およびその神経細胞への分化の評価を行った。 結果:急性期群の
  • Angiotensin II type 1 receptor 阻害薬の早期投与は成熟後のrenin-angiotensin系の亢進を抑制して脳微小血管傷害を防止する  [通常講演]
    濱口 梨花; 竹森 久美子; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    第43回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2007年09月 大阪市 第43回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    幼若期のSHRSPに短期間、少量のAT1 receptor 阻害薬(ARB)を投与することにより、成熟後の高血圧性病変の発生が抑制され生存日数が著しく延長することを報告した。この機序を明らかにするために、ARB投与が全身のrenin-angiotensin 系(RAS)におよび脳微小血管傷害の発生にどのような影響をおよぼすかを検討した。生後5週の雄性SHRSPを2群に分け、生後6週より1群8例にはARB(candesartan, 1mg/kg/day) を、対照群7例にはvehicleのみを、11週まで5週間投与した。以後、血圧・体重の変動を観察すると共に生後20週において屠殺し、高血圧性脳病変の発生および酸化ストレスのマーカーとしてヒドロペルオキシド量をFRAS4 (Wismerll) を用いて測定した。さらにRAS関連分子として血中reninおよび angiotensin II濃度をradioimmunoassayで、reninおよびAT1/AT2 receptorの発現をRT-PCRにより検索した。血中および組織中のACE活性はHPLCを用いて測定した。投与終了後から20週までの血圧は投与群で幾分低値であったが、
  • 高血圧性臓器障害の進展・発展に対する脂肪細胞の影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 増野 功一; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第43回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 2007年09月 大阪市 第43回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
     
    脂肪細胞はメタボリックシンドロームの中心的役割を演じており、高血圧発症にも深く関わっていると考えられている。一方SHRSPでは高血圧の進行とともに脂肪組織の著しい萎縮が生じる。このような変化は血圧上昇がmildなSHRには見られないことから、肥満のみならず脂肪の萎縮もまた血管の機能や病変の発生に関与する可能性が考えられる。本研究では SHRSPにおける重症高血圧およびその続発症発生に対する内臓脂肪組織の関与を検討した。動物には生後6,12,20週齢の雄性WKYとSHRSPを用いた。脂肪細胞の形態学的相違を調べるために後腹膜脂肪細胞を分離・培養し、粒子面積を計測した。またadipokineの産生を比較するために血清adiponectinおよびleptin濃度を測定するとともに精巣上体脂肪組織におけるadiponectin, leptin, PPARγの発現をrealtime PCRで比較した。SHRSPでは高血圧の進行とともに内臓脂肪、特に後腹膜や腸間膜の脂肪組織の著しい萎縮が認められた。脂肪細胞面積を比較したところ、WKY
  • 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の大脳における神経再生の検討  [通常講演]
    伊藤 龍生; 佐藤 隆夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第96回日本病理学会総会 2007年03月 大阪国際会議場 第96回日本病理学会総会
     
    背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経再生について検討した。 方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、BrdU、幼弱な神経細胞のマーカーであるDCXおよび神経細胞のマーカーであるNeuNの免疫染色を経時的に行って神経再生の評価を行った。 結果:脳卒中発症直後ではDCX陽性細胞が多数見られ一部ではBrdUとDCX共に陽性を示す細胞が認められた。さらに発症約一ヶ月後ではBrdUとNeuN陽性の細胞が少数認められた。 考察:脳病変周囲で発症早期から新生神経細胞(DCX陽性)が出現し、成熟神経細胞(NeuN陽性)へ分化することが示された。このことから新生神経細胞をコントロールするこ
  • 重症高血圧の発症に及ぼす脂肪萎縮の影響  [通常講演]
    増野 功一; 竹森 久美子; 井上 敬夫; 伊藤 浩行
    第96回日本病理学会総会 2007年03月 大阪市 第96回日本病理学会総会
     
    重症の高血圧を示すSHRSPでは内臓脂肪の萎縮が見られるが、よりマイルドな高血圧を示すSHRでは見られないことから、高血圧の重症化に脂肪細胞の機能異常が関与していることが推測される。そこで、SHRSPにおけるadipokineの加齢に伴う変動を正常血圧のWKYと比較すると共に、脂肪除去あるいは脂肪移植の影響を検討した。SHRSPでもWKYでも血中のadiponectin量は加齢と共に減少し、かつ両者の間に有意の差は認められなかった。血中leptin量はWKYでは上昇が認められたが、SHRSPでは大きな変動は見られず、生後20週ではWKYに比べ明らかに低値であった。SHRSPより大網を除去したところ血圧上昇の促進が見られ、leptinに減少傾向が認められたが、adiponectinは不変であった。成熟WKYの内臓脂肪を背部皮下に移植したSHRSPでは血圧への影響は認められず、leptin量も不変であったが、adiponectinには増加傾向が認められた。以上のことからSHRSPにおける高血圧の重症化には脂肪細胞の萎縮に基づくadipokineの分泌異常
  • 膀胱壁弾性線維の微細構造に関する3次元的検索  [通常講演]
    伊藤 浩行; 竹森 久美子; 松本 成史; 杉本 公一
    第4回日本エラスチン研究会学術集会 2006年12月 東京 第4回日本エラスチン研究会学術集会
     
    弾性線維およびその構成蛋白であるエラスチンの特徴は、形態学的に微細構造が不明であること、不溶性蛋白で分子溶液が得られないことである。従来、弾性線維に関する形態学的研究は動脈壁における弾性線維を対象に行われており、中心部のamorphous componentと周囲のmicrofibri1が構成成分として同定されている。これまでamorphous componentにおける微細構造を明らかにするために様々な方法が試みられてきたが、未だ満足すべき結果は得られていない。今回、従来弾性線維の研究において全く対象とされていなかった膀胱壁を組織学的に検索したところ、膀胱壁では弾性線維は動脈壁とは全く異なる分布、形態を示すことが判明した。そこで、膀胱壁における弾性線維の形態学的特徴を明らかにするために超高圧電顕(UHVEM)を用い厚い切片の電顕的検索を行った。ウサギ膀胱壁をKOHおよびcollagenaseで処理した後、型のごとく電顕用に固定した。一部の試料はタンニン酸あるいはカテキン処理を行
  • Possible involvement of nitric oxide generated by leukocyte in hypertensive cerebral injury in stroke prone SHR(SHRSP)  [通常講演]
    伊藤 浩行; 竹森 久美子
    International Symposium on the Genomic Hypertension Research and Therapy; GHRT 2006 2006年11月 Taipei International Symposium on the Genomic Hypertension Research and Therapy; GHRT 2006
     
    遺伝性高血圧における脳微小血管障害の発生機序を、脳卒中易発症性SHR(SHRSP)を用いて、形態学的および生化学的に検索した。超高圧電顕による3次元的検索により、神経細胞・血管内皮細胞および好中球の接着の詳細が明らかにすると共に、共焦点レーザー顕微鏡およびフローサイトメーターにより好中球における一酸化窒素の産生を証明した。これらの一連の病態にangiotensin IIが重要な役割を演じていることを明らかにした。(英文)
  • EFFECTS OF A BRIEF TREATMENT OF STROKE-PRONE SHR WITH CANDESARTAN AT PREHYPERTENSIVE STAGE ON HYPERTENSIVE END-ORGAN DAMAGE IN THE ADULTS AND LIFE-SPAN OF THEIR OFFSPRING  [通常講演]
    伊藤 浩行; 山本 和夫; 竹森 久美子
    The 21st Scientific Meeting of the International Society of Hypertension 2006年10月 Fukuoka The 21st Scientific Meeting of the International Society of Hypertension
     
    To investigate the effects of prehypertensive short-term treatment with candesartan, we administered candesartan (1mg/kg/day) to male SHRSP from 5 to 10 weeks of age. Pathophysiological examination was carried out at 27 weeks of age. Furthermor, candesartan was administered to both male and female SHRSP at the same manner and then brother-sister breeding was performed at 11 weeks of age and the lifespan of the offspring was monitored. Hypertensive end-organ damage was markedly suppressed in the treated group. PRA, plasma A II levels, and cerebral ACE activity were significantly lower in the treated group. Lifespan in the offspring obtained from treated group was significantly longer as compared to that in the control group. These results demonstrated that early treatment with candesartan for 5 weeks is effective not only for the prevention of hypertensive end-organ damage after maturation but also prolonged the lifespan of their offspring.
  • Perivascular adipose tissue promotes vessel constriction to perivascular nerve activation  [通常講演]
    Yu-Jing Gao; 竹森 久美子; Liying Su; Chao Lu; Wensheng An,Robert; M.K.W. Lee; Ayar M. Sharma
    The 21st Scientific meeting of the international society of hypertension 2006年10月 福岡市 The 21st Scientific meeting of the international society of hypertension
  • ELONGATION OF LIFE SPAN IN F1 RATS OBTAINED FROM SHRSP ADMINISTERED ARB AT PREHYPERTENSIVE STAGE  [通常講演]
    竹森 久美子; 山本 和夫; 前西 修; 伊藤 浩行
    京都市 2006年10月 The 12th International SHR Symposium 京都市
     
    We investigate the effects of prehypertensive short-term treatment with candesartan(CA) on hypertensive sequelae in SHRSP and on the lifespan of their offspring. In the Experiment I, we administered CA (1mg/kg/day) to male SHRSP from 5 to 10 weeks of age. Hypertensive end-organ damage and the activation of local and circular RAS was markedly suppressed in the CA group at 27 weeks of age. In the Experiment II, CA was administered to both male and female SHRSP at the same manner of Exp1. Brother-sister breeding was performed at 11 weeks of age and the lifespan of the offspring was monitored. The lifespan in the offspring in CA group was significantly longer that in the control group. All the rats in both groups developed cerebral lesions. These results suggested that early treatment with CA is effective not only for the prevention of hypertensive end-organ damage after maturation but also prolonged the lifespan of their offspring due to long-term effect of RAS inhibition.
  • LEUKOCYTE ACTIVATION AND NO PRODUCTION IN SEVERE HYPERTENSION --- IN RELATION TO CEREBRAL MICROANGIOPATHY  [通常講演]
    竹森 久美子; 土手 健作; 伊藤 浩行
    21st Scientific Meeting of the International Society of Hypertension 2006年10月 福岡市 21st Scientific Meeting of the International Society of Hypertension
     
    We studied the direct evidence of leukocyte-endothelial cell adhesion and NO production in cerebral cortex of SHRSP. Leukocyte-rich fraction and coronal sections (2um) of cerebral cortex were obtained from WKY and SHRSP. 3D reconstruction and electron tomogram was carried by Ultra-high voltage electron microscope. By the electron tomography, it was clearly indicated that leukocyte adhered to endothelial cell with microvilli. In the confocal examination, DAF 2DA (NO indicator) positive cells were closely coincident to anti-granulocyte-positive cells. In the flow cytometric analysis, the fluorescence intensity was much greater in SHRSP than in WKY. Such enhanced NO production was suppressed by iNOS inhibitor. This is the first direct evidence of leukocyte-endothelial cell adhesion and subsequent NO production in leukocytes in the stroke lesion of SHRSP cerebral cortex. These results suggest that leukocytes have an important role in the initiation of hypertensive cerebral injury.
  • 脂肪細胞萎縮症モデルマウス(A-ZIP/F1 mice)における血管反応性の比較  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第56回日本体質医学会総会 2006年09月 広島市 第56回日本体質医学会総会
     
    脂肪細胞の血圧調節に及ぼす作用を明らかにするために脂肪細胞萎縮症のモデル動物であるA-ZIP/F1 mice(A-ZIP)を用いて血圧と血管反応性に対する脂肪の影響を検討した。A-ZIPでは生後10週齢からWild type(WT)に比べて有意な血圧上昇が認められた。A-ZIPの大動脈周囲には褐色脂肪細胞がわずかに存在するのみで、腸間膜動脈周囲の脂肪細胞もほとんど認められなかった。WTでは脂肪細胞を含む大動脈リング標本は、脂肪細胞を除去したものに比べagonistによる収縮反応が明らかに抑制されたのに対し、A-ZIPでは脂肪の有無による差は認められなかった。またWTでは脂肪細胞を含む大動脈をインキュベートした溶液を脂肪細胞を除去した血管にtransferすると著しい血管弛緩反応が認められたが、A-ZIPではそのような変化は認められなかった。以上の結果から血管周囲脂肪細胞に血管弛緩因子が存在し、A-ZIPではその産生が減少していることが血圧上昇の要因と考えられた。
  • 脂肪細胞欠損症マウスの血圧上昇と抵抗血管における血管反応性の亢進  [通常講演]
    竹森 久美子; Lili Ding; Chao Lu; Liying Su; Wensheng An; Yu-Jing Gao; Robert M.K.W. Lee
    Ontario hypertension Society Annual spring conference 2006年05月 Toronto Ontario hypertension Society Annual spring conference
     
    脂肪細胞欠損症のモデルマウスであるA-ZIP/F1は生後10週齢からwild typeに比べ血圧の上昇が認められる。この血圧上昇が血管周囲の脂肪細胞の有無に関連するのではないかと考え、脂肪細胞をつけたままの血管をインキュベートした溶液を脂肪を除去した血管に移し替え、その後の血管の反応性を比較した。Wild typeでは著名な血管弛緩反応が認められたが、A-ZIP/F1ではそのような変化は認められなかった。またA-ZIP/F1の腸間膜動脈のPhenylephrineに対する反応はWild typeに比べて亢進していた。以上の結果は血管周囲の脂肪細胞の減少による末梢血管の血管反応性の亢進は脂肪細胞由来の血管弛緩因子産生の減弱に基づくものであり、これは脂肪細胞萎縮症モデルマウスの血圧上昇の一因になっていると推測される。(英文)
  • 竹森 久美子; 前西 修; 伊藤 浩行
    第95回日本病理学会総会 2006年05月 東京 第95回日本病理学会総会
     
    脂肪組織の過剰な蓄積(肥満)は糖尿病や高血圧などの危険因子となるが、逆に脂肪組織が減少する脂肪細胞萎縮症においても高血圧を発症する例がある。そこで我々は脂肪細胞萎縮症のモデル動物であるA-ZIP/F1 mice(A-ZIP)を用いて血圧と血管反応性に対する脂肪の影響を検討した。A-ZIPの大動脈周囲には褐色脂肪細胞がわずかに存在するのみで、腸間膜動脈周囲の脂肪細胞もほとんど消失していた。血圧は10週齢からWild type(WT)に比べて有意に高値であった。WTでは血管周囲の脂肪細胞を含む大動脈リング標本は、脂肪細胞を除去したものに比べagonistによる収縮反応が明らかに抑制されたのに対し、A-ZIPではそのような影響は認められなかった。またAngiotensin II に対する反応性はA-ZIPで有意に高く、大動脈におけるAT1 receptorの発現も亢進していた。以上の結果からA-ZIPでは血管周囲脂肪細胞に血管弛緩因子が存在し、WTに比べてその産生が減少していることが推測された。さらにAT1 receptorを
  • ケラチノサイトのエラスチン新生に対する光線照射の影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第4回日本エラスチン研究会学術集会 2006年 東京都 第4回日本エラスチン研究会学術集会
     
    目的:皮膚の老化は生理的老化と光老化の2つに分けられる。生理的老化の組織学的所見はエラスチンを含む細胞外マトリックスの一般的な減少と弾性繊維の崩壊が特徴である。それに対し、光老化における組織学的所見はsolar elastosisと呼ばれるもので、真皮網上層での変性弾性繊維の蓄積が特徴的である。また弾性繊維染色で、均質化、断裂、あるいは塊状の沈着が認められるにもかかわらず、光老化による弾性繊維の蓄積のメカニズムは未だ明らかにされていない。今回我々はキノセンランプによる特殊なフィルターを組み合わせることにより、太陽光と同様のスペクトルを有し、且つ遠紫外・遠赤外波長を除いた照射装置を用い、ヒト表皮角化細胞を用いて光線照射によるtoropoelastinの発現の変化に対する影響を検討した。方法:新生児包皮由来ケラチノサイト(KURABO)を96 well plateに5x103cell/wellで播種し、30分間光線照射を行った(照射角度70度、照射距離70cm、照射照度9mW/cm2、照射
  • 培養細胞を用いたエラスチン新生の検討 I.平滑筋細胞における増殖因子の影響  [通常講演]
    前西 修; 伊藤 浩行; 竹森 久美子; 石田 浩之
    第3回日本エラスチン研究会 2005年11月 北九州 第3回日本エラスチン研究会
     
    動脈における平滑筋細胞の形質転換とそれに伴うエラスチン産生の変化を明らかにするために、ヒト血管平滑筋細胞をコラゲンゲルを用いて3次元的に培養し、インスリン様増殖因子(IGF)の影響を検討した。電子顕微鏡により形態的変化を観察するとともに、Tropoelastin, Lysyl oxidaseの発現を検索した。
  • 培養細胞を用いたエラスチン新生の検討Ⅱ:ケラチノサイトにおける光線照射の影響  [通常講演]
    石田 浩之; 伊藤 浩行; 竹森 久美子; 前西 修
    第3回日本エラスチン研究会 2005年11月 北九州 第3回日本エラスチン研究会
     
    ヒトにおけるsolar elastosisの病態を明らかにするために,ヒト ケラチノサイトを培養し,光線照射の影響を検討した。キセノンランプに遠紫外・遠赤外線を制御するフィルターを装着することにより,より太陽に近い光線とし,1日2回,1日30分,4日間照射した。形態学的変化を観察するとともに,Tropoelastion, Lysyl oxidaseの発現を検索した。
  • 妊娠期間プログラミングに対するニコチン影響と血圧・血管周囲脂肪細胞の作用  [通常講演]
    Yu-Jing Gao; 竹森 久美子; Liying Su; Wensheng An; Robert M.K.W.Lee; Alison C Holloway; Warren G. Foster
    Canadian Hypertension Society 26th Annual Meeting 2006 2005年10月 Palais des Congr?s、Motreal Canadian Hypertension Society 26th Annual Meeting 2006
     
    妊娠中の喫煙は出生後の子供の成長に対して様々な影響を及ぼすと言われ、動物実験では母獣に対するニコチンの単独投与により子供の出生時の体重減少、成長後の体重増加などが生ずることが知られている。一方、最近の研究では血管周囲の脂肪細胞(PVFT)が血管弛緩因子を産生することが報告されている。本実験ではWistar-Kyoto ratを用いて血管周囲脂肪細胞による血管収縮抑制作用と、妊娠期間中のニコチン暴露の影響を検討した。生後10週齢以降、ニコチン暴露を受けた仔ラットの血圧はcontrolに比べ10-14%上昇した。PVFTの有無で腸間膜動脈におけるphenylephrine, serotonin, and U 46619に対する血管の反応性を比較すると、controlではPVFTの存在下ではこれらのagonistによる収縮反応が抑制されたが、ニコチン投与群ではこのような差は認められなかった。またニコチン投与群の大動脈周囲脂肪細胞では褐色脂肪細胞に特異的に発現するuncoupling protein 1陽性細胞数がcontrolに比べて増加しており、脂肪細胞
  • 血管周囲脂肪細胞による血管収縮ーSuperoxideの関与ー  [通常講演]
    Yu-Jing Gao; 竹森 久美子; Liying Su; Wensheng An; Robert M; K.W. Lee; Arya m. Shrma
    4th International Symposium on Obesity and Hypertension 2005年10月 Berlin, Germany 4th International Symposium on Obesity and Hypertension
     
    最近の研究では血管周囲脂肪細胞が血管弛緩因子を産生している事が報告されているが収縮因子に関しての検討は未だ行われていない。本実験では血管周囲脂肪細胞(PVAT)の電気刺激(EFS)下での血管収縮への関与についての検討を行った。材料にはWistar ratの上腸間膜動脈を用いた。PVAT intact (PVAT+)な腸間膜動脈リング標本はPVAT を除去した(PVAT-)ものに比べEFSによる収縮反応が著しく高値を示した。このリング標本にラジカルスカベンジャーであるSODを前投与するとPVAT-に比べてPVAT+の血管収縮反応を強く抑制した。NADPH oxidase, cyclooxygenase, tyrosine kinase, MAPK/ERK, そしてp38 MAP kinaseの阻害剤はEFSによるPVAT+の血管収縮を抑制したが、xanthine oxidaseとcytochrome P450 monooxygenaseの阻害剤にはそのような効果は認められなかった。一方、PVAT-にpyrogallolを用いて外因性のsuperoxideを産生させると、EFSやphenylephrineによる血管収縮反応は著しく亢進した。この収縮反応はtyrosine kinase, MAPK/ERK、そしてp38 MAP kinaseの阻害剤に
  • 白色脂肪細胞欠損トランスジェニックマウスの血圧上昇と血管反応性  [通常講演]
    竹森 久美子; Yu-Jing Gao; Liying Su; Wensheng An; Robert M; K.W. Lee
    Canadian Hypertension Society 26 th Annual Meeting 2006 2005年10月 Palais des Congr?s, Motreal, Canada Canadian Hypertension Society 26 th Annual Meeting 2006
     
    脂肪細胞萎縮症では高インスリン血症、高血糖などのインスリン抵抗性をともなう糖尿病を惹き起こされるが、いくつかの症例では高血圧を発症することが報告されている。A-ZIP/F1 miceは脂肪細胞萎縮症のモデル動物として作成されたトランスジェニックマウスであり、体内の白色脂肪細胞が欠損するとともに重度のインスリン抵抗性を示すことが知られているが、高血圧を発症するのかは明らかにされていない。そこで我々はA-ZIP/F1 miceの血圧と血管反応性をWild Typeと比較検討した。A-ZIP/F1 miceの血管周囲には褐色脂肪細胞がわずかに存在するのみであり、血圧は生後10週齢からWild typeに比べ有意に高値を示した。そこで血管周囲の白色脂肪細胞の欠損が血圧上昇に関与するのではないかと考え、血管周囲脂肪細胞の有無で血管反応性を比較した。Wild typeでは血管周囲の脂肪細胞が存在するとagonistによる収縮反応が明らかに抑制されたのに対し、A-ZIP/F1 miceでは脂肪細胞の有無にかかわらず、
  • 妊娠期間中のニコチン暴露による血圧上昇と血管周囲脂肪細胞の性質の変化  [通常講演]
    Yu-Jing Gao; 竹森 久美子; Liying, Su; Wensheng An; Lufang Yang; Robert M.K.W.Lee; Alison C Holloway; Warren G. Foster
    Ontario Hypertension Society Annual Spring conference 2005年05月 White oaks Conference Centre, Niagara on the lake, Ontario Ontario Hypertension Society Annual Spring conference
     
    最近の疫学調査では、妊娠期間中に喫煙していた女性の出産した子供の高血圧発症の増加が報告されているが、その機序については明らかにされていない。我々はすでにWistar ratを用い、妊娠期間中にニコチンを投与した母獣から生まれた仔ラットでは血管周囲脂肪細胞(PVFT)の持つ血管収縮抑制作用が減弱することを報告した。今回はWKYを用いて胎児および新生児のニコチン暴露に対する血圧と血管反応性に対する影響を検討した。ニコチン投与を行った母獣から生まれた仔ラットでは生後10週齢から血圧上昇が観察された。また大動脈の血管周囲脂肪細胞ではcontrol に比べてニコチン投与群で褐色脂肪細胞に特異的に発現するuncoupling protein-1陽性反応を示す細胞が増加しており、褐色脂肪細胞数の増加が認められた。一方controlの腸間膜動脈ではPVFTの存在下ではPVFTを取り除いたものに対してphenylephrine, serotonin, U46619による血管収縮作用が有意に抑制されたのに対し、ニコチン群ではそのような
  • 脂肪細胞萎縮症モデルマウスの血圧と血管反応性の検討  [通常講演]
    竹森 久美子; Yu-Jing Gao; Liying Su; Wensheng An; Robert M; K.W. Lee
    Ontario Hypertension Society Annual Spring conference 2005年05月 White oaks Conference Centre, Niagara on the Lake, Ontario Ontario Hypertension Society Annual Spring conference
     
    脂肪細胞萎縮症では糖尿病、インスリン抵抗性、高インスリン血症のほかに高血圧を発症することがあるが、その発生機序については明らかにされていない。A-ZIP/F1 miceは脂肪細胞萎縮症のモデルマウスであり、先天的に全身の白色脂肪細胞が消失しているとともに褐色脂肪細胞量もWild typeに比べて著しく低下している。しかし、これらのマウスが高血圧を発症するかは明らかではない。我々はこのA-ZIP/F1 miceがWild typeに比べ生後10週齢から血圧が有意に高値を示すことを明らかにした。そこで血管周囲の脂肪細胞の分布を比較してみると、Wild typeの大動脈周囲の脂肪細胞は大量の白色脂肪細胞に覆われているのに対し、A-ZIP/F1 miceではごくわずかな褐色脂肪細胞が存在するのみであった。また腸間膜動脈周囲の脂肪細胞はほとんど消失していた。Wild typeでは脂肪細胞を存在させたままの大動脈は脂肪を除去したものに比べ、Agonistに対する収縮反応が著しく抑制されたのに対し、A-ZIP/F1 miceでは
  • Angiotensin IIによる好中球の活性化とNO産生亢進  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    第40回高血圧自然発症ラット(SHR)学会 2004年09月 大阪 第40回高血圧自然発症ラット(SHR)学会
     
    (目的)SHRSPの脳微小血管障害発生において,好中球の活性化と,それに伴って産生されるNO関連ラジカルが傷害因子として重要な役割を演じている。そこで高血圧に関連する体液性因子であるAngiotensin II(AII)に注目し,好中球の活性化とNO産生亢進に対するAIIの影響をin vivo, in vitroの両面から検討した。(方法)実験1 生後10週齢のSHRSPにAII(0.75μg/kg/hr)を浸透圧ポンプを用いて1週間持続投与し,好中球におけるMac-1,AT1 receptorそしてiNOSの発現を調べるとともに,NO代謝産物の測定を行った。実験2 20週齢のWKYおよびSHRSPのLeukocyte-rich fractionにおけるNO産生をNO指示薬DAF-DA(1μM)を用いて共焦点レーザー顕微鏡により観察した。またSHRSPの好中球をAII(10μM)およびLPS (100ng/ml)で刺激した場合,あるいはAT1 receptor blocker (10μM), iNOS阻害剤(10μM)を用いて抑制した場合の培地中のNO産生をDAF-2(0.5mM)を用いて経時的に測定した。(結果)実験1 Mac-1の発現は,無処置のWKYに比べてSHRSPで高値を示したが
  • 重症高血圧における好中球の活性化とNO産生に対するAngiotensin IIの役割  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 伊藤 浩行
    第93回日本病理学会総会 2004年06月 札幌 第93回日本病理学会総会
     
    【目的】重症高血圧における好中球の活性化とNO産生に対するAngiotensin II (AII)の影響をSHRSPを用いて検討した。【方法】実験1)生後10週齢で血圧が200mmHg以下のSHRSPに浸透圧ポンプを用いAIIを1週間持続投与(7.5?g/kg/hr)した。投与終了後,白血球画分におけるMac-1, AT1 receptor, iNOSの発現を検索するとともに,血漿中のNO代謝産物を測定した。実験2)SHRSPの白血球画分をAIIで刺激した後,NO蛍光指示薬であるDAF-2DA (5?M)を添加し,共焦点レーザー顕微鏡で細胞内のNOの産生を観察した。【結果】実験1)WKYに比べSHRSPではMac-1の発現は高値を示したが,無処置のSHRSPとAII処置群の間に差が認められなかった。一方,AT1 receptor, iNOSの発現と血漿NO代謝産物はAII処置したSHRSPで著しく高値を示した。実験2)白血球画分では抗好中球抗体に対し陽性反応を示す細胞が数多く見られ,その細胞でNOの産生が行われていることを確認した。また,AII刺激によりNOの産生は著しく増加した。【結論】好中球の活性
  • 血管平滑筋細胞の形質転換、遊走に対する細胞外マトリックスの影響  [通常講演]
    前西 修; 石田 浩之; 竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第93回日本病理学会総会 2004年06月 札幌 第93回日本病理学会総会
     
    血管平滑筋細胞(SMC)の遊走・増殖には、細胞外マトリックス(ECM)との接着が重要なeventであることが知られている。我々は動脈硬化病変におけるSMCの増殖・遊走および形質転換に対するECMと増殖因子の役割を検討している。今回はコラーゲンゲルによる3D培養での影響を検討した。 [方法]コラーゲンゲル下でヒトSMCを培養し、培養プレートの一端にTGF-β、CTGFによる刺激を加えた。1週間後、刺激部と非刺激部における増殖・遊走能を検討するとともに、蛍光免疫染色法および透過電顕でSMCを比較した。 [結果]コラーゲンゲル内でのSMCは、平面培養でみられるような“hill-and-valley”像を示さず、立体的に分布し、配列に規則性は認められなかった。増殖因子による刺激を加えることによって、刺激部位に向かうようなSMCの密な増殖とphenotypeの変換がみとめられた。 [考察]動脈硬化では、初期病変部に集まった合成型のSMCによって病変がさらに増悪すると考えられており、そ
  • 大脳皮質におけるNOの産生と病変発症との関係  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 伊藤 浩行
    The XIth International Symposium on the SHR and Cardiovascular Risk-Genetics to Disease Prevention 2004年05月 Portland The XIth International Symposium on the SHR and Cardiovascular Risk-Genetics to Disease Prevention
     
    これまでの一連の研究において好中球由来のNOが高血圧性脳微小血管障害のメディエイターとして重要な役割を果たしていることが推測された。しかしNOそのものの産生は証明されておらず、また、病変発生における関わりも不明であった。そこで、NOの産生を形態学的に証明するとともに高血圧性病変との関連を検索した。SHRSPとWKYの好中球を分離し、DAF-2DAをincubation mediumに添加して細胞内の取り込みを調べたところ、SHRSPから分離した好中球ではNO産生細胞が多く、また蛍光強度も強いことから、多くのNO産生があることが証明された。一方、大脳皮質よりビブラトームを用いて200μmの切片を作成して、DAF-2DAを投与してNO産生を検索した。DAF-2DAの蛍光は血管内皮細胞および神経細胞に認められたが、グリア細胞には認められなかった。出血を起こした部位ではヘモジデリンを含有したMφに強い蛍光が認められた。 以上の結果からratでの好中球や大脳皮質の血管内皮細胞および神経細胞
  • エラスチンの構造はどこまでわかるか?  [通常講演]
    伊藤 浩行; 竹森 久美子
    第1回日本エラスチン研究会 2003年11月 仙台 第1回日本エラスチン研究会
     
    動脈壁よりエラスチンを分離し,NaOHで精製した後,超高圧電子顕微鏡を用いて観察し,およそ25nmのメッシュワーク構造が存在することを報告した。
  • 高血圧性脳微小血管における細胞内透過性亢進の発生機序  [通常講演]
    石田 浩之; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 山本 和夫
    第53回日本体質医学会総会 2003年09月 大阪 第53回日本体質医学会総会
     
    重症の高血圧では、GLUT-1やAquaporin-4の発現異常により血液脳関門の機能低下が生じ、細胞内透過性亢進が惹き起されること、また血管内皮細胞やグリア細胞におけるこれらの分子の発現にはAngiotensin IIが関与していることを報告した。
  • SHRSPの脳・心血管障害におけるCaの役割  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 伊藤 浩行; 山本 和夫
    第39回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会 2003年06月 東京 第39回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会
     
    Caは血管平滑筋や心筋細胞における収縮蛋白や結合組織蛋白の発現調節に関わっており、SHRSPに対するCa拮抗剤投与は増殖因子、収縮因子および細胞外マトリックス等の産生異常を改善することにより心拡張能の低下の抑制に有効であることを報告した。
  • 高血圧続発症に対するレニン-アンジオテンシン系阻害剤の治療効果  [通常講演]
    石田 浩之; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 山本 和夫
    第39回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会 2003年06月 東京 第39回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会
     
    重症の高血圧を発症してからのrenin-angiotensin系阻害による降圧治療は脳、心、腎の病態を改善することを明らかにし、その機序として血圧低下とともにAngiotensin II抑制による心血管系のリモデリングが関与していることを報告した。
  • Ca拮抗剤による臓器保護作用に関する実験的検索  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    2003年04月 
    N型Ca拮抗剤は重症の高血圧を発症したSHRSPの脳、心、腎障害発生に対して血圧非依存性の臓器保護作用を有しており、特に心筋では高血圧に基づくリモデリングの改善をもたらすことを報告した。
  • 高血圧素因に基づく血管傷害に対するインスリンの影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    第52回日本体質医学会総会 2002年11月 那覇 第52回日本体質医学会総会
     
    高血圧性血管傷害は血糖値やインスリン濃度の上昇によって増悪されることを明らかにし,その機序としてglucose toxicityやインスリンを介するRedox系の関与が考えられることを報告した。
  • SHRSPにおける脳微小血管透過性亢進の発生機序  [通常講演]
    石田 浩之; 竹森 久美子; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第38回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会 2002年10月 和歌山 第38回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会
     
    SHRSPの大脳皮質での微小血管透過性亢進は血液脳関門における糖輸送担体の機能低下とグリア細胞のwater channel proteinの異常によることを明らかにし,これらの異常にrenin-angiotensin系が関与していることを報告した。
  • AT1 receptor阻害剤による臓器保護作用の検討:SHRSPにおける脳微小血管障害  [通常講演]
    竹森 久美子
    第38回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会シンポジウム 2002年10月 和歌山 第38回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会シンポジウム
     
    AT1 receptor阻害剤による臓器保護作用の一つとして,SHRSPにおける血管性脳浮腫の発生を血圧非依存性に抑制することを明らかにするとともに,その機序として全身循環系および大脳皮質局所におけるrenin-angiotensin系の抑制により,好中球,内皮細胞における接着分子の発現抑制,およびそれに続くRedox系の抑制によることを報告した。
  • 脳卒中易発症性SHRの大脳皮質における微小血管傷害に対するAT1レセプター阻害剤の影響  [通常講演]
    伊藤 浩行; 竹森 久美子; 石田 浩之; 鈴木 庸之
    12th China-Japan Joint Meeting on Pharmacology 2002年10月 上海 12th China-Japan Joint Meeting on Pharmacology
     
    重症の高血圧による脳浮腫の発生機序を脳卒中易発症性SHRを用いて検索し,好中球と内皮細胞の活性化が重要な要因である事を明らかにするとともに,これらはともにAT1レセプター阻害剤により,血圧非依存性に抑制される事を報告した。(英文)
  • 高血圧血管障害におよぼすレモン果皮フラボノイドの影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 石田 浩之; 山本 和夫; 伊藤 浩行
    第56回日本栄養・食糧学会大会 2002年07月 札幌 第56回日本栄養・食糧学会大会
     
    複数のリスクファクター(高血圧・高血糖)の負荷による血管障害の発生においてフリーラジカルが重要な役割を演じていること,またレモン果皮フラボノイドは抗酸化物質として血管障害に対して防衛的に作用することを明らかにした。
  • Renin-angiotensin系の早期抑制による脳血管障害の予防  [通常講演]
    竹森 久美子; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第91回日本病理学会総会 2002年03月 横浜 第91回日本病理学会総会
     
    幼若期に短期間AT1 receptor阻害剤を投与したSHRSPでは,成熟後の脳微小血管障害の発生と循環・局所renin-angiotensin系(RAS)活性化の抑制が認められたことから,RASが内皮細胞の機能や病態に深く関与しており,その早期阻害により高血圧性脳血管障害を予防しうる事を報告した。
  • SHRSPにおける心血管系の機能異常とそれにおよぼすα-blockerの影響  [通常講演]
    山本 和夫; 竹森 久美子; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第37回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会 2001年10月 長崎 第37回高血圧自然発症ラット(SHR)学会総会
     
    重症の高血圧を発症したSHRSPにおける心血管系の異常を明らかにするとともに、これらに対するα-blockerの影響を検討した。リスクファクターの負荷による血管病変の増悪は、 α-blocker投与により抑制され、その原因として交感神経系の関与が推測された。
  • AT1 receptor阻害剤の早期投与による脳血管障害の予防  [通常講演]
    竹森 久美子; 前西 修; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第37回SHR学会 2001年10月 長崎 第37回SHR学会
     
    脳血管障害を高率に発症するSHRSPに幼若期の一定期間のみレニン-アンジオテンシン系阻害薬を投与することにより,成熟後の脳病変の発症が抑制されることを報告した。
  • アスコルビン酸合成不能遺伝子を導入したSHRの心血管系の異常について  [通常講演]
    山本 和夫; 竹森 久美子; 伊藤 浩行; 堀尾 文彦
    第51回日本体質医学会総会 2001年09月 和歌山 第51回日本体質医学会総会
     
    アスコルビン酸合成不能遺伝子をSHRに導入し、新しいモデル動物 (SHR-od)を開発した。このラットにおける心血管系の特徴を検索し、アスコルビン酸は、動脈壁のコラーゲン代謝を介して高血圧およびその続発症の発生に重要な役割を演じている事を報告した。
  • 高血圧素因に基づく内皮細胞傷害と外因性因子における修飾  [通常講演]
    竹森 久美子; 伊藤 浩行
    第51回日本体質医学会総会 2001年09月 和歌山 第51回日本体質医学会総会
     
    高血圧素因に基づく内皮細胞傷害は様々な外因性因子によって制御されており,その一つとして好中球由来のNOラジカル産生亢進が重要な要因であること,これらの一連の反応にはAngiotensin IIがmediatorとして重要な役割を演じていることを報告した。
  • マルティプルリスクファクターによる動脈壁伸展性の低下と外因性Elastaseの影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 前西 修; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第33回日本動脈硬化学会総会 2001年06月 東京 第33回日本動脈硬化学会総会
     
    高血圧・高血糖および高インスリン血症などのリスクファクターの負荷により動脈壁の伸展性が著しく低下することを示すとともに,外因性Elastaseはこれらの変化に防御的に作用することを報告した。その機序として,動脈壁における細胞外マトリックスの組成の変化が重要であることを報告した。
  • 脳微小血管透過性亢進機序の検討  [通常講演]
    前西 修; 竹森 久美子; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    10th International Symposium on SHR and Molecular Medicine 2001年05月 ベルリン 10th International Symposium on SHR and Molecular Medicine
     
    SHRSPではWKYに比べてICAM-1,GLUT-1,AQP-4,VEGFの発現亢進がみられた。このことから高血圧状態では内皮細胞やグリア細胞の機能的な変化があり、透過性亢進にこれらの細胞のactive transportが重要であることが示唆された。
  • SHRSPの好中球と内皮細胞におけるAT1 receptorを介した接着分子の発現の制御機構  [通常講演]
    竹森 久美子; 前西 修; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    10th International Symposium on SHR and Molecular Medicine 2001年05月 ベルリン 10th International Symposium on SHR and Molecular Medicine
     
    重症高血圧における脳微小血管傷害において,AIIはAT1 receptorを介して好中球および内皮細胞を活性化し,接着分子の発現や細胞傷害性のNOの産生を亢進させることで傷害因子として重要な役割を演じていることを報告した。(英文)
  • 卵巣摘除ラットの血管機能に及ぼすmultiple risk factorの影響  [通常講演]
    前西 修; 竹森 久美子; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第90回日本病理学会総会 2001年04月 東京 第90回日本病理学会総会
     
    卵巣摘除したSHRSPに高脂肪、高果糖を負荷しその影響を検討した。女性ホルモンが血小板や好中球の機能を制御する事で動脈傷害に対して予防的に作用していることを示すとともに、動脈壁における細胞外マトリックスの代謝にも関与していることが示唆された。
  • 高血圧における脳微小血管の病態に関する免疫組織学的検索  [通常講演]
    落合 健; 竹森 久美子; 前西 修; 伊藤 浩行; 鈴木 庸之
    第90回日本病理学会総会 2001年04月 東京 第90回日本病理学会総会
  • AT1 receptorを介するNO産生と内皮細胞傷害  [通常講演]
    竹森 久美子; 前西 修; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第90回日本病理学会 2001年04月 東京 第90回日本病理学会
     
    重症高血圧状態でみられる脳微小血管の内皮細胞傷害の発生機序における好中球の関与を検索し,好中球由来のNOが重要な役割を演じていること,およびその発現がAT1 receptorを介して制御されることを報告した。
  • 高血圧・高脂血症・高血糖による内皮細胞障害の発生 I.発生機序の検索  [通常講演]
    前西 修; 竹森 久美子; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第32回日本動脈硬化学会 2000年06月 浦安 第32回日本動脈硬化学会
     
    実験群では動脈に脂肪沈着を生じ、血管内皮細胞のICAM-1発現亢進とともに血中PAFの上昇がみられた。ラットでも複数のリスクファクターで内皮細胞障害に起因する血管病変が助長され、その発生にはサイトカインが重要であることが示唆された。
  • 高血圧・高脂血症・高血糖による内皮細胞障害の発生 2.Elastase投与の影響  [通常講演]
    竹森 久美子; 前西 修; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第32回日本動脈硬化学会総会 2000年06月 浦安 第32回日本動脈硬化学会総会
     
    高血圧・高脂血症・高血糖の合併により,ラットにおいても動脈病変の増悪が見られることを明らかにするとともに,血管障害に対して外因性Elastaseは防御的に作用することを報告した。
  • ラット大脳皮質における血管透過性とwater channel protein(Aquaporin-4)の発現  [通常講演]
    前西 修; 竹森 久美子; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第89回日本病理学会総会 2000年04月 大阪 第89回日本病理学会総会
     
    SHRSPではWKYに比べて、ICAM-1,AQP-4の発現亢進がみられた。このことから高血圧による脳浮腫の発生は、内皮細胞の接着亢進による血液脳関門の機能低下、さらには微小血管周囲のグリア細胞における水バランスの異常によりもたらされることが示唆された。
  • マルチプルリスクファクターとラットにおける血管病変の発生  [通常講演]
    落合 健; 竹森 久美子; 前西 修; 伊藤 浩行; 鈴木 庸之
    第89回日本病理学会総会 2000年04月 大阪 第89回日本病理学会総会
  • 好中球・内皮細胞におけるAT1 receptorの発現と高血圧性脳障害の発生  [通常講演]
    竹森 久美子; 前西 修; 落合 健; 鈴木 庸之; 伊藤 浩行
    第89回日本病理学会 2000年04月 大阪 第89回日本病理学会
     
    高血圧における脳微小血管の内皮細胞傷害の発生機序を検索し,好中球と内皮細胞の両方にAT1 receptorが存在し,このレセプターを介して接着分子の発現がもたらされる事を明らかにし,好中球と内皮細胞の接着が内皮細胞障害を惹き起こすことを報告した。

MISC

受賞

  • 2020年06月 日本小児栄養研究会 第17回日本小児栄養研究会 優秀演題
     糖代謝異常発症に対する緩やかな胎児期低栄養暴露の関与 JPN japan_society 
    受賞者: 竹森久美子
  • 2018年12月 第16回日本機能性食品医用学会総会 優秀演題賞
     高血圧性腎血管傷害に対するエラスチンペプチドの抑制効果 JPN japan_society 
    受賞者: 竹森 久美子;山中重明;米谷 俊
  • 2014年03月 日本小児栄養研究会 第10回日本小児栄養研究会優秀演題
     低出生体重ラットの糖・脂質代謝異常発症に対するL-グルタミン酸ナトリウム投与の影響 
    受賞者: 竹森 久美子
  • 2000年 SHR学会
     JPN

共同研究・競争的資金等の研究課題

その他のリンク

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